月別アーカイブ  [ 2016年08月 ] 

≪ 前月 |  2016年08月  | 翌月 ≫

【後味の悪い話】諸星大二郎「黒石島殺人事件」

222 名前:1/3 投稿日:2007/06/29(金) 15:02:42
諸星大二郎「黒石島殺人事件」
人口百人に満たない小さな離島・黒石島で、全裸の女性の他殺死体が見つかった。
1人の刑事が、捜査のために本土から島に派遣される。

殺されたのはA子という若い女性で、胸を一突きにされた挙句顔を
切り刻まれていたという。全島民が知り合い同士のような島に
外部の人間が訪れた形跡はなく、犯人は島民の誰かで間違いない。
現に、島民の1人であるB男という若い男が姿をくらましている。
B男が何らかの理由でA子を殺し、逃亡したのだろう。
週一度本土と島をつなぐ定期船には、B男が乗り込んだ形跡はなかったため、
B男はまだ島に潜んでいると考えられる。島の男たちによって山狩りが行われていた。

刑事は死体の所在を尋ねるが、すでに埋葬されたあとだという。
死体がひどい状態だったこと、夏場で腐敗が進んでいることから、
A子の両親にすら見せずに、岬の仮葬儀用墓地に葬ったのだという。
ただ、仮葬儀で土葬にしてあるから掘り起こせば検死は出来るだろうとのことだった。
引っ掛かりを感じながらも、刑事は女性の服や凶器などについて尋ねるが
いずれもまだ見つかっていないという。また殺人現場も、島民たちに踏み荒らされたり
雨に流されたりしたせいか、手がかりになりそうな痕跡も、何も発見できなかった。

B男は見つからない、事件解決の手がかりもつかめない。民家に設置された即席の
捜査本部で刑事が煮詰まっていると、さらに厄介なことが判明する。
同じく島民の1人であるC美もまた、4~5日前から行方不明になっているという。
もしかして、山に入ったところをB男に見つかって殺されているかもしれない。
B男の捜索と共に、C美の捜索もせねばならなくなった。

【後味の悪い話】諸星大二郎「黒石島殺人事件」の続きを読む
関連記事
スポンサーサイト



【後味の悪い話】『200X年のゲームキッズ』

154 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/28(木) 20:56:31
『200X年のゲームキッズ』
未来の世界のある高校の野球部の同窓会があった。
すっかり年寄りになった監督を含め、20年振りの昔話に華を咲かせる主人公と仲間達。
しかし、話はどうしても甲子園最後の試合で敗北した話になってしまう。
そこでバーチャルゲームを使ってあのときの試合をやり直そうということになる。
そのバーチャルゲームは、プレイヤーを若返らせ
主人野球ができるときの体に戻し、仮想の対戦相手を提供してくれるというシロモノ。
オッサンになった主人公達は高校時代の球児の身体に戻り、
監督もすっかり若くなって、ハツラツとした鬼軍曹になった。
対戦相手は当然甲子園で自分達を負かしたチーム。
八回まで主人公達は互角の熱戦を繰り広げるが、
最終回に相手に一点取られてその裏、ワンアウト・ランナー三塁で打席は主人公。
土壇場の状況で主人公は20年前に全く同じ状況で、
監督にスクイズのサインを出されダブルプレイで試合終了だったことを思い出す。

【後味の悪い話】『200X年のゲームキッズ』 の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】筒井康隆「生きている脳」

148 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/28(木) 20:18:02
筒井康隆「生きている脳」
重病で余命いくばくも無い男。
自分の財産や会社が親族や重役たちに食いつぶされるのを心配して延命を医者に相談すると、
治療は不可能だが冷凍睡眠か脳だけを保存するかなら可能だと言う。
冷凍睡眠の人体実験は既に成功してるので、功名心に駆られた医者は前例の無い脳保存を勧める。
男は脳だけで生きのびたって見たり話したり出来ないんじゃ意味が無いと訴えるが、
それはいずれ技術が発達すればなんとかなると医者。駄目押しに
「理論的には何百年も生きられるんですよ」
その一言で男も手術を決意。

