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【後味の悪い話】「風と木の詩」

268 名前:風と木の詩 1 投稿日:2007/04/23(月) 01:41:14
「風と木の詩」
投下する前に書いとく。
これは所謂「ソドミィ」とか言う同性愛ものなので
嫌いな人はスルーして欲しい。
一度、暇つぶし程度に読んだだけなので記憶違い等があったら申し訳ない。
あと話が長いので、順序はちょっと弄った。
長文です、すみません。



亡き父の母校である学院(全寮制?)に転入したA少年が
「小悪魔」「娼婦」と呼ばれるB少年と同室になる所から物語は始まる。

ジプシーと貴族の間に産まれたA少年は、素直でまっすぐな性格。
母はジプシーで娼婦、父は貴族だったが、2人は恋に落ち、駆け落ちした。
その後、Aが生まれ幸せな暮らしを送っていたが、父は結核で死亡。
Aは父の実家に引き取られた(その後、母も同じ病で死亡)。
Aはその明るい性格で周囲に打ち解けるが、叔母は彼を拒絶する。
ある時から同居する事になったイトコの少女は、Aに恋をする。
しかしAは少女の気持ちを受け入れる事が出来ずに居た。
事故が起こり、少女はAを助ける為に顔に大怪我をおう。
Aは一生少女の傍に居ようとするが、誇り高い少女はそれを拒絶する。
屋敷に居られなくなったAは、学院へ転入した。

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【後味の悪い話】まほろまてぃっく もっと美しいもの

256 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/22(日) 21:31:10
アニメ まほろまてぃっく もっと美しいもの
萌えアニメとして知られる本作だが
終盤は異星人との戦争を主軸にした陰惨なストーリーになる。
敵との死闘の仲、主人公の優は唯一の肉親だった祖父を失い、
ヒロインのまほろさんは静かに残り一年の余生を過ごすはずが、余命が極度に減ってしまう。
さらに二人を抹殺するためのアンドロイドが出現、意を決したまほろさんは優を守る為に自爆を決行する。

そして、最終話冒頭の優のモノローグは、
「結局、まほろさんが来たせいで僕はもっと不幸になった」
まほろさんの努力を全否定した挙句にやさぐれモードに突入、最後には仲間割れを起こして重傷を負う。
そこで唐突にまほろさんが復活
(二十年後に復活した理由については原作漫画版では説明があるが、アニメ版では特になし)。
瀕死の状態で町を彷徨う優と出会うと、何故か優は二十年前の姿に若返り、再開を祝う・・・

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【後味の悪い話】映画「ユージュアル・サスペクツ」

207 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/22(日) 01:04:28
映画「ユージュアル・サスペクツ」
麻薬取引の現場で爆発が起こり、犯人グループが総あぼーん。
現場でただ一人助かった足の悪い下っ端のケヴィン・スペイシーが警察で取調べを受ける。

ケヴィンは、自身の無罪釈放と引き換えに、情報を出すことになる。
「カイザーソゼ」というマフィアの男にケヴィンたちは弱みを握られ、
命を助ける代わりに麻薬取引の現場に爆薬をしかけろと命令される。
足の悪いケヴィンは足手まといなので、隠れていて爆発から助かった。
そして中盤はずっとケヴィンによるカイザーソゼという男についての回想。
長い髪をたなびかせたカイザーソゼの高い知力、
冷酷な犯罪、そのカリスマ性が余すところ無く描写される。
ケヴィンは、いつも「コバヤシ」というソゼの部下と連絡を取り合っていて
ソゼの顔は知らない。「ソゼに逆らったら殺される」とおびえながら話した。

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【後味の悪い話】40人の乗客が恐ろしい

203 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/22(日) 00:36:28
現実の犯罪と言えばこれだ。
犯人よりも同じ車両に乗っていた40人の乗客が恐ろしい。
>強姦:特急車内で暴行、容疑の36歳逮捕 乗客通報もせず
>当時、同じ車両には約40人の乗客がいたが、植園容疑者にすごまれ、誰も制止できなかったという。
>調べでは、植園容疑者は昨年8月3日午後9時20分ごろ、福井駅を出発した直後に、6両目にいた女性の隣に
>座り、「逃げると殺す」「ストーカーして一生付きまとってやる」などと脅し、繰り返し女性の下半身を触るなどしたという。
>さらに、京都駅出発後の午後10時半ごろから約30分間にわたり、車内のトイレに連れ込み、暴行した疑い。
>女性はトイレに連れて行かれる途中、声を上げられず泣いていたが、乗客は植園容疑者に「何をジロジロ
>見ているんだ」などと怒鳴られ、車掌への通報もしなかったという。
ttp://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/jiken/news/20070422k0000m040054000c.html

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【後味の悪い話】アメリカの犯罪史から

192 名前:3-1 投稿日:2007/04/22(日) 00:07:47
アメリカの犯罪史から。
バージニア州の田舎で普通に暮らしていた裕福な農家に、
二人組みの流れ者が押し入る。
まず父親を縛り上げ、次に母親。その目の前でまだ幼い二人の娘をさんざん強姦し、
泣き叫ぶことも出来なくなった彼女達の背中を切り刻んで殺す。
それから同じく、涙も枯れ果てた母親を旦那の目の前でさんざん陵辱してから殺す。
最後に父親は無理やり首にロープをかけて梁につるしもがき苦しみながら
徐々に死んでいくのを鑑賞しつつ、食べ物や金目のものを袋に詰め、農家を去る。
しかしその家にはもう一人、七歳の末娘キャシーがいて、屋根裏の戸棚で震えながら全てを聞いていた。

