【後味の悪い話】如月小春『DOLL』



13 名前:DOLL 1/1 投稿日:2006/07/20(木) 01:31:15
故・如月小春の戯曲『DOLL』は後味悪い。

全寮制の学校で出会った女子中学生5人は仲良しルームメイト。(高校生だったか?忘れた)
元気一杯の主人公A子、泣き虫甘えんぼのB子、不良娘のC子、ガリ勉のD子、リーダー気質のE子は
それぞれに悩みを抱えながらも、友情によってさわやかに解決を図っていく。
(すべて仮名)

ある日、主人公A子に恋人ができる。
みんな応援するが、会っている時に本当の自分でいられないことに悩むA子。
大好きだけど彼といると疲れちゃう。それを打ち明けると、彼は優しく笑って納得してくれた。
よかったね、よかったね、という雰囲気になるもつかの間、彼が自殺してしまう。

ショックを受けるA子。
「私、もうだめ、もうだめ・・・」
「A子・・・」「しっかりしろよ!」「A子・・・」






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14 名前:DOLL 2/2 投稿日:2006/07/20(木) 01:32:26
授業を休んで海に向かう5人。
「海って広いんだねえ」「ねえ、死んじゃおうか?」

5人は明るく、意気揚々と海に進んでいく。
軍隊のように高らかにマーチを謳いながら。
「進め!進め!進め!」「怖くない!怖くない!」

結局5人は海に消える。
場面はニュース映像へと切り替わるが、5人の死体は最後まで上がらない。
天国では5人が「怖くなかったねえ」などと言いながら談笑している。

5人が死を選んだ理由も最後まで描かれず、
爽やかに始まり、怒涛の如く砕け散る。
80年代の戯曲だが、保護者や学校関係者の受けはすこぶる悪いにも関わらず、
いまだに演劇部で生徒が好んで使用する戯曲。

(さっき名前欄間違えた。後味悪い)

16 名前:DOLL 投稿日:2006/07/20(木) 02:12:25
補足。

まったく理由のない自殺ではなくて、彼の自殺によって仲間5人の心がかき乱されていく過程や、
それまでの5人の背景の説明はしっかり描かれている。
それにしても死ななくても、という理不尽さと、
あとは5人がいかにもごく普通の生徒だった事実に翻弄される周りの大人たちの姿が、
なんともいえない後味の悪さを引き起こしている。

中2病にかかってる人は共感できるし泣ける話だと思うよ。

96 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/07/23(日) 01:19:26
>>13-14と酷似してるんですけど服毒自殺で、舞台にはたくさんの風船(これは独自の演出かも)
そのあとフードを被った人が客席後方から登場して「ちがう」と呟き、そのセリフが舞台上に
連鎖して最後全員で「違う!!!」と絶叫して終わる演劇を観た事があります
10年以上昔の、何の縁も無い高校の演劇部の公演だけど、いまだに忘れられない
ちなみに鎌倉の某女学院。アレは凄かった…。

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[ 2015/11/22 18:29 ] ('A`) | TB(0) | CM(1)
>>96
引き金は橋爪功かな?
[ 2015/12/06 23:19 ] [ 編集 ]
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