【後味の悪い話】サイボーグ009の1エピソード。

721 名前:本当にあった怖い名無し :2008/08/25(月) 06:27:19
サイボーグ009の1エピソード。
奴隷商人に捕えられていた黒人のピュンマはなんとかその場から逃げだすが、
今度は武器商人の「ブラック・ゴースト」なる組織に、
兵器用サイボーグの実験隊にするため拉致されてしまう。
彼は肺などを改造され、水中での戦いに特化したサイボーグへと改造された。
他のサイボーグと一人の博士と共にブラック・ゴーストを逃げ出し、
密猟者などをお縄につけつつ、山奥で生活するようになる。
地元の黒人女性が密猟しようとしているのを見つけるピュンマ。
彼女の父は病にかかっており、父の治癒のために迷信を信じて
危険な獣を捕りにきたのだった(ここらへんややうろ覚え)。
この地帯にはまだまだ迷信を盲目的に信じる人間が多い。
ピュンマはその迷信を否定し密猟を止めさせ、科学的な方法で彼女の父を治療し回復させた。

そんな治療の日々をすごすうち、ピュンマは女性と恋に落ちた。
二人は夫婦として暮らすようになり、やがて結ばれた。だがしばらくして女性は自殺した。
迷信を信じる彼女は、今や服の下は異形の体となっているピュンマと交わったことに
「神仏か妖怪の類と関係を持ってしまった」と罪悪感を抱いてしまったのだった。
その頃、ピュンマの体はブラック・ゴーストとの追手と戦うために仲間の博士に幾度も再改造を行われており、
体の一部に鱗があるという状態になっていた。
自分はもう人間ではないのか? 望んでサイボーグになったわけでも、自分から戦いの日々を選んだわけでもない、
そう女性の死を悲しむピュンマに博士はうっかり
「黒い肌よりその金の鱗の方がいいじゃん」的な発言をするのだった。




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727 名前:本当にあった怖い名無し :2008/08/25(月) 11:04:24
>>721
ピュンマの鱗の話は、結局本人が吹っ切れたからそんなに後味悪い話じゃないが。
728 名前:本当にあった怖い名無し :2008/08/25(月) 12:16:17
>>721
それっていつのアニメの009の話だ?
原作では、死の商人の裏組織・ブラックゴーストによって水中特化型サイボーグにされた
黒人・ピュンマは、サイボーグ化手術をしたうちの一人であるギルモア博士と他のサイボーグ達と逃亡、
ブラックゴーストの追っ手達との戦いで命に関わる大怪我(大破?)をした。
ギルモア博士はピュンマの命を救うために大手術をしたのだが、その時に
「(被差別者としての)黒い肌よりもこの方が良いだろうと思って」と
首から下の全身を銀色のうろこを持つ体に「(ギルモア博士的には)改良」されてしまう。

ピュンマ自身は最終的に新しい自分の体を受け入れるが、
今まで命をかけて逃亡サイボーグ達と行動をともにし、苦楽をともにしていたギルモア博士が、
あまりにもナチュラルにレイシスト的発想を躊躇なく実行しちゃったあたり、
原作の方が後味悪い度は高いと思う。

まあ、原作発表当時の世相を反映してたんだろうなあ。
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これ原作ではフランス女性の003に「008は自分の黒い肌を誇りに思ってます」と批難された博士は反省し、一方008は全身これ武器の004に諭されて鱗を受け入れ、謝罪に来た博士を制してお礼を言って和解したんじゃなかったかな。
後味が悪いってのとはちょっと違う気がする。
無意識の偏見を持っていたのが優秀な科学者の博士ってのが効いていた。
[ 2017/05/04 19:55 ] [ 編集 ]
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