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【後味の悪い話】スペインのホラー映画からもう一つ。

236 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/22(日) 13:04:48
スペインのホラー映画からもう一つ。
小さな田舎町に男の子3人、女の子一人の仲良し小学生四人グループがいた。
グループは優しく明るいが少々気弱なアーサー(一応リーダー)
大人しく純真無垢なお嬢様ロゼッタ、陽気で粗野なアントニオ、成績優秀で強かなミカエルで構成されていた。
クリスマスの朝、ロゼッタはグループの秘密基地(裏山の放置されたコンテナ)に行こうと山道を歩いていた。
と、そこにか細い声が聞こえてきた。この裏山には民家はなく誰も通る人はいないはずだ。
不審に思いながら周囲を探していると枯れた古井戸に落ちた女性を発見する。
女性は足をくじいているらしく、動けなかった。
そもそもその古井戸は崩れかけており、足が無事であっても這い上がる事は困難である。
助けを求められたロゼッタは大急ぎで秘密基地に向かい既に到着していた3人と一緒に井戸に向かう。
「大丈夫ですか?」井戸を覗き込んだミカエルの顔色が変わる。

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【後味の悪い話】スペインのホラー映画

169 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/21(土) 11:32:18
スペインのホラー映画から一つ。
出産を控え、もっと広い部屋への引っ越しを考えている夫婦がいた。
ある日、マンションを紹介したDMが家に届く。
つわりで気持ち悪い妻は外出したくなかったのだが夫は相当な乗り気で無理やり妻を連れていく。
車の中でもマンションの好条件ぶりをアピールする夫の話を適当に聞き流す妻。
到着したマンションは荒れ果てた荒野に建っている古い建物だった。
「こんな場所は嫌だ」と怒り出す妻。「家賃が格安なのだ」と反論する夫と喧嘩を始めるが
そこに初老の管理人がやってくる。
管理人はとても気さくな夫人で親切にマンション内部を案内し出す。

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【後味の悪い話】農夫が赤ん坊と番犬

144 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/20(金) 22:18:43
かなり突っ込みどころの多い話ですが、アイルランドの昔話「農夫と犬」。
農夫が赤ん坊と番犬と暮らしていた。
ある日、農夫が畑から帰ると、赤ん坊の揺りかごが引っ繰り返り、辺りに血が飛び散っていた。
番犬が赤ん坊を殺したと思い込んだ農夫は、犬を殺してしまう。
ところがその直後、揺りかごの下から赤ん坊の声が。
驚いて抱き上げると、赤ん坊は全くの無傷。
そして隅には血まみれの狼が死んでいた。
揺りかごは狼が赤ん坊を襲ったはずみに引っ繰り返ったのだった。

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【後味の悪い話】おろち

143 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/20(金) 21:29:03
おろちってのを読んだ。しょっぱなから後味悪いな、これ。
姉妹は18才になると醜くなる奇病を持つ家系に生まれた。
美しく成長した二人は18才の誕生日を恐れて常に鬱モード。
しかし実は妹は養子であり一族の血を引いていないと判明する。
翌日から二人の仲は激変した。
一人だけ美しいままでいるのは許せないと妹をいじめ抜く姉。哀れな姉を憎めずに耐える妹。
姉の誕生日が近づいた日、顔が崩れることを恐れた姉は自らの顔を焼いてしまった。
ひどい火傷が残った姉は来る日も来る日も妹を虐め続ける。
やがて訪れた妹の18才の誕生日。妹は変化し始めた顔を見せながら、笑顔で姉に事実を告げる。
一族の血を引いていないのは、実は姉の方だと。
でも姉が一人美しいままでいるのは許せなかった。だから嘘をついた。
事実を知った姉は狂乱する。だったら顔を焼く必要はなかった。二度と戻らないこの顔をどうすればいいのか。
醜く変わっていく妹は、絶望した姉が狂い死ぬ様を見ていた。


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【後味の悪い話】「闇のパープルアイ」

126 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/20(金) 08:57:22
「闇のパープルアイ」
水島は医大志望の優等生。それが気に入らないとDQNに目をつけられており、
幼馴染以上恋人未満な関係である倫子をDQNに拉致られてしまう。
レイプするとほのめかされ、急いで現場にかけつけたところ、そこには血まみれの死体となったDQNの姿が。
一人だけ無事で全裸で横たわる倫子。倫子の口元は血に濡れていた。幸いレイプはされてなかった様子。
実は倫子は変身人間で、感情の暴発によって豹へと姿を変えてしまうのだった。
DQNに襲われた事によって眠れる変身人間としての血に目覚め、DQNを噛み殺したのだった。
倫子はそれから目が紫に光るようになったり、肉も生っぽいのを好むようになったりと体が変化していく。
だが水島はそれでも倫子を愛し、倫子になにがあっても守ると誓った。

