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【後味の悪い話】事業に参加しないと言ったら、村八分

863 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/16(金) 11:18:08
ちょっと前にこんなニュースがあったな。
村おこしの観光事業で、住人の何人かが村のやり方に意義を申し立てて
事業に参加しないと言ったら、村八分にされたってヤツ。
公共施設はもちろんゴミ捨て場なんかも使わせず、
常に誰かがその家を見張っている状態になったとのこと。
結局裁判で被害者の勝ちで決着ついたらしいけど、閉鎖社会は怖いよ。
その地方だけのルールが全てだもん。

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【後味の悪い話】村おこし

852 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/16(金) 06:23:51
今時の古民家風の内装の居酒屋で飲んでいたときに、友人から聞いた話。
彼の祖父母は(多分東北か北陸の)小さな集落に住んでいた。
近くに小さな温泉地があるが、あとはのどかな自然と田畑、古びた民家が点在するような村なのだそうだ。
以前は映画やTVのロケなんかにも使われたことがあるらしいが、過疎化が進みほとんどが老人世帯となっている。

その村が村おこしの一環として、その集落の民家も
観光スポットとして、温泉に訪れた観光客にも公開することとなった。
お客がやってきたら縁側か居間に通して、村が支給したお茶やお菓子、漬物なんかを出して
ちょっと世間話をしてくれるだけでいいという。お年寄りたちも喜んでそれに賛同した。

しかし実際にそれが始まってみると、想像していたものとかなり違う。
まずは庭に洗濯物を干してはいけない。物干し台が撤去された。
土間(台所)もステンレス製シンクは外され、新しく土を盛ってかまどが作られた。
居間にあったTVやレンジ、炊飯器などの家電や工業製品の家具は全て一番奥の部屋に詰め込まれ、
お年寄りたちは家の中の一番日当たりの悪い部屋が生活の中心になった。
足腰が弱くなっても手すりのひとつも勝手にはつけられないのだという。

友人の祖父母はその後、長年暮らしたその家を引き払い、
介護付きの施設に入って、まもなく2人とも連れ立つように亡くなられたそうだ。

数年後、友人は帰省も兼ねて祖父母の家がどうなったのかを見に行った。
外観はほぼ昔のまま。柱は磨かれ壁も塗りなおしてあり、庭もよく手入れされていた。
玄関には小さな木製の看板が掲げられ、そこには中年夫婦が住居も兼ねて喫茶店を開いていた。
以前は都内で暮らしていたという作務衣姿のその夫婦は、そこでの生活を満喫しているようで、
スローライフとかロハスとかエコロジーとか、そんなことを熱く語っていたらしい。
友人はなんともいえない気持ちでその話を聞きながら、破格の有機栽培コーヒーを一杯飲んで帰ってきたのだそうだ。

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【後味の悪い話】三原ミツカズ「ドール」

808 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/15(木) 14:43:56
似たような話を思い出した 三原ミツカズの「ドール」
ドールという人間そっくりの高価なロボットが普及しはじめている世界が舞台の短編集。
主人公の女の子はイケメンエリートサラリーマンにいきなり好かれる。
家に来まくりデートに誘いまくり、羨んだり喜んだりする周囲。
しかし女の子は戸惑い続けるだけ。
彼の肩書きは魅力的だし、とても優しいのだが、
二人でいる時は女の子の事を「ドール」と読んでくる事に嫌悪を感じていた。

イケメンは元々はドールを作っている会社にいた。
大変優秀だったのだが、人間とドールの区別がつけないといった異常な行動をした後に会社を辞めた。
かつてその会社で機械の小型化で大きな成果を上げていた彼は、超小型の機械を、
最近では露骨に拒んでくるようになった女の子に無理矢理飲ませる。

意識を失った女の子が気づいてみれば、イケメンの家に拘束されていた。
ひどい渇きを感じて水を求めるが、水を飲んでも潤わない。
(細かい原理は忘れたが)それは飲まされた機械によるもので、
イケメンの体液を摂取しない限り何を飲もうと死にそうな渇きによる苦しみが続くだけだという。
イケメンは拘束した女の子に自分の血や汗を飲ませるようになる。
そんな生活が続いたある日イケメンは「体液なら血じゃなくてもいいんだよ」と女の子に中だしした。
飢餓感が癒えるのを感じながら、自分はもう本当のドールのようになってしまったと女の子は思う。

やがてイケメンと結婚した女の子は、イケメンの家で人形のように着飾られた日々をすごす。
渇きを癒すためだけのセックスの果てに終には妊娠してしまった。
少しは異常な生活にも慣れて穏やかな妊婦生活を送っていたものの、
「ドール」と腹の中の子供にまでささやくイケメンの姿に切れてしまい、ナイフをふりかざした。

病院で、子は無事だが奥さんは……とお悔やみの言葉を告げる看護師。
そして看護師がいくらあやしても泣き止まない子供。
イケメンが子供を抱き上げ、子供はイケメンの手を舐めた。
その途端、子供は泣き止んだ。「お父さんじゃないとだめなのね」と
微笑む看護師に背を向け「ドール」とイケメンは子供に呼びかけるのだった。

