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【後味の悪い話】ハンターハンターのグリードアイランド



400 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 11:21:07
ハンターハンターのグリードアイランドもチョイ後味悪。
ボマーが無事ってのはなあ…
ま、あれはあれで筋はとおってるけど。

402 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 12:00:27
>>400
「グリードアイランド」ってのは、
プレイヤー自身がゲーム内に入り込んでプレイする仕組みのRPG。
ゲーム中での死はプレイヤーの死でもあるわけ。
定められたアイテム(カード化されてる)を全て揃えるとクリアとなるけど、
いまだクリアした者は無し。
ボマーはゲームクリアのためには他人を欺くことも殺めることもいとわない凶暴な連中(3名で構成)。
当初は大勢の仲間とパーティーを組んでゲームを進めていたものの、
いきなり本性を剥き出し、共同で集めたカードを奪い仲間たちを虐殺。
とにかく血なまぐさい手段をもってクリア目前までいくものの、
主人公チームがそれを阻止、クリアには至らなかった。
でも、ボマーたちは死んだわけではないので(またゲームにチャレンジできる?)、
死んでいった連中の事を考えるとなんかモニョモニョするな、とそんな感じか?



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宮部みゆき「スナーク狩り」


395 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 10:18:10
1年前、薬物中毒の若い男女に愛する妻と娘を射殺された釣具店に勤める邦男は、
自分が勤める釣具店客・関沼慶子がクレー射撃用のライフルを所持していることを知る。
妻子の復讐のためライフルを奪おうとする邦男だが、そのライフルには慶子によって特殊な細工が施されていた…。
国分慎介にもてあそばれ捨てられた関沼慶子の持つライフルには、銃身に鉛が詰められている。
そのライフルを撃つと暴発する。
慶子は、慎介の結婚式で慎介の目の前でライフル突き付け、引き金を引き自殺するという計画を立てていた。
しかし、邦男にライフルを奪われ、後に邦男の部下から邦男の目的を知らされる。
邦男は金沢の施設に収監される妻子を殺した男女を殺すつもりなのだった。
未成年というだけでほとんど無罪と言っていい刑しか与えられない男女を、
甘んじて許すわけにはいかない邦男の気持ちを理解した慶子は
銃身に鉛を詰めたライフルの引き金を邦男に引かせてはいけないという思いから、
邦男を追って金沢に向かう。
もう一丁のライフルを持って・・・。
(中略)
金沢の施設で、男女がちょうど収監されようという瞬間に間に合った邦男は、

396 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 10:35:16
以下、覚えていない。

446 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/29(水) 01:55:07
>>395-398
宮部みゆきの「スナーク狩り」かな?

彼女の作品は昔好きだったんだけど、この作品あたりから
どうしようもない悪人は無残に氏ねと言った論調になり、
気持ちは判るけどなんだかなと思ったものでした。

447 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/29(水) 02:04:22
>>446
また死んでも仕方ないような悪人っていうのを表現するためなんだろうけど
被害者の描写がエグいんだよねー。



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【後味の悪い話】手塚治虫「ザ・クレーター」


390 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 08:44:42
そういや、手塚治虫の漫画でこういうのがあったな。

あるお殿様が結婚しようと思い、二人の女性から選ぶことになった。
一人は美しい女だが、もう一人は醜い女だった。
そして、殿様は「心が綺麗な女がいい」ということで醜い女を選んだ。
しかし、その殿様は近視か何かで結婚した後に
予想以上の女の醜さに気付いて、あまり顔を合わせなくなる。
そして、結婚相手に選ばれなかった美しい女は怒り狂い、
ある夜に醜い女の部屋に生肉を置き、更に口の周りに血を塗った。
翌朝、それを見た殿様は醜い女を鬼だと思い、顔を斬って殺してしまう。
その夜、美しい女の顔に醜い女の顔が張り付いてしまい、家から追い出されて気が狂って死んでしまう・・・。

それから長い時が過ぎて、その醜い女の顔がお面みたいな感じである寺に保存されていた。
ある漫画家がそれを漫画か何かの題材にしようと思い、それを寺から借りていく。
しかし、その漫画家も呪われ、漫画家の顔が醜い顔に変わり、
漫画家の顔がお面みたいになってしまった。

さらに、それから遥か未来。
その未来では美しさの基準が変わり、醜い顔の方が美しいとされる時代だった。
それを知った醜い女の面は笑いながら溶けていった・・・。

なんか、後味が悪いような悪くないような話だった。
微妙に間違っている部分もあるかも。

391 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 09:30:29
>>390
つうか普通の顔の女はおらんのか

393 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 09:49:03
>>390
読んでみたい。誰かタイトル分からないかな?