生物教師の曽根原は以前から変身人間をテーマに研究していた。
倫子が変身人間だと知り、倫子を拉致して生体実験を行い、
あげくに同じように変身人間の可能性があるからと倫子の妹を実験の末に殺した。
何故か猟銃すら所持する曽根原に追われまくり、水島と倫子は共に逃げる。
そんな時、同じく変身人間で黒豹に変身する小田切という男が現れる。
曽根原に狙われ対抗するうちに変身する回数も犠牲にした人数も増えて行き、
変身後は意識が朦朧として水島すら殺しかねない倫子は、
これ以上自分に巻き込んではいけないと水島と決別し、同士である小田切の家に行く。
しかし小田切は同士ではなく女として倫子を見ており、倫子はレイプされ妊娠してしまう。

実は変身人間は体の形すら変形させ莫大なエネルギーを使うために、短命だという。
小田切も吐血する日々を送っており、もう命が短いのだからと、曽根原の目を倫子から逸らす為に自爆死した。
水島は倫子と再会して小田切の子を宿している事を知るが、無理強いされたものであるし、やはり変わらず倫子を愛した。
世間的には家出状態である倫子が子供を産むためには合法的な病院では無理なので、
一時的に曽根原に協力してもらって、黒い医者のところで倫子は女の子を出産、麻衣と名づけた。
それからしばらくして、曽根原は今度は変身人間同士の子で純血種である麻衣を実験道具として狙う。

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【後味の悪い話】藤子F不二雄のSF短編『ヒョンヒョロ』

96 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/19(木) 18:49:01
藤子F不二雄のSF短編『ヒョンヒョロ』も後味が悪い。
主人公のマーちゃん(3歳くらいの男児)は日頃から不思議な行動や発言の多い子で、
この日も「お星様を拾ったんだ」と母親に話して「変な事を言うんじゃありません!」と怒られていた。
そんなマーちゃんが、今度は「大きなウサギさんから手紙をもらった」と両親に話す。
マーちゃんが大ウサギから預かってきたという手紙を読むと、なんと脅迫状。
「マーちゃんへ。ヒョンヒョロを渡さないと誘拐します」と書かれた脅迫状に、
両親は「マーちゃんが誘拐される!」と大騒ぎ。

その日から人質が逃げないようにと、脅迫状の送り主である大ウサギがマーちゃんの家に住み着くようになる。
非現実的なしゃべる大ウサギの登場に加え、誘拐を予告した張犯人が平然と我が家に居座るという異常事態に
マーちゃんの両親は精神的に追い詰められて、マーちゃんに暴力をふるったり次第に家の中がギクシャクしていく。
そんな中でも「ヒョンヒョロさえ渡してくれれば何もしません」と、
大ウサギは穏やかにヒョンヒョロの引渡しを要求するが、
ウサギの言う『ヒョンヒョロ』が何なのかわからない両親は、代わりにありったけの現金と宝石をウサギに手渡す。
宇宙から来たという大ウサギにはそれらの価値がわからず、ガラクタを渡されたと大激怒。
両親から「一体ヒョンヒョロとは何なんですか」と尋ねられると、とうとうブチ切れた大ウサギは
「宇宙最大の価値を持つヒョンヒョロを知らないのか!誘拐を実行してやる!」と牙を剥く。

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【後味の悪い話】現役女子高生が過激なエロ小説を書く

90 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/19(木) 15:26:21
ネットで話題になった本と言えば女子高生が書いたエロ小説。
現役女子高生が過激なエロ小説を書くってので話題になったけど、中身は完全な盗作。
いろんな作家の作品をまるまるパクって出版していた。
しかも中の人は実は男子高校生。
事件が発覚して出版社に訴えて書籍は全部販売停止、謝罪文を掲載したけどそれだけ。
男子高校生は謝罪だけで無罪放免。
未成年だからって悪質な犯罪が見逃されて野放しされるって点が一番後味悪かった。

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【後味の悪い話】漫画版ルパン

91 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/19(木) 17:36:05
漫画版ルパンから一つ。
ルパンは崖の前である男を待っていた。
その男はネズミ一族(ルパン一族と敵対している血族)の当主であり
そして、ルパンの親友だった男。
かつてルパンと男は親友であった。幼い時からいつも一緒だった。喧嘩をしても翌日には仲直りした。
勉強でも運動でもライバルだった。ある日、ルパンと男は同じ人を好きになった。
車椅子だったが、美しく優しい女性だった。
結果はルパンの勝利。女性とルパンの仲むつまじい交際が始まった。
ルパンは女性と交際を始めた後も、男と今までの様に付き合っていきたいと考えていた。
しかし、男はルパンは避け続けた。ある日、ルパンが女性とデートしている最中に男と出くわす。
じっくり話しがしたいと、おいすがるルパンに、その場から逃げ去ろうとする男。

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【後味の悪い話】ときめきメモリアル2の八重花桜梨

981 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/18(水) 22:29:46
鬱シナリオの恋愛シミュレーションゲームといえば
ときめきメモリアル2の八重花桜梨。いわゆるヤンデレキャラ。
長身で暗い子で、バックミュージックも悲しげ
暗いわりにスポーツマンのような立ち居振舞いで、
プレイヤーキャラが体育コマンドを実行していると登場する。
八重は暗い性格以外にも、他のキャラとは違って休日のデートでも
制服で現れるわ、デートをさぼったりとかなり難のある子。
雨の日のデートは傘もささずにびしょぬれで現れたりとちょっと異常ともいえる。

