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【後味の悪い話】「おぅーい。逃げろー」



329 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/04(木) 02:20:41
幼稚園の読み聞かせで聴いた絵本の内容

江戸時代くらいの村の話。
ある日、一人の男が救出された。
しかしその男は目も見えなければ耳も聞こえない。おまけに自分の事も解らない(所謂記憶喪失)
村の人はその男を馬鹿にしたあだ名で呼んでいた。(あだ名失念)
そのうち、村の近くで洪水が起きて、村が沈没の危機にさらされた。
非難警報代わりに、誰かがどのくらい浸水したか知らせなくてはいけないのだけど、村人全員がやりたくない様子
結局、例の男に頼む事になった。
足に水が掛かったら、太鼓をならして知らせる、と言う方法で。
男は最後までその仕事をやり遂げた。
村人全員が非難を終えた後も、太鼓を鳴らして「おぅーい。逃げろー」と叫び続けた。
非難した村人が、遠い所から、お前も逃げろ!と言うが男は耳が聞こえないので意味がない。
その内、その男は川に飲み込まれてしまう。
って話。

幼稚園児に聴かすな、んなもんorz



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【後味の悪い話】尾瀬あきら『とべ人類』



315 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/03(水) 22:15:42
尾瀬あきら@『夏子の酒』etc が少年誌時代に描いていた、『とべ人類』という漫画。
(おもいっきりうろ覚えなので、どなたかご存知の方いたら補完よろ。)

中学生男子の主人公はある日突然学校帰りに拉致される。
薬か何かで眠らされ連れ込まれたところには、
やはり同じように拉致されてきた中学生男女数人がいた。
室内を探索する主人公たち。廊下には殴り書きのように「とべ人類」という文字が残されていた。
突然揺れだす室内。いやに殺風景と思われたその「部屋」は、実は宇宙船の内部だったのだ。
飛び立った宇宙船から見下ろしたその眼下(窓だったかモニターだったか…)に
主人公たちは無数のキノコ雲を見る。それは、最終戦争が不可避となった時代、
「人類」を存続させるために、選ばれた人々を新天地へと送り出す「ノアの箱舟」であった。
…で、乗員が中学生だけになってしまったのは、何かの手違いか事態が予想以上の速さですすんだかで、
成人の乗員が間に合わなかったっぽい。(うろ覚えだが。)ともあれ、
想像もしていなかった事態に戸惑い、ベソをかきつつも中学生たちは宇宙船の中で暮らしていく。
そして襲い掛かる流星群(だったかな?)から宇宙船を救うために仲間の一人が命を捨てる。
彼の最後のセリフが「僕は人類を救ったんだー!」…ここで第一部終了。

316 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/03(水) 22:17:14
で、後味が悪いのは第二部。
第一部から百年近く後。宇宙船は相変わらず航行中。
しかしその中では、「人類」、つまり初代の中学生たちの子孫たちが二派にわかれて争いを繰り広げている。
それぞれの派閥の少年と少女が『ロミオとジュリエット』的展開となり、やがて少女が身ごもる。
ところが派閥抗争は激化、身重の少女一人を残してすべて死に絶えてしまう。
最後は少女のモノローグ。
「生まれる子供が男の子なら、私たちがアダムとイブになりましょう―。
 女の子なら、人類について、ずっとずっと語り合いましょう―。」

…いや、母子でアダムとイブって思いっきり無理があるし…。人類、とべなかったよ…。



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【後味の悪い話】長寿ドラマ「はぐれ慶次純情派」



313 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/03(水) 21:08:47
長寿ドラマ「はぐれ慶次純情派」って、
製作者たちが勘違いをしてると感じられる話がわりとあって
母親は毎週無邪気に見てたけど、けっこうイライラすることがあったのを思い出した。
具体的なエピソードは思い出せないんだけど、
たとえば、15年前に赤ん坊を誘拐し、そのまま自分の子として育ててた女性の話。
今では高校生になっている「元盗んだ赤ちゃん」と、貧しいながらも楽しい母子家庭を築いていたが
高校生がなんかの犯罪に巻き込まれたかなんかのきっかけで、
高校生は自分と母親が実の親子でないことを知ってしまう。
結局「赤ん坊泥棒」であるところの母親は子供を守る為に過去の罪を告白、
でも「たとえ血は繋がってなくても、お母さんはお母さんだ!」みたいな、お涙頂戴のハッピーエンド。
製作者サイドは「過去の過ちは水に流して心の中の真実を暴く安浦刑事の人情裁き」
みたいなつもりで作ってるんだろうけど、問題はソコじゃねぇだろ!!子供の本物の親たちどーすんだよ!!
と、すごいモヤモヤしたのを覚えてる…。
ほかにも、なんか気の毒な過去やら現在やらを背負ってる人が
ふとした弾みで人を殺してしまうが、安浦刑事の人情捜査で(逮捕されるも)心は救われる…
的なエピソードがやたら多かったけど、ハッピーエンドの場面で
「ふとした弾みで殺されてしまった、被害者側」の事情がないがしろにされてる話が多かった気が。
まあ、殺されて当然の悪い奴が殺されるエピソードも、そりゃいっぱいあったけどさぁ。



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【後味の悪い話】大島弓子「八月に生まれる子供」



290 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/03(水) 13:00:12
大島弓子といえば「八月に生まれる子供」