405 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 13:52:22
>>393
火の鳥の一編だったかと

407 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 14:03:02
>>393
タイトルは忘れちゃったけど
手塚治虫漫画全集の「ザ・クレーター」の1巻か2巻に入っていたと思うよ。
短編集で、面白い作品が揃っていた。



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【後味の悪い話】金曜日の恋人達へ



387 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 06:08:53
小ネタだけど。。。
藤原紀香と高橋克典が出てた数年前のドラマ。

AとBは女で親友どうし。Bは男Cにずっと前から片思いしていた。
色々あってAとCは恋人同士になって、B(´;ω;`)ショボーン
A+CはつきあってすぐにBの家まで乗り込んで
「私達の仲を認めてほしい、今まで通り仲良くしてほしい」と言う。
Bは泣き出し、奥の部屋に閉じこもってしまう。
「B!」「B!開けて!」と二人がかりで追いかけ、
ドアの前に居座り悩んでるA+C。

心の整理がつかないBにすぐ突撃して家にあがりこみ、
Bが好きだった新彼氏まで同伴で
虫の良いことを要求するAが後味悪い。
長年の親友が、こんなに人の心がわからない奴だったのか、
変なのはBじゃないのにA+Cが美男美女(?)で説得力がありそう、
というのが実生活でありがちで、よけいウボァな気持ちになる。

388 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 07:29:47
>>387
そのドラマの脚本、内館まきこ(漢字わからん)?
いかにもヤツが書きそうなシチュエーションだ。

392 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 09:48:12
>>藤原紀香と高橋克典が出てた数年前のドラマ。

金曜日の恋人達 かな



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【後味の悪い話】髪を引き千切ったり顔をズタズタにした



384 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 00:45:00
眼に異常があるのと美醜の話で思い出した鬼切丸の話

内気な女の子は公園でたまに見るだけの青年に惚れている。
友達はアタックしてこいよと言うが、主人公は恥ずかしくてできない。
好みのタイプを青年に聞いてくると言い出し青年に向かっていた友達は、
「あの人は可愛くて社交的な子が好きらしいよ」というような事を言う。
そんなの無理だよと落ち込む容姿に自信のない主人公は綺麗な石を拾う。
実はそれは他の話で出てきた、鬼の片目。
片目だけの鬼は彼女にとり付き、彼女の欲望を叶えようという。
美しい女性の髪や顔を奪う事によって美しくなれるという。
主人公は友人たちすら襲い、どんどん美しくなる。
だがその内面は邪気に犯され完全な鬼と化していた。
彼女の鬼気を嗅ぎつけた鬼切丸(鬼を狩る鬼)に斬られる主人公。
ぼろぼろになり人型の原型すら崩れかけながらも彼女は
青年に一目会おうと最後の力を振り絞る。
「私きれいですか」泣きながら言う主人公に青年は「ああ」と肯定する。
最後に微笑んで消滅していく主人公。
追ってきた鬼切丸は青年の傍らに盲導犬を見つけて彼が盲目だと知る。

友達たちは話し掛けた時に青年が盲目だと気づいていたのに、
主人公の内気さを日ごろから心配していたから
「好きな人の為にならこの子も変われるかも」という親切心から嘘をついていた
やや強引なところはあるが姉御肌ないい子だった。
主人公は襲った女性たちの髪を引き千切ったり顔をズタズタにしただけで
命は無事だったから、そのいい友達たちがそんな状態で
これから生きていかないといけないのかなと思うと鬱で鬱で

あと、存在しない鬼の生贄として殺されそうになった女の子が
憎しみに駆られて鬼になる話も鬱だった
鬼切丸は出てきた人がほぼ鬼になるか鬼に殺されるかで鬱展開が多い


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【後味の悪い話】麻雀漫画がなんでこんなオチなんだ



383 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/28(火) 00:41:39
なんかの麻雀漫画で見た短編。
麻雀全くわからない上にかなりうろ覚えですが投下…

閉め切った暗いアパートの中、3-4日外にも出ずに麻雀とセクロス放題の男3人女1人。
男の一人が麻雀しながら女とセクロスしようとした所に突然ヤクザ風の男が入ってくる。
「お前ら何してるんだ?…こんな所で…」
「何って…ここは僕の家ですよ…!!」
などとやりとりがあったがこの男、手には拳銃と高価な金品を持ち
身体には大怪我を負っている様子。
半裸の男女と麻雀を見て
「俺にも麻雀やらせろよ…ヒヒヒ…」
とかなりヤバイ様子。薬でもやっているのか、怪我のせいで意識がもうろうとしているのか…
逆らうと恐ろしいのでとりあえず言うとおりに麻雀をする男3人。
途中から男の息はどんどん荒くなり、
病院にいくか?と聞くも男は病院なんてやってねぇよと笑うだけ。
とうとう男は麻雀をやりながら力尽きてしまう。
「あーあ、死んじまった…」
などと割とあっさり流しつつ、そういやいい加減表に出たほうがいいなと
カーテンを開ける男。
「…外は至って平和だぜ」
久々の外の風景に、窓に駆け寄る四人。
と、まぶしい光が表を覆って………完

結局外で何があったのか明らかにされないが、頭がおかしいと思っていた男は実は正常で、
核戦争か何かの混乱があって男女四人はそれに気づかず過ごしていたというオチだとおも。
麻雀漫画がなんでこんなオチなんだ…と後味悪かった。



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【後味の悪い話】手塚治虫「聖なる広場の物語」


373 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/27(月) 23:23:26
手塚治虫の「聖なる広場の物語」が後味悪かった。