【後味の悪い話】筒井康隆「生きている脳」の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】「クレイジーラリードライビングマリー」

146 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/28(木) 19:11:15
ニューシネマの時代だったんかな。
確か「クレイジーラリードライビングマリー」?とかって映画も同じ感じ。
2人の住所不定みたいな男があっちゃこっちゃで好き勝手暴れながら
車で目的の無い旅してんだけど、途中で若い女1人拾うの。
で、それからも3人で同じように気ままな旅を続けるんだけど
最後の方で女が「私もう降りたいわ(旅を止めたいわ)」って言ったら
男らが「まだいいじゃん」女「降ろしてよ!」とか揉めてる次の瞬間
いきなり巨大汽車に踏み切り横断中車ごと潰されエンドロール。
BGMは暢気なカントリーソング。

旅の途中で特に事件が起こる訳で無し、唐突に映画が終わってポカーン。

【後味の悪い話】「クレイジーラリードライビングマリー」の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】ウルトラマンのジャミラ

129 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/28(木) 16:29:00
>某国が極秘で有人宇宙飛行実験
>     ↓
>失敗して、宇宙船は宇宙の果ての水分の無い惑星に不時着
>     ↓
>国際社会の批判を恐れ、隠蔽の為救助せず
>     ↓
>飛行士はその星の異常気象のせいで怪獣みたいな姿に、
>復讐の為地球に来て国際平和会議を妨害、最後ウルトラマンに惨殺される
>     ↓
>結局世間に事実は公表されず、宇宙から来た怪獣とされる
>・弱点は皮肉にも、不時着した星に無く、死ぬほど欲しかったであろう「水」
>・ラストは平和会議場の片隅に慰霊碑、でもその意味を知ってるのは科学特捜隊員のみ

ウルトラマンのジャミラ。悲しいな…

【後味の悪い話】ウルトラマンのジャミラの続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】「パパ、ママバイバイ」

124 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/28(木) 14:30:15
昔見た「パパ、ママバイバイ」(みたいな名前)とかいうのがそんな感じだった。
あれは飛行機の墜落かなんかだったけど、幼心に後味の悪さは異常だった。
165 名前:博 投稿日:2007/06/28(木) 22:30:15
>>124
あーパパママバイバイな。
昔は道徳の教科書に必ず載っていたもんだ。
1977年、米軍の偵察機ファントムが住宅地に墜落する。
大量の航空燃料が飛散し辺りは地獄絵図。
しかし駆けつけた自衛隊のヘリは救助活動をせず、米軍パイロットを乗せ帰ってしまう。
多数の重軽傷者の救助は付近の民間人の手によって行われた。

救助された中に幼い兄弟とその母親がいた。
兄は翌日、”パパ、ママ、バイバイ”と言って息を引き取り、弟も次の日に”鳩ぽっぽ”を歌いながら亡くなる。
母親も危篤状態だったが、「子供たちも別の場所で頑張っている」という言葉を励みに少しずつ回復していった。
それから数年、母親に兄弟の死が初めて告げられ、後を追うように母親も亡くなった。

この母親の死に関しては精神病院に入れられた末、心因性の症状で息を引き取ったこともあり、
政府側からの何らかの圧力があったのではという話もある。

【後味の悪い話】「パパ、ママバイバイ」の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】デイ・オブ・ザ・デッド

112 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/28(木) 11:07:32
ロメロの映画が出たので俺も一つ。デイ・オブ・ザ・デッド(死霊のえじき)。
ゾンビがあふれた地上を捨て、地下で暮らしている科学者と軍人達。
いろいろあって、そこもゾンビに襲われてしまう。
主人公を含む三人はヘリで脱出し、無人島へたどりつく。
そこに大きな客船が近づいてきて、三人は手を振って合図してエンド。

