【後味の悪い話】水滸伝



797 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/28(火) 01:20:00
後味悪かったり猟奇的な話が目白押しの水滸伝。
水滸伝の前半は中国中に散らばった108人の好漢が
あちこちで暴れまわった末に梁山泊に集合する過程を描いてるんだけど、
108人の中には犯罪を犯して逃げ込んでくるのもいれば、
堅気の商売してたのに無理やり引き込まれてくるのもいたりする
(実は108人は前世の宿縁で結ばれてたんだけど、それは全員集合して初めて明かされる)。
そんなエピソードのひとつ。

朱仝・雷横の2人は岡っ引の親分。梁山泊の首領に収まった宋江とは古い馴染みで、
宋江が捕まりそうになった時にこっそり逃がしてやった事もあった。
短気者の雷横は旅芸人に野次られたのに腹を立ててこれを殺してしまい、梁山泊に逃げ仲間入りする。
一方朱仝は知事に取り立てられて信任も篤く、息子の子守なんかも任されていて
盗賊に身を落とす気なんかさらさらない。でも何としても仲間に引き込みたい宋江。

798 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/28(火) 01:20:53
そこで宋江一計を案じ、知事の息子を連れ祭り見物に出た朱仝の隙を見て、
人殺し大好きな弟分の李逵に子供を誘拐させる。
必死に子供を探す朱仝だが時既に遅し、哀れ子供は李逵のマサカリで頭をかち割られていた。
こうなっては知事に会わす顔もない、と諦めた朱仝は仲間入りは了承するものの、
李逵だけはぶっ殺さないと気が済まん!と息巻く。
が、周りにまあまあとなだめられてそのままうやむやに。何事も無かったようにこの話終了。
そして朱仝・雷横2人を梁山泊に加えられてホクホク顔の宋江。

仇討ちのエピソードじゃ一族郎党皆殺しなんてのは普通にやってるし、
所詮権力者なんぞ梁山泊の盗賊集団にとっては敵なのかも知れんけど、
何の罪もない子供を殺してまで仲間に引き込むやり口はかな~り後味悪し。

810 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/02/28(火) 16:55:22
子供のうちに水滸伝や西遊記をよんどくとアッチの人のえげつなさが感覚的に刷り込まれるのでお薦め。
岩波少年少女文庫あたりでも十分書けてる。
あとは日本の宮城谷が再構成したよなものじゃなくって
史記か十八史略あたりの読み下し分と吉川英治の三国志あたりをよんどくといい。

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[ 2015/08/05 22:30 ] 小説 | TB(0) | CM(2)
水滸伝、高校のときに図書館のものを読んでみようとしたが
あまりにも殺人殺人皆殺しが延々と続く展開が嫌になって
本大好きの俺が初めて読むのをやめたわ
少なくとも読んだ範囲では読者にとって楽しい展開なんてなかったw
[ 2015/08/07 11:30 ] [ 編集 ]
初めて読んだのが吉川英治版だったけど、その辺はマイルドに改編されてたな
知県の子供の子守りを任された李逵だが、生来の強面のため子供に逃げられる
追いかけっこをした挙げ句に、子供は水にはまってアボンてな不可抗力っぽい感じだった

水滸伝は天命を受けた北宋を外敵から守るために108星が地上に終結して、役目を終えたら天に還っていく話だからね
途中の悪事も「大事の前の小事」ってことで、全てスルーされてる
その辺を苦手に感じる人は多いだろうし、少なくとも現代人の感覚には合わんわな
そういう人には、杉本苑子さんの「悲華水滸伝」とか、北方謙三さんの「水滸伝」みたいな、大胆なアレンジを加えたヤツをお勧めする

個人的には、日本でほとんど唯一の百二十回本を完訳した、駒田信二版が面白いんだけどね
[ 2015/08/08 21:05 ] [ 編集 ]
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