大学生の主人公は夏休みに入った事を忘れてうっかり大学に行ってしまう。
ボケすぎだわと自分に呆れながら帰宅。数日後、友達との約束すら忘れてすっぽかしてしまった。
なにやら白髪が増えてきて、耳も遠くなってきた。
そこに女性から電話がかかってくる。やたら親しげなその女性が誰なのかわからない。
「なにいってるのよあんたのお姉さんでしょう」嫁に出た姉の事すら主人公は忘れていた。
病院に行ってみると、医師は原因不明の急速な老化現象が起こっていると告げた。
母は主人公にどっさりと健康食品を食べさせたりするが効果はなく、
主人公の歯は抜け落ちていき、骨が縮んで背も低くなった。
段々ボケが進行してきて、その事で両親が口論になる事もあった。
主人公は眠るばかりの日々を過ごす。寝ていれば体も心も楽だから。
母と電車に乗っていると「おばあちゃん座ってください」と高校生に言われた。
足腰の衰えも深刻なのでありがたかったが、主人公はショックを受ける。
これから人前では娘ではなく婆として扱ってくれと母に言う。
ラスト、回復の兆しを見せる主人公。
それは回復というよりも、幼児が成長するかのような現象らしい。
空白状態の主人公が「私は18歳で○○という女のこらしい」というモノローグ

後味が良いともとれるが俺的には悪い

291 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/03(水) 13:13:34
大島弓子かわからないけど、
水のなかのティッシュ?ってなタイトルで、
予知ができる少女の漫画を読んだ事あるな・・・・。
妹がお手伝い中に大事な皿を割ったり、
親戚がケーキを土産に尋ねてきたり、と予知することは些細なことだけど、
言うタイミングが悪くて家族からキティ扱いされる。
ある日家族で行楽にでかけた際、例の予知能力で、不吉なものを感じて家に戻ると、
案の定家が大火事。消火してたら、後から戻ってきた家族に放火魔あつかいされる。
というような話。

292 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/03(水) 13:18:45
>>291
それも大島弓子だ
タイトル通りの夢を見て主人公は不思議に思うが、
それは主人公の涙で水浸しになったティッシュだった。

 

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【後味の悪い話】大島弓子「サマタイム」



284 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/03(水) 10:13:59
大島弓子の「サマタイム」が個人的には後味悪かったな

主人公は、もうすぐ同じ村の女の子と結婚する
その結婚式の数日前の夜、雷が鳴った
辺りは真っ暗に。停電らしい。雨も降ってきた
村の停電騒ぎに紛れ、婚約者に会いに行った
彼女は言う。この村が、この村の人々が大好きだと
二人は幸せだった

次の日、結婚式に来てくれるという新聞記者の親友を待った
しかし、親友は来ない。しかたないので、東京の親友の住まいを訪ねてみることになった

親友の部屋にはメモ書きがあった
「第三次世界大戦勃発」と書かれている
原爆を落とされるという時刻、日付も書かれている



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【後味の悪い話】ひぐらしのなく頃に


269 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/03(水) 01:47:59
数年前にやった携帯ゲーム。暇つぶしだったのでめちゃくちゃうろ覚えなのだが…
ド田舎の村にある高校に転校してきた主人公の俺(ごめん名はもう忘れた)。
俺はクラスのリーダー格の女子(名前忘れたから女Aにする)と打ち解け合い
彼女のグループの女の子達に親切にしてもらって仲良くなり、かなり充実した学園生活を送る。
そんな中、村で年に1回行われる盛大な祭りが催される。
俺たちは、その祭りを取材に来たカメラマンと知り合うが
俺はひょんなことでカメラマンから、この祭りの時期になると毎年村で起きる猟奇殺人の話を聞かされる。
何でも、何もない田舎の平和な村で、村に伝わる守り神様の祟りによる殺人事件が起きているというのだ。
守り神様に祟られることを恐れ、村人は誰もこの話をしたがらないのだが、もう5,6年連続で起きているらしい。
そして祭りは行われ、俺たちは祭りではしゃぎまくり。
カメラマンもその中に加わり、皆で大層楽しく過ごし、祭りは盛大なままに終わる。
殺人事件なんて嘘じゃないか、とカメラマンの話を全く信じない俺。



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【後味の悪い話】「おっとり捜査」



242 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/02(火) 20:59:18
「おっとり捜査」という男性刑事・秋葉と女子高生・みずほコンビの刑事漫画が鬱になる
その中でも個人的に嫌な話二つ

みずほのクラスメートの少女が行方不明になった。
そして他のクラスメートの少女たちも変質者に惨殺されていく。
秋葉が捜査に乗り出すと、保険医として同じく乗り込んでいた
麻薬取締捜査官の男がいた。行方不明になった少女は麻薬中毒者だという。
少女は惨殺されたクラスメートたちに半ば無理矢理援助交際をさせられ
逃げられないように麻薬漬けにされていた 男はその事を知りながらも放置した
麻取は警察とは違い、麻薬を使用している個人ではなく麻薬ルート自体を潰さなければいけない。
ルートを得るまでは当の麻薬被害者が蝕まれていくのを黙認するしかない。
みずほの学校にレインコートを着た変質者が現れ次々と人々を滅多刺しにしていく。
なんとそれは、相貌こそかなり変わっていたが行方不明になっていた少女だった。
麻薬中毒のために錯乱して凶悪な殺人犯となっていた。
彼女に密かな恋心を感じていた麻取の男は、
取り押さえられながらも暴れ狂う少女の狂った姿に涙しながら鎮静剤を打った。
少女は回復していくが社会的にはほぼ人生終わりっぽい