この映画のラスト自体は後味が悪くない。ノベライズに付け加えられた一文が後味悪い。
「だが、その船にはゾンビが詰まっているかもしれないのだ」

関連記事

【後味の悪い話】恐怖の報酬

111 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/28(木) 10:40:34
ニトロ運ぶ映画なんだっけ?
113 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/28(木) 11:16:45
>>111
古い映画?だったら「恐怖の報酬」?
あれも後味悪かったな
高い報酬を約束されて火災現場までニトロを運ぶ
(爆風で火災を消すため)
報酬が払われるのは一番最初についた者にだけ
様々な苦難を乗り越えて主人公 報酬を手にする
故郷で待ってる家族や友人 その報告を受けてパーティ状態に
ラジオから流れる「美しく青きドナウ」に合わせて皆で踊る
同じラジオを主人公も聴きながらトラックを運転
ハンドル操作を誤って崖から転落 炎上
炎の中 死んだ主人公の顔 バックには曲が流れ続ける

明るい音楽と悲惨なラストのギャップがなー

【後味の悪い話】恐怖の報酬の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】ソウ3

110 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/28(木) 10:36:59
映画ネタだと、「ソウ3」のラストは救いがなかったなー
生の大切さを教える為に殺人を犯すという、倒錯した殺人者「ジグソウ」。
ある交通事故で娘を失い、加害者を憎んだまま自暴自棄になっていた為に
ジグソウに目をつけられ、拉致された主人公。

~中略~

【後味の悪い話】ソウ3の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】「銀河ヒッチハイクガイド」

108 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/28(木) 10:12:29
「銀河ヒッチハイクガイド」の冒頭でいきなり地球滅亡の理由が後味悪い。
やってきた宇宙船が「銀河ハイウェイ建設のため、あと五分で地球を爆破します」とアナウンス。
地球人は当然抗議するものの、そのことは50年前からアルファ・ケンタウリにある出張に
公示されていたとして受け入れられず、地球人もろとも地球はあぼーん。お役所仕事って・・・
ちなみに実は人類より賢かったイルカはそのことを知っていて、ジャンプや宙返りをして
教えてくれていたが、バカな人類は気付きませんでしたとさ。

【後味の悪い話】「銀河ヒッチハイクガイド」の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】西岸良平の漫画「地球最後の日」

106 名前:1/2 投稿日:2007/06/28(木) 03:39:02
西岸良平の漫画「地球最後の日」
主人公は平凡なサラリーマン。
ある日TVを見ていると、突然画面に宇宙人が映り主人公に向かって宣言する。
「我々銀河連盟はロクでもない地球人を見限った。地球を宇宙から抹殺する!」
「ただしチャンスがある。君に超能力を与えるから
地球人代表として1ヶ月以内に地球上の悪をすべて葬り去れ!」
それが出来なければ地球を滅ぼすというのだ。

翌日、主人公は会社を辞め恋人とも別れ、一人孤独に地球の悪を滅ぼすことを誓う。
地球の運命は自分にかかっているのだ、と息巻く主人公。
宇宙人にもらった超能力を使って地球上の兵器をすべて破壊しようか、
それとも自分が世界を支配し悪人を牢獄へぶち込んだ方が早いか、とさまざまに作戦を練った。

【後味の悪い話】西岸良平の漫画「地球最後の日」の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】高橋葉介「腸詰工場の少女」

99 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/28(木) 01:56:12
ミートホープ事件で思い出した漫画
高橋葉介「腸詰工場の少女」

腸詰工場で働く貧乏な少女
ある日 腸詰の材料の中から人間の手が突き出してるのを発見
(ミンチの材料に人間の死体を混ぜてた)
工場長は「なんかの間違いだ」と言いくるめ
口止め代わりに自分の息子(少女が密かに憧れてる)とデートさせる
息子に遊ばれる少女
それを知った飲んだくれの父親に陵辱されてボロボロ