それでもめげずにデートに誘ったりして好感度を上げていくと、
イベントが起きて八重が暗くなった過去が判明する。
八重は実は留年していて、主人公より一つ年上だった。
バレーが好きでかつて通っていた別の高校でもバレー部に在籍していた八重。
そんな時、部活の先輩が部費を盗み、部内は大騒ぎになった。
先輩をかばって、というよりは「みんなで疑いあうよりも早くバレーをしましょ」な感じで
八重は自分が盗んだと嘘をついて立て替えることにしたが、
「名乗り出たとはいえ部費を盗むような奴」としてはぶられ、
部活ができなくなり、バレー=生き甲斐だったのでやがて退学してしまい、
それらの経験により人間不信になったので主人公に対しても異様な態度を取っていた。

過去の事情を語る八重に適切な返事を返せば、
八重は立ち絵からして変わってバックミュージックも明るいものになりバレー部にも入り、
かなりの萌えキャラに変化するが、その時選択を別のにすると八重は「決心がついた」と退学してしまう。
そんでエンディングでは「進路不明」とだけ表示される。そのルートでは実は自殺している。
はじめは製作者は自殺とはっきり表記する予定だったが、それはショッキングすぎるので変更したらしい。

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【後味の悪い話】幕末恋華・新選組

976 名前:1/2 投稿日:2007/04/18(水) 22:01:52
幕末恋華・新選組というゲームの1ルートです。
主人公・桜庭鈴花の父は会津で道場を開いていた
母は傾きかけた道場の経営と家族の生活を支える為に会津藩の江戸屋敷で照姫に仕えていたが、
父は道場を放り出し行方不明。母は江戸で再婚。母のはからいで鈴花は会津藩の江戸屋敷で
母の代わりに照姫に仕える事になる。そんな暮らしの中、鈴花の“剣で身を立てたい”という気持ちは
日増しに大きくなった。そんな彼女の気持ちを察した照姫が、京都守護職の会津の殿様、
松平容保に頼んで鈴花を壬生浪士組(後の新選組)に入れてくれる事になった
 そして彼女の隊士としての人生がはじまる――

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【後味の悪い話】天は赤い河のほとり

973 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/18(水) 21:37:07
天は赤い河のほとりの一エピソード
古代ヒッタイト帝国に生贄として召喚された中学生のユーリが
持ち前の運動神経と現代人の知識と、
そして戦いの中で目覚めた軍術センスを活かして
皇帝の恋人になりつつ近衛長官の任につくというサクセスストーリーが主軸

ヒッタイト軍弓兵隊長のルサファはユーリに密かに恋をしていた。
しかしユーリは皇帝の恋人だし、ユーリ自身も武人として憧れの存在だしとても手の届かない人。
こっそりユーリの着ていた服に口付けをしたりといった変態行為で満足するしかない。

そんな時、ユーリを生贄として召喚した張本人であり、
皇帝暗殺をもくろむ者がルサファに「黒い水」を飲ませる。
その水を飲まされた者は相手の意のままに操られてしまう。
ルサファはユーリと同じ部屋に閉じ込められ「その女にしたいと望んでいた事をやってやれ」と命令される。
要は「レイプしたれ」という事。皇帝の女に手を出したとなれば
国にとって大切な凄腕の武人のルサファでも死罪は免れないし、
今では国の要になっているユーリを傷つけられるし、ヒッタイトをぼろぼろにできる一石二鳥な計画。

やがてルサファが操られている事に気づいた皇帝たちが部屋にやってくると……
そこには呆然とするユーリと、ユーリの靴にちゅっちゅっしてるルサファの姿が。
ルサファにとってはユーリはあまりにも崇高な存在で、愛していてもレイプの対象になど畏れ多くてできなかった。
まさに触れる事さえできない女神のような存在
だからせめて靴に口付けをする事ができればどれだけいいだろうとルサファは日ごろから思っていたのだった。

ルサファの性癖のおかげで最悪の事態にならずにすんだが、
こんな形でひた隠しにしていた趣味を暴露するはめになったとは大変後味が悪かった。
これから仲間に「あいつ腕は立つけど変態だよな…」と蔑みの目で見られるんだと思うともう。
この漫画は少女コミックエロ全盛期に連載されてたから、
主軸は硬派なわりに無理矢理エロシーン挿入してるところが多々あって、
こりゃレイプ未遂ぐらいいくだろと思ってたのに、ある意味レイプ未遂よりとんでもない事になってしまった

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【後味の悪い話】映画「タブロイド」

928 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/17(火) 16:54:07
映画「タブロイド」
ある初老の男が湖で服を洗濯し身体を洗っていた、
そのまま廃墟近くに置いてあった車に乗る。

ある街では幼児連続強姦殺人犯が出没していた。
その被害者の双子の兄弟が道路に飛び出し車に引かれて死んでしまった、
車に乗っていた初老の男は直ぐに外に出て死体の状態を見るが
車が邪魔なのでバックさせようとした処、周りの人間に
逃げるつもりだ!と言われ、その勢いでリンチされる。
そこへ双子の父親が現れ子供を両方失った悲しみに任せ、
初老の男にガソリンを掛けて火をつけた。
初老の男は殆ど抵抗せず転がりまわって火を消し、
その場にいた記者に助けられる。