秋葉の父の病院を訪れる母子 子供の傷は母Aからの虐待ではと秋葉父は疑う。
Aは中学時代に通り魔に乱暴された事がある 犯人はいまだ逮捕されないまま
未成年の少女が被害者という事でもちろん報道もされなかったがAは母の態度に苦しんだ
Aの母はまるで事件自体が存在しなかったと、Aが苦しんだ事すらなかったかのように扱うのだった
Aは事件を隠したまま結婚して子を産んだが、いまだに一連の事件をトラウマにしたままだった。
「お母さん私を見てよ」とぶつぶつつぶやくAの声に耳を傾けながら、ナイフで自分の顔を切るAの息子。
息子の不審な傷跡は虐待ではなく、自分を省みない母への抗議としての自傷行為だった。
Aと息子は最後に仲直りっぽくなるが、同作者の「アンネ・フリークス」に息子らしき人物が現れる
自傷癖が続きっぱなしで、しかも最後は銃で撃たれまくってあぼん
身をていしてかばった相手は殺人マニアで「さようなら」とニヤニヤしながら言ってくる
同じ名前の別人物だといいが、そんなにない名前だし自傷癖という共通点が



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【後味の悪い話】石像が……動くはずはないのだ……


207 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/02(火) 15:09:58
昔読んだマンガ思い出したな。
大昔、二つの国が戦争していて、片方の国が劣性になる。
その国には、大きな石の巨人の像があって、そこにうがたれた穴の中に、
勇気ある少年を入れて潰して殺して生け贄にすると、
その魂が巨人に宿り、動き出して国を救うという言い伝えがあった。
幼い王子が、自ら生け贄を申し出る。国王はじめ人々は嘆き悲しむが、
王子はこれで国が救われる、言い伝えを信じると言って穴に入る。
少年は生きたままつぶされ、人々は泣きながら、かたずを飲んで石像を見守る。
だが石像は動かなかった。それでも人々は、いつか動いて救ってくれると信じ、
この上で闘うと言い伝えを信じてない裏切り者に見えるせいか、敵の来襲にも手が出せず、
そうこうするウチ戦争には負け、その国はほろびてしまった。
しかし生き残った者たちは、石像が動くのをそれからも、何年も何年も待ち続ける。
当時、その場に居合わせた物心つくかつかないかだった子供も、老いていく。
更に何年も後、すっかりすりきれた石像を見上げながら、老人はつぶやく。
「石像が……動くはずはないのだ……」

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【後味の悪い話】巨神イデオンの最終回



170 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/01(月) 23:36:02
イデオンの最終回。
みんなまっぱになって宇宙を漂って・・な
終わり方が作者投げやりすぎ!

187 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/02(火) 01:22:20
人類が他星系への殖民を始めているはるか未来。
とある星にたどり着いた人類は、そこで滅び去った文明の残した遺跡を発見する。
その遺跡の内部には巨大な宇宙船と、メカが保管されていた。

そこに突如として襲来する異星人。
ふとしたことから現場に居合わせた、主人公の少年少女たちは、遺跡のメカを起動させてしまう。
合体し、巨大ロボットになったメカは圧倒的な力で異星人の先遣部隊を撃退する。

本隊が来る前に、発掘した宇宙船、ソロシップで逃げ出す植民者たちだったが、彼らは執拗に追撃をかけてきた。
コクピット内のゲージがI・D・E・O・Nと読めるような軌跡を描くことから、
イデオンと名付けられたロボットを駆使して抵抗する主人公達。
だが、そのロボットこそが敵をひきつける原因でもあった。
異星人の神話に、心悪しき者が手にすれば世界を滅ぼすと伝えられている力。
それこそがイデオンではないかと、彼らは考えていたのだ。
そして、伝説を証明するかのように、強力な力を発揮するイデオン。
たとえ、伝説が事実ではなくとも、それが他の種族の手に渡れば、必ずや自分たちを滅ぼす脅威となる。
その恐怖に駆られるかのように、異星人たちの攻撃は苛烈さを増していく。



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【後味の悪い話】TVで見た大家族の話


166 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/01(月) 23:08:52
結構前にTVで見た大家族の話。
その家族はお母さんが出て行ってしまっており、
長女や少し下の妹達が母親代わりとして家事等をしている。
途中まではありがちな貧乏でもなんだかんだで楽しい風景…
だったのだけど、突然長女の妊娠が発覚。
長女はまだ高校生(うろ覚え)で、相手も子供を養える状況ではない。
話し合った結果、大家族父は自分の元で長女の子を育てる事を決意する。

…という話だったんだけど、後先のこと考えずにやっちゃったのは長女自身なのに
家族はおろかスタジオの芸能人まで「長女さん頑張って!」という雰囲気で嫌な感じだった。
しかも父はもとから家族を養う為に昼夜問わず働き詰めだったのに
更に赤ん坊なんて増えてどうなっちゃうのかと…



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【後味の悪い話】星新一「あと五十日」



153 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/01(月) 16:22:41
既出かもしれないが、星新一の「あと五十日」要約下手でスマソ。

主人公は50代の男。仕事も順調だし、家庭にも特に問題はない。
ある日、主人公は怪しい黒服の男に「あと五十日でございますよ」と声をかけられる。
男は次の日も現れ、「あと四十九日でございますよ」と告げる。
なにがあと四十九日なのかと聞くと、
男は「あなたの人生がですよ」と答えた。
その日から男は毎日主人公の元に現れ、日数をカウントダウンしていく。
主人公は男を追い払おうとしたり、耐えきれず自殺しようとしたりするのだが、
男の告げた「人生が終わる日」は、自分の力ではどうしても変えられないらしい。
それならば、最後の日までは思い切り楽しもうと決めた主人公は、
会社へ休暇届を出し、自分の生命保険を増額して、預金を下ろして海外旅行に行った。
問いつめてくる妻子にもすべてを明かし、今まで隠していたことも打ち明けあう。
浮気をしたことがあるとか、日記を盗み読みしたとか。
また、会社で行われている不正や、各人の評判なども、ありのまま社長に伝えた。
墓石や死亡通知の準備も済ませ、とうとう最後の日の夜、
男は睡眠薬を飲んで、ひとりでベッドに入った。
ところが、ふと目を覚まし、時計を見ると午前三時。
もう日付が変わっているのに、いっこうに死ぬ気配がない。
どういうことかと思っていると、黒い服の男が現れて言った。
「第一日めでございます」
死神め、話が違うぞ、と言う主人公に対して、男はにやにや笑いながらこう言った。
「自分を死神だと申し上げたことは、一回もございませんよ。
そちらが勝手におきめになったのです。
わたしは、それより、もっとたちの悪い存在でしてね。
もう出現はいたしませんよ。あとは遠くから見物するだけです。
これから、どうなさいます…」

