【後味の悪い話】地獄少女「高い塔の女」



572 名前:高い塔の女(1/3)  投稿日:2006/06/25(日) 02:28:56
最近やってた「地獄少女」っていうアニメは後味悪い話が多かった。
その内の「高い塔の女」を紹介。

【設定】
恨みを持った人間が、深夜0時に「地獄通信」というサイトにアクセスし
憎い相手の名前を送信すると、地獄少女が現れ契約の藁人形を渡してくる。
その藁人形に巻かれている赤い糸を解くと、速やかに憎い相手は地獄に送られる。
だが、人を呪わば穴二つ。糸を解いた人間も、いずれ死ぬと地獄行きになる。

ここ4年で急成長した会社・デッドラインの女社長、里穂。
彼女はその溢れるカリスマ性と、遠い親戚の身寄りのない少女・美沙里の面倒を
みてやっていることから、社員から絶大な信頼を寄せられていた。
だが実は、それはすべて嘘。
彼女は機械が大の苦手で、仕事のほぼすべてをパソコンに詳しい美沙里にやらせていたのだった。
しかも、美沙里とは親戚でも何でもなく、系列店舗で万引きを行った美沙里を脅して、
学校にもろくに行かせず無理矢理仕事をさせていたのだ。
その上、自社の成長する上で邪魔な人間を秘密裏に消しており、その犯罪にも美沙里を荷担させていた。
だが、最も自分の手を汚さずに邪魔者を排除できる方法として、地獄通信というものがあることを知った。

それから毎晩のように美沙里に地獄通信にアクセスさせるのだが、
何故か一向に地獄少女からの応答がない。
「なによ!地獄少女なんていないんじゃないの!?」
憤慨した里穂は、ある晩部下にまた邪魔な人間を排除するようにこっそりと指令を出していた。
それを美沙里が録音していたことも知らずに…
そう、実は美沙里は、里穂の本性を暴き告発するために、
わざと里穂の系列店で万引きをしてデッドラインに潜入したのだ。
美沙里の父も同じように里穂に弱みを握られ、散々こき使われた挙句に殺された。
その復讐の為に、美沙里は今までの仕打ちに耐えてきた。
「これを警察に持っていけば…!」






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573 名前:高い塔の女(2/3)  投稿日:2006/06/25(日) 02:30:10
勝ち誇る美沙里の背に、部下を連れた里穂が立つ。
そこで初めて、美沙里は自分の行動がすべて筒抜けだったことを知る。
「あんたもあんたの父親もバカよね。大人しくしていれば死なずに済んだのに…
親子そろって同じことをするなんて」
「人生なんて所詮ゲームなのよ!生きているうちが楽しければそれでいいの!」高笑いする里穂。
なんと、美沙里の父も美沙里と同じく、里穂の犯罪を告発しようとして殺されたのだという。

その事実に愕然としながら、父の恨みを晴すためにも
ここで死ぬわけにはいかないと必死で逃げる美沙里。
会社の一室に逃げ込むが、そこには身を守れそうなものなど一つもない。
絶体絶命、ここまでかと思ったその時、目の前のデスクにあるパソコンが目に入った。
美沙里は藁にも縋る思いでパソコンを起動し、地獄通信にアクセスする。
「お願い、助けて……!!」
そして、美沙里の前に現れる地獄少女。
「この赤い糸を解けば、貴女の恨みの相手は地獄へ流される。
 けれど、人を呪わば穴二つ。糸を解けば、貴女も死後地獄へと堕ちるわ。それでもいいなら…」
「それでもいい…!あいつを今すぐ地獄へ落として!!」

美沙里の指が赤い糸を解いた瞬間――

里穂は、四年前の、恋人と二人でやりくりしていた頃の
まだ小さな会社(というよりマンションの一室)の前に立っていた。
恋人の待つその部屋のドアを開けると、…里穂の親友と恋人が抱き合っていた。
肩に掛けていた鞄を落とす里穂。
恋人は必死で弁解するが、里穂はずっと一緒に頑張ってきた
恋人の裏切りを許せず、近くにあった傘を手にし…

574 名前:高い塔の女(3/3)  投稿日:2006/06/25(日) 02:31:22
…気づいた時、里穂は血まみれになっていた。
側にはかつて恋人であったモノと親友であったモノの変わり果てた姿。
だがふと気づくと、その死体が、自分の姿になっていた。
悲鳴をあげて部屋を飛び出す里穂。
そんな里穂を、地獄少女が人形のような無表情で見つめていた。
「闇に惑いし哀れな影よ…人を傷つけ貶めて、罪に溺れし業の魂…
 ――イッペン、死ンデミル?」
再び里穂が目を覚ますと、そこは舟の上。
「この恨み、地獄へ流します…」
こうして、美沙里の恨み―里穂は、地獄へ流された。

後日、里穂の犯罪や美沙里との関係の真実が暴かれ、美沙里は晴れて自由の身となっていた。
だが、美沙里はなぜか里穂のいた、高層ビルの最上階・社長室の窓から外を見つめていた。
『人生はゲームなのよ!生きているうちが楽しければそれでいいの!』
頭の中で反復される、里穂の言葉。
「…人生はゲーム、か。
…このゲーム、思う存分楽しませてもらうわ…」
窓に映った美沙里の唇が、くっと吊り上がった。

デッドラインの高層ビルを後にする地獄少女。
ふとその高い塔を見上げ、ぽつりと呟く。
「……闇に惑いし、哀れな影よ……」

575 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/25(日) 02:35:55
まー、死んだあと地獄行きと決まっちゃえば
現世利益最優先になるわな…

576 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/25(日) 02:39:29
まとめるの苦手なんで、長々とゴメン。
しかもちょっと解りづらいな…
いつも地獄少女は糸が解かれる→恨みの対象者に恐怖を味わわせてから地獄に落とすってやり方なんだ。
この場合、4年前に里穂が悪人(会社を大きくするためならなんでもする、
人の命を何とも思わない)へと変わるきっかけとなった記憶を掘り返して、
更にそれをちょっと捏造(自分が殺した死体が自分になる)して見せた。
そして充分恐怖を味わわせたあと、三途の川へ流す。

恨みをはらした美沙里は、『自分もいつか里穂と同じように地獄へ堕ちるんだ』という思いからか?
里穂と同じように、人生をゲームとして(恐らく里穂と同じあくどいことをやりながら)生きることにする。
っていう、ループを感じさせる後味の悪いオチ。

577 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/25(日) 03:25:25
そもそも会社に潜入するために万引きくらい平気で出来るようなやつだから元々まともな人じゃない。

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