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お手伝いさんがコワイよね 人の生き死にを、蟻の観察と同レベルに 捕らえてそうなのが…


後味の悪い話 その4

24 名前:しゅるしゅる 1/2 投稿日:02/05/08 21:14
>20 小池真理子「しゅるしゅる」

主人公は小さな広告代理店を経営している女性。
最近、不運続きである。
恩人の死で仕事は全くうまくいかなくなり、
学生時代からの恋人には別れを告げられる。
おまけに彼のために無理して買った一戸建ては欠陥住宅。
とうとうある日、主人公は体調を崩して倒れてしまう。

主人公を優しく看病したのは、お手伝いの女性だった。
暖かい陽光の差す部屋で彼女の作ったお粥を食べているうちに、
主人公は逆境を乗り越える気力を取り戻す。
親子ほど歳が違うせいか、彼女とは今までゆっくり話したこともなかった。
主人公は看病のお礼にと、その純朴そうなお手伝いに羊羹をすすめ、
一緒にお茶をすする。







25 名前:しゅるしゅる 2/2 投稿日:02/05/08 21:15
ひとしきり身の上話をした後、「是非話したいことがある」とお手伝いは切り出した。

お手伝いの住んでいるマンションでは、入居者が必ず死ぬ部屋があるのだそうだ。
彼女はその部屋で、しゅるしゅると音を立てる「小さな黒い毛糸玉」を見たという。
入居者が死ぬと部屋を出ていき、新しい入居者が来ると、まるでどこかでじっと
待っていたかのように、それは再び入ってくる。

主人公は、次第に気味が悪くなってくる。
「ねえ、どうしてそんな話を私にするの?」

「十日くらい前、玄関の脇で、何か見覚えのある小さな黒いものがうずくまっている
 のが見えたんです。それはしゅるしゅるとぐろを巻くように回って、洗面所の窓の
 隙間から、するりとこのお宅に入っていきましたんでございますよ。
 …こういうことは是非ともお耳に入れておくべきことですからねぇ」

思わず固まる主人公を尻目に、お手伝いは
「これ、全部頂いてしまってよろしいでしょうか」
幸せそうに羊羹を頬張る……。

  以上です。文章上手じゃなくてすみません。
  黒い「しゅるしゅる」より、お手伝いさんのほうがよっぽど怖いよー。





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[ 2013/06/10 14:00 ] 小説 | TB(0) | CM(0)
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