【後味の悪い話】ラブクラフト「インスマウスの影」

147 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/10(木) 12:50:46
ラブクラフトの「インスマウスの影」。
いわゆるクトゥルフ神話といわれる創作の中の基本であるひとつ。
うろ覚えなんで細部違うと思うがごめん。
主人公は夏休みだったかなんだかで田舎町の叔母の家に向かうが
途中乗り換えに降りた街で奇異な外見の人たちを見かける。
妙に目をむき、髪はあまりなく、猫背でひきずるように歩く、魚ような顔の不気味な人たち。
街の人に聞いてみると彼らは近くのインスマウスという街から働きに来ているのだという。
街の人たちは無愛想で陰気な彼らを嫌っており「インスマウス面」と呼んでいる。

インスマウスは昔は漁業で栄えた街なのだが今では寂れてしまっている。
噂では住民はキリスト教とは違う宗教を崇拝しており不気味な集会を行なっているらしい。
住人はよそ者を嫌い、街の人間同士で結婚するのが風習。
博物館に保存されているインスマウスの名士の家が所蔵する冠には
魚類の顔に人間の身体がついたような不気味な彫り物がある。

よせばいいのにw主人公は不気味ながらもどうにも興味をひかれてしまいインスマウスに向かう。
インスマウスの住人は乗り換えの街で見た「インスマウス面」な人間ばかり。
よそ者を嫌う住人は主人公に近寄ろうとしない。
雑貨店に入るとインスマウス面ではない若者の店員がいる。
店員は他の街から働きに来ていて、愛想もなく不気味なインスマウスの住人にうんざりしていたので
主人公の来訪に喜び、この土地のいろいろな話を知っている老人のことを教えてくれる。
ただしアル中で話は突飛すぎるけどヒマつぶしにはなるかも、と。




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148 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/10(木) 12:51:42
老人を探して街中を歩いている主人公は
いわゆる「インスマウス面」は年齢を重ねるほどにその特徴を増していくことに気づく。
そして中年は多くいるが老人を見かけないような気もする。閉じこもっているのだろうか?
寂れた街で廃屋もたくさんあるが、閉め切ったボロ屋にも人が住んでいるのか
前を通ると物音や、どこか異国の言葉なのか耳慣れない妙な声がしたりする。
主人公は飲んだくれている老人を探し出し、渋る老人に酒を与えて話を聞く。
なるほど老人の話は突飛だった。
その昔街の名士である家の主人である漁師が南太平洋に旅した際
孤島の不思議な原住民らと仲良くなった。
彼らは主に魚を獲って裕福に暮らしている。その島の周囲ではいつでも驚くほど大漁なのだ。
だがそれも年月が経つと次第に獲れなくなる。すると島の若者がなぜかごっそり数を減らす。
そうしたサイクルで彼らは暮らしてきた。
彼らは昔「海に棲むなにか」と取引をして黒い球のようなものを託され
それを海に沈めると魚が大漁になるのだ。
その引き換えに「海に棲むなにか」たちと混血するのを条件に。
漁師はもうひとつあるその球のようなものをもらって帰ってきた。
そしてインスマウスは漁業で栄えたのだ、という。
ただし漁師の息子は外の街の女性と恋に落ち、かけおちして勘当され行方は知れない。

店員の話では老人と話すのを住人に見られないほうがいい、ということだった。
ノリすぎた老人は海を見て「見つかった!」と騒ぎ出し
わけのわからない呪文のようなものを口走るようになりこれ以上話は聞けそうにない。
主人公は日が暮れる前に出るバスで叔母の街へ向かおうとするが
バスが故障で動けないという。
街に1軒だけある「出る」という噂のホテルに泊まることを余儀なくされる主人公。(お約束)

149 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/10(木) 12:52:26
主人公は歩き回って疲れているはずだがどうにも眠れない。
すると自室の前を足音を立てずに歩き回り鍵を調べているらしい気配に気づく。
靴をはいたまま持てるだけの荷物をポケットにつめじっと気配をうかがう主人公。
その気配は施錠を確認し諦めたのか去っていったが
しばらくしてもっと大人数の、しかし靴音ではない、ぺたぺた言うような足音が近づいてくる。
人間の声ではない「音」のような会話音と、そして異常な我慢できないほどの生臭さも。
謎の生物たちは主人公の部屋のドアをこじ開けようと行動をはじめる。
窓から建物を伝い逃げる主人公だが街中の異様な住人たちがグループを組んで歩き回っている。
廃屋の中などに隠れながら主人公は住人を観察する。
そこにいるのはもはや「インスマウス面」ではすまされない、魚人ともいえる生き物たち。
水かきを持ち、背中にはヒレのようなものがあり、ケロケロというような音で会話している。
この街の老人は病気で閉じこもっていたのではなく
年齢を重ねるごとに容貌が変貌してこの姿になり表に出られないのではないかと主人公は考える。
主人公は廃線になった線路を夜通し歩き、なんとか街を脱出する。