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【後味の悪い話】奥さんより、子ども目当て

792 名前:おかいものさん 投稿日:2007/03/15(木) 05:25:15
昔読んだ漫画が後味悪かった・・・orz
ある女性が、凄く真面目で優しい男性と結婚した。
いつも奥さんのことを気に掛けてくれて、幸せな生活が続く。
ただ、書斎には入らないでくれときつく言われる。
やがて奥さんが妊娠。旦那はもう飛び上がらんばかりに喜んで、
名前は何にしようなんて大はしゃぎ。
でも考えてる名前が全部女の子の名前。
どうして?と聞く奥さんに「昔から女の子が欲しいって思ってたんだ。」とルンルンで答える旦那。
そして、胎児は女の子と判明。旦那はおなかに向かって、「まりこ~、早く出ておいで」と呼びかける。
エッチする時も「まりこ~」って呟いている。
そんな旦那に対して違和感を覚える奥。

ある日、絶対入ってはダメだと言われていた書斎に奥は入ってしまう。
その部屋には、ロリ紺もののエッチな漫画や、幼女の裸の写真などがわんさか。
ショックのあまり倒れる奥。

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【後味の悪い話】漂流した船で目玉に似た石を見つける話

759 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/14(水) 19:38:35
漂流した船で目玉に似た石を見つける話が怖かったよな。
と、これだけで終わるとあれなのでざらっとあらすじ。

釣りか何かで沖に出ていた男の乗っていた船が壊れてしまい、しょうがなく
近くにあったクルーザーに行くがそこには誰もいない。
クルーザーを探索すると、どうやら両親と息子の三人の家族がこのクルーザーの
持ち主だった事が分かる。
日記を発見し、読み進んでいると息子がどこからともなく魚の目玉に似た石を見つけ
それからというものの、どこまで進んでも戻っても、陸に戻る事が出来ないとの事。
それだけでなく、家族の他に誰かが見ているような気がして、気が狂いそうになるとの事。
そして、「目が・・・」という言葉を最後に日記が終わっており、クルーザーに取り付けられた
非常用ボートが一隻無くなっている所から親子はこのクルーザーを置いていなくなってしまった
のだろう、と男は推測する。
で、件の石というものに興味を覚え、探し発見する。その直後誰かに見られているような視線を
感じるが、「気のせい・・気のせい・・」と残っていたボートに乗り、陸を目指す事になる。
その男の手には、目玉の様な石が握られていた・・・・

とここで話は終わり。

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【後味の悪い話】ほの暗い水の底から

752 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/14(水) 15:05:09
ほの暗い水の底からって映画をなんとなく思い出した
母子が暮らし始めたアパートは水漏れが激しい。
他にも水にまつわる妙な事件がぽつぽつ起こる。
実はそのアパートの貯水槽は何年も点検されておらず、
数年前に誤って中に落ちてしまった女児の死体が入れっぱなしで、
その女児の霊が一連の事件を起こしていた。
意識朦朧って感じの女児の霊は同じ年頃の子を連れていこうとする。
それを止めるべく母は女児の霊を抱きしめ、そして消えてしまった
離婚していた父に引き取られた子は数年後、例のアパートを訪れる
そこでは子を守るために、女児の霊の親代わりとなった母の霊が微笑んでいた

うろ覚えだが

753 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/14(水) 15:23:46
黒木瞳が母親役だったような…違うやつかな?

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【後味の悪い話】ねずみカレー事件

738 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/14(水) 06:19:25
新小岩のネズミカレー
食べた人は後味悪いどころか、トラウマでカレーが喰えなくなるんじゃないか

739 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/14(水) 10:18:46
しかし黙ってりゃわからないのに店も正直だな。後味すっきり。

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【後味の悪い話】「バーチャル・リアリティ」

728 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/13(火) 22:47:23
あと世にも奇妙な物語は散々既出だと思うけど、「バーチャルリアリティ」
アルバイトでバーチャルリアリティの実験に参加した主人公の青年。
番組放映は湾岸戦争の頃で、主人公の入り込んだ世界はセガサターンのポリゴン未満の環境。
その仮想現実世界で生活する実験なのだが、少し経つと誰もいなかった世界に他の人が現れたり
少しずつ変化していく。
しかし仮想世界の矛盾やバグに恐怖し逃げ出そうとして仮想世界の端からはみ出てエラーに。

場面は現実世界の実験室に。
「リセットだ」という学者。「もうやめましょうこんな実験」と悲鳴を上げる研究員。
学者が応える。
「やめるわけにはいかない。彼に今の姿を知らせる方がよほど残酷なのではないのかね?」