ある森にヒワ等の小鳥が住む木があった。ある時、この木にゴースという大きな鳥がやってくる。
彼は他の木にやってきたガバ・ガバという乱暴者から木を守ってくれていた。
で、ここまでは良かったんだけどある日ゴースが変わった姿で現れる。
どうしたのかと聞くとガバ・ガバに対抗する為に聖なる広場に行って聖なる灰を浴びたと言う。
広場に行く度、体も性格も凶悪になっていく。
もちろんガバ・ガバも対抗して強くなって行く、
ついにはゴースは鳥たちにタマゴや雛を食料として差し出すように要求しだす。
これじゃダメだとあるヒワが聖なる広場に行くが、そこは人間の住んでいた痕跡が残る廃墟。
看板には放射物質が大量にあるとの注意。もはや怪物と化したゴースを見たヒワは
灰を浴びずみんなとゴースを倒そうと決起する。
それをガバ・ガバの仕業と思ったゴースは彼と対決した。

後にそこを通った人間が見たのは二匹の怪物の死骸と
足はもげ、羽が裂けたヒワの死骸だった。

374 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/27(月) 23:27:14
>>357
火の鳥でほとんど同じのがあったな。

事故から奇跡的に生還した青年。
だが、周囲の人間が化け物にしか見えなくなっていた。
そんな中、一人の美しい女性に出会うが──っての。



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【後味の悪い話】勇者指令ダグオン



370 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/27(月) 22:44:29
小さな頃、見たアニメで少し後味の悪かった話。
うろ覚えなので間違っている部分もあるかもしれんが。

そのアニメは宇宙から地球を侵略しに来る宇宙人と戦う正義のヒーロー軍団の話。
そして、ある話で地球人を憎む宇宙人がやってくれる。
その宇宙人が言うには「地球は明るくて平和で幸せで・・・だから嫌いだ。だから滅ぼす」
そして、宇宙人がある箱を開けようとする。
その箱には怨念や妬み、殺意などのあらゆる悪の心が詰まっており、
それを開けるとその星の人間全員に悪の心が芽生えるというものだった。
主人公達はなんとかその宇宙人を倒すものの、その箱は開かれてしまう。
しかし、主人公達が自分達の街に戻ってくると、そこはいつもと変わりない平和な雰囲気だった。
主人公達は「あの箱は壊れていたんだ」と思い喜んだ。
しかし、別の一人はこう思っていた。
地球人は元々悪の心が強いため、その箱が作動しても効果はなかったんじゃないか、と。

こうやって見てみるとそこまで後味悪くないかもしれんが、当時は結構ショックを受けた覚えがある。

371 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/27(月) 22:58:24
ショックを受けるなんて子供って純真なのだね。



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【後味の悪い話】こたつにレイプされるって言う話



358 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/27(月) 19:14:10
阿刀田。女性がこたつに入って寝ていると
こたつにレイプされるって言う話がキモかった。小学5年くらいに読んだけど。

359 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/27(月) 19:33:19
>>358
俺の記憶の扉が開いた感じだ。
女の人が夢の中で愛撫されてる感覚を受ける。
目を覚ましてみるとこたつの足やコードが体に絡んでいて、
な~んだ勘違いだったのね、みたいな話?
20年くらい前、子どもの頃に読んだだけから、
レイプされてたかどうかは覚えてないけど。

確か「ブラックユーモア○○(入門とか読本とか)」みたいな
タイトルの本に入ってたと思う。
挿絵が印象的だった。



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【後味の悪い話】アウターゾーン



357 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/27(月) 18:56:40
多分既出な「アウターゾーン」の話。
主人公は事故だか病気だかで目が見えなくなってしまった男性。
で、手術をして見事成功し、数日後包帯を取って目を開いてみると、周りは怪物だらけ。
恐怖におびえる主人公だったけど、その中で唯一人間の姿に見える美しい女性が。
実はこの主人公、目だけじゃなく脳にも障害が出てて、心に汚いところがあると怪物に見えてしまい、
逆に純粋な心を持った人は美しく見えるといった症状になっていて、実際の女性の顔立ちはかなりの(ry。
んで、周りは怪物だらけだけど、この女性とだったら生きていけると、
主人公は女性と一緒になることになりEND。

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【後味の悪い話】特別料理(綾辻行人)



353 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/27(月) 17:54:58
綾辻行人の短編でタイトルは「特別料理」だったと思う。

主人公は独身時代にうっかりゴキブリ入りカレーを食ってしまう。
嫌悪感は感じず「オレは今ゴキブリを食っているのだ」という
感覚がたまらなくなり、それからゲテモノ道へ
結婚してからは妻にはその性癖を隠していたが、
ある日手袋をした老人にゲテモノ料理店を勧められ
妻と共に行く事に。はじめは嫌がっていた妻だが、
虫やらネズミやら蛇やらと食べているうちにはまっていく。

その店の常連となった夫妻はある日、
常連だけが食べられるという特別料理Cを食す事に。
それはいわゆる寄生虫と呼ばれるもののを食材とした料理だった。
一応衛生的な問題はないが、それでも人の体から
取ったものなので保健所にうるさく言われる可能性があるから内密にとの事。
通い続け、今度は特別料理Bを食べる事に。
Bはなんと人体を食材としたものだった。
殺して手に入れたわけではないが、完全に合法というわけでもないので
これまた内密にと言われる。流石に主人公もびびるが、やっぱりハマる。

人肉というある種最上級の食材をBでやってしまったので、
Aはどれだけすごいものが出るのだとwktkする夫妻。
それはなんと、自分自身の肉体を食べると言うものだった。
店を教えた老人が手袋をしていたのは食べるために指を切ったから。
主人公は左手小指を切って、とろとろのシチューにして食した。
妻も食べたがったが、彼女は手先を使う仕事なので断念した。

店から出た二人は語り合う。
「子供をつくろう」 「ええそうね」笑いあって終わり

……つまりは子供を食べちゃおうという事で?