よくある系統の話だが、特に問題もない主人公の人生を
勝手にかきまわして去っていく死神(もどき)が後味悪かった。

155 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/01(月) 17:01:33
その偽死に神を訴えたらいいのに

156 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/01(月) 17:07:36
死神よりタチが悪いんだから、神なんジャマイカ。
主人公に過去の悪事や心の引っ掛かりを全て懺悔・清算させて
「新たな人生」を与えたもうたんでしょ。



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【後味の悪い話】ウルトラマンが子供を襲う



136 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/01(月) 11:26:41
ウルトラマンと言えば、基地害扱いされる話しも後味悪かった。
宇宙人が隊長の息子に化けていて、ウルトラマンだけそれを知っている。
被害が出る前に宇宙人を退治しようとするが、相手は小学生の姿形。
端から見ると、ウルトラマンの気が触れていたいけな子供を襲っているようにしか見えない。
その子は障害児で口が利けない。
世間的には助けを呼べない可哀相な子供。
そんな子を襲うなんて言語道断、こいつは基地害だと精神病送りにされかかる。
誰にも理解されず、必死で怪獣と戦うが宇宙人の策略で罠にはまる。

と言う話し。
よりにもよってウルトラマンが子供を襲う基地害扱いされるっつーのは衝撃だった。



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【後味の悪い話】ウルトラマンメビウス



116 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/30(日) 22:37:38
ウルトラマンといえば今やってるメビウスの1話も後味悪かった

メビウスは新しいウルトラマン、地球を守るためにやってきた
そこでタイミングよく25年ぶりに地球に怪獣が登場
GUYS(地球人が組織する地球防衛隊?)が出動あっさり全滅
そしてウルトラマン登場、なんとか怪獣を撃退
激闘の結果まるで周辺は焼け野原
そこでGUYSの隊長(?)がウルトラマンに向かって
「バカヤロー!なんて下手糞な戦い方だ!それでもウルトラマンか!ぜんぜん守ってねーじゃねーか」
と、言いたい放題

あのな、ウルトラマンはなんの見返りも無しに命がけで戦ってくれてんだよ
自分達はあっさり全滅したくせにそれを棚にあげてなんだその言い草
ちなみに次週はウルトラマンわざわざ場所代えて戦ってます、3分しか戦えないのに



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【後味の悪い話】帰ってきたウルトラマン「怪獣使いと少年」



112 名前:1 投稿日:2006/04/30(日) 20:05:04
帰ってきたウルトラマン「怪獣使いと少年」より。

町外れの廃墟に住んでいた少年がいた。

その少年は色々な理由があり天涯孤独になり廃墟で暮らすしかないのだが、
廃墟に住んでいたのと毎日穴を掘るという奇行の為宇宙人では無いかと近所の中学生にいじめられる。

ある日中学生の度を過ぎたいじめに怒り念力のようなもので中学生に怪我を負わせ、
それにより町の住民達に本格的に宇宙人とみなされ、パンを買うのも拒否されてしまうようになる。

113 名前:2 投稿日:2006/04/30(日) 20:06:48
とうとう警官や暴徒となった町人達が少年の住む廃墟に押し寄せ少年を捕まえようとする。

しかし少年が取り押さえられそうになった時に廃墟の奥から老人が現れる。

老人はメイツ星人という宇宙人が地球人に擬態した姿であり、
一年前に地球の気候・風土を調べる為に地球に立ち寄り念力により宇宙船を地下に埋め、
更に近くに怪獣が生息するのを知り怪獣を封印した。

しかし公害などにより地球の汚れた空気で衰弱し宇宙船を掘り起こす程の念力を使えなくなっていた。

それを発見した少年と共に住む事になり、少年は宇宙船を掘り起こす為に毎日穴を掘っていたのだ。

と事情を話す。



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【後味の悪い話】デスノートの魅上照みたいな少年



74 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/29(土) 01:37:49
自分も「Y氏の隣人」ネタで一つ。

あるところに、正義感の強い生真面目な少年がいた。
どんな小さな悪事でも見逃すことができない性格だった。
ある日、クラスメイトのカンニングの現場を発見し、
自首するように勧めるが逆にボコボコに殴られてしまう。
その時、「閻魔様の部下」と名乗る男が現れた。
その男は少年に「閻魔様の爪の垢が入ったお守り」を渡し、それを使えばいいことが起きると言う。
次の日、カンニングした少年にお守りを見せた途端、涙を流しながらカンニングしたことを恥じ、
翌日にはすっかり心を入れ替えて生真面目な性格になっていた。
それに味をしめた少年は、クラスメイト全員を生真面目な性格に変える。
そのクラスの模範生徒っぷりは、先生ですら気味が悪くなるほどだった。
そんなある日、クラスメイト全員で教室の掃除をしていると、
先生から「お前の父親が交通事故に逢って重態だ」という知らせを聞く。
少年は急いで父親の元へ行こうとするが、クラスメイトに止められてしまう。
「ダメだよ、掃除をさぼっちゃあ・・・」