まあ、やっぱり現実世界では水槽に脳みそだけになった主人公がチョッピリ気の毒な話です。

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【後味の悪い話】キングの短編「トラック」

719 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/13(火) 22:07:08
キングの短編「トラック」。
話自体後味悪いが、特にあるくだりが猛烈に印象に残ってる。
(「地獄のデビルトラック」というバカ映画の原作だが、原作はかなりシビアでシリアス)
簡単に書けば、この世の全ての車がなぜか勝手に動き出し、人々を襲いだすというもの。
主人公は大型トラックに襲われ、何人かの人々と共にドライブインに逃げ込む。
で、その内の一人が助けを呼ぼうと逃げ出すが、トラックに見つかって轢き殺されてしまう。
逃げ出せないまま夜になり、外から弱々しい助けを求める声が聞こえてきた。
轢き殺されたと思った男が生きていたのだ。
主人公のそばにいた女が(彼氏と一緒に逃げ込んできた)「ねえあの声聞こえた? 助けなきゃ」と言うが、
主人公は「俺には何も聞こえんね。あんたの彼氏に聞いてみたらどうだ、もしかしたら彼なら聞こえるかもな」・・・
結局女はそれっきり黙り込み、やがて外の声も聞こえなくなる。

主人公ヒドスw

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【後味の悪い話】スティーブンキング「死のロングウォーク」

713 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/13(火) 19:48:45
スティーブンキングの「死のロングウォーク」を思い出した。
718 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/13(火) 21:44:00
>>713
俺が代わりに紹介
100人の少年少女がただひたすら道を歩き続ける競技、「ロングウォーク」。
ルールは、歩く速度を時速4マイル以下に落とすと警告が与えられ、
警告が3回を越えるとその場で射殺される。
そして最後まで歩き続けることのできた者は、一つだけなんでも願いを聞いてもらえるという、
バトルランナーとスタンドバイミーを足して二で割ったような小説。
歩き続ける間、他愛のないジョークや優勝したら何を貰うかなどの会話を交わすうちに、
少年少女たちには友情や恋が芽生えていくが、しかし一人ずつ確実に数を減らしていく。
痛む足に募る疲労、友人たちの死、自分自身の死の予感・・・
主人公は肉体的にも精神的にもボロボロになりながら、ひたすら歩き続ける。
ラスト、最後の一人が射殺され主人公の優勝が決まるが、ゲーム終了の声も周りの観客の賞賛の声も
もはや主人公には届いていなかった。まだ誰か一人いる。自分の前を歩いている「黒い影」が。
止めようとする手をふりほどき、主人公はその「黒い影」を追い越して・・・END

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【後味の悪い話】「炎天」

654 名前:英語のテキストよりその1 投稿日:2007/03/12(月) 21:08:30
1975年8月10日、私の名前はジェームス・ブラウン。画家である。
今日は私の人生の中で最も珍しい日だったので起こった事がまだ記憶に生々しいうちに
できるだけ克明に書きとめておきたい。
今朝9時に朝食をとり、朝刊を読んだあと
描くべき物が浮かぶかもしれないと思ってあれこれ思案をめぐらせていると、
一つのアイディアが生まれた。

私は描き始めた。仕事にあまりに熱中していたので昼食は手付かずであった。
私が仕事の手を休めた頃、教会の時計が4時を打った。

出来上がったものは急いで描いたスケッチにしては、
これまで描いてきた物の中でも最良の出来であると私は確信した。
私はスケッチを丸めてポケットに入れ、散歩に出た。
5,6マイルは歩いたに違いない。7時半だった。

気がつくと私は庭へと続く門の前に立っていた。
入口の上には「石工・ブラックウッド」と書かれた看板があった。
庭の向うから口笛の音とハンマーを打つ音、そして鉄と石がぶつかる
冷たい音がした。男が一人背中を向けて座り、厚い大理石に何かを
刻んでいるところだった。

驚いた事にその男の顔は私が描いてポケットに入れた絵の、
まさにその顔だった。彼はそこに座っていて、汗が顔を伝っていた。
顔は同じであったがその表情は違っていた。彼は私をまるで
古くからの友人のように歓迎してくれて、手を握ってきた。
私は彼のそばに腰を下ろし、彼が大理石を切って墓石を作っていると気づいた。

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【後味の悪い話】ファイナルファンタジータクティクス

646 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/12(月) 20:10:43
ゲームのファイナルファンタジータクティクスのEDは後味悪いよ!
647 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/12(月) 20:23:25
>>646
子供には刺激が強いかもね^^


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【後味の悪い話】シオドア・スタージョン「人の心が見抜けた女」

695 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/13(火) 16:04:17
シオドア・スタージョンの短編「人の心が見抜けた女」
主人公の青年は不思議な雰囲気の女性と恋仲になる
彼女は犬を飼ってかわいがっている
ある日彼女が大けがして病院に運び込まれる
驚いてかけつける主人公
どうも主人公を殺そうとしていた(「私は人の心が見抜けるの」と彼女は言う)男を見つけて
そいつに襲いかかって殺してその際に半殺しにされたらしい
瀕死状態で主人公に「犬をよろしく世話して頂戴」と言い残しこと切れる彼女
病院を出て犬を売り払い「この街でもいいことなかったな」と歩いて行く主人公

