881 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/06/13(水) 09:50:58
鉄腕アトムの番外編みたいな話で、
とある未来の世界。両親と三人暮らしの男の子と、やはり同じような家族構成の隣の女の子。
男の子は女の子と遊んだりもするが、男の子なので遊びが乱暴。
隣家の両親は女の子と男の子を遊ばせないようにする。
時は流れて二人とも成人する。二人は恋仲になり、男性は両親に結婚したい旨を告げたが一笑にふされた。
実はこの未来の世界では人間はとっくに負け犬で、ロボットの支配するロボットの惑星になっていた。
男性の両親だと思っていたのはもちろんロボット夫妻。人間の子供を引き取り育てていた。
ロボット夫妻が人間を養っていたのは、闘犬を育てるが如く、闘技場で戦わせるため。
男性は闘技場へやられる。しかし男性は闘技場を脱走。女性を連れて逃亡する。
しかし追っ手がかかり逃げ切れるものではない。
そこで男性はどこかの博物館に骨董品として保管されていたアトムを目覚めさせる。
ロボット三原則がインプットされていた時代のロボットなら
自分たち人間の味方になってくれるだろうと思ったのだ。
アトムは二人の味方になってくれ、追っ手を蹴散らすべく飛び立とうとする。
しかしその直前アトムが「その女の人はロボットですけど、それでも愛してるんですよね?」
と何気に確認する。驚愕する男性の様子には気付かず飛び立つアトム。
残された男女は諍いとなる。騙していたのかと怒る男性。
自分は人間だ、その証拠に子供時代があってちゃんと成長している、と反論する女性。
しかし激昂した男性が女性を殺害というか破壊してみるとやっぱり女性はロボット。
追ってきた警察のパトカーに向かって、ロボット女性を破壊したことをヤケクソ気味に宣言する。
そこで警察から真実が語られた。実は子供の頃の女性は確かに人間だったのだが、
男性の乱暴な遊び(首吊りごっことかしてた)で命を落していた。
そこで隣家の両親は人間の娘そっくりのロボットを作ったのだという。
意外な事実を知らされて、自責の念なのか、男性はほどなく自殺して終わり。
…アトムは?
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