【後味の悪い話】百鬼夜行抄の人形供養

538 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/02(日) 20:40:56
大分前に読んだから少しうろ覚えだけど、百鬼夜行抄の人形供養
大学院生の晶は霊感少女として学校内で有名だった。
けれど霊感が強いだけで特別なことはできないので、
なるべく幽霊にかかわらないように生活している。
ある日大学の後輩の奈々江に、「私の家族が変だから助けて欲しい」と言われる。
奈々江の家族は皆笑顔でいつもにこにこしていて、父も母も幸せそうである。
祖父は以前病気で寝たきりで、度々奈々江に
「お前だけでも逃げなさい」「だから蔵の人形を捨てろと言ったのに」と言っていた。
そんな祖父もいつの間にか元気になって父や母と一緒に笑うようになった。
けれど奈々江は何かに疑問を感じて、晶に助けを求めてきたのである。
晶は「私に出来ることは何も無い」と言うが、
奈々江がしつこいのでとりあえず家に行ってみることにした。

奈々江の家につくと、見るからに禍々しい感じがして、晶はこれはまずいと思った。
父母祖父はでかけていた。晶は家の電話をかりて、従弟の律に迎えに来て欲しいと伝えた。
電話の途中、奈々江は電話線を鋏で切って「行かせません!!」と言ってきた。
暫くすると律が車で迎えに来た。
しかし律は家の前で事故にあい、足を怪我して家に留まらざるを得なくなってしまった。
晶と律が何とか家から逃げられないかと思っていると、突然若い男が現れた。
その男は、奈々江に向かい「久し振り。俺は君の従兄弟だよ。忘れたのか」と言う。
しかし奈々江は全く思い出せなかった。
そこへ笑い声とともに父母祖父が帰ってきた。
男は家族に向かい、「お久し振りです」と言うが、
「あらあらお客さん?まあゆっくりなさって」など他人行儀なことしか言わず
話が全く噛みあわなかった。男はおかしいと感じ始めていた。




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539 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/02(日) 20:41:31
4人は家にある古い蔵へと向かった。
すると、奈々江の姉の依子に、蔵の中に閉じ込められてしまった。
そこで男は語りだす。「絶対皆変だ。君がお母さんと言っている人、あれは俺の母親だ。
君のお父さんの姉だよ。二人は兄妹なのに夫婦のように話していてゾっとした。
俺の母はこの家に里帰りしたまま帰って来なくなったんだ。君の母親は依子さんだよ」
と言った。しかし、依子は奈々江の姉の筈である。奈々江は意味が分からなくなった。
男は、何年も前にこの家に遊びに来た際いなくなってしまった兄を探しているのだという。
男は、この蔵で兄と自分と奈々江でよく遊んでいたと言った。
晶と律は蔵の中で、人間の子どもくらいの大きさの七体の人形を見つけた。
祖父父母姉兄妹弟の人形のようで、姉の人形だけ首が取れそうで、包帯に巻かれていた。
晶と律は、この人形と奈々江の家族が入れ替わっているのではないかと思っていた。
四人はなんとかして蔵から抜け出した。
方々に逃げて行く途中、男はある部屋を通りかかった際、探していた兄を見つけた。
兄は、行方不明になった頃のまま、子どもの姿をしていた。
男は兄を腕に抱えて外へと急いだ。

逃げる途中、奈々江は姉の依子に会う。依子は首に包帯を巻いている。
依子は家族がこうなった経緯を話し出す。
「元々はお義姉さんがいけなかったのよ。お義姉さんはここに来るといつも
私にばかり子守を押し付けてくるんだもの。だから私だって少しはゆっくりしたくて
子どもたち三人が蔵に入っている間だけでも休もうと思って鍵をかけたのよ」
依子が言うには、閉じ込められている間に、男が探しにきた兄が
突然具合が悪くなり、そのまま死んでしまったらしい。
「お義姉さんは私を責めたの。私がどうしようもなく打ちひしがれていると、
人形が言ってきたの。『お前を助けてやろう』って」
その人形の助けをかりたら、家族が人形と入れ替わって行ったようである。
「人形は身体を欲しがっていたのよ」
と依子は語った。奈々江が恐怖して依子を押すと、依子の首が落ちた。
そのまま、奈々江を追いかけてくる。
晶は胴体だけの依子に追いかけられている奈々江を必死で助けた。

540 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/02(日) 20:42:24
逃げ切ったところで奈々江を見ると、腕の中の奈々江は人形だった。
それは蔵の中で見た人形だった。
晶は吃驚して、奈々江を床に投げ出して逃げた。どうやら奈々江も彼女の家族と同じで、
人形に身体を乗っ取られた後だったようで、もう手遅れだった。
律が運転席に座り、晶が助手席に乗った。そこへ兄を抱えた男が現れ、後部座席に座った。
急いで逃げなければ、と思い律が車を発進させた。
ふと、男が腕の中を見ると、そこに居たのは兄ではなく、人形だった。
男は律に車を止めさせて人形を道路に投げ出した。
「まだ兄が家にいる筈だ。迎えに行ってくる!」と言って、家に向かって走り出した。
すると晶が助手席から思い切りアクセルを踏んだ。吃驚する律に向かい、晶が話し出す。
「蔵の人形は七体あったのよ。奈々江さんが必死で私を家に来させようとしたのは、
奈々江さんもどこかで七体揃えなければと思っていたから。
誰でもいいから、とにかく身体がもう一つ必要だったのよ」
家から遠ざかろうと急ぐ車は、父母祖父の骸骨たちとすれ違った。

凄く長くなってしまったけど、これで終わり。

543 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/02(日) 21:41:32
一つ間違いが
兄ではなく弟 まあ、大筋に関係ないが
545 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/02(日) 22:25:48
長いんだけど、どこが後味が悪いのか分からなくてモヤモヤ。
546 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/02(日) 22:28:17
助けをもとめられたのに
誰一人救えなかったとこじゃない?
因果応報というには子世代に落ち度はないし
547 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/09/02(日) 22:35:19
>>545
ごめん。モヤモヤしたのは>>546の言ってくれたとこと
仕方ないことだけど、結局一人見捨てて逃げなきゃいけなかったってところ。
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[ 2016/10/20 19:59 ] 小説 | TB(0) | CM(0)
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