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【後味の悪い話】素敵なプラスチック


335 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/27(月) 01:49:15
自分も阿刀田高投下。ウロなんだけど、
仕事での成功を狙いつつ、どうも上手くいかない男の話。
何だか思うようにいかず腐ってる時に、
ふとした事で見たこともない虫を見つける(小さなイモムシみたいなヤツ?)。
ガラスビンに入れて飼ううちに、何とこの虫がプラスチックを食べて増えることが解る。
ショリショリと音をたて、ものすごい食欲。
こいつらに燃えないゴミを食わせて商売すれば、元手もいらず大もうけができる。
大喜びの男は、前から狙っていた女を呼び、虫を見せて計画を話し、成功を約束する。
女は男の話を聞いて気を許し、ベッドイン。大満足の男。
夜中。男は耳元で、ショリショリという音を聞いて目覚める。
ふとビンをみると、虫が逃げ出している! だが相変わらず、虫が何かを食べる音。
それは男のすぐ隣りからだった。突然、恐怖に凍り付く男。
男は知らなかったのだ。女が、胸や腰や顔に、いわゆる「素敵なプラスチック」を入れて、
整形していた事に。
やがて異様な感覚に気づいて、女が起きあがった。「あら…何か変な感じ。どうしたのかしら?」
おびえる男の前で、女がゆっくりと振り向いた。

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【後味の悪い話】阿刀田高「あやかしの町



312 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/26(日) 23:24:41
阿刀田高の「おとこ坂おんな坂」より「あやかしの町」

主人公は妻に先立たれた初老の男性。
友人に会うべく京都を訪れるが、その前に妻との思い出の寺を訪れる。
思えばひどく恐がりな妻だった。
幽霊やお化けの話が大嫌いで、息子が「僕が旅先で死んだら会いに行くよ」と言った時も
「恐いから絶対来ないで!」なんて言ってたなあと死んだ妻を懐かしく思い出す。
再会した旧友と飲みながら「幽霊なんてのは気のせいだ。」などと主人公が話していると、
それを聞いていたらしい隣の席の男が
「私もそう思っていたが見てしまったら仕方ない。理屈ではない。」と言って立ち去る。
あっけに取られて旧友と顔を見合す主人公。
その後、ホテルに帰った主人公は酒場での会話が妙に気になって仕方ない。
何気なく窓のカーテンを開けると中庭に人が立って歩き去って行くのが見える。
それはよく見ると自分の息子。しかしここにいるはずがない、あいつは今NYにいるはず…。
主人公の脳裏に見知らぬ男の言葉が蘇る、「見てしまったら仕方ない。理屈ではない。」
ともかく追いかけなければ、と主人公が立ち上がった瞬間に机の上の携帯が緊急を知らせるように鳴り出した。

オチはある程度わかってましたがこれが連載されたのは毎日新聞の日曜版の別冊。
一ヶ月一話で一年間連載されてましたがこれ以外は割とほのぼのテイストの作品ばかりだったので、
よりにもよって最終回がコレかと朝からちょっと欝でした。



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【後味の悪い話】貴志祐介「黒い家」



301 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/26(日) 21:07:45
何度も出ているだろうけど
貴志祐介の小説「黒い家」
—————————————————-
主人公は大手生命保険会社の若手社員。
入社当初は本社勤務でマネー運用を担当していたけど
現在は京都支社で顧客対応に追われる日々。
唯一の慰めは京都在住で大学院にて心理学を研究している彼女の存在。
花形部署だった以前と違って毎日の様に
DQN達を相手にトラブル処理をしなければならない仕事内容にうんざりしている。

序盤から保険金に群がる様々なDQN達が登場するが、
遂にモンスター級の真打が登場。
保険金目当てのためならば事故に見せかけて自分の子供を殺したり
旦那の手足を切り落としたりも平気でする
精神に問題のある殺戮基地外オバハンと対峙する事になってしまう。

後半、基地外オバハンの本性が明らかになってくるにつれ、
物語はスプラッターな展開を見せる。死人やグロ描写もバンバン出てくる。
オバハンの怒りを買った主人公は執拗に追い回されるハメに。
でっかい肉斬り包丁を手に主人公に迫ってくる関西弁オバハン。
バイオハザード的な恐怖の追いかけっこの末に
主人公は遂にオバハンをやっつける。

めでたし、めでたし、と思いきや
最後に基地外オバハンを上回る様な
超DQN親父(多額の保険金目当てに女房子供を火事に見せかけて殺した疑い)
が登場!

