【後味の悪い話】百鬼夜行抄「人形供養」

746 名前:1/3 :2008/08/07(木) 20:22:12
有名だろうけど後味悪&トラウマな、百鬼夜行抄「人形供養」
主人公は祖父から受け継いだ霊能力と護法の「青嵐」のおかげで
いつも異界の住人達の起こす騒動に巻き込まれる青年・律。

律の従姉の晶もまた、多少の霊力があり、大学では霊能力者として有名だ。
そんな晶に「うちに来て欲しい」と、奈々江という女子学生が強引なまでに食い下がってくる。
晶は拝み屋じゃないから、と断るのだが、もみ合っているうちに奈々江に軽い怪我をさせてしまい、
仕方なく晶は奈々江の車を運転して奈々江の家まで送っていく。

奈々江の家はごく普通の家だった。
祖父、両親、姉・依子、兄・聖人、奈々江の6人家族だという。
だが、奈々江は家族に違和感を感じていた。見た目は奈々江の家族だが、中身は別人。
まるで人形が家族ごっこをしているように感じるのだという。
そこへ律の家の車が来た。晶がこっそり迎えを頼んでいたのだ。
ところが、車を降りた律に向かって奈々江の家の車が急に動き出した。
何とかよけたものの、律は捻挫してしまう。
病院へ行こうと晶が電話をとると、奈々江は電話線を切って「帰らないでくれ」と懇願する。
こうして晶と律はその家から出られなくなってしまった。

同じころ、「聖人に会わせろ」と青年が訪ねてくる。
青年は奈々江の従兄の宏だというが、奈々江は覚えていない。最後にあったのは15年前だという。
そこに奈々江の祖父と両親が帰ってくるが、3人とも宏の挨拶をにこやかに無視する。

晶に支えられてトイレに立った律は、家の中に蔵を発見する。
蔵の中には不気味な和風の人形が1体、首つり状態でぶら下げられ、
他に6体の似たような人形が箱に入れて置いてあった。




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747 名前:2/3 :2008/08/07(木) 20:23:23
宏は必死で奈々江の祖父・両親に話しかけるが、3人は楽しそうに会話をしながら、
宏の言葉には適当な返事しか返さない。宏は奈々江に聖人は自分の弟なのだという。
蔵にいた律と晶のところに奈々江が飛び込んできた。ハッキリとこの家の異常さを理解した奈々江は
一緒に連れて逃げてくれという。しかし、蔵の戸は姉の依子によって閉められてしまった。
その時奈々江は、昔この蔵に閉じ込められたことがあるのを思い出す。
その時一緒にいたのは宏と聖人。そして、同じ家にいるはずの聖人にはもう10年会っていない。
記憶があいまいで、自分自身もおかしい事に気づいて怯える奈々江。

そのまま日が暮れてしまい、晶と奈々江が疲れきって眠ってしまうと、律にまとわりついて
色々と厄介な悪戯を仕掛けてくる妖怪・鬼灯(きちょう)が現われ、この人形の秘密を語りだす。
この家には7人家族の裕福な質屋が住んでいたが、ある時養女1人を残して残りの家族が海難事故で死ぬ。
遺体が見つからなかったため、養女は遺体替わりに人形を注文するのだが、なぜだか人形は7体届いた。
それをみた養女は首吊り自殺してしまう。そして、家の床下からは6人の遺体が見つかった。
家を乗っ取ろうと、養女が6人を惨殺したのだ。
そして奈々江の家がこの家を買い取り、蔵に置き去りにされた人形たちは時を経て魂を持った。
そして生きた体で7人で暮らしたいと願うようになったのだ。
そして鬼灯は「あの娘はもう助けられない」と律を嘲笑って消えていく。

翌朝、依子がにこやかに両親と祖父を送り出す。
一晩中家の中を捜索していたらしい宏が、蔵の戸をあけてくれた。
ぶら下がっている人形を見た宏は、あれは自分がやったのだという。
宏の母親は父と折り合いが悪く、宏と聖人を連れて実家であるこの家に来ていた。
3人で悪戯をしていた時、ぶら下げた人形が悲鳴をあげて動き出した。
3人は驚いて逃げ出そうとしたが、蔵の戸が開かない。後の記憶はあいまいで、宏が正気に戻ったのは
父親の元にたどりついてからだという。その後すぐに母は離婚を受け入れ、15年連絡が途絶えたままだった。
今回は宏の父が亡くなり、相続の問題が生じたために訪ねてきたのだ。
そして奈々江の母は伯母(父の妹)であり宏の実母、姉・依子が奈々江の実母だということが判明する。

748 名前:3/3 :2008/08/07(木) 20:27:17
そんな話をしているうちに、もう夕方になっていることに全員が気付く。
夕方になれば祖父と両親が帰ってくる。
4人は急いで逃げ出そうとし、奈々江は「燃やしてしまおう」と蔵に火をつける。
そんな中、宏はなぜかぶら下げた人形を下ろそうと躍起になる。
晶と奈々江が聖人の部屋へ行ってみると、そこにいたのは幼い少年だった。
本当なら聖人は21歳のはずだ。
とりあえず少年を抱きかかえ、部屋を出たところに依子がやってくる。
本当は私のお母さんなんでしょ?と訴えかける奈々江に、依子は呟くように話し始める。
出戻った義姉(現在の奈々江の母、宏の実母)にいびられていたこと。
やんちゃな宏と聖人の世話を押し付けられ、たまりかねた依子は蔵に3人を閉じ込めておいたこと。

その時、宏が人形をたたき落とした。人形は首がちぎれ、落ちてきたのは人間の白骨
(おそらくは自殺した依子)だった。同時に依子の首もポロリと落ちた。

首のない依子は奈々江を追いながら話を続ける。
聖人は恐怖のあまり発作を起こし、吐瀉物で窒息死してしまった。依子は聖人を隠そうとしたが、
義姉に見つかって責められた。そして依子は義姉を殺した。
追い詰められた依子に人形達が手を貸し、死んだ人々の身代わりになり、家族を侵食していったのだ。

宏の元にたどりついた奈々江は宏に聖人を渡した。
その瞬間、奈々江は完全に人形に取り込まれ、人形になってしまった。
晶と宏、そして青嵐に助け出された律は車で逃げようとするが、聖人も人形になってしまったのを見た宏は
「聖人はまだ家の中にいる」と燃え盛る家に向かって駆け出していく。
ハンドルを握ったのは律だが、晶は横から思いきりアクセルを踏んだ。宏を見捨てて…
人形は7人目を求めていた。宏は7人目に見込まれてしまったのだ。

律達の車の横を、楽しそうに笑いながら3体のガイコツが通り過ぎ、燃える家に帰っていく。
二人はバックミラーですら後ろを見ることができなかった。
雪の上に落ちた聖人の人形がゆらゆらと揺れながら後を追ってくるような気がして…
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[ 2017/04/27 19:57 ] 漫画・絵本 | TB(0) | CM(0)
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