犬をよろしくって言われたじゃんかよ

697 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/13(火) 16:48:59
主人公の心までは見抜けなかったんだ。
恋は盲目ってほんとうだね。
 

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【後味の悪い話】藤子・F・不二雄「ある日・・・」

586 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/11(日) 19:13:33
藤子・F・不二雄の短編集ほど後味の悪いものはない。
本当にドラえもんと同じ作者なのか疑ってしまうほどのブラック。
お前ら読んでみれ。
588 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/11(日) 19:30:10
>586
内容紹介できないなら書き込むなクズ

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【後味の悪い話】映画「真実の行方」


685 名前:1/2 投稿日:2007/03/13(火) 10:21:47
映画「真実の行方」
細かい脇道とかが色々あるけど、そこらへんは省略。

町の名士だった、教会の大司教が殺される。
その直後、血まみれで逃走していた青年が逮捕される。
主人公の弁護士(リチャード・ギア)は、売名のために弁護を引き受ける。
(テレビでも報道された犯罪者を弁護すれば、自分の宣伝になる)

青年と面会するうちに、その人柄に触れて弁護士は「こいつは犯人じゃない!」と確信。
汚職とかスキャンダル揉み消しとか色々あって検察側は青年を死刑にしようと圧力をかけてくる。
最初は売名行為のつもりだったが、そのうち本気で検察と戦う気になる。
いろいろと手がかりを見つけて「この線を押せば勝てる」と思ったりするが、
そのたびにみんな空振り。

調査により、殺された大司教は青年と、その恋人と、青年の友人を
性的にオモチャにしていたことが判明。

また、精神科医との面談により、青年は二重人格であることも判明。
青年の表の人格は温厚で気弱だが、裏人格は凶悪で暴力的。
そして、裏人格の方が、大司教を殺したのは自分だ、と告白する。

青年が犯人であることがわかってしまった。
しかし、表人格は裏人格の行動を全く覚えていない。そのため、逮捕された青年は、
裏人格が出ていないときは本当に善良そのもの。
このまま死刑にしては、善良な青年を殺すのと同じではないか?と悩む弁護士。
精神科医との面談は録画していたのだが、人格が入れ替わるところはビデオを止めていた。
なので、精神障害で無罪を主張するにも証拠が無い。

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【後味の悪い話】『パフューム』

543 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/11(日) 00:54:09
久々に酷い映画を見た。『パフューム』
時は中世、主人公のジャンはパリの悪臭漂う魚市場で産み捨てられ、孤児院に入れられた。
その頃から彼には異常な嗅覚が備わっており常人とは一線を画していた。
彼は物事を全て匂いで判断する特殊な人間になる。

やがてジャンは皮なめし職人に10フランで叩き売られる。
(ちなみにジャンを叩き売った孤児院の主人は帰り道に通り魔に瞬殺される)
奴隷として過酷な日々を過ごしていたジャンはある日、市街地への納品に同行する。
そこで様々な匂いに出会う。人々の匂い、食料品、生ゴミ、香水…
皮なめし職人の目を盗んで姿を眩ましたジャンは街中で今まで嗅いだことのない甘い匂いを知る。
それは若い娘の匂いだった。
ストーカーのごとく若い娘をつけ回したジャンは最後には娘を殺してしまう。
死姦はしないけど、娘を裸にひん剥いて存分に匂いを堪能したジャンは自らの生きる目的を見つける。
それはこの匂いを永遠に保存することであった。

街外れの売れない香水屋の主人が香水の新作を作るために頭を悩ましていた所へジャンが皮を届けに来る。
そこでジャンは天才的な嗅覚を売り込んで香水屋に弟子入りする。
(ちなみにジャンを叩き売った皮なめし職人は酔って川に落ちてあぼん)
ジャンは香水作りでも天才ぶりを発揮し、香水屋は瞬く間に繁盛する。
ジャンは香水を作る代わりに香水屋に匂いを保存する方法を教えてもらう。
その方法は花を煮て蒸留するというものであった。
さっそくジャンはガラス、銅、鉄、猫を煮てその匂いを蒸留しようとするが上手くいかない。
香水屋はガラスや金属、人間や動物の体臭など蒸留はできないと憤る。
ジャンの最終目的は若い娘の匂いを…なのでショックのあまり寝込む。
そんなとき、ジャンは香水屋から香水を主産物としている街の存在を聞く。
そこなら匂いを保存する方法がわかるかもしれないと、
ジャンは売れる香水のレシピと引き換えに街に入る許可証を香水屋からもらう。
こうしてジャンは香水屋を後にした。
(ちなみにこの香水屋はその日の晩に建物が崩れ落ちてあぼん)

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【後味の悪い話】英語のテキストより 「歩く魚」

665 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/12(月) 22:12:28
英語のテキストより 「歩く魚」
昔コロラドの西のはずれにオスカーという名の魚のペットを
飼っているインディアンがいた。彼は魚をテントの後ろのタライで飼っていた。
このインディアンはかなり怠惰で、タライの水を毎日新しいものに換えるのにもうんざりしていた。
そこでオスカーに水無しで生きる事を仕込む方が簡単だと思い、
どうすればそうできるだろうと考えた。