150 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/10(木) 12:53:07
後日主人公は自分の家系(叔父だったかな)に過去インスマウスに研究に出かけ
どういうわけかその後自殺してしまった人間がいることを知る。
主人公はインスマウスを訪れてしばらくして、なんだかだんだん顔が変わってきたように思う。
そう、ちょうどあのインスマウス面のような。
そういえばあの街の名士の息子は駆け落ちして行方不明という話ではなかったか?
主人公はその変化を恐ろしく思い、自殺した親族と同じ道を何度も考え悩むが、
いまではだんだん彼らの住むであろう暗く静かでやさしい深海に
早く行ってみたくてたまらなくなっている…と独白して終わり。

この人の話は基本的に
何も知らない主人公→正体のわからないものに遭遇→打ち切りっぽく発狂エンド が多いのだが
その「人ならざるもの」の正体も目的も毎度あまりよくわからないのでそこが不気味で怖い。
神話というからギリシャ神話とか北欧神話みたいなもんかと思って読んだら全然違った。
(実際神話に体系立ててわかりやすくしてヒットさせたのはラブクラフトの友人らしいが)
でも面白いです。

151 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/10(木) 13:06:10
ラブクラフトの話はつーかクトゥルフ神話は、だな。
クトゥルフのTRPGはどうあがいても死亡エンドか発狂エンドで、
いかに面白く死ぬかを競うという話も聞く。
152 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/10(木) 13:20:11
クトゥルー神話は、ラグクラフトが作って、
その世界観にハマった他の作家達の手でどんどん膨らんだ、近代の神話だな。
そもそも、神話の神様は宇宙の果てからやってきた神々で、人間とは違った思考をするモノ達。
だから、神々や、神々の眷属に接触してしまった人間は、ほとんどすべて発狂する。
151の言うとおり、テーブルトークRPGの題材の一つにもなっていて、
発狂していく過程を楽しむ物になっている。
よせばいいのに怪しい物音の元を確かめに行ったり、怪しい集団の後をつけたり、
ホラー映画の主人公な行動を楽しむゲームなんだ。

155 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/10(木) 14:20:12
>
彼らは主に魚を獲って裕福に暮らしている。その島の周囲ではいつでも驚くほど大漁なのだ。
> だがそれも年月が経つと次第に獲れなくなる。すると島の若者がなぜかごっそり数を減らす。
> そうしたサイクルで彼らは暮らしてきた。
>
これはどういう事だろう?
魚が減った変わりに、若者が魚になって海に帰るって事なのかな?
156 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/10(木) 14:35:12
でも、インスマスは受け取りようによっては幸せな結末だけどな。
なにしろ、仲間たちの待つ場所へと還っていけるんだからw 人外だけど。
>>155
まあ、受け取り方による。
邪神の眷属が海にもどって、それを祝って魚をふたたび恵むともとっていいし
若者たちは生贄だと思っても別にいい。

クトゥルフ関連は、基本的にすべての答えは明らかではないので、それだけ読者が
妄想をふくらませられる。(それが恐怖でもあるのだが)
ただし、ラヴクラフト作品は比較的読みづらい。訳のせいもあるが。

163 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/05/10(木) 19:08:30
俺はクトゥルフ神話ファンのマンセー作品を見た後で
ラブクラフト読んだもんだから肩すかしを食らったな。
すっげー期待でかくなってたんだw
でも一つだけ覚えてる話がある。
長い間塔に閉じこめられていた哀れな人がとうとう脱出に成功する。
喜んでうろちょろしているとパーティーしてる人たちを見つける。
嬉しくなった彼は駆け寄っていくが、彼を見た人々は恐怖に駆られて逃げ出す。
それを見て彼は思い出す。
「あ、そーいや俺って化け物だっけ」
正体を思い出した彼はうっひょー!と化け物らしく振る舞ってエンドw
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[ 2016/07/04 23:58 ] 小説 | TB(0) | CM(0)
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