【後味の悪い話】高河ゆん「妖精事件」

452 名前:1/2 :2008/10/14(火) 16:19:06
高河ゆんの漫画、「妖精事件」。
主人公の中学生・じゅりあは妖精の王に見初められ、恋に落ちて子を宿し、
その直後に子と王を悪い妖精の騎士クーフーリンに奪われたため、取り返す旅をしている。

同じく妖精に妹をさらわれた男が、夏至の日に北海道の摩周湖で妖精達の祭がある事を突き止める。
男と共に摩周湖に行ったじゅりあ。数十年に一度湖から繋がる妖精の世界への入り口に、
結婚指輪をした三十代ほどの女性が一人いて進もうとしていた。
戻れなくなるかも知れない、と止めるじゅりあに
女性は「でも私、人間の世界で生きていくのが辛いんです」と答える。
彼女は子供の頃に妖精にさらわれてこの祭に来た。その時は戻ってくる事が出来たが、
それ以来妖精のの世界に憧れて忘れられなくなり、人間の世界に馴染めずに生きてきた。
今日をずっと待っていた、と言って止める手を振り切り、妖精に手を引かれて走っていく女性。
その姿がどんどん若返っていき、ぶかぶかになった指輪が抜けて落ちる。
そのまま若返り続けて乳児になり胎児になり、最後に小さな卵になって転がった。
その卵をを妖精が拾い上げ、高く笑いながら走り去る。
祭では妖精達が卵を持ち輪になって踊り、卵を落として割っても誰も気にしない。
男が探していた妹が召使の格好で現れ
「私がきれいにしておきますから」と言い、地面に這いつくばって卵を舐め取る。
妹も妖精に魅入られて自ら妖精の世界にいる事を望み、兄は撥ね付けられた。
止めさせようとしたじゅりあの前にクーフーリンが現れて告げる。
「人間は妖精の世界では生きられない。人間は人間のまま死んでいけ」
結局妹も卵も助ける事はできず、クーフーリンにも逃げられる。




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453 名前:2/2 :2008/10/14(火) 16:20:30
その後じゅりあは追い続けた末に妖精の王を見つけて子供を取り戻すが、
妖精の王は悪い妖精達を封じるため、大きな扉に全ての妖精を吸い込み自分も扉に入る。
外側からしか閉じられない扉をじゅりあに閉じるよう頼み、
「必ず迎えに来る」と言う妖精の王の言葉を信じて扉を閉じるじゅりあ。
十年が経ち、何故かじゅりあに惚れてこちらの世界に残ったクーフーリンと成長した娘と暮らすじゅりあ。
ある日娘がそれまで見かけなかった妖精を見つけ、三人は十年前の扉が再び現れた事を知る。
妖精の王がじゅりあを迎えに来たのだ。じゅりあは家を飛び出して扉へ向かう。
娘は顔も知らない父より十年一緒に暮らしたクーフーリンに肩入れしており、
じゅりあが行ってしまうのを嫌がるが、本人はもう妖精の王の手を取って扉の内側に。
戻ってこいと怒る娘に「これがお父さんよ、かっこいいでしょう?」と微笑み、
クーフーリンに「娘をお願い」と言い残し、じゅりあは幸せそうに去って行った。
娘は仕方なく(悲壮な感じではない)母を見送り、クーフーリンと共に歩いて行く。
一応ハッピーエンド?みたいな最後。

しかし、自分にはじゅりあが結局上のエピソードの女性と同じな気がしてならない。
本人は幸せなんだろうが…読後にものすごくモヤモヤした物が残った。
じゅりあに関わった人間達も後味の悪い末路を辿る者が多く、このスレ的にはお薦めな漫画かも知れない。
最終巻の巻末に収録されているショートストーリーも全体的に気持ち悪くて救いがない。
こっちも思い出せたら書いてみたい。
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[ 2017/05/28 22:27 ] 漫画・絵本 | TB(0) | CM(0)
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