【後味の悪い話】筒井康隆「生きている脳」

148 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/28(木) 20:18:02
筒井康隆「生きている脳」
重病で余命いくばくも無い男。
自分の財産や会社が親族や重役たちに食いつぶされるのを心配して延命を医者に相談すると、
治療は不可能だが冷凍睡眠か脳だけを保存するかなら可能だと言う。
冷凍睡眠の人体実験は既に成功してるので、功名心に駆られた医者は前例の無い脳保存を勧める。
男は脳だけで生きのびたって見たり話したり出来ないんじゃ意味が無いと訴えるが、
それはいずれ技術が発達すればなんとかなると医者。駄目押しに
「理論的には何百年も生きられるんですよ」
その一言で男も手術を決意。

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[ 2016/08/31 20:27 ] 筒井康隆 | TB(0) | CM(1)

【後味の悪い話】筒井康隆「さなぎ」

140 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/16(土) 04:27:31
筒井康隆「さなぎ」
増え続ける少年犯罪に手を焼いた政府が「さなぎセンター」を創設する
大人に対して反抗するとそこに収容され
薬物を打たれ 透明なケースの中でさなぎのように醜悪な姿で固まり
ビクリビクリと「自分の反抗が失敗する」夢を見続ける
そこで「反抗がいかに愚かで無意味なのか」を骨の髄まで刷り込まれ
別人のようにスポイルされ骨抜きにされて社会に返される

主人公始め少年たちは 「さなぎセンター」に送られるのが嫌で
大人たちに愛想笑いを返しながら鬱屈した毎日を送っている
大人たちはそんな少年たちが 心の中に反抗心を隠し持ってるのを感じ
何とか「さなぎセンター」に送り込もうと挑発と虐待を繰り返す

父親からの挑発と暴力をへらへら笑ってひたすら耐える主人公
心の中で「復讐してやるぞ」と思い続けながら
そうして何年も何年も父親の暴力を受け続け 復讐を誓い続け
父親はある日 ぽっくりと死んでしまう
主人公は復讐を誓い続ける

俺だけがこんな目にあっていいはずがない
俺の子供にも同じ事をしてやる
逆らえるはずがない
逆らったら 「さなぎセンター」行きなのだから

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[ 2016/08/08 21:21 ] 筒井康隆 | TB(0) | CM(0)

【後味の悪い話】筒井康隆の小説

194 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/30(水) 20:38:20
筒井康隆の小説でもそういうのあった。
江戸時代、裏稼業がバレそうになった悪徳医者が辺鄙な離れ小島に逃げてくる。
都会の有名な医者だってんで無知蒙昧な村人に有難がられてやりたい放題、
ロクな薬も処方せずに高い医療費をふんだくる。
その内取れるものがなくなると今度は患者の女房や娘に手を出し始め、
あげくに老若男女赤ん坊まで見境無しにレイプしまくりの地獄絵図。

とうとう漁師の男がインチキを告発するんだけど、
医学知識をべらべらまくし立てて反撃されると手も足も出ず
逆にまんまと言いくるめられた村人たちに半殺しにされる。
当然治療もしてもらえず、延々苦しんだ挙句男はあぼーん。

そろそろ潮時と、前々から目を付けてた娘を拉致してトンズラこく医者。
(この娘だけは取り巻きが大勢いて手を出せなかった)
船の上でさて娘に挑みかかろう…としたらなんと「立たない」
畜生なんてこったいと医者が絶望してエンド。

さんざん悪事やらかしておいて、報いがたったそれだけかよと。

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[ 2016/07/21 18:08 ] 筒井康隆 | TB(0) | CM(1)

【後味の悪い話】貫井徳郎の短編

980 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/03(火) 01:02:00
貫井徳郎の短編。
主人公は結婚相談所勤務。
その相談所では紹介が上手くいかない男性会員に、
女性社員が3回に渡ってデート指南をするコースをもうけていた。
3回は違う社員が教官となる決まりだったが、たまたま主人公は3回(か2回)同じ会員の指南をすることに。
すると男性会員はだんだん彼女に特別な感情を持つようになり、彼女にプレゼントを持ってきたりする。
彼女が教官として褒めたことを、女性として男性の自分を認めてくれてると誤解したのだ。
同僚女性に相談するものの、いまいち危機感の足りない主人公。
しかし男性は主人公の家の近くまで現れて、返されたプレゼントを受け取ってほしいと言う様に。
同僚女性のアドバイスを思い出し、はっきり断り振り切るものの、やはり不安だ。
そして男性は再び彼女の前に姿を現す。ついに女性は警察に通報。
同僚女性が主人公を迎えに来てくれる。
さらにそのとき、最近女性の家の近所で連続して女性が襲われる事件が多発してることから、
彼がその犯人なのでは、と警察に言ってみたそうなのだ。
「やりすぎでは」と思いつつも「でも自業自得かも」と思いなおす主人公。
同僚女性と別れて家路につく。ふと、夜道で不安を感じる主人公。誰かが後をつけてきているようだ。
徐々に歩調を速めるが依然誰かが後ろにいる。迫り来る恐怖に駆け出す主人公。
しかし誰かはもうすぐ後ろまで迫っているのだった。

[ 2016/06/15 19:28 ] 筒井康隆 | TB(0) | CM(0)

【後味の悪い話】「定年食」

872 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/01(日) 04:47:37
確か筒井康隆のショートショート。題は忘れた。
ある会社員が定年を迎えた日。「もうお別れですね」と慕われていた社員たちからとても惜しまれる。
帰りに近いうちに同じく定年になる同僚と、近くの喫茶店に寄ると店主の気が触れていた。
「例の法律が自由業にも適用されたからな」と納得する主人公に同僚は「逃げませんか」と持ちかける。
主人公は「若くないから無理」と断るが、同僚は「こんな事は間違っている。私は一人でも逃げる」と去る。
自宅に帰った主人公を妻と、普段は寄り付かない子供たちが出迎える。
勧められるまま風呂に入り白い浴衣に着替えた主人公を宴がまっている。
主人公が酒を飲み気分が良くなったところで、包丁を持った・・・・
あとは淡々と主人公を分ける家族たち。子供が「脛を齧るのは子供だから、私が貰っていくね」なんて言ったり。
最後に妻が残った陰部をみて終わるだったと思う。

要するに人口増大の為、一定年齢以上の人が対象のカニバリズムを復活させたお話。
「此処が旨い」からと取り合う子供たちや、お裾分けをねだりに来た近所の人たちがより後味悪くさせた。
うろ覚えだけど、逃げないように子供が喫茶店の外に迎えにきていたと思う。

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[ 2016/06/13 23:11 ] 筒井康隆 | TB(0) | CM(0)


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