【後味の悪い話】高橋葉介「腸詰工場の少女」の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】「大鎌」

98 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/28(木) 01:26:02
「大鎌」
定職が長く保てない男が新天地を求め、
妻と娘を連れて何も無い田舎道を車を運転していると、
広大な麦畑を有した一軒の農家をみつけた。
中を覗くと老人の死体があり、遺言状が置いてある。
それによると、誰でもこれを一番に見つけた者に、この農場を譲ると書いてある。
一家は突然訪れた奇妙な幸運に戸惑いながらも、この農場に住むことにした。
しばらくして麦の刈り入れはじめた男は、自分が死神の仕事をしていることに気が付いた、
麦一本一本が人の命であり、男が鎌でそれを刈り取る度に、誰かが死んでゆくのだ。
このことを妻と相談するが、妻は衣食住が保障された今の生活を捨てることをしぶる。
男はしぶしぶと麦を刈り続けた。

【後味の悪い話】「大鎌」 の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】映画「マルコビッチの穴」

93 名前:1/2 投稿日:2007/06/27(水) 23:38:40
映画「マルコビッチの穴」
主人公は技量は高いのに際どい演目のせいで売れない貧乏な操り人形師。
奥さんに叱咤されて、7と1/2階という天井の高さが半分しかない階にある
妙なオフィスでバイトをすることに。
そこで一定時間俳優マルコビッチの精神に入り込める「穴」を見つけた主人公が
バイト中に知り合ったいい女と共同で「マルコビッチ体験」ビジネスを始める。
でまあ、怪しんだ主人公の奥さんがマルコビッチ体験にハマったり、
マルコビッチの肉体越しに奥さんといい女がデキちゃって
いい女に言い寄ってた主人公がハブられたり、
マルコビッチ自身が穴に入って自分の心象世界を見せられたりしてたんだけど、
その内主人公はマルコビッチの精神に入るだけでなく肉体も操れるようになってくる。
ついにはマルコビッチの人格を完全に押さえつけることに成功、
早速役者をやめるとネームバリューを利用して操り人形師として再デビュー、大ブレイク。
マルコビッチとしていい女と結婚し、順風満帆のキャリアを送る。

【後味の悪い話】映画「マルコビッチの穴」の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】クローネンバーグ『ラビッド』

85 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/27(水) 22:20:59
クローネンバーグの『ラビッド』
バイクの横転事故でカップルが重傷を負う。
彼氏は比較的軽い怪我だったのだが、問題は彼女(主人公)の方だった。
瀕死状態であったのは勿論、もし命が助かっても
若い女性には致命的な痕跡を残してしまう全身を覆う裂傷・・・。
医師は意を決し、実験段階だった人工皮膚を使った手術に踏み切る。
その甲斐あって彼女は一命を取り留め、怪我の痕跡もない上々の結果を得た。
若い医科助手が昏睡状態の彼女に猥褻な行為を働こうとした時、彼女が目覚める。
彼女が助手を抱くとその脇から牙の様な棘が飛び出し、彼の血を吸うのだった。

【後味の悪い話】クローネンバーグ『ラビッド』の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】ヘビースモーカーの小説家。

937 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/26(火) 12:19:48
「世にも奇妙な物語」の「最後の喫煙者」
ttp://yonikimo.com/db/public/267.html
主人公はヘビースモーカーの小説家。
嫌煙権運動が異常に盛り上がり、喫煙者の迫害運動に発展。
喫煙者達が次々と狩られ、最終的には喫煙家の主人公と作家仲間達が残り、山小屋へと立てこもる。
しかしそこにも迫害者達の手が伸び、スモーカー狩りが行われて作家仲間達が捕らえられ、殺されていく。

【後味の悪い話】ヘビースモーカーの小説家。 の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】ブラック・ウォー