「生命保険というのは、本来は相互扶助のためのシステムだ
それが今、モラルハザードによって崩れようとしている」
というような締めで終り。



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【後味の悪い話】3001回ぶたれた男の子



260 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/25(土) 23:52:38
昔、小学校の図書室で読んだ本

ある小学校にいじめられっ子の少年がいた。
いつも汚いボロボロの服を着ていて、家でも虐待に近い行為を受けていた。
実は少年は人魚で王女様の首飾りを盗んだ罰で人間になってしまう呪いをかけられたのだった。
そして、その呪いが解ける唯一の方法は一定の回数だけ殴られることだった。
それを知ったクラスメイトの少女は少年と別れたくないために、いじめられない方法を考えることにした。
そして、その方法の一つとして綺麗な服を少年に買ってあげた。
少年はそのことが嬉しくてついクラスの男子に話してしまい、少女はクラスの男子にからかわれてしまう。
怒った少女は少年を平手打ちしてしまい、それが呪いが解ける最後の一回だった・・・。

263 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/26(日) 00:41:16
>家でも虐待に近い行為を受けていた。

少女がいくら学校でいじめられないよう努力しても無駄なんじゃ…と思うと確かに
後味悪いかもな。

266 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/26(日) 01:33:56
3001回ぶたれた男の子って本かな?



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【後味の悪い話】レスキュードラマ「サード・ウオッチ」



257 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/25(土) 23:28:04
洋物ドラマから後味悪い話を紹介。

レスキュードラマ「サード・ウオッチ」 第7話「失われた鼓動」

新米の救急隊員カルロスは、先輩ドクから救急車の運転を任されて大張り切り。
しかし通報先に向かう途中で、カルロスの運転する救急車は交差点で車と接触事故を起こしてしまった。
凄まじい勢いで横転して半地下駐車場に落ちた乗用車の運転主は、なんと妊娠5ヶ月の妊婦。
事故の衝撃で陣痛を起こしてしまった妊婦はすぐにERへ運び込まれた。

妊娠5ヶ月目の胎児は残念ながら死産だった。
医師が退室した後も処置室で呆然としていたカルロスは、死産だった新生児の微かな心拍反応に気付く。
カルロスは急いで蘇生処置を施し、呼び戻された医師の処置を受けた新生児の心臓は自発的な鼓動を始める。
この一連の様子を見ていた女医のモラレスは「勝手な事をするな」と、喜び浮かれるカルロスを怒る。

女医モラレスが怒ったのは「新米の生意気な救急隊員が医師の領域を犯したから」ではなく、
「心停止で脳障害を負った未熟児を抱えねばならない母親の苦悩」を熟知するからこそだった。

(酷い話だが、保険にも加入できない貧困状態だった移民系の若い母親は
不幸な事故にあった子を諦めて、健康な第2子を産んで育てた方が結果的に母子の幸せに繋がる。
学校にも行けずに金のためにギャング入りして、鉄砲玉として殺される11歳の少年とかが
珍しくもないような話なので、女医の考えも分からないでもない)

一旦は快復するかに思えた新生児は、やはりその後亡くなってしまう。
女医モラリスに「あなたのせいで母親は2度も子供の死を告知された」と言われるカルロス。

258 名前:257続き 投稿日:2006/03/25(土) 23:29:29
カルロスは病院の廊下で車椅子に乗せられた女性の姿を見つける。(早産以外の怪我は軽傷だった)
掛ける言葉もないカルロスだが、それでも謝罪しようとしたところを先輩のドクに止められる。
子供を失って傷ついた母親が、これから警官に反則切符を切られるところだからだ。

今回の事故は「救急車のサイレンが聞こえていたのに交差点に進入した女性の責任」になる。
救急車両の運転手はこうして法によって守られていると説明するドク。
(裁判沙汰になると困るので、カルロスは言質を取られるような言動は慎まなければいけない)
新米救命士カルロスは女性に謝罪することも出来ず、ただただ狼狽えるほかなかった。
(終わり)

このドラマ、レスキューよりも社会問題の方がメインなのか、こういうキツイ話が多いです。
救急隊員が優遇されて狡い気もしますが、「銃で撃たれた怪我人」を搬送するために駆け付けたら、
現場に居残っていた犯人に撃たれて病院送りになったりするので彼らも大変です。



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【後味の悪い話】アニメ「地獄少女」



247 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/25(土) 19:42:36
アニメの「地獄少女」
毎回、酷い目にあわされた人が、自分も死後には地獄行きという条件で
恨みの相手を生きながら地獄へ流して貰うという内容。
ぼろぼろにされてやっと復讐しても、被害者も地獄行きということが後味悪くて見なくなっていた。
久しぶりにみたら、なんと、患者にも同僚にも好かれている
罪のない優しい看護婦が、見知らぬ男(ストーカー?逆恨み?)に地獄に送られていた。
地獄少女の手下が「人の恨みにはいろんな形があるから」といってたけど、
お前たちは依頼さえされたらなんでもほいほい地獄へつれていくのか?と
後味悪さが100倍増しになった。

255 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/25(土) 22:32:10
>>247
必殺仕事人の依頼人みたいなもんかね。
あれも毎回毎回死んでるが。
当案件を仕事人に置き換えれば南京玉すだれを責めるようなもので
反論権の無い下っ端どもを責めるのは酷だろうな。
人間世界ですら再審制があるんで地獄にも同じようなのがあるんじゃないの?

