【後味の悪い話】Trap-tv

494 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/19(水) 16:45:02
Trap-tvという93年に放送されたフジの深夜番組。
作り手が仕掛けたトラップを、静止画で構成されたドラマから見破るというミステリー。
「『私はこの小説を書くことで完全なプランを達成させようと思う。
 例え、どんな労力が必要であろうとも。それが私にとって最大の幸せをもたらすものだから。』」

翻訳家の桃恵には付き合って二年でプロポーズを待つだけという関係の恋人がいる。
半年前から仕事の都合でロサンゼルスに赴任しており、
偶然にも向こうの職場には桃恵のペンフレンドであるセリアもいる。
しかし最近は守から連絡が来ない。距離が心まで離してしまったのでは、と桃恵は不安を抱き始めていた。

そんな初夏のある日、桃恵にアリスという作家の日米同時出版される短編小説「THE FUTURE」の翻訳依頼が来る。
ラストシーンはまだ出来ていないが夜9時にはファックスすると言うのだ。
偶然にもこの日は桃恵の誕生日である。

翻訳を始めると主人公の年齢、性格、環境などが自分と一致している事に気付く。
婚約者のマイケルがペンフレンドのミッシェルと最近頻繁に遊んでいるという噂を耳にするケリー。
誕生日なのに守から何の連絡も来ない事からケリーと自分をオーバーラップさせ、セリアに電話をかけた。
ロスは夜7時。いつもなら帰ってる時間であるが、電話には誰も出なかった。




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495 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/19(水) 16:47:38
翻訳を続けると身の回りで起こる事まで小説と一致し、桃恵は徐々に恐怖感を抱き始める。
「『ビバリー・ヒルズを抜けて数分歩くと海沿いに面したショップがある。
 そこでケリーはかねてから探していたネックレスを見付ける。』」
近所の行きつけの店で、小説の通りにネックレスを発見し、驚く桃恵。
「『ケリーは小説に描かれる自分の数奇な未来に不安を感じていた。
 このネックレスもまた、誰かの仕組んだ罠なのかもしれない。』」
小説の中の主人公ケリーは翻訳中の小説の文章に脅えている。そんな記述もまた、今の桃恵の心情と合致していた。

翻訳を続ける桃恵。その時、セリアからのエアメールを訳して欲しいと守の母・百合子から電話がかかってくる。
夕方テラスで待ち合わせ、
小説と同じようにアイスティを注文する百合子から差し出されたエアメールをおそるおそる開ける。
「”I’d like to marry with
Mamoru.”」
これも小説通りである。桃恵は凍り付くが百合子には近況報告だと小説通りに答えるしかなかった。

自宅に戻った桃恵は小説を再び読み返し、AliceがCeliaのアナグラムだという事に気付く。
セリアが書いたという事は確信したが、何のために書き、何のために桃恵を操作しているかまではわからない。

496 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/19(水) 16:50:32
「『ケリーは小説に束縛されていく。誰が、何のためにそんなことをするのか、ケリーには予測がつかない。
 ただ、わかっているのは小説が現実になるということだけ。
 そのときチャイムが鳴った。ケリーはおそるおそるドアノブを回しドアを押して開けると、
 そこには小包を持った配達人が立っていた。配達人から受け取った小包を開けてみると、
 そこにはシャンパンとメッセージカードが入っていた。
 そして、そのカードには大胆にも犯人の名前が記されていたのである。
 犯人の行動はクライマックスに向けて加速していく。』」
桃恵の部屋のチャイムが鳴る。時間は8:40。
配達人から受け取った小包はシャンパン。そして、そこにはメッセージカードが添えられていた。
“Happy Birthday from Celia”

電話のベルが鳴る。
「もしもし。」「あ、お義母さま。」
桃恵はその声を聞いて今にも泣き崩れそうになった。
「どうしたの?大きな声を出して。」「お義母さま、助けて下さい…あたし、あたし…」言葉がうまく出てこない。
「桃恵さん、どうしたの?今から行くから待っているのよ。」電話が切れた。

再び電話が鳴った。今度はファックスだった。
「『ミッシェルは最後の仕上げを行うため、ケリーの家を訪れる。
 2度目のドアチャイムは午後10時に鳴った。ケリーは部屋で恐怖と戦っていた。なおもドアチャイムは鳴る。
 何度目かのチャイムの後、キーが差し込まれ、ドアが音もなく開かれた』」

「あたし、殺されるの?」
時刻は午後9時。桃恵の部屋のチャイムが再び鳴る。
セリアは10時に来るはずなので百合子だと思い桃恵は急いでドアを開けた。
しかし、そこにいたのはセリアだった。

恐怖する桃恵。セリアは首を傾げながら近付いてくる。追いつめられる桃恵。
そのとき先程届いたシャンパンが目に飛び込む。桃恵はさっとボトルをつかみ、セリアの頭上に振り下ろした。
セリアは何も言えぬまま倒れ込むが、桃恵は続けてボトルで何度も何度も叩き付ける。
桃恵が殴るのに疲れてやめる頃には、セリアはぐったりとして動くことはもう二度となかった。

497 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/19(水) 16:51:17
これは守、セリア、百合子の共謀である。
守は桃恵の誕生日にプロポーズという人生最大のプレゼントを贈るつもりだった。
そのために半年かけて小説を書き、誕生日に桃恵に依頼する。
セリアと百合子に協力してもらい、小説を使い徐々に恐怖感を演出する。
サプライズパーティにしては念が入った演出である。
人生最大のショーになるはずだったが、サマータイムで時計を一時間ずらしていたセリアが
日本にはない事を知らずに一時間早く来てしまった事からこのような悲劇を生んでしまった。
架空の事件が現実の事件のお膳立てをする結果となってしまったのだ。
498 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/19(水) 16:58:21
>>494-497
たしか吹越満が出てたよな。
結構好きでよく見てたわ。
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[ 2017/06/17 22:14 ] 実話・体験談 | TB(0) | CM(0)
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