【後味の悪い話】Sound Horizonという語り物系の歌

653 名前:本当にあった怖い名無し :2009/02/22(日) 15:37:45
赤まんまの話でなんとなく思い出したけど、
Sound Horizonという語り物系の歌をやってるグループの「Sacrifice」という曲。
ttp://www.youtube.com/watch?v=ovCSjDqiv14&feature=related
(うp者コメント欄にに歌詞つき)

 

歌詞の内容を要約すると、

無邪気な笑顔の妹は、“神に愛されたから、生まれつき幸福だった”。
“一人では何も出来ない可愛い天使”、
器量が悪いことを負い目に思っている姉は、誰からも愛される妹を妬み、
妹なんか死んでしまえばいいのにと思う。
すると翌日妹は高熱で寝込み、驚いた姉は反省し神に懺悔する。
その甲斐あってか妹は回復したが、今度は母が死病に倒れ、臨終の床で
「あの子(妹)は他人(ひと)とは違うから、あなたが助けてあげてね」と言い遺す。
母の死後、姉は生活のために朝から晩まで働き(妹が働いている描写はない)、




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貧しいながらも二人で幸せに暮らしていた。
ところがある晩、妹の妊娠が発覚し、姉はひどくショックを受ける。
村の男達はバツが悪そうに口をつぐみ、おかみさん連中は妹を罵倒する。
村ぐるみで妹に責任を押し付け、未婚娘の妊娠騒ぎを悪魔と契った子ということにして
妹を魔女狩りの火あぶりにかける。

最初、地味で堅実に働いてる姉を横目に
軽薄な妹が男に取り入って便宜を図ってもらっていたのかと思ったが、
どうも妹は知的障害者だと解釈するのが一般的なようで(否定説の人もいる)、
それを聞いて改めて歌詞を読み直すと、確かに知恵遅れを暗示する描写が何回も出てくる。
頭の弱い孤児の娘を、保護者(姉)の留守をついて皆でとっかえひっかえ慰み者にして、
起こるべくして起きた懐妊騒ぎでは知らん顔を決め込み、妹一人をスケープゴートにして
丸く収めようとするムラ社会の汚さを描いた歌なんだと思うと、見方が全く変わった。
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