256 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/25(土) 22:45:25
>地獄少女
エコエコアザラクみたいな絵を想像して検索したら
意外と当世風でびっくりした。

不思議なショップに呪詛を依頼→依頼者もろともあぼーん
っていうパターンの話は昔からあるよな。なぜか癖になる。



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【後味の悪い話】「SAW」のあらすじ。



230 名前:SAW 投稿日:2006/03/25(土) 11:30:06
上で名前の出ていた「SAW」のあらすじ。
伏線とか考えたら非常に長くなってしまったごめんなさい。

水の中で目を覚ましたアダム。顔を上げると洗面台の水がごぼごぼと音を立てて流れ落ちた。
どうやらその中に顔を突っ込んでいたらしい。辺りを見回すとここは地下室のようなバスルーム。
片脚を鎖で壁に固定され、身動きがとれない。
部屋の逆の壁には同じように鎖で脚を繋がれた、ゴードンと名乗る医者。
そして部屋の真ん中には自殺したのか、拳銃で頭を撃ち抜いた男。
彼らに与えられたのは、テープレコーダーとテープ、一発の弾丸、タバコ2本、
携帯電話、2本のノコギリ。
テープを再生すると、生き残りたければ、6時間以内に相手を殺さなくてはならないと告げる声が。
「さあゲームの始まりだ」

これを仕掛けた犯人の名前はジグソウ。生命を粗末に扱うモノにゲームを仕掛ける謎の怪人。
「助かりたいなら死に物狂いになれ。そして助かったとき生に感謝するだろう」
彼のゲームは過酷だった。顎を粉々に砕くヘッドギアを装着された麻薬中毒の女性は、
睡眠薬で眠っている男の腹を掻っ捌いて、胃袋から鍵を取り出してはずすしかないというように。
この女性がゴードンの患者でもあり、ゴードンは警察からジグソウなのではと疑われたりもしていた。
状況を把握し、絶望にうちひしがれる2人。

何の関係もないと思われた2人だが、実はアダムはゴードンの調査を依頼された探偵だった。
依頼したのはゴードンに疑いをかけていた元刑事。
相棒も殺され、職もなくした彼はジグソウを追う事に固執していた。
そしてゴードンもまた、末期がんの患者を助けようともせず、新薬の実験にするような医者であり、
ジグソウの標的になるのに相応しい人物であることが明らかになる。
それでもいくら自分が助かるためとはいえ、相手を殺すなんてと躊躇するゴードンだが、
自分の妻と娘が人質に取られている事を知り、半狂乱になる。



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【後味の悪い話】悪魔のオロロン



222 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/25(土) 11:07:26
ここいらでお一つお話を。
ある日、千秋と言う女の子が道端で倒れていた秀麗な男性を助ける。
彼は悪魔の王様でオロロンと名乗る。でもやる気がないので人間界に来た。
実は彼には他に沢山の兄弟がいて彼は末子なのだが、
父親が母親を異常に愛していたため、その子供であるオロロンを王にした。


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【後味の悪い話】皆川博子「獣舎のスキャット」



214 名前:皆川博子「獣舎のスキャット」1/3 投稿日:2006/03/25(土) 07:34:24
主人公(=姉)は親の店・家事を手伝うオールドミス。
姉は真面目な自分よりも、顔が可愛らしく要領がいい
少年院帰りの弟ばかり両親が可愛がっていて面白くない。

姉の趣味は弟の部屋の盗聴することだったが、
ある日、弟の自慰の喘ぎと「……さん」との声を聞き取る。

そのうち弟は恋人や友達を連れてくるようになる。
姉には昔から恋人も友達もいないのに。

少年院仲間の弟の友達が来た時も姉は盗聴していた。
愛想のよい友達が「相変わらずお前の姉さん気持ち悪いな」と言い、同調する弟。
「あいつ処女じゃないか」
「……さんの方がマシだよな」
「マシどころか彼女最高だったよ」
「心得てたよな。ガキはダメだ。彼女は錬れてた」
彼女に捧げる曲だ、と彼等はピンク・フロイドの「Fat old sun」を流した。



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【後味の悪い話】母親の愛も貧しさには負けると



179 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/24(金) 20:57:16
昔夕方に放送されていたアニメで、
宮城まり子がナレーション兼声優を務めていた番組があった。
そのひとつ。
西洋のどこかで、貧しい夫婦(もしくはシングルマザーだったかも知れない)に赤ん坊がいて、
ある夜魔女にさらわれる。
母親は半狂乱になって子供を捜し訊ねる。
行く先々に魔女の手先がいて、情報と引き換えに、服を奪われ、髪を奪われ、齢をとらされ、
目も見えなくさせられ、ようやく子供の居場所を突き止める。
魔女は悲惨な有様になっている母親に、この先貧しい家で育つ
赤ん坊の悲惨な未来を見せて、これでも子供を取り返したいか?と問う。
母親は諦めて帰途に着く。母親は元に戻るが、帰ってみると子供はベッドで死んでいる。
母親の愛も貧しさには負けるというお話。
この番組はこの手の酷い話が多かった。



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【後味の悪い話】お金持ちだからしょうがないわねぇ

63 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/24(金) 14:14:53
友達(仮にAとする)が学生の頃、家の裕福さを妬まれて散々虐められていたらしく
(ちなみに6年経った今も、顔や腕につけられた傷が目立つ形に残っている)
それでも親に心配かけたくなくてメゲずにAは学校に通っていたんだと。
そんなある日先生に苛めの現場が目撃された。
そこで先生がAに言った一言。
「Aさんはお金持ちだからしょうがないわねぇ」
ニヤニヤしながら言った先生の前でAは泣くに泣けなかったらしい。
その後も他の教師まで加担した苛めは続き、
卒業頃には明るく振る舞っているAも身体ともにボロボロだったらしい。
その後遠くの学校に進学したAだが、ストーカー被害などで更に心を病んでしまった。
ありがちな苛め話かもしれないがAは未だに治療費とかかかってるのに、
その教師達は安穏と教師を続けてるのが後味悪い。