941 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/26(火) 12:43:03
じゃあタスマニア人の話をしてみる。
大体あっていると思う。
タスマニア人は一夫一妻の小家族を基本単位する。
一部族は50人程度、1万年以上にわたりタスマニア島で外界と離れた生活をしていた。
動物にもタスマニアタイガーなど、タスマニアにしかいない種が多かった。
外界からの危険もなく、穏やかな生活をしていた。
しかし、イギリスによるオーストラリア植民地化で事態は一変する。
外部から持ち込まれた、動物により在来種は激減。
さらに、流刑地であったオーストラリアには女性が少なく
男女比が9対1であったためタスマニア人に対するレイプ
その後殺害が横行した。
当然タスマニア人は反抗する。一度は勝利しかけるも、
イギリス本国の正規軍の投入により、事態は一変する。
タスマニア人はスポーツという名の”狩猟”の対象とされた。
子供を先に撃って親がかばうところを撃つなど効率よく”狩れる”方法も考えだされた。
競技大会(誰が一番殺せるか?)も行われた。
町にやってきて”もうやめてほしい”と言ったタスマニア人を町のみんなでなぶり殺しにもした。
現在、純血のタスマニア人はいない。強制移動、隔離政策により、言語も文化も失われた。
さらに、その居住区で核実験も行われている。

関連記事

【後味の悪い話】綾辻行人「どんどん橋おちた」

17 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/27(水) 08:05:34
本格推理作家の主人公の前に、
主人公のファンだという男が現れ、自分の作った問題を解いてほしいという
しかし、男の出す問題は一見本格物だが、実のところ問題文の言葉を駆使したいわゆるナンセンス問題ばかり
主人公は推理失敗を繰り返し、種明かしを聞いては憤慨する
ある日、男は主人公が昔テレビで脚本を描いたドラマが見つかったといい
主人公にそのドラマの推理をしてほしいという
主人公は書いたことを全く忘れていたが、犯人はカメラマン
(つまり、カメラマンも劇中人物ということをわざと伝えないテレビカメラを使ったトリック)と推理。
推理通り犯人はカメラマンだったが、そのカメラマン役はなんと主人公だった。
能面のような顔になり「あなたは違うんです」と言う男
主人公は自分のやってきた本格推理小説を書くということが、
読者に言葉のさじ加減で騙して書いている点で、男の問題と同じだと悟り絶望して終り

タイトル失念 昔読んだ本なので間違ってたらスマン

【後味の悪い話】綾辻行人「どんどん橋おちた」の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】呪いだと思っていたのは神様の加護

14 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/27(水) 04:26:54
誰のか忘れたけど短編小説から
主人公は田舎の旧家の若者。
家は金持ちだけど呪われた家系で、その家に生まれた人ははなぜかみんな50歳で死んでしまう。
成人してしばらくたった主人公は、父親が死んだことを機に、蔵の中を調べたりしているうちにその理由を突き止める。

実は呪いだと思っていたのは神様の加護で、その昔、自分の祖先が「子々孫々まで絶対に50歳まで生きさせてくれ」
と氏神様に願い、それが聞き届けられたからだった。
50歳までは絶対に死ぬことはないが、50歳になると必ず死んでしまう。
それでも昔は、平均寿命は短くて50歳まで生きられる人は相当な長生きだったのだ。あ

【後味の悪い話】呪いだと思っていたのは神様の加護の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】清涼院流水「ジョーカー」

10 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/27(水) 00:50:51
清涼院流水のジョーカーという小説が後味が悪い。
中身がどうの、って言うより「推理小説」の体裁として後味が悪い。
掻い摘んで説明すれば、
幻影城と言う屋敷で推理作家や探偵が集まっていたがそこで謎の連続殺人事件が起きる。
犯人は芸術家(アーティスト)と名乗り、
推理作家が決めた「推理小説の構成30か条」を網羅する殺人を繰り返す。
例えば密室、アリバイ、暗号、ダイイングメッセージ、連続殺人、
遠隔殺人、装飾殺人、見立て殺人、死体交換、殺人予告状などから、
作中作、意外な犯人、意外な動機、ミッシングリンク、結末の逆転劇等を全うするための殺人事件を起こす。
そして最後ではお約束通り犯人が指摘されるが、それが二転三転どころか、四転五転もする。
○○氏は実は真犯人に罪を着せらていた、罪を着せたのは、××氏だ。しかし彼は実行犯ではない。
実行犯は△△氏だ。だが彼も実は真犯人に操られていただけに過ぎない・・・とかどんどん犯人が入れ替わる。
途中では実は「紫式部(本当に歴史上の人物の)がこの殺人事件の計画者」という結論にたどり着くも、
さらにまだ真犯人が入れ替わり、最後はある暗号を解くことで犯人は解ります。
という終わり方で小説は終わっている。

