【後味の悪い話】中島敦「牛人」

145 名前:1/2 投稿日:2007/07/08(日) 12:27:13
中島敦「牛人」
昔の中国の役人だった男が主人公。
そこそこ位の高い役職で妻子もいたのだが、
ある国に出張に行く道すがら、行きずりの女と1夜限りの関係を持つ。

その女とはそのまま別れ、何日か過ぎたある晩、主人公は恐ろしい夢を見る。
夜空が主人公目掛けて落ちて来て、押し潰される夢なのだが、誰も助けてくれない。
しかしただ一人、牛のような姿をした醜い男性が苦しむ主人公を助けてくれた。

また十数年経って、出張も終わり本国に戻ると
男はやはりあの一夜限りの女が気になって放置出来なくなり、
面倒を見ようとして、その女とあの晩に出来たその女と自分の子を召し抱えた。
驚いた事にその子はあの夢に出て来た牛男と瓜二つであった。

夢での恩を忘れていない主人公はその牛男を大切に召し抱え、最も信頼する部下とした。
仕事関連のことのみならず、身の回りの寝食の世話なども全てその牛男に任せていた。
しかし、もちろん世継ぎは正妻の子に任せると決めていた。






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146 名前:2/2 投稿日:2007/07/08(日) 12:28:33
主人公に自分を世継ぎにするつもりが無いことを知った牛男は、
卑劣な嘘と謀略を持って主人公の息子達を殺したり追放したりする。
流石に不信に思った主人公は、その時すでに重い病にかかっていたのだが、
牛男に息子達の死について問いただす。しかし当然の如くシラを切られる。
自分に不信感を抱き始めた主人公がだんだん疎ましくなってきた牛男は、
召使いの持ってくる食事は「主人公に取り次ぐ」と言って受け取りながらも全て自分で食べてしまい、
主人公の古い友人も「本人が会いたがらない」などとでたらめを言って追い返す。

飢えと病でやせ細った主人公は眠りにつく。
あの晩に見た夢と同じ、夜空に押しつぶされる夢を見る。
側にはあの時と同じく牛男が立っているが、泣けど叫べど助けてはくれなかった。

主人公はその眠りから目覚めることなくそのまま死んでしまった。

148 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/08(日) 12:30:18
>>145
小心者の男が自滅した話か。
149 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/08(日) 12:51:20
>>148
それは杞憂w
156 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/07/08(日) 13:53:17
>>145
作者すげーって素直に思えてしまうほど後味悪いな。
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[ 2016/09/13 22:39 ] 小説 | TB(0) | CM(1)
どういうルート選択していたら、
助けてくれるENDに行けたんだろう
[ 2016/09/14 12:04 ] [ 編集 ]
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