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【後味の悪い話】無神経な先生に親を侮辱されたv



162 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/24(金) 13:38:17
自分も無神経な先生に親を侮辱されたことがある。
自分は小学一年生の時の話なんだけど。

学芸会で「ゾウの鼻はなぜ長い」っていう劇をやることになった。
登場人物は全員動物で、自分の配役はカバ。
出演者は各自、帽子型の動物のかぶりものをして演技するんだけど
小学一年生には「動物型の帽子」なんて高度な技術の工作は無理ってことで
学校側で方眼紙製の動物帽子を用意してくれて、
家に持って帰って保護者に仕上げをしてもらうように、といわれた。
方眼紙の上に新聞紙または半紙をすきまなく貼り付け、色を塗って来いと。
ウチの両親は自慢じゃないがどっちも手先は不器用で、
でも子供の始めての学芸会の為に、母はカバ帽子の色塗りを丁寧にしてくれた。
でも、いざ学校へ持っていってみると、ほかの親御さんたちの懲りようはウチとは桁違いで、
耳のとこにオリジナルでリボンをつけてたり、ニスを塗ってツヤピカ仕上げにしてあったり
針金でヒゲのオプションが加えられてたりとすごいことになってた。
自分の母親が仕上げてくれたカバは、全体を赤茶色の絵の具で塗っただけのシンプル仕上げで
唯一のこだわりといえば、母の好みで目がグリーンになってた(母はアラン・ドロン好きw)だけ。
でも母親が「不器用でごめんね~」といいながら塗ってくれたのを知ってたので、不満はなかった。
ところが自分の担任教師は、ニス塗ってないせいで触ると手に赤茶の絵の具がつくことを批判したり、
鼻の穴や耳が貫通しているといっては「お前のカバの耳はトンネルか」と罵ったり、散々こき下ろしてくれた。
(言葉だと説明しづらいんだけど、方眼紙の段階では、耳も鼻の穴もトンネル状に表現されていた。
 ほかの親御さんたちのほとんどは、新聞紙や半紙で耳や鼻に「底」を作り足してあったのだが、
 ウチのカバはそうなっておらず、筒抜けのまま素直に仕上げられていた)



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【後味の悪い話】明日もお弁当あるの?



157 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/24(金) 10:34:35
私の母が凝った飾り付けの弁当を作るようになった理由が後味悪い。
元から料理は上手かったんだけど、大家族で育って、やっぱり大家族の嫁に来た母は、
きれいに飾りつける、ということはあまりやらなかったらしい。
祖母がこっそり教えてくれたんだけど、私の妹が幼稚園のとき、盛んに
「明日もお弁当あるの?」としつこく聞いたらしい。
(園は毎日お弁当食べる)
あまりしつこいので、当時4人の子供を抱えて、更に家業も手伝っていた母は
「当たり前でしょ!」とかるく怒ってしまった。
しかし、妹がしつこく聞いてきた理由がある日分かった。
園で先生が、可愛く飾り付けられたお弁当を持ってきた子がいると、それを褒めて写真を撮っていたらしい。
この習慣が結構長く続いていたらしいが、妹は撮ってもらえたことは一度もなく、
そのせいでお弁当の時間が嫌いになってしまっていた。
それを知って、「○○(妹)に悪くて…」と、母は祖母の前で泣いてしまったそうだ。
それから母は凝った弁当を作るようになった。
弁当の出来なんて、人それぞれなのに、それをわざわざ褒めて、写真に撮るなんてことしてた先生に後味悪い。
満遍なく、みんなの写真撮るならいいけどさ、選んでたら差別だと思った。



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【後味の悪い話】弟子の体を食材に



155 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/24(金) 07:57:05
SF短編で見た話

地球とどっかの☆が友好を深めるために料理会を開く事となる。
互いに自国の食材を使った物で、自国民が調理する。
地球の代表で料理を食べるのは合衆国大統領ジョージ氏と料理人とその弟子。
まずは、どっかの☆の人がつくった料理から食べる。
その☆の人はタコ型で、なんと彼らは自分の足をもいで調理しだした。
それだけでどん引きだが、食べるのを拒否したら戦争になりかねない。
ちょいと茹でた程度で、相変わらずうねうね動く足を料理人と弟子は涙ながらに食べる。
(ちなみに足はちゃんと再生するらしい。味はかなり不味い)
その頃、二人とは違うメニューを注文したジョージ氏。
ジョージ氏のもとにはめちゃくちゃ美味しそうな品々が運ばれていた。
だが、食べ方が地球式ではない。腸に挿入して味わうという品だった。
「オーウ!? マミー」と泣き叫ぶ大統領を見てまだ自分たちはマシだったと二人は思う。