【後味の悪い話】清涼院流水「ジョーカー」の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】ウルトラクイズ高校生大会。

84 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/27(水) 21:58:14
大分前にやっていたウルトラクイズ高校生大会。
高校生が3人一組で各地を回りながらクイズを勝ち抜くのだが
あざとい受け狙いの演出が気分のわるい番組だった。
テスト方式のクイズの結果発表のとき。
体育館のような場所に集められ、「勝利チームを発表します」
と宣言して次々とチーム名を発表する。呼ばれたチームは壇上に上げられる。
上がった子たちは静かに喜びをかみしめている表情。
司会者も「ここまで来られてどうですか」とマイクを向け「うれしいです」などと言わせている。
しかしここで司会者が
「実は壇に上げられたみなさんは敗者です。
 勝利チームを発表するといいましたが勝った方を呼ぶとは言っていないですよ」
ええーっというどよめきが過ぎると壇上は茫然自失になったり思わず泣き出す高校生達の姿。
それを舐めるように撮るカメラ。
あまりの痛ましさに勝った筈のフロアの子達も一応喜びはするものの微妙な表情。

【後味の悪い話】ウルトラクイズ高校生大会。の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】『ナイトオブザリビングデッド』

82 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/27(水) 21:25:10
『ナイトオブザリビングデッド』の後味悪さはピカイチと思う。
死者が蘇る異常事態が起こり、人肉を食う”歩く屍・ゾンビ”が闊歩し始める。
主人公(黒人)は命からがら郊外の一軒家に逃げ込んだ。
同じく逃げ込んできた人々と共に長い夜を過ごす事になるのだが、エゴや偏見、
ゾンビの襲撃によって次々と命が失われてゆく。
やがて長かった一夜が明け、主人公はただ独り、惨劇を生き延びたのだった。

その頃、ゾンビを駆逐するための自警団が結成され、
さながらレクリエーションの如き”狩り”を展開していた。

「生き延びた・・・」感無量に呟く主人公。
ライフルの銃弾がその頭を事もなげに撃ち抜く。

「まだ残ってるゾンビが居やがったぜ! 一発必中だ!」
「おいおい、ゾンビだったんだろうな?」
射手は肩をすくめてニヤニヤ笑うのみだった・・・。

って感じで終わる。
元々人種偏見を含んだ内容だけに、最後の部分が
『ゾンビじゃなくても黒人だから別に良いんじゃね?』的なニュアンスで、
それが後味悪いし怖かった。

【後味の悪い話】『ナイトオブザリビングデッド』の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】映画「ノー・マンズ・ランド」

78 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/27(水) 20:45:36
映画「ノー・マンズ・ランド」
ボスニア人、セルビア人、クロアチア人が三つ巴の内戦を繰り広げていた東欧ボスニア。
陣地を目指して行軍中のボスニア兵の一団が道を間違い、
敵のセルビア軍陣地の真ん前に出てしまう。
銃撃から何とか生き残ったボスニア兵(主人公)は
両軍陣地の中間地点にある遺棄された塹壕に逃げ込む。
その後何やかんやがあって、主人公含む二人のボスニア兵と一人のセルビア兵が
この塹壕の中に孤立してしまう事になる。
もう一人のボスニア兵は気絶してる間に死体と間違えられて
ブービートラップの地雷(圧力=体の重みが抜けると爆発)を
体の下に埋められてて、そこから一歩も動けない。

