【後味の悪い話】Elysion~楽園幻想物語組曲~ 「Sacrifice」

948 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/08(土) 18:55:07
なんかのミュージカル
主人公には大変美しい妹がいた。
なにもなくても常に笑い転げている妹は、
要は知的障害者らしいのだが、優しい両親は、
「神に愛されているから生まれつき幸せなのだ」と言った。
人一倍手のかかる妹ばかりをかまう両親の姿を見ながら、
「あの子はきれいだから贔屓されるんだ」と主人公は恨めしく思った。
あの子なんか死んじゃえばいい、そう願った翌日に妹は病に倒れた。
苦しむ妹を前に、あの願いは嘘です、どうか妹を元気にしてと主人公は願った。
やがて妹は全快した。もう妬まずに妹を大事にし続けると主人公は誓った。




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数年後、両親が亡くなった。
「妹は普通の子とは違うから、どうかお前が見てやってあげて」
その遺言に従い、妹のためにも一日中働き続ける主人公。
村の男たちは優しくしてくれたが、何故か女たちは次第に冷たくなっていった。
厳しい日々ではあったが、妹と二人で身を寄せ合う生活には温もりもあり、それなりに幸せだった。

妹の妊娠が発覚した。
普通ではない妹に恋人がいるはずもなく、神の御子なのかと主人公は思う。
だが、その知らせを聞いた村の男たちは皆一様に落ち着きない様子だった。
そこにやってきた、ある男の奥さんがいきなり妹の頬を叩いた。泥棒猫と罵られる妹。
妹がなにもわからないのをいいことに、男たちは彼女を日頃から弄んでいたのだった。
主人公は妹を殴る奥さんにつかみかかったが、そこで意識が途切れ、
気づいたら口の中に血と土の味が広がっていた。

妹がなにをされていたかは、多忙すぎる主人公以外のほとんどの村人が知っていたらしかった。
だが、騒ぎになったことで無視できない問題となり、その決着をつけるために、
知的障害故に奇異な行動を取る妹を魔女として扱い、男を惑わす魔女として妹を火刑に処することになった。
自分の置かれている状況をわかってか否か、妹は最後に主人公に、「ありがとう」と言った。
妹が燃え尽きた後、主人公は妹をそんな目に追いやった村人たちを、同じ目にあわせるために村に火をつけた。

951 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/08(土) 19:55:12
>>948
Sound Horizon
Elysion~楽園幻想物語組曲~
「Sacrifice」って歌
953 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/08(土) 21:00:24
なんだ、サンホラか。
954 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/08(土) 22:20:50
>>951
う、歌なの?
すげー……
955 名前:本当にあった怖い名無し :2008/11/08(土) 22:35:08
>>954
ほれ
ttp://jp.youtube.com/watch?v=ovCSjDqiv14
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