彼はまず毎日魚を水の外に何分か出した。少しずつその時間を長くしていくと、
ようやくオスカーはタライのそばの濡れた芝生の上に横たえれば
一晩中でも水の外で過ごせるようになった。
そしてとうとう、オスカーは水無しでもいつまでも平気で、またどこへでも行ける様になった。

彼はインディアンが大好きで、彼の後を犬のようについて歩いた。
インディアンが外出するときはいつもオスカーが尾でひょいひょい飛びながらついて回った。
今まで見た中で一番変な魚だと思ってる者もいたが、
インディアンは彼をそれまでの誰よりも信頼できる友として見ていた。

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【後味の悪い話】ブラックジャック「負け惜しみか?」

538 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/11(日) 00:22:29
ブラックジャックの話。
中学生(男)と高校生(女)の姉弟が、ブラックジャックの元に来る。
用件は事故で完治不能の全身麻痺になった母の手術。
ブラックジャックはその子供達に100万円を要求する。
子供達は一生働いてでも払うと約束する。
しかし当の母親は、全身麻痺の自分がいづれ子供達の負担になることを悲観し、
Dr.キリコに自分を安楽死させるように依頼していた。
キリコが安楽死の装置を作動させる直前にブラックジャックが現場に到着。
お互いに相反する仕事を任された2人は一悶着するが、まずブラックジャックが手術にあたり
失敗すれば即座にキリコが安楽死させるという取り決めになる。
必死に難手術を施すブラックジャックの甲斐あって、母親の麻痺は治り、数日後には退院を控える。

母親の退院の日、幸せそうに病院から家に帰ろうとする母と子供2人を見送り
ブラックジャックは病院の中庭でキリコと話していた。
不治の病を完治させて患者を生き長らえさせたブラックジャックにキリコは
「動物の寿命はあらかじめ決まっているのに、人間だけがそれに逆らおうとする。そんなことに意味があるのか。」と凄む。
ブラックジャックは「負け惜しみか?」と鼻で笑うが、そのとき、すぐ近くで大きな衝撃音が。

どこからともなく「交通事故だ!病院から出たばかりの母子3人が車に轢かれて3人とも即死だ!」と聞こえる。
青ざめるブラックジャック。
それを聞いて高笑いしながらその場から去るキリコ。
ブラックジャックはその場でやり切れない表情で
「それでも私は人を治すんだ!自分が生きるために!」と絶叫。

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【後味の悪い話】大人「友達見捨てて逃げてきたんだ」

498 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/10(土) 02:22:57
宅間事件のすぐ後に、池田小学校にある内容の電話が
殺到したのをご存知だろうか。
その内容は、以下のようなものである。
「子供が7人殺されたんですよね?それなら、定員分補充される筈ですよね!?
 うちの子供は入れられないんですか?」

国立である池田小学校には、定員がある。その定員が減ったから、
我が子を入れられないか、というものである。

この話を聞いた時、事件の一報を聞いたときよりも寒気が走った

502 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/10(土) 05:36:05
宅間事件時のインタビュー
大人「友達見捨てて逃げてきたんだ」
子供「…………」
いや、もうちょっと配慮した言い方は出来んかったんかい…

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【後味の悪い話】灯のうるむ頃

442 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/08(木) 22:38:46
遠藤周作の話なので、読んだこともある人は結構いるかもしれませんが…
この人は庶民が嫌いなのだろうか、居た堪れない話が多い。
443 名前:灯のうるむ頃 1 投稿日:2007/03/08(木) 22:39:51
町医者の同年代の主要人物が、町医者S・K教授(K助手)・Kの妻
町医者の息子の同年代の主要人物が、息子・友人Y・女学生R
医者を志してる青年Sは、ある時清楚な女性に恋をした。
女性の住んでいる場所からして、自分の手の届くような身分ではないらしい。

のちに医学部生として、R病院の嫌味なK助手のもと勉強することとなる。
しばらくして、その女性とK助手が付き合っていることを知る。
誰もがうらやむような二人を遠目に、自分は思いを伝えることなく身を引くこととなる。

月日は30年程流れ、Sは小さな町医者になり、妻と息子娘と暮らしている。
そして、町医者をしながら癌の研究を細々と続けている。
ある時、バイトが研究の為に頼んだ二十日ネズミと違う、大型のネズミを飼ってくる。
そしてそのバイトが大型のネズミ可愛さに、昔癌に効くかもという逸話のあったエキス入りの茶を
こっそり飲ませたことにより、大型のネズミに植えたはずの癌が小さくなったことに気づく。
もしかしたらと思い、その薬の研究に精を出すこととなる。

Sの息子は東大志願の浪人生で、あまりやる気の無い生活をしている。
ある時喧嘩をしてしまい、ボロボロの状態で歩いていると、
清楚な女学生が手当てにとハンカチを貸してくれる。そして一目惚れしてしまう。