奇妙な状況にどちらの側もどうしていいかわからず、国連軍に救援要請が出る。
平和維持とは名ばかりで泥沼の内戦を傍観するだけの任務に腐っていた
フランス兵部隊の隊長は出動を希望、無視しろと命令する司令官に対して
事件を嗅ぎ付けたアメリカ人レポーターの援護射撃を受けて出動許可を取り付けた。

主人公とセルビア兵は助けを待つ間にお互い共通の知人がいた事がわかったりして
ちょっと和やかムード。フランス兵部隊やドイツ人の地雷処理係もやって来て、
やれやれこれで助かった…と思いきや

【後味の悪い話】映画「ノー・マンズ・ランド」の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】レイ・ブラッドベリ「十月のゲーム」

62 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/27(水) 16:05:13
レイ・ブラッドベリ「十月のゲーム」
夫と妻と娘と3人家族
白い肌とブロンドの妻と娘 黒い髪と肌の自分
夫は自分が家族から阻害されていると思い込んでいる

ハロウィンの夜 夫は町の人を呼び 自宅でパーティを催す
地下室に皆を集め 「魔女は死んだ」と言うゲームを始める
全員車座になり 灯りを消して 暗闇の中で「魔女は死んだ」と宣言し
「これは魔女の心臓だ」「これは歯だ」とか言いながら
鶏肉や とうもろこしの粒 なんかを手から手に回して
感触や匂いを探りながらキャアキャア騒ぐ他愛のない遊び

夫は 次々に「解体された魔女」を回してゆく

【後味の悪い話】レイ・ブラッドベリ「十月のゲーム」の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】鸚鵡

46 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/27(水) 15:13:36
では、阿刀田で鸚鵡
主人公はヒロシという男。
ある時、素晴らしい女性と出会い、恋に落ちる。
女性の家には鸚鵡がいて、女性は可愛がっていた。
女性は絶頂を迎えるとき、主人公の名前を呼ぶ癖があった。
しかし女性には秘密があった。彼女は結婚していたのだ。
女性の夫は嫉妬深く、しかも暴力夫だった。
ついに暴力夫に殺される女性。ショックを受ける主人公。
失意のうちに主人公は街を彷徨う。

ある日主人公は呼び止められる。今は無き彼女を思わせる声だ!
声の主を探す主人公。そこはペットショップだった。
そこで女性の飼っていた鸚鵡を見つける主人公。
鸚鵡は言う”ヒロシ、カンニンシテ”
その声に女性との情事を思いだし、鸚鵡を購入すことを決める主人公。
鸚鵡が”ヒロシ、カンニンシテ”という度に情事を思い出し、ひとり思いにふける主人公。
主人公にとって、鸚鵡はあの素晴らしい過去と現在をつなげるものだった。
しかし、主人公は知ってしまう。
女性の夫は女性に暴力をふるうとき、鸚鵡に見せていたことを。
そして女性は、暴力に耐えるため主人公の名を叫び
暴力夫に”堪忍して”と許しを請うていたことを。
鸚鵡の寿命は長い。今日も鸚鵡は喋る
”ヒロシ、カンニンシテ”

【後味の悪い話】鸚鵡の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】不幸な子供;エドワード・ゴーリー

901 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/25(月) 18:49:35
不幸な子供;エドワード・ゴーリー
主人公は女の子。裕福で、やさしい両親と暮らしている。
主人公には、お気に入りの人形があり名前をつけている。
ある日、軍人の父が外国で戦死したとの報告がある。
母親はショックで寝込み、そのまま死んでしまう。
たった一人の叔父も事故で死んでしまう。
身寄りが無く、引き取られた主人公は全寮制の学校に入学させられる。
そこでイジメを受ける主人公。お気に入りの人形もボロボロにされる。
ついに逃げ出す主人公。しかし途中で気を失い倒れる。
倒れた隙に、家族の写真の入った大事なペンダントを奪われ、
さらに別の人間にさらわれる。

【後味の悪い話】不幸な子供;エドワード・ゴーリーの続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】映画 「Europa」