75 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/29(土) 02:52:10
>>74
デスノートの魅上照みたいな少年だな。



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【後味の悪い話】Y氏の隣人



55 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/28(金) 17:25:29
「Y氏の隣人」という漫画から一つ。

主人公は冴えないサラリーマン。
仕事もうまくいかず、上司に嫌味を言われ、ついにクビになってしまう。
項垂れている主人公の前に謎の男が現れ、変な機械を渡される。
謎の男が言うには、その機械で写真を見るとその写真に写っている人の隠し事が分かる、という物だった。
早速、主人公は上司の写真を入れてみると、
上司は「○○大学出身と言っていたが、実は裏口入学だった」ということが判明。
それをネタに上司をゆすり、クビは取り消しになった。
更に、その道具をうまく利用して、仕事がはかどるようになり出世もした。
ある日、主人公はお見合いすることになった。
会ってみると、素直そうな美しい人だったが主人公は人を疑うことを覚えてしまった。
機械を使って見合い相手の写真を見てみるが、何も写らなかった。
「もしかしたら、隠し事が全くない心が綺麗な人かも」と思い、主人公は結婚することにする。
結婚して数年経ち、主人公は幸せな結婚生活を送っていた。
同僚に「奥さん、不倫とかしてんじゃないの?」と言われても
「僕は彼女を信じている」と全く疑うことはなかった。
しかし、家では妻が浮気相手に電話をしている最中だった。
そして、足元に落ちている写真を見てこう言った。
「あら嫌だ・・・私の整形前の写真、全部片付けたと思ってたのに」

56 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/28(金) 19:29:03
>>55
何も写らなかったのは何故なんだろう。
整形前の奥さんが写るはずでは?

もし機械を使った写真が、
整形前の奥さんのモノだったとしたら結果は出ないだろうけど、
それだったら使うときに気付くよね?
奥さんの整形は写真じゃ気付かない程度だったということ?
遠目に全身写した写真だったのかなー。

奥さんにとって、
整形も浮気も「隠し事では無い」から何も写らないってこと?



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【後味の悪い話】「彼女がいじめるんです。だから殺したんです」


44 名前:1/4 投稿日:2006/04/28(金) 15:04:41
漫画は漫画だけど、後味悪かったものを。
田村由美という作者の短編。タイトルはちょっと思い出せない。

「彼女がいじめるんです。だから殺したんです」
冒頭、少女の独白で話は始まる。

真弓はいつもあたしを苛める。
取り巻きに命令して私を袋にさせる。
それでいて通りがかったふりをして、私を助ける。
でも私は知ってる。本当は真弓が全部命令してるんだ。

昔からそうだった。
私の親友を奪って、仲間はずれにされた。
無視するように仕向けて私はひとりぼっちになった。



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【後味の悪い話】タカハシくん優柔不断



981 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/27(木) 22:22:24
「子供たちをせめないで」と同作者んぼ「タカハシくん優柔不断」は大変鬱な終わり方。
主人公視点で見なければある意味超ハッピーエンドだが

主人公タカハシは平凡な高校生 近所に住む幼馴染の萌奈美はやたらパンチラする貧乳だが可愛い子
あからさまに萌奈美はタカハシに恋心を抱いていて、周りからはほぼカップル扱いだが実際はそうでもない
実はタカハシは担任教師のマヤと婚約関係にあり、肉体関係はまだだがマヤと同棲している。
なので萌奈美の事は本当にただの幼馴染としか思っていないが、思い込みの激しい萌奈美は
「本当は私のことが好きなのに言い出せないのね」と勝手に交際宣言する
迷惑がりながらも、萌奈美のペースに引きずり込まれてマヤと疎遠になっていくタカハシ
萌奈美はどんどん本性をむき出しにし、狂言妊娠、狂言自殺、マヤに自殺を強要とすごい事に

マヤは明るく溌剌とした教師として人気があるが、幼い頃は暗くて無口だった
家族からも嫌われ、そのうち食事も与えられず放置状態
風俗で働きながら大学まで行き、家庭教師として小学生のタカハシに出会った。
「そんな家族なんて捨てればいい僕と暮らそう」そう言われ暮らし始め、やがて付き合うようになった。
休日にマヤはタカハシとデートの約束をしたが、タカハシは萌奈美に捕まって出てこれなくなった。
マヤは雨の中でタカハシを待ち続ける。そこに男子生徒の岩井が通りかかった。
イケメンだが頭も運動神経も悪く内気だった岩井は不登校気味だったが、
マヤに励まされてから明るくなり、マヤを慕うようになった。
ストーキングの果てにマヤとタカハシの関係をも把握した岩井は、
萌奈美を嫌がりつつも陰口を叩くだけで行動に出ないタカハシを非難する。

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【後味の悪い話】『鬼切丸』再終話



36 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/28(金) 04:49:49
漫画『鬼切丸』
それの再終話。

名前すらない鬼から産まれた純血の鬼の少年は、角が無い代わりに鬼切丸という名の刀を持っている。
この世の全ての鬼を切れば人になれる…と、老いもせず孤独に鬼を切り続ける。

ある時、鬼退治を専門とする裏の行者と出会う。
その内の一人が、怨念や野望の為に鬼よりも邪悪な存在になってしまう。
鬼しか切れない鬼切丸では太刀打ち出来ない事が分かると、少年は自らの身体を明け渡す。
鬼である自分の身体もろとも鬼切丸で貫いて滅ぼす為に。
少年は本当はいくら鬼を切ろうとも、人になどなれない事は分かっていた。
それでも少年は人が好きだったから、鬼を切る事で人と関わっていたかった…。
人の世の為に何百年もの時間、孤独に鬼と闘い切ってきたのに、最後は報われず消えてしまう。