その後男は交通刑務所に入るが、
その事によって家族の生活が失われるのを苦に思い・・
助けてくれた記者にこの事件を記事にしてもらうよう交換条件を出した・・
「俺は連続殺人犯モンスターの情報を持っている」と

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阪神大震災の被災者のその後

26 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/18(水) 18:01:41
地震関連で思い出したTV番組。
阪神大震災の被災者のその後のエピソードを再現するっていうものだったんだけど、
その内の2つが後味悪かった。
まずはその1。
当時高校生だったAさんは受験を控えて祖母の家に居て被災。
地震が来て慌てて祖母の部屋に駆け込んだら、そこで家が倒壊した。
ふと気が付くと瓦礫の下で、すぐ側に祖母がいて
二人で励ましあいながら助けを待っていた。
Aさんは丁度祖母の上に片腕が上がっている状態で、そこに瓦礫が圧迫してきて辛い。
腕は抜けそうだけど、もし抜いて崩れてきたらどうしよう、
でも疲れた、でも危ないかも…と悩み、結局は辛さに負けて腕を抜く。
すると瓦礫がゴトっと落ちてきて、それっきり祖母は一言も口をきかなかった。
そしてここから本人の結婚式の映像が流れる。
なんとこの話の内容を式で、大泣きしながら読み上げる新婦Aさん…
「今まで誰にも言えなかった、おばあちゃんを殺したのは私です」
(゜Д゜)ポカーンだったよ。
なぜ結婚式で言う?招待客も大勢いるのに?意味分からないよ。
しかもそれを感動エピソードにしてTV出演?それっておおっぴらに全国に触れ回る事か?

その2。
被災しつつもある事のおかげで助かった家があるという。
それはなんとその住人が経営する喫茶店の名前。
「一体どうして名前のおかげで倒潰を防げたのか!?」とあおりにあおって、
そしてそれを引っ張って引っ張って、なんどもCM跨いで見てるこっちもイライラ。
店の名前で助かった?どういう事?と気になってしょうがない。
そして結果はなんと、店の名前が「五時四十六分」、つまり地震発生時間と同じ。
それだけ。本当にたったそれだけ。
「発生時間と同じ店名。それがこの家族を救った」
屁理屈にも程があると思わんか?とっても気分が悪くなった番組だった。

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【後味の悪い話】ヨツの血

916 名前:1/3 投稿日:2007/04/17(火) 13:58:54
720 名前: すっとこどっこい(東京都) 投稿日: 2007/04/17(火) 01:17:49.98 ID:qm78G/mJ0
俺には保育園からの幼馴染(A)がいた。
小さい頃からみんなより体が一回り大きく喧嘩も強かったが、親分肌で弱いもの虐めもせず、
みんなの人気者だった。小学校から野球をやってて、付いたあだ名はもちろんドカベンw
中学に上がった時、俺とAは隣の小学校から来た同和地区に住んでるBと同じクラスになった。
こいつは最初、廻りの人間全員を敵と見ているようなヤツで、誰彼となく揉め事を起こしていた
(俺の地元は同和に対する差別が激しく、Bがそういう性格になったのはそれが原因でもあるのだが)。

Bは人気者のAがとても気に入らなかったようで、何かにつけてAに突っかかった。
最初Aは適当にあしらっていたのだが、夏休み前、ついにAがぶち切れて大喧嘩になった。
当時自分たちの周りでAに敵うヤツは一人もいなかったが、BはAにしつこく食い下がり、
最終的にはAが勝ったが、Aが追い詰められたのを見たのは初めてだった。

それ以来、Bは歯向かうのを止め、少しづつAと仲良くなっていった。
それをきっかけに、俺を含めたその他のやつらとも次第に打ち解け、1年の終わり頃には
すっかり仲良くなった。
特にAとは仲が良く、(Aの親からはしつこく止められてたようだが)二人でつるんで遊んでいたようだ。
「部落のヤツ以外で初めてダチになってくれたのがアイツなんだ…」
Bがある時に嬉しそうに言っていたのを覚えている。

そんなAとBの関係が壊れたのは中3の秋。
自転車で通学途中、俺やBの目の前で、Aが交差点でバイクと衝突した。
救急車で病院に運ばれたが出血が激しく、輸血が必要になったのだが、病院の手持ちだけでは足りず、
またAは両親と血液型が違う(AはAB型、両親はA型とB型だった)ことから、
その時病院にいた人でAB型を探したのだが、AB型はBを入れて二人だけしかいなかった。
本来子供から血を採るのは違反らしく、またAの両親がBに難色を見せていたのだが、
医者が背に腹は代えられないということで両親を説得し、Bからも採血してAに輸血した。

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【後味の悪い話】アニメ・サウスパーク

849 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/16(月) 17:41:23
アニメ・サウスパークの中の一話
主人公たちの通う小学校の保険医は
もともと双子であったが母親の胎内で片方が死んでしまい
その死体が顔に癒着したまま成長していた

ある日そのことを知った主人公は家に帰って母親にそのことを告げると
そんなハンディキャップがあるのにがんばっていることに感銘を受け
近所の住人も交えた食事に招待する
だがいざ食事の場になると腫れ物に触るような扱い

やがて話は市長の耳にはいり
ハンディキャップがあるにもかかわらずがんばる保険医さんを
市民みんなで称えましょうと言い出し
市民集会で保険医を称える記念日を制定
参加者に胎児の死体マスコットのついたヘアバンドを配り
全員でそれを着用してハンディキャップを持つ人の気持ちを理解しましょうなどと言い出す