898 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/25(月) 18:06:00
昔に見た映画 「Europa」
同じころにに「Europa、Europa」という映画もでて、こちらのほうが有名だけど、
これはただの「Europa」
わざと白黒で撮られたおそらくドイツ産の映画。
内容がうろ覚えですまないがあらすじ書いてみる。
鉄道員の男がきれいな女性と結婚する。
が、幸せは長く続かない。彼女はテロリストだったのだ。
ある日男の乗っている電車に女性も乗り込んできて、
電車の通る鉄橋に爆弾が仕掛けてあることを告白する。
怒った男は、妻を電車の一室に監禁したあと、電車を止め、
トイレに入ってドアを閉めて閉じこもる。
が他の鉄道員が電車を再発車させてしまう。

【後味の悪い話】映画 「Europa」 の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】隣人は静かに笑う

895 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/25(月) 16:52:54
隣人は静かに笑う
主人公は大学教授。FBIだった妻は、事故で既に死んでいる。
ある日、主人公の隣に一家が越してくる。
その隣人の息子を救ったことで、隣人と仲良くなる
主人公(引越しと逆かも)。
仲良くしていた主人公だが、アメリカ資本主義を敵視する言動や、
隣人が偽名を使っていることを知り、隣人に対し不信感を抱くようになる。
やがて、隣人の正体が爆弾魔だとわかる主人公。
妻の友人のFBIに相談するも、一蹴される。
やがて、真相を知った主人公の恋人が交通事故死する。
そして、ついに息子が人質になる。息子が乗った車を追いかけカーチェイス
する主人公。
たどり着いた先はFBIの本部だった。
罠に嵌められたことに気づく主人公。
その時、主人公の乗った車が爆発する。
ニュースで、FBI本部爆破テロの件が報道される。
犯人は主人公、動機は妻の事故死に対するFBIへの不満というものだった。

【後味の悪い話】隣人は静かに笑うの続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】たがみよしひさの短編漫画

889 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/25(月) 16:29:27
題名忘れたけど たがみよしひさの短編漫画
主人公が夜道で昆虫みたいな異形の宇宙人に出会う
宇宙人は「銀河警察」を名乗り この星にエイリアンが逃げ込んだ と言う

「エイリアンは人間にとりつき 宿主の「性行為」によって分裂・増殖してゆく
奴を根絶しなくては 人類はどんどんエイリアンにとりつかれて絶滅してしまう
自分は奴を追ってきたが 怪我を負ってしまった もう死んでしまう
君にエイリアンを見分ける力を与える あとは任せる」

そう言って チリのように粉々になって 風に吹かれて消えてしまう

あくる日 主人公は友人に会いに行く
出てきた友人の顔が一瞬「ウルトラマンの宇宙人」に見える
主人公は「ああ これか」と思い 友人を殺す
そして 友人関係をたどり 次々に友人を殺してゆく

最後に女友達にたどりつく 主人公が片想いしてる女性
彼女の顔も やはり一瞬だけ宇宙人に見える

【後味の悪い話】たがみよしひさの短編漫画の続きを読む
関連記事

【後味の悪い話】ファニーゲーム

887 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/25(月) 16:10:19
ファニーゲーム
主人公とその妻、息子は湖畔の別荘?にバカンスにいく。
別荘につくと、青年(知らない)が卵を借りに現れる。
なぜか青年は、主人公の妻を苛立たせる行動を続ける。
青年の友人も登場し、ついに二人は喧嘩をしてしまう。
仲裁に入る主人公。しかし青年によって、主人公は膝を砕かれてしまう。
そして青年はいう「俺らが、明日9時までにお前たちを殺せるかゲームしよう」。
結局息子は射殺、妻は溺死、主人公はめったぎりされて射殺されて終了。

ずーっと映る少年の死体。
抵抗しない主人公。
意味も無く殺す青年達。
自称、非暴力主義者の監督。
そしてこれが、カンヌグランプリということ。
どれも不快で後味わるいです。

【後味の悪い話】ファニーゲームの続きを読む
関連記事


アクセスランキング ブログパーツ