【後味の悪い話】炎の転校生



677 名前:1/3 投稿日:2006/06/26(月) 21:41:31
「炎の転校生」の1エピソードを書き込んで見る。

ある時、主人公滝沢の通う高校に一人の転校生が来る。
転校生の名は滝沢流。
彼は肌が黒いことをのぞけば、主人公と瓜二つな容姿、そして同じ苗字を持っていた。
すぐにブラック滝沢と呼ばれるようになった転校生。
実は彼は、裏の教育委員会から、滝沢抹殺の使命を帯びてきた刺客であった。
その彼が始めに指示された事は、悪の限りを尽くすこと。
指令の通り、ブラック滝沢は校舎に落書きをしたり暴走(徒歩で)を繰り返すなどの悪行を繰り広げる。
その頃色々あって増長していた滝沢は、あれでは自分の人気を脅かす事はあるまいと、
あえて、それを見逃していた。

そして、悪の限りを尽くしたブラック滝沢は次なる指令を受ける。
--今度は善行を積め、と。

悪い事をしろと言ったり、悪い事をしろといったり、一体なんなんだと戸惑うブラック滝沢。
彼に指示を出していた戸影という男は、作戦の目的を伝えるため、自らの過去を語りだした。






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678 名前:2/3 投稿日:2006/06/26(月) 21:42:06
かつて、彼は品行方正な小学生だった。
だが、彼のクラスメートはいつも乱暴で掃除などもサボってばかりであった。
それに不満を覚えるものの、「いつかは真面目なほうが報われる」と掃除を続ける幼い戸影。
だがある日、いつもサボっていたいじめっ子が、たまたま掃除に参加していた。
そのことで褒められ、持ち上げられるいじめっ子。
戸影は「自分は毎日掃除をしているのに」と思うものの、
それ以後、真面目に掃除に参加するようになったいじめっ子を見て、我慢することとした。

だが、彼は致命的な間違いを犯してしまった。校則では白無地しか認められていない靴下。
ある日、彼は不注意から、ワンポイントの入った靴下を履いてきてしまったのだ。
クラスメイトに見咎められ、「偽善者」「私たちを騙していたのね」などと、
ありとあらゆる罵声を投げつけられる戸影少年。

「悪人がたまにいい事をすると、高く評価され、
 善人は、たった一度の過ちで偽善者だと貶められる。
 これは、そんな恐るべき人間心理を利用した、思いがけない一面作戦なのだ」
「さすが戸影さん。恐ろしい作戦だぜ」
戸影の語った内容に、戦慄を覚えるブラック滝沢。

679 名前:3/3 投稿日:2006/06/26(月) 21:42:39
かくて、「思いがけない一面作戦」により、ブラック滝沢の評判は急上昇。
反対に些細なミスから、滝沢は評判を落とし、高校から石もて追われてしまう。

心身ともにズタボロとなった滝沢。
彼はこうなったら体まで黒くなってしまえ、と自暴自棄になってサウナへと向かう。
そこにある日焼けマシンで体を真っ黒に焼くために。

だが、そこで出会った謎の「かっ色のおじさん(正体は裏の教育委員会会長)」の教えを受け、復活。
再び、高校へと向かうのであった。
臆面もなく登校して来た滝沢を、生徒たちは罵倒し、あまつさえ物を投げつける。
それでも、真摯に受け入れてもらおうとする滝沢。
慌てたブラック滝沢は、戸影に指示を仰ぐ。
だが、戸影も想定外の事態になす術が無い。
「何故だ、何故立ち直れるのだ。
 私は立ち直ることが出来なかったのに」
狼狽する戸影に、ブラック滝沢は言った。
「それは、ただ単にあなたが人間として、滝沢より小さかっただけではないですか?」

684 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/26(月) 22:32:37
こうやって綺麗にまとめられると
「炎の転校生」がシリアスな漫画に見えるw

685 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/26(月) 22:53:14
>悪い事をしろと言ったり、悪い事をしろといったり
まんまだね

690 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/26(月) 23:24:26
くそー、炎の転校生が読みたくなったじゃないか。

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