招待されていた保険医はついに怒ってもうほっといてくれ
普通の人として扱ってくれと訴えるが
その言葉に市長以下参加者は逆上
「せっかく障害者の気持ちがわかるわたしたちががんばってあげたのになんて恩知らずなの」

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【後味の悪い話】席を譲る行為

805 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/16(月) 00:37:26
多分小学校卒業の時に貰った道徳の冊子だったと思うんだけど。
電車内で席を譲るシチュエーションを、三人視点で見た話。
その一:サラリーマン
サラリーマンが扉の近くの吊革につかまって立っていると、杖をついた障害者が乗ってきた。
サラリーマンはすぐさま目の前の席に座っていた若者に「体の不自由な人が乗ってきたんだ。譲らないか!」
みたいな事を言って無理矢理席を立たせる。
若者が舌打ちしながら去っていくのを見て『最近の若者は……』とか思いながら障害者を座らせる。
サラリーマンは良い事をした、と晴れ晴れとした気持ちで次の駅で降りて行った。

その二:若者
若者は力仕事(多分)の帰りで疲れて、座席に座ってウトウトしていた。
そこにいきなり、目の前に居たサラリーマンが高圧的な物言いで席を立てと言ってきた。
何で俺だよ。若い奴が座っているなとか言われたって、若くたって疲れるのは疲れるんだよ!
とか思いつつも、実際障害者が居るのだから立たざるを得ない空気。
ムカつきながら他の車両に向うが、やはりもう何処も席は空いていない。疲れた。

その三:障害者
障害者は足が不自由なので、ドア横の手摺の所に寄りかかるように電車に乗り込んだ。
そこでサラリーマンが若者を立たせて席に座れと言ってきた。不機嫌な視線を突き刺し、去っていく若者。
サラリーマンが親切で座れと言っているのは分かるが、障害者は一度座ると足の機能で立ち上がるのが困難。
次の駅で降りるので断りたいが、喋るのも不自由で断り切れない。仕方なく座ることに。
結局降りる筈の次の駅では障害者は降りられなかった。
清々しい表情去っていくサラリーマンの後姿を、見送る事しか出来ない。

席を譲る行為の中では第三者なサラリーマンだけが良い事をした気分なのが何とも。
もう読んだのは十年以上前になるし、細部は違うかも知れん。
クリーム色の表紙で厚みが1センチ位で変型でこれ以外にも色々書いてあった記憶はあるんだけど
そもそもこんな冊子、小学校の卒業で本当に配ったんだろうか。なんか腑に落ちない。

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【後味の悪い話】ヒゲOL

777 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/15(日) 15:34:35
しりあがり寿の『ヒゲOL』がやたら後味悪い。
16で実の父親に犯され、真実の愛を知るまではヒゲを剃らないと決めた主人公。
22歳でタヌキの情婦となるが一度ヤッた直後にタヌキは逮捕され、独りに。
その後も宇宙飛行士志望の男と惹かれあい、
待ち合わせをするが男は成功したため主人公を置いて宇宙へ行ってしまう。
また、次の話では上司と不倫未遂で温泉まで行くものの、彼の異常性欲ぶりに気付いて逃げ帰る。
どうして真実の愛を見つけられないの!?と泣きじゃくり、いたずらにヒゲだけを伸ばしていく主人公。

ラスト(エピローグ)では、誰もいない部屋に帰宅し、
リモコンで喋る男のロボットと寂しげに会話していた。
そして、誤作動で『愛してるよ…』と告げるロボットに、
『ボタン…押してないのにね…フフ…』と苦笑し、毛布にくるまり背を向ける。

778 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/15(日) 15:46:27
薮内笹子ね~。後味悪いっていうより切なかったな。
779 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/15(日) 16:21:20
ギャグ漫画だと思って読んだから切なさ倍増だったな

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【後味の悪い話】ないわあ、おかしいなあ、どうしてかなあ、ないわあ…

768 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/15(日) 13:39:11
先日バス停に並んでいた時の事。
バスが来た時、先頭に並んでいた品の良い優しそうな50歳くらいのおばさんが、
「わたしは段差が苦手で乗るのに時間がかかるので、お先にどうぞ」と言って
後ろに並んでいた人全員を先に乗せ、自分は最後に乗車した。
私は「押し退けて乗るような輩もいるのに良い人だなあ」とおばさんに好感を持った。
車内はガラガラだったので全員座れた。そのおばさんは私の前の席に座ったのだが、座る時に
微笑みながら会釈してくれて、増々感じの良い人だな、と思った。

バスの終着点(駅前なので全員がそこで降りる)に着いた時、そのおばさんは
まっ先に降りようとして人を押し退けて進んだので
「乗る時は乗客がスムーズに乗れるよう配慮してくれたのになんで?急いでいるのかな?」
と、乗客全員が見守る中、運転手の横でおばさんはバッグやポケットをごそごそし始めた。

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【後味の悪い話】どーちーらーにしよーかなー天の神様のいーうとーおーり

762 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/15(日) 08:31:28
選択肢にまつわる話は関よしみも書いてたなー
主人公の妹はケーキを食べる時に両方好きだから延々と悩む。
決める時はきっぱり決めなきゃいけないわよと主人公は言う。
「ケーキならまだいいけど、どうしても選べないものだったらどうすればいいの」
幼い妹の質問に少しつまるものの「それでも選ばなきゃいけない」と主人公は答えた。