少年のそれまでの何百年の孤独な時間を考えると、妙に後味が悪いエンディングだった。
物語中にも数話、後味の悪い物もあったし…。

37 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/28(金) 06:06:48
>>36
非常に楠桂らしいというか。こんな終わり方してたんだね。
アニメ化の時、声優さんが「おにぎり丸」というアンパンマンみたいなヒーローだと
勘違いしてたというエピソード思い出したw



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【後味の悪い話】十月のゲーム(レイ・ブラッドベリ)



29 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/28(金) 02:28:18
ブラッドベリといえば、これも後味悪い。

ハロウィンの夜、主人公である若い奥さんの家では、
子どもたちを招いてハロウィン・パーティが開かれていた。
夕方から一人娘のキャロラインが見つからないが、
忙しいので、まあその辺にいるだろうと放っておかれる。
やがて夜になって、お決まりのゲームが始まることになった。
それはハロウィンの人気の遊びで、部屋を真っ暗にして子どもたちが車座に座り、
その手に「これは魔女の髪」「これは魔女の心臓」とか言いながら、
モップの毛とか氷嚢とかを渡す。子どもたちは手探りで隣りの子に回し、
まあ嘘とわかってても、ヘンな手触りや不気味さを楽しみ、最後に明かりをつけて大笑いという遊び。
娘が見つからないままゲームは始まる。「髪」とか「心臓」とか渡される合間に、
子どもたちのくすくす笑いや、「ねえ、キャロラインは見つかった?」
などのセリフがはさまる。そして、
「これは魔女の…」「いや、本当にべたべたしてる。本物みたい、すごい!」
「キャロラインは見つかった?」「これは魔女の…」「本当に血のニオイがする!」
「ねえ、キャロラインはどこ?」「これは魔女の…」「ねえ、渡しているのは誰?」
「これは魔女の…」暗闇の中で、だんだん恐怖につつまれる一同。「キャロラインはどこ!?」
その時、どこかのバカが明かりをつけてしまった……。

35 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/28(金) 04:32:36
ブラッドベリは火星年代記しか知らなかったけど、
こういう系等の話も書いてるんだな。興味が沸いてきたよ

37 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/28(金) 06:06:48
>>29
「十月のゲーム」かな?
ウロな記憶で悪いが、出だしがこんなだったような。



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【後味の悪い話】萩尾望都 「僕の地下室においでよ」



26 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/28(金) 01:00:21
後味悪い話、多分だが萩尾望都の漫画だった気がする。
話はかなりうろ覚えなのだが・・・。
主人公は16,7歳の女の子。
女の子の住む街では子供たちの間で、通販で購入するきのこ栽培セットが流行ってた。
そんなある日、女の子の彼氏が突然手紙を残して失踪する。
手紙の内容は忘れたが、この街は危ないので出て行って助かる方法を調べてくる、みたいなんだったかな。
慌てふためいて彼氏を探す、その家族と女の子。
そんな中、彼氏の弟は地下室で人気のきのこ栽培に勤しんでおり
兄がいなくなっても「きっと帰ってくるよ」みたいに、他人事のように素っ気無い。
前まではお兄ちゃん大好きで、こんな時は心配しない訳がないはずな子なのに…。



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【後味の悪い話】平家物語



10 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/27(木) 23:27:01
平家物語の那須与一の話。
当時の戦争ってのは意外となぁなぁな部分があって、
戦闘中に「ちょっと休憩~」と余興が挟まれることがしばしばあった。
そしてこれもまたそんな余興の1つ。
船で海を逃げる平家。馬で陸沿いに追う源氏。
平家の女が船から出てきて、さおの上に1枚の扇を掲げた。
陸からこれを射抜いて見せよとの挑戦だ。
風が強く波も高めで、難しい注文だった。
その大役を仰せつかったのが小兵の那須与一。
与一は見事に扇のど真ん中を射抜いてみせる。
平家も源氏も、大歓声を上げる。

その歓声の中、船の中から1人の武将が現れ、舞を舞う。
よいものを見せてくれた返礼である。
それを見守る武士達、そして与一。そこへ義経の側近が歩み寄り、命令する。
「あの男を射よ。これは義経の命令だ」
流石の与一も戸惑うが、再び「命令だ」と繰り返され、
弓を引き、男の首を射抜く。
静まり返る平家。
源氏は「よくやった!」と言う者もあり、「なんてことを」を嘆く者もいた。



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【後味の悪い話】天才バカボン「広いながらも楽しい我が家」



833 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/24(月) 21:33:14
天才バカボンついでに一つ。

ある弱気な青年がいた。
真面目に働いたお陰で、結婚することができ、立派なマイホームを買うこともできた。
そこに現れた学生時代の先輩(もしかしたら、違うかも)。
青年は先輩が苦手で、いつも会う度にビクビクしていた。
それからというもの、先輩は家に来る度に家の物を奪っていく。
テレビやゴルフクラブ、ソファーなどを奪っていき、
青年が返すように頼むと代わりにオモチャを置いていったりした。
ある日、とうとう青年の妻までもが奪われてしまう。
数日後、先輩は「奥さんを返しに来たぞ」と女の子の人形を置いていく。
悲しむ青年を先輩は怒鳴りつけ、驚いた青年はどんどん小さくなっていく。
最後のシーンは女の子の人形と踊りながら、「広いながらも楽しい我が家~」と歌っている青年の姿。



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【後味の悪い話】ウンコは生めるのにどうして子供は生めないのだ!


