【後味の悪い話】水木しげる「サイボーグ」

16 名前:1/2 投稿日:2008/06/22(日) 22:45:15
最近読んだ、水木しげるの貸本漫画傑作選に載っていた「サイボーグ」
「苛酷な環境である宇宙に行くためには、人間を環境に適応できるよう改造しなければならない」
と考える中谷博士により、新たな人間「サイボーグ」になる希望者が募られた。
建二は自分がサイボーグになり後世の歴史に残る偉人になろうと、
母親や姉が止めるのも聞かず、勝手に志願してしまう。
健康診断に合格した建二は、宇宙に耐える訓練として山で一年間氷詰めになることに。
やがて一年後、掘り出された建二はまるで老人のような姿になっていた。
あまりに変わり果てた姿に、恋人に声をかけても変質者と思われ逃げられてしまう。

一ヵ月後、最初の手術が行われ、建二は人間の目は役に立たないと目をくりぬかれ、
その代わりの感覚器官として宇宙人のような頭部に一つ目、という姿になる。
家に帰ってきた建二を、母親は我が子と頭でわかっていてもどうしても受け入れることが出来ず、
ついには病気になって寝込んでしまい、姉も建二を母親から遠ざける。

それからさらに一ヶ月。
建二は完全なサイボーグとなり、円筒形の物体に手足と大きな目がついているだけの姿になった。
声を出すことも出来なくなり、頭の発光器で通信するのみ。
家に帰ってきても、誰もいなくなっていた。母は病状が悪化して入院し、姉もその付き添いで帰ってこないのだ。
歌うことも涙を流すことも許されないまま、孤独が建二を支配していった。




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17 名前:2/2 投稿日:2008/06/22(日) 22:45:56
ついに母が危篤になり、建二はようやく病院にいる母と対面。その姿を見た母は言う。
「お母さんは立派な人間に生んでやったのに、そんな姿になってしまったねえ。
 人間はお母さんの生んだ人間が一番立派なんだよ。
 人間を機械にするようなことはお前一人でたくさんだよ」
そして母は死んだ。建二は心から自分は命を粗末にしてしまった、と思った。
翌月、建二は、ロケットが打ち上げられる基地へ行くため、船でアメリカへ向かった。
しかし建二の心の中は宇宙へ行けるという喜びではなく、誰も見ていない宇宙で死ねるという喜びでいっぱいだった。
孤独なまま生き続けるのは耐えられない苦痛だった。
そのころ中谷博士は、何者かによって殺されていた。残された足跡はサイボーグのものであった…。

やがてロケットは打ち上げられ、地上の人々は人類初の偉業を称えた。
だが建二はそんなことはどうでもよかった。早く死んでこの孤独から逃れたいと思った。

最初が希望に満ちている分、異形化していくにつれて家族に嫌われて孤独になっていく過程がジワジワと来る。
商業誌用にリライトされたバージョンもあるけど、こっちの方がより重い感じ

18 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/22(日) 23:31:14
まず、どんなサイボーグになるのか
確認しようよ、建二(´・ω・`)
22 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/06/23(月) 01:32:09
>>16 シンプルすぎる、細いドラム缶みたいなんだよな・・・
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[ 2017/03/09 18:15 ] 漫画・絵本 | TB(0) | CM(0)
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