二人の母は現在妊娠中なのだが、突然倒れてしまい危ない状態に。
母か子か、どちらかしか選ばなければいけない状況になった。
そして母はもう新しい子をつくれなくなっていた。
そんなのお母さんに決まってる、既にいる人の方が大事だ。
主人公と父はそう言うが、祖父母は子を優先してくれと言う。
お腹の子供は男児で、旧い家の祖父母にとって後継ぎは大切な存在。
2対2で言い争い、最終的に妹の判断に委ねる事になった。
選べないと泣きじゃくるものの、最終的に妹は母を選んだ

生還した母を「後継ぎも守れない」と祖父母は非難し、父もかばえない。
以前から祖父母との軋轢があった母は離婚を決意する。
父と母とどちらについていくか、主人公はすぐに父を選ぶ。
もうすぐ受験だからいきなり土地が変わるのはこまるからだ。
でも妹は選べず、その夜主人公の部屋に泣きながらやってきた。
死んだ弟の声がしてこわいから一緒に眠ってくれと言うが、疲れているので主人公は断わる。
翌日、妹は死体で発見された。父も母も選べないので弟のもとに行くという遺書を残して飛び降りたのだった

あの時断わらなければ妹は死ななかった。いや、もっと前にも間違った選択をしたのかもしれない。
夢に出てくる妹は地獄と天国との間で迷って泣いており、主人公を更に苦しめた
些細な選択を恐れ、下校時も一つ一つの岐路を慎重に選び何時間もかけて歩く主人公。
そこに現れた急いだ様子の車が主人公を避けるために崖めがけて吹っ飛び、
車の中にいた男女は崖際になんとかつかまって落ちるのを免れた。
それは妹の死によって和解した父と母だった。どちらも今まさに落ちようとしている。
片方しか助けられない、でもどちらを助けるべきかわからない。主人公のなにかがぷつんと切れる。
「どーちーらーにしよーかなー天の神様のいーうとーおーり」主人公はニヤニヤしながらそう歌い始めた。

763 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/15(日) 08:58:18
関よしみはほんとにトラウマ製造マシーンだな!

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【後味の悪い話】自分の意思で

749 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/15(日) 02:15:14
うろだけど世にきもの話
何をやってもダメな男がいた。
男は2択で選ぶもの全てが裏目になることに気がつき、
わざと選んだものと反対の道を歩むようにする。
すると全てがうまく行くようになる。

右の道を行くと重要な取引先に、左の道を行くと好きな女性に
会いに行くようになる分かれ道があった。
取引は大事だが女性に会う機会もこれが最後になる。
どちらを選ぶか悩み、女性を選択する。
それで取引先に行こうとするが、やはり
素直な気持ちは変えられないと
女性に会いにいくことにする。

その頃女性は男のライバルに告白されていい雰囲気に、
取引先では来ない男にカンカンになっていた。
それを知らず男は自分の選んだ道を進んでいた。

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【後味の悪い話】メモは相手に分かるように書け

723 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/14(土) 17:59:39
世にも奇妙な物語でも似たような話あったな。
主人公はヤクザの組長の娘と付き合ってたが、組長に事が露見して拉致される。
男は密室に監禁されるが、組長は救済措置を与える。
「赤の扉か、青の扉。好きな方を選べ。片方は出口に繋がってるが、、もう片方は開けた瞬間爆発する。
時間制限はない。ゆっくりと考えろ」どこからかヤクザの声が聞こえてきたが、尋ね帰しても返事は無かった
男は時には赤の扉、また時には青の扉に向かって行き、開けそうになるが、決心が付かない。
発狂した男は近くにあったものを扉に向かって投げつけたが、扉はビクともしない。
代わりに、一枚の紙がどこからか降ってきた。
それには「赤の扉」by(恋人の名前)と書かれた紙で、男は赤の扉のノブを握った瞬間ふと気付く。
しかし、(もし、赤の扉を開けるなという意味だったら?)(あいつはオレに死んでもらうために赤の扉と書いたのか)
など、疑心暗鬼に陥り、結論を出せずにいた。
そして、悠久の時が過ぎるほど考え抜いた結果、赤の扉を選択し…
そこで話は終わり。

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【後味の悪い話】「女か虎か」

707 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/14(土) 16:07:37
答えがなくて後味悪い、という話。
「女か虎か」
ある国の王女が、身分の低い男と駆け落ちした。
二人はすぐ連れ戻され、男は死刑に。

だがその死刑は少し変わっていた。
大きい闘技場のような刑場には、ドアが二つある。
男はどちらかを選ばなくてはいけない。
一方のドアには飢えた虎、もう一方には若く美しい奴隷女。
虎を選べば食い殺され、女を選べば解放されるが女と結婚しないといけない。
当日、刑場に引き出された男は、救いを求めて王女を見つめる。
どちらのドアに女(=生還)が入っているかを知っているのは王女だけなのだ。
王女は一方のドアを指し示した…