そして、ある時Yが金持ちのパーティーに行った時、とある女性Rに恋をする。
Yに仲良くなる為に協力してくれと言われ、調べていった結果、同じ女性Rであることに気づいてしまう。

息子はYの為に自分は身を引き、Yに協力することにしてしまう。
なんとかRを誘い出し、Yの考えたプランで3人でデートすることになるが、
ゲテモノ食堂に行った時にRが怒り出してしまい、店を選んだのは息子ということにされてしまい、
Rから嫌われてしまい、そのフォローに回った友人Yは逆にRと仲良くなる。


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【後味の悪い話】アニメ「なるたる」

465 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/09(金) 08:27:38
アニメ「なるたる」
ヒロインは11歳の少女で少女アニメの典型的な主人公。
少々ドジだが元気いっぱいで明るい性格。
ヒロインや周辺の少年少女たちは竜の子というエヴァの使徒を小さくしたような妖精をもつ。
龍の子は戦闘力はすさまじく自衛隊の最新兵器をものともしない。
龍の子は使い手とリンクしており使い手が攻撃を受けると精神的に何らかの影響を受ける。

設定や主題歌やオープニング、初期ストーリーはNHKのアニメのよう。
ほのぼのしててほんわかムード。
しかし中盤以降にストーリーは急展開。
竜の子を持つ少年少女による世界征服の野望のもとにいきなりテロ行為。
自衛隊にも攻撃、隊員の大量殺戮を行う。
クライマックスはヒロインの友人の少女たちが学校で凄惨ないじめを受けており、
逆上した少女がいじめた相手に龍の子で復讐。
ひとりひとり凄惨な殺人行為を行う。
竜の子は最後に学校にも乱入し報復を行う。
だがヒロインは級友の殺人を見てただおろおろするばかりで自分の竜の子を使おうともしない。
最後に自分が殺られそうになってやっと友人の説得に成功。
友人家に乗り込むが友人はすでに両親を殺害。
ヒロインの親にも手をかけようとする。
ヒロインは怯むが、ヒロインの竜の子がヒロインの意志に反して友人を殺害。
だがヒロインのもうひとりの友人もすでに自分の父親を頃していた。
それで終わり。


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【後味の悪い話】こんなあったかいおふくろなんざいなかった

433 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/08(木) 16:28:43
ブラックジャックに同じような話があったな。
黒男に整形してもらって戦死した日本人社長の息子になりすました現地人が、いざ帰国してみると
会社は倒産&破産していて社長は死んだらしく、迎えにきたのはみずぼらしい母親らしき女性だけ。
最初は冗談じゃねえや、と働きもせずゴロゴロしているが、
内職をして自分を養ってくれる日本人母を見て
「俺にはこんなあったかいおふくろなんざいなかった」と思い直してバリバリ働くようになる。
ある日、現地人は家の引き出しの中から入れ歯を発見する。
「おふくろは歯が生えてるのに入れ歯なんて誰がするんだ?」と尋ねると明らかに動揺する日本人母。
そのまま家を飛び出していってしまった日本人母。
寒空の下、現地人が発見したとき日本人母は肺炎を引き起こしもはや手遅れな状態。
日本人母の死に際にすべてを告白しようとした現地人は逆に日本人母にある告白をされる。
それは日本人母は本当は日本人母ではないということだった。
聞けば自分と同じような状況でこれまた黒男に整形してもらってまんまと社長妻になりすましたそうな。
しかし直後に会社が倒産、途方にくれた女はとりあえず社長の息子を迎えにいったのだった。
それでも「おふくろ死ぬな」と涙する現地人を見て
「こんな女でもまだおふくろと呼んでくれるのかい」と微笑みながら逝く女。
 

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【後味の悪い話】最期に笑ってほしい

429 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/08(木) 16:06:57
多分少女漫画
中学生ぐらいの主人公は、両親亡き後引き取られた家で虐待を受けていた。
とうとう我慢できなくなり、養父を殺して家を出てあてもなく電車に乗りこむ。
相席には同世代の幸せそうに微笑む少女がいた。その笑顔に魅せられる主人公。
話してみたところ、少女は両親を事故で亡くして施設で育ったのだという。
しかし最近、両親の知人で親切なおじさんに引き取られる事が決まり、
そんな親切な人がいるという事が嬉しくて笑っていたのだった。
ここ数年笑顔など忘れていた主人公は、少女に激しい嫉妬を抱く。
同じような境遇なのに、自分も引き取られる相手さえ違えばこんな風に笑えていたはずなのに……
突然、大きな衝撃が走る。気づくと電車は横倒しになっていた。事故に遭ったようだった。

周りに居た乗客のほとんどの人が死んでいた。相席だった少女も。
そこに謎の男が現れて、主人公にガラスの仮面を渡した。
「その少女が得られるはずだった幸せが欲しいとあなたは思ったでしょう」と男は言う。
その仮面をつければ望む姿になれるという。
ただし、その仮面は笑顔にとても弱く、笑ったその瞬間に
ひび割れて崩れてしまうので注意するようにと言い、男は消えていった。