825 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/24(月) 20:30:48
天才バカボンから後味悪い話をひとつ。

子供の出来ない夫婦がいた。原因は妻のほうにあるようで妻は夫に申し訳なく思っていた。
夫はバカボンパパにそのことを相談する。パパはわしにまかせろと言って妻に会いに行く。
妻に会うなりパパは妻を罵倒し始める。
パパ「奥さん!あなたの名前はたしかウメ代でしたね!
   ウンコは生めるのにどうして子供は生めないのだ!」
奥さん「ひ、ひどい!」
パパ「ウメ代!生めよ生めよ生めよ生めよ生めよ生めよ!生めよなのだ!」
奥さん「いやぁーー!」
そして翌日パパの所に夫が駆け込んでくる。
夫「大変だ!女房が自殺した!」
パパ「これでいいのだ!」
夫に一人の女性を紹介するパパ。
パパ「新しい奥さんなのだ」
女「ウメ子です」
唖然とする夫。

832 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/24(月) 21:10:20
>>825
天才バカボンは不条理すぎて怖い時あるよな。



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【後味の悪い話】三丁目の夕日「うちのパパは世界一」



823 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/24(月) 20:21:55
今話題の三丁目の夕日はほのぼのとしていますが、後味悪い話多いです。
その中の一つ「僕のパパは世界一」
主人公の勝ちゃん(小学4年ぐらい)は両親、弟二人、赤ちゃんの6人家族でした。
父親は昼間から酒ばっかり飲み、仕事をしないため収入は母の内職だけなので家はとても貧しかったです。
父親と母親はいつもけんかしていて、勝ちゃんは弟二人と賽銭泥棒等をして遊び、毎日暮らしていました。
そんなある日、夜になってまた両親がけんかをし始めたので兄弟3人で電気屋にテレビを見に行きました。
そこでやっていたのは昔のアメリカのホームドラマ、「僕のパパは世界一」でした。
当時日本では普及してなかった掃除機や洗濯機、そして優しい父親に3人は驚かされっぱなしでした。
末っ子にいたっては「あのお父さん酒飲んでないよー。変なの」とまで言っていました。

ある日の休日、父親がめずらしく機嫌よく帰ってきました。競輪で穴を当てて臨時収入が入ったのです。
そして家族全員でレストランに行き、ハンバーグを食べました。
もちろんそんなもの初めて食べる3人は大喜びで末っ子は「僕たちのパパも世界一だね」と、言います。
しかし、幸せは長くは続かず、父親が交通事故で死んでしまいました。
ケンカばかりしていたはずの母親も号泣し、兄弟3人はただただ唖然とするばかりでした。
父親がいなくなり生活が厳しくなったので、末っ子が親戚に連れられていきました。
「行きたくないよー。お兄ちゃん助けてよー」と言われても子どもの勝ちゃんと次男にはどうする事もできませんでした。
次に次男も連れて行かれました。次男も末っ子のように暴れると力が強いため、親戚は連れて行くのに必死でした。
「ヤダヤダ。お兄ちゃん助けてくれー」
そう言われても末っ子のときと同じく勝ちゃんには何も出来ず、悔し涙を流すだけでした。

これで終わりです。ほかにも「けいとうの花」とか後味悪い話はいっぱいありますよ。

828 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/24(月) 20:48:06
>>823
働かないで飲んだくれてる父親が死んだら生活は楽になるんじゃないの?

829 名前:823 投稿日:2006/04/24(月) 20:56:51
今見たら漫画には「女で一つでは4人の子どもは育てられないから」って書いてありました。
どうなんでしょうかね? ちなみにタイトルは「うちのパパは世界一」でした



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【後味の悪い話】おやゆび姫


806 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/24(月) 00:56:46
子供の頃読んだ、おやゆび姫かそれに似た童話で、
小さな女の子が川を葉っぱの船に乗って流されていく。
そこにチョウチョが飛んできて、自分と葉っぱをリボンで結べば
流されないようにどこか岸辺に着けてあげる、という。
ところが女の子は、鳥か虫か忘れてけど、飛んできた奴にさらわれていってしまう。
いつまでも葉っぱにくくりつけられて流されていく蝶を心配する女の子。
その後彼女に関してはハッピーエンドになるんだけど、
子供心に、なまじ親切だったばっかりにいつか力つきて川に落ちてしまったかも知れない
かわいそうな蝶のことが忘れられなかった。

 

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【後味の悪い話】 新井理恵「子供たちを責めないで」


805 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/24(月) 00:33:19
新井理恵の「子供たちを責めないで」

主人公は一月生まれだから睦月とつけられるくらい親からテキトーな扱いを受けていて、
いつも優秀な兄の引き立て役のような扱いを受けていた 兄は兄で主人公に暴力を奮いまくり、
主人公が拾ってきた犬猫を壁に叩きつけて目の前で殺したりした。
「こんな自分でも小さな命を保護できるかもしれない」「今度は守れるかもしれない」
と半ば小動物に依存するような形で睦月はその後も何度か犬猫を拾うが、全て兄に惨殺された。
荒んで行く睦月はぬくもりを求めて小5で脱童貞し、ヤリチン街道を歩んで行く。
その頃には兄よりも逞しい肉体に成長したが、幼い頃から植えつけられた上下関係は消えず
家に帰れば必ず暴力を奮われていた。本気になれば勝てる間と頭では理解していたが、
恐怖感のためにそうできなかった 睦月はどんどんDQNに成り下がり女を孕ませる→堕胎を繰り返す
睦月と関係を持つ女たちは、睦月の体に残る虐待の傷跡に気付く事すらない

