【後味の悪い話】戸田誠二の短編

732 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/03/02(日) 22:47:07
戸田誠二の短編より
男子小学生の主人公はお菓子の買い食いがクセになっていて、
そのせいで、いつも夕ご飯を食べきれないようになっていた。
怒った母は、お菓子を食べれないようにと、しばらく主人公のお小遣いを止めると言い出した。

お小遣いのない日々がはじまり、お菓子が恋しいよと友達に愚痴ると、
友達はやけに高級そうなチョコをくれた。
メタボ気味の少年Aが、同じ班のみんなに配ってくれたのだという。
Aの家に遊びに行くといつもお菓子が出るし、最新のゲーム機もあるといわれ、
主人公は友達たちと一緒にAの家に遊びに行く事にした。

Aの母はやさしそうな人で、オムライスでも食べないかと主人公に言ってきた。
オムライスが大好物の主人公は即座にはいと答えるが、友人たちは断り、
Aと共にさっさとAの部屋に行ってしまった。
Aの母親と向かい合い、じーっと見守られながら、なんとなく気まずい思いで黙々と食べる主人公。
やっと食べ終わって部屋へ向かおうとしたところ、Aの母親が主人公の手を取った。
「Aくんのお友達になってあげてね これ、少ないけど…」
そう言ってAの母親は千円札を数枚、主人公に渡そうとした。
主人公はそれを断り、Aの母親がしたことをAに言うが、
Aは不思議そうに「それがどうしたの」と言うだけだった。




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その日の主人公の晩御飯はオムライスだった。
なんとなく苦い思いを感じながら食べる主人公に、
母親はお小遣いを再開すると言った。
「お菓子が全然食べられないのは辛かったかもしれないけど
 お母さんもご飯を残されると悲しかった
 これからもお菓子はほどほどに、ちゃんとご飯を食べて立派になってね」
というような母の言葉を聞きながら、主人公はいつのまにか泣いていた。
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