疑いつつも仮面をつけると、主人公の容姿は一変、少女そのものとなった。
少女の荷物を漁り、少女が行くはずだったおじさんの家もつきとめ、
新たな人生を歩むために主人公は晴れ晴れとした気分で向かい出した。

おじさんは見るからに優しそうな紳氏で、笑顔で主人公に接してくる。
少女がまだ幼く、両親が生きていた頃は何度か会った事があるのだが、
覚えているかとおじさんは聞いてくる。もちろん主人公はそんな事は知らない。
「そんなもの覚えてないわ」主人公は挨拶もろくにせずにそっけない態度を取る。
おじさんに弟子入りしてる(?)青年は主人公の無礼を非難するが、おじさんは笑顔でそんな青年を諌めた。

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【後味の悪い話】東邦音大付属高校レイプ教師

479 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/09(金) 11:53:42
自分の中では、コンクリ事件の次に後味悪い話。
東邦音大付属高校の女の子が教師にレイプされ、親に相談するも、世間体を気にして
シカトされる。そしてレイプは、SM行為までやらせるほどエスカレートし、
精神は崩壊するも、親は被害届や転校等の措置もとらず、娘の証言を信じず「変った子」扱い。
そしてとうとう自殺してしまった。教師はまだその学校にいるらしい。
この事件の後味悪さは、親の対応。娘をなんだと思ってるんだ!と怒りが込み上げてくる。
そういう親の事情を知ってエスカレートしてゆく教師も鬼畜。この子はまさに生き地獄だったと
思う。
東邦音大付属高校教師少女をレイブの末自殺に…
ttp://music8.2ch.net/test/read.cgi/music/1075951601/l100

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【後味の悪い話】地獄少女「闇の中の少女」

423 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/08(木) 13:16:07
地獄少女より「闇の中の少女」
ある少女がいじめにあっていた。
靴や教科書に悪戯書きされたり
ニットの袖口にホチキスを止められたり
筆箱や下駄箱に毛虫を入れられたりと少女は限界にきていた。
地獄少女へ復讐を依頼しようとするも
誰がいじめの犯人か少女自身知らなくて誰を恨めばいいかわからなかった。
ある日「犯人を知っているから更衣室へ」というメールを貰い行ってみた。
後ろ姿で立ってる少女がおり、犯人を知ってるの?と肩に手を置いたがそれはただのマネキンだった。
驚き、いつのまにか気を失ってしまったところを偶然通りかかった理科の教師に助けられた。
それまで誰も信用できなかった少女はこの教師をその一件で信用し
女の子も担任を頼りにそれまでのいじめも乗り越えられると思っていた。
だが、次の日同じクラスの女の子に理科準備室に呼び出された。
「理科の教師が筆箱に毛虫を入れたのを見た。もう見ていられなくて…」と、
筆箱や下駄箱に入っていたのと同様の毛虫が多数育てられているのを見せられた。
更衣室にあったマネキンも置いてあり、少女は地獄少女に復讐を依頼した。
無事地獄へ教師を落とすことが出来た少女は
教師が犯人だと教えてくれた子と友達になり普通の学校生活を送っていた。

放課後、修学旅行委員になった友達のしおり作りを手伝っていた少女。
友達が席を立ったので一人でしおりを作っていた。
そこで少女はふと気がついた。
しおりを止めているホチキスの芯がピンク色。
ニットの袖口に止められていたホチキスの芯もピンク色だった。
まさか…と思い呆然としてる少女の背中を見つめる友達のショットで終わり

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【後味の悪い話】肉体労働者のほとんどが死刑

408 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/03/08(木) 00:47:06
どこかで読んだ話。
舞台は、恐らく近未来。
主人公は女子高生。元々は勉強が大嫌いで、成績も全く芳しくない劣等生だったのだが
ある日を境目に、突然勉強に励むようになる。勉強が彼女の生活の中心。テストの成績もみるみる良くなった。
寝る間も惜しみ、家族と食事も取らず、まるで取り憑かれているかのように勉強する主人公。
参考書を見ている間、夜食を部屋に持ってきた母親にさえも気づかないほど集中して、ひたすら勉強勉強勉強。
家族達は、異常とも思える主人公の豹変っぷりに疑問を抱きながらも、勉強してくれるなら…と喜ばしく思っていた。
だが、それには理由があった。

数週間前の成績発表の日、順位はいつも通り下から数えたほうが早い主人公。
だが、友人Aは常にトップの成績を保っており、今回も同様だった。主人公はふとAに聞く。
「どうしてそんなに勉強が出来るの?」
Aは笑いながら言う。「きっと世間は優れた人材を残しておきたいから」
どういう意味だ、と考える間もなく主人公の脳裏には「国民順位」がよぎった。

「国民順位」とは、法律で定められた人間の甲乙を決める順位だ。
もちろん国中の1人1人に順位がつけられており、日に日に変動しているらしいのだが
日常生活には一切顔を出すことのない順位なため、
ほとんどの人間が国民順位のことなど忘れて毎日を生きているのだ。
何のための順位かすら、知る人間も少なかった。