ここで話は終わり。
王女がどちらのドアを指したかは読者に委ねられている。
そのため結末は永遠のなぞ。

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【後味の悪い話】子猫殺しを告白するエッセイ

689 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/14(土) 13:33:55
古いネタだが、子猫殺しを告白するエッセイを新聞に載せた坂東眞砂子の弁明。
私は人が苦手だ。人を前にすると緊張する。人を愛するのが難しい。だから猫を飼っている。
そうして人に向かうべき愛情を猫に注ぎ、わずかばかりの愛情世界をなんとか保持している。
飼い猫がいるからこそ、自分の中にある「愛情の泉」を枯渇させずに済んでいる。
だから私が猫を飼うのは、まったく自分勝手な傲慢(ごうまん)さからだ。

さらに、私は猫を通して自分を見ている。猫を愛撫(あいぶ)するのは、自分を愛撫すること。
だから生まれたばかりの子猫を殺す時、私は自分も殺している。それはつらくてたまらない。

しかし、子猫を殺さないとすぐに成長して、また子猫を産む。家は猫だらけとなり、
えさに困り、近所の台所も荒らす。でも、私は子猫全部を育てることもできない。

「だったらなぜ避妊手術を施さないのだ」と言うだろう。現代社会でトラブルなく生き物を飼うには、
避妊手術が必要だという考え方は、もっともだと思う。

しかし、私にはできない。陰のうと子宮は、新たな命を生みだす源だ。
それを断つことは、その生き物の持つ生命力、生きる意欲を断つことにもつながる。
もし私が、他人から不妊手術をされたらどうだろう。
経済力や能力に欠如しているからと言われ、納得するかもしれない。
それでも、魂の底で「私は絶対に嫌だ」と絶叫するだろう。

もうひとつ、避妊手術には、高等な生物が、下等な生物の性を管理するという考え方がある。
ナチスドイツは「同性愛者は劣っている」とみなして断種手術を行った。
日本でもかつてハンセン病患者がその対象だった。

他者による断種、不妊手術の強制を当然とみなす態度は、人による人への断種、不妊手術へと通じる。
ペットに避妊手術を施して「これこそ正義」と、晴れ晴れした顔をしている人に私は疑問を呈する。

エッセーは、タヒチでも誤解されて伝わっている。ポリネシア政府が告発する姿勢を見せているが、
虐待にあたるか精査してほしい。事実関係を知らないままの告発なら、言論弾圧になる。

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【後味の悪い話】森脇真末味「コラージュ」

684 名前:コラージュ1/2 投稿日:2007/04/14(土) 11:54:56
漫画なので苦手な方はスルーしてください。
森脇真末味「コラージュ」
のぶ子は主婦で、幼なじみだった夫は単身赴任中。
寂しく思いつつもコラージュを制作して雑誌に載せて貰ったりして暮らしている。
ある日夫からの国際電話が来て、彼の母親が亡くなったので、母親と暮らしていた弟の透を一時家に呼ぶという。
夫の両親は昔に離婚して難病を抱えた透は母親に引き取られ、それ以来会っていない。

やってきた透はハンサムで優しい青年になっていた。
ところがそのころからしばしば、
誰かに見られていたり首を絞められる夢を見るようになり、目覚めると頭痛がするようになった。
夫に電話をしても、それくらいのことで電話をするなと言われる。
そのうちかわいがっていた小鳥が殺されたり(猫の仕業だと思った)、
納める寸前のコラージュの原稿が無くなったりする。
それなのにやはり夫に電話をすると逆に叱られてしまう。
ある夜うなされて目をさますと、のぶ子の上に透がのしかかっていて彼女を半裸にしていた。
透はのぶ子が好きで毎晩薬をかがせてこんなマネをしていたのだと言い、そのままのぶ子を犯す。
のぶ子はいいのよ、と言う。昔から好きだった。
そして透の腹にある5才の時に受けた大手術の傷跡を見せて欲しいと言うが、透は見せたくないと答えた。
寝室を出たときにふとのぶ子は物陰からくしゃくしゃになったコラージュを見つける。
訝しがりながらも電話が鳴ったので出てみると夫からで、透が無人駅で何物かに突き落とされて殺されていたという。

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【後味の悪い話】「気楽に殺ろうよ」


660 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/13(金) 22:21:48
漫画で失敬だけど
不二子富士夫(だったかな?)著の単行本
「気楽に殺ろうよ」収録の子供に謝る話は後味悪いな
とある名作ホラー漫画作家が全然作品を出さなくなって、どうしたのかと編集者が理由を尋ねたら
「今の自然破壊の状況なら確実にあと50年もしない内に地球は滅びる、
 この単純な事実以上の怖い話なんて俺には書けない」って言って
自分の子供をかき抱いて「ごめんね、君の未来を奪い去ってしまった皆をどうか許してくれ」っていう話

結果50年立っても地球は滅びてないけど
毎回問題を先送りか「俺が死ぬまでは大丈夫」っていう無責任な責任逃れで逃げてるだけで
確実に地球はヤバイ事になってる訳でそういうこと考えると怖い漫画

664 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/13(金) 22:31:51
>660
それ全然違う。
売れっ子占い師が最近姿を見ない老師(大占い師)のもとを訪れたら、
師が環境破壊等の話をし始めて「君は平気なのか?」
で「はあ?」って返したら激怒されて「こんな明らかな未来があるのにみんな無視してる」
やってきた孫を泣きながら抱きしめて「ごめんね君には占ってあげられる未来がないんだ」言う話だよ。

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