【後味の悪い話】山岸涼の「狐女」



885 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/30(金) 21:53:18
山岸涼子の「狐女」

小学4年生の理(まさる)は血の繋がらない老人たちと貧乏暮らしをしている。
ある日老人が死に、自分の血縁だという田舎の富豪に引き取られた。
子供らしからぬ洞察力を持つ理はすぐにその家の事情を理解する。
既に死んだその家の元主人が理の父親。
現主人の男は30以上も年のはなれた兄弟で、
中学生の少年と小5の少女は、自分にとって年上の甥と姪にあたるらしい。
厳格は感じの老婦人は元主人の妻だが、理の母ではない。
元主人はかなり女癖が悪かったらしく、妻以外の女との間に理をもうけた。
恐らくは老婦人が嫌がったのか、不義の子である理は幼い頃に家の外に出されたのだ。

「狐屋敷にまた変なのが来たぞ」と地元の子供たちは絡んでくるが理は適当にあしらう。
屋敷から少し離れたところに小さな家があり、そこに狐目の女が住んでいる。
彼女は男を引き込んでは、子供たちが窓から覗くのも気にせずにやりまくる。
そんなおかしな女が離れに住んでいるために、屋敷自体が狐屋敷などと呼ばれているのだ。
屋敷の者から嫌われながらも飄々とした様子の彼女に理は好感を抱くが、ベタベタするなと怒鳴られる。

調べるうちに、自分を老人たちに預けたのは昔屋敷で働いていた
百合という使用人の女だと判明する。百合こそが自分の母ではないかと理は思う。
「女癖の悪いおっさんの尻拭いさせられてるこいつらプギャー」みたいな態度を取りつつも
やはりどこかで母を求めていた理は、母の正体の片鱗を掴めた事に喜ぶ。

色々あってむしゃくしゃした理は、姪を倉の中に引き入れる。
「やめて冷たい」漏れ出る姪の声に嫌な予感がして老婦人が倉を開けると、
そこには箒を片手に持った理と、全裸で泣いている姪の姿があった。






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886 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/30(金) 21:56:11
「お前は犬畜生にも劣るよ!親子でつるんで生まれた子供だ!汚らわしい!」
と怒鳴る老婦人。狐目の女こそが理の母で、そして姉でもあったのだった。
かつて老婦人は同じ倉で、自分の夫と娘がまぐわっているところを目撃した。
使用人の百合には莫大な金を払って、おぞましい子供である理を屋敷の外に出したが、
戻ってきた時から嫌な予感がしていたと老婦人は言う。
狐目の女は恥だから一生外に出したりはしないが、お前はどこかへ言ってしまえと
老婦人は札束を投げつける。老婦人を睨みながら理は札束を全て拾い集め、
走り去って行った。その様子を見て老婦人は「やっぱり化け物だ」とつぶやく。

札束を抱えながら理は、狐目の女に「あんたが僕の母親だったんだってね」と話しかける。
自分の子供だってわかった? そう訊く理に、子供なんて産んだ覚えはないと女は笑う。
そのまま走り去る理を一瞥した後、女はまた男と離れに引き篭った。

札束だけを抱えて、理は一人で夜の電車の中で考える。
胸に青白い火が灯っている、まるで狐火のようだと。

狐女の最後の冷たい態度は
「私はもうここから出れんけど、あんたは逃げられるんだから
 さっさとこんな家から離れて自分の道歩みなさいよ」
という意味じゃないかという解釈もあるそうだが、
俺としては屋敷にいたままでもそりゃアレだけど、
小学生の子供が札束抱えていたからって外でまともに生きていけるとは思えない。
それに理にとっちゃ「近親相関の末に捨てられました」という状態だし

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[ 2015/11/20 22:45 ] 小説 | TB(0) | CM(0)
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