話をよく聞くと、Aの父親は政治家であり、つい先日の会議で
「増えすぎた人口を減らすために国民順位の一億位以下の者は処刑する」という政策が取られる事が決定したらしい。
そもそも「国民順位」はその政策のために作られたものだというのだ。Aはそれを避けたくて勉強しているとのこと。
「どうしてそんな話をしてくれたの?」
「私、実はもうすぐ転校するの。誰かに話しておきたくて」
そして数日後、Aは学校から姿を消す。

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【後味の悪い話】映画「ミッドナイト・クロス」

390 名前:1/2 投稿日:2007/03/07(水) 04:14:29
映画「ミッドナイト・クロス」(「キャリー」と同じデ・パルマ監督)
ジャック・テリーは、B級恐怖映画専門の音響効果マン。
今、新作「狂乱の女子学生」のシャワー・シーンで使われる女子学生の叫び声を検討中だ。
適当な声が見つからぬまま、風の音を録音しに出かける。
その最中に、自動車がパンクして川に転落するのを目撃した。
彼は素早く川に飛び込んで、サリーという若い女性を救出。
自動車にはもうひとり男が乗っていたが、サリーを自動車から出すのがやっとだった。
ジャックは病院で男が次期大統領の有力候補であったことを知る。
だが、側近に事件のことは忘れろと言われた。
サリーとモーテルに泊まったジャックは、録音テープを再生し、銃声がするのに気付いた。
事件を目撃したというカメラマンのマニーが撮った写真をニュース雑誌から切り取り、
アニメ・スタンドで撮影しテープと同調させてみた。
かすかな閃光が銃声と重なることを確信した。

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【後味の悪い話】小松左京「復活の日」

373 名前:1 投稿日:2007/03/06(火) 18:27:34
何だっけ、小松左京の。復活の日だっけ?
あれ思い出した。
ある国の秘密研究機関から研究員が一つのウィルスを持ち出す。
研究員はウィルスを他国の研究者に渡して欲しいと望んでいたが、
(人類を破滅させるウィルスを作ったことに自責の念を感じ、
他国の研究機関にウィルスを渡して抑止力になるウィルスを作ってもらおうとした)
取引相手は金になる相手に売ると奪い取っていく。
絶望して責任を感じた研究者は自殺、取引相手が乗っていたヘリは吹雪に見舞われて墜落。
ウィルスは付近一帯に撒き散らされる。

翌年は奇妙なインフルエンザの流行で幕が開いた。
輸送機関が整った現在、世界の隅々までウィルスが広まるのに時間はかからなかった。
そして世界各地で謎の突然死が広まる。
しかしこの2つを結びつけて考える者は誰もいなかった。

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【後味の悪い話】映画「カサンドラ・クロス」

362 名前:1/3 投稿日:2007/03/06(火) 17:28:01
映画「カサンドラ・クロス」(1976年)
ジュネーブにあるI・H・0(インターナショナル・ヘルス・オーガニゼーション=国際保健機構)に、
3人のスウェーデンの過激派ゲリラが乗り込み、アメリカの秘密生物研究セクションを爆破しようとした。
しかし、ガードマンと射撃戦になり、一人は射殺され、残る二人は、様々な細菌類が研究開発されている
“危険な”部屋に逃げこんだ。そして一人か射たれて倒れた拍子に、薬のビンを割ってしまい、
中の液体が飛び散り、無傷の男の方が一人逃走した……。
残されたゲリラを診察したスイス人女医エレナは、割れたビンにアメリカが秘密裡に研究していた
伝染性の細菌が入っていたことを突き止めた。緊急事態の発生で、アメリカ陸軍情報部の
マッケンジー大佐が乗り出し、感染して逃げたゲリラが、ストックホルム=ジュネーブ間の
大陸縦断列車に乗り込んでいることを、突き止めた。

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【後味の悪い話】『ドアD』

701 名前:1 投稿日:2007/03/13(火) 18:26:50
『ドアD』
とあるテニスサークルの八人が目覚めた時、そこは四方をコンクリートで固められた
謎の部屋だった。あるのは変なボタンと穴と扉が一つ。しかし扉には鍵がかかっている。
どうやってここに来たのか、何でここにいるのか、まったく思い出せない八人。
全員の携帯は電源が切れてしまい、とりあえず助けを待つため部屋で待機してると
変な穴から水が噴出し始めた。隙間のない部屋にどんどんたまっていく水。
このままでは皆死んでしまう。すると、あることに気付いた。
部屋にある変なボタンを押している間だけ扉が開くのだ。
しかし、それはあくまでも押し続けなければならない。
つまりこの中の誰か一人を部屋に残す(犠牲)にしなければここから脱出できない。

迷っている間にどんどん水はたまっていく。
すると、一人が名乗り出た。こういうのは俺の役だからと。
何でこんなことになったのか。残りの七人がきっと謎を解いてくれる。そう信じて。

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