しっかり物の小学4年生の少女・菜摘と知り合う睦月
菜摘は母を亡くし父子家庭で育っているが、父が冷たい態度を取る事に悩んでいた。
そこらの大人よりデキが良過ぎるだろうというぐらいの良い子な菜摘に睦月は癒される。
半ば無理矢理菜摘を連れだし同棲生活もどきを送る日々
流石に相手は幼女だしインポになってしまったので手は出さない
デキた菜摘が実際には父に迷惑をかけないようデキたふりをするようになっただけの普通の子供で、
本当は父からの愛を欲し続けている事に気付いた睦月は、
父親が本心では菜摘を思いやっている事を知らせ、家族仲を回復させる
そしてもう自分は必要ないだろうからと菜摘の前から姿を消した
これ以上菜摘の傍にいると、兄にかつての犬猫と同じようにされるかもしれないと恐れていたのもあった

虐待兄と冷徹な両親のいる家にも帰れず、睦月は人の家を泊まり歩く
インポで女の相手が出来ないので、男に尻を出して痛みに耐え宿と金を手に入れる。
激痛に涙を流しながら、短い間だった幸せな菜摘との共同生活を思い出す。

最終的には後味が微妙に良くなるんだが、ギャグばっか書いてる人が
いきなり虐待やらメンヘルやら書いちゃってギャップにウヘェとなった
兄と母親がきんもー☆



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【後味の悪い話】中国映画「人生は琴の弦のように」



791 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/23(日) 15:35:23
中国ものといえば「人生は琴の弦のように」(チェン・カイコー監督)ちょっとうろ覚えだけど。

琴(沖縄の三線みたいな)の神様といわれる盲目の老人と、その弟子のやはり盲目の青年が旅をしている。
老人は子供の頃、1000本の弦を切るほどに琴を弾けば、楽器の中に収めてある処方箋の薬で目が治ると
言い含められており、それを信じて生きてきた。
もうすぐ1000本目を達成しようという頃立ち寄った村で、青年はある少女と恋に落ちた。
しかし、老人も親たちも二人の付き合いには反対する。
思いつめた少女は、青年を呼び出して手紙を渡す。手紙といっても字はかけないので、二人が仲良くしている
という拙い絵。だが盲目の青年には見ることが出来ない。手紙を渡すと少女はそのまま後ずさり、崖から身を投げてしまう。

その頃、1000本目を弾き切った老人は喜び勇んで薬屋に駆け込むが、処方箋はただの白紙だった。
老人の苦難の人生はただの白紙に集約されてしまったのだ

目が見えるようになりたければ、自分の琴を心を込めて弾け、と青年に言い残し、やがて師匠は亡くなる。
読むことの出来ない恋人からの手紙を楽器の中に収め、青年は再び旅に出る…

793 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/23(日) 15:50:40
>>791
何だか月影先生を思い出したよ。



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【後味の悪い話】ギルティギアXX



790 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/23(日) 14:40:53
ゲームの話題ですまんが、「ギルティギアXX」ってゲーム。
ゲーセンの格ゲーなんだけど、家庭用のではストーリーモードもあって、それの後味悪かった話を。

前作の「ギルティギアX」にディズィーというボスがいて、
ギアという生態兵器と人間の間に生まれた子供。
ディズィーは異常な成長速度と背中に生えている羽のせいで、
悪魔の子供と呼ばれ村から追い出され、悪魔が住むという森でテスタメントというギアの男と出会う。
で、色々あって空賊団のジョニーという男に引き取られる。
ここまでは「ギルティギアX」のストーリー。

「ギルティギアXX」でテスタメントがディズィーに会いに行こうとすると、ディズィーが行方不明だという。
探しに行くテスタメントだったが、ディズィーを見つけた時、既にディズィーはジョニーに殺されていた。
ディズィーは暴走していて殺さなければいけなかった、というジョニーだったがテスタメントは怒り狂いジョニーを殺す。
そして、人類を滅ぼそうとテスタメントは決意する。それこそが、自分の生まれた意味だと思い・・・。

なんか、前作で取りあえず幸せになったキャラをわざわざ不幸にさせる意味がわからなかった。
まぁ、マルチエンディングなので普通にハッピーエンドも存在するんだけど。



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【後味の悪い話】中国のアクション映画「双旗鎮刀客」

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787 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/23(日) 13:05:55
90年頃に日本公開された中国のアクション映画「双旗鎮刀客」
少年剣士と少女のアクション快作と聞いて楽しみにしていたのだが・・・

身寄りをなくした少年が、貧しい老人と娘に引き取られる。
少年は剣を自在に飛ばす使い手なのだが、人と戦うことができない性格。
あるとき、少年は娘と留守番をしていたところを野党に襲われ、犯されかけた娘を
救おうと夢中で野党の一人を殺してしまう。野党は復讐を宣言し、村の人々からは
厄介なことをと疎まれてしまう。

高名な剣士の助勢を頼むため、老人はわずかな財産を処分する。
贅沢な暮らしの高名な剣士は快く引き受け、刻限には参上すると告げる。

刻限となり、野党どもが迫るが助っ人は現れず(物陰に身を隠していた)、
リンチにかけられる少年。殺される寸前、老人は野党を止めようと啖呵を切り、
惨殺されてしまう。それを目にした瞬間、キれた少年は秘剣で野党を皆殺しに。

そこに剣士が現れ、約束だからと報酬だけ持っていく。なぜ助けてくれなかったんだと
なじる少年に、これが世の中だと哂う剣士。

もう村にも居られず、少年と少女は砂漠を渡っていく・・・でエンド。

少年少女が素朴で、少年を待つ少女の横顔が適度にドンくさくて可愛かったのに。

789 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/04/23(日) 14:19:24
>>787
うわー後味悪い・・・
けど、見てみたいかも。



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