今度は地球組が調理する番となった。
だが、冷蔵庫を見るとあらかじめ運んでおいたはずの食材がない。
忘れてきたのかもしれない。食材は自国のものではないといけない…
料理人は仕方なく、弟子の体を食材にしようと決意した。
弟子はもちろん嫌がりまくるが、サイボーグの技術が発達してるから大丈夫となだめる。
早速調理しようとしたところ「そっちの方が渋みがありそう」と言われて
料理人の方が調理される事になった。
まずは足を調理され、次はモツがいいとペニスを切られる。
☆の方々はその味を褒め称え、家族のためあと5人分を注文した。
脳みそさえあればサイボーグ化はできるし、もう勝手にしろと開き直る料理人。
弟子もすっかり慣れ、調味料かなにかを取りに冷蔵庫を開く。
すると、冷蔵庫の奥の方にちゃんと地球の食材があった。
誰か親切な人がよく冷えるようにと奥にいれてくれていたらしい。
今からその食材を使うという手もあるが、言い出すのが恐くて弟子が冷蔵庫を閉めて終わり。

なにこのヒドイ話…と当時小学生だった自分にはひどいトラウマになった。今読むとコメディ調なのが唯一の救い



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【後味の悪い話】財布を拾った



142 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/24(金) 00:37:59
自分も似たような体験ある。前にどっかに書いたけど。

高校生のとき、道で財布を拾った。
落とし物は届けるものだと思ってたから警察に届けた。
後日警察から、落とし主が見つかったと連絡があった。お礼がしたいといっているから
住所を教えていいかと聞かれ、別にいいのにと思いながら了承した。
しばらくして落とし主がきた。お菓子の包みを渡され、お礼をいわれたんだが、
その人はそれと一緒にこう言った。
「財布にはお金も入ってたんですけど、なくなってたんですよねー。
 あなた、知りません?」
隣で聞いてた母の顔色がかわった。
自分は本当に馬鹿だったから、その人が何でそんなことを聞くのか
さっぱりわからなくてぽかーんとしてたんだけど。
後で母に言われて、正直傷ついた。自分はいいことしたつもりだったけど、
そんなふうに考えられることもあるんだって、後味悪かったよ。

152 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/24(金) 02:11:41
腹も立ったし悲しかったし、トラウマになって、もう財布見つけても拾うもんか、と思ったよ。
でもそのあと自分も財布落としたんだが、親切な人が拾ってくれたんだ。
もちろん中身は無事。
お礼に行ったら、当たり前のことしただけだよ、あなただってそうするでしょう、と
笑って言われて目が覚めた。
今でもあの時のことは思い出すと悲しいけど、もし財布が落ちてたら
自分はまた拾うと思う。

156 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/24(金) 10:22:24
>>142
うちの父は落とした財布から金だけ取られて返されたことがある
女子高生が警察に財布を届けてくれたんだけど、…
菓子折りを持ってお礼に行った数日後、
女子高生の父親が平謝りしてきた。
何かと思うと
「娘が財布の中身を取っていた。申し訳ない」
だって。
いい事したいけどお金は欲しかったみたい

こういうこともあるって事で。



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【後味の悪い話】叶わぬ想い(蘇部健一)



139 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/24(金) 00:26:24
最近読んだ、後味悪いタイムパラドックスもの。
タイトルは「叶わぬ想い」作者は前スレにも出てた蘇部健一。
8年前、9歳の少女が誘拐されて殺され、
その母親も後を追って自殺するいたましい事件があった。
父であり夫であった大榎薫38歳は、事件直前の過去にもどり、
悲劇を回避したいと切望する。
科学者の沼田博士を手伝い、タイムマシンを完成させる大榎。
博士からタイムパラドックスに関しての細かい注意を受け、
いよいよ危険な実験台も兼ねて、過去へ飛ぶ日がやってくる。
娘を救う以外は、何も過去を変えてはいけない。
結果の分かっているギャンブルに手を出してはいけない。
事件が起きなかった幸せな家庭に、一切干渉してはいけない。
特に、過去のもうひとりの自分には絶対会ったり話したり、
とにかくどんな形でも、接触してはいけない。
このため、端正な顔立ちの大榎は、念のために整形までして
別人のようになっていた。過去に行けば戸籍もない。

つらい生活になるだろう。しかしそれも覚悟の上だった。



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【後味の悪い話】朝の連ドラ「ちゅらさん」



137 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/23(木) 23:23:36
たぶん朝の連ドラ「ちゅらさん」の一話だと思うんだけど、

主人公の幼稚園くらいの息子は性格がおとなしめだけど素直で優しい良い子。
ある日息子が一人で公園かどっかで遊んでると、落ちている財布に気づく。
息子は「おまわりさんに届けなきゃ」と思って財布を拾って交番に行こうとする。
そこに、財布を落とした男と友人が通りかかって、
「なんで俺の財布持ってんだ」「泥棒しようとしたんじゃないのか?」とか感じ悪く言われる。
びっくりした息子は何も言い返せなくて、財布を持ってかれる。

まぁ両親達の愛で元気になるんだけど、息子がしばらく大人が怖くなって
怯えてるのがすごいかわいそうで後味悪かった。
良い事した人が馬鹿を見る系の話はマジでキツイ。

138 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/24(金) 00:07:51
それ「ジョジョの奇妙な冒険」にも似た話があったなぁ。
あっちは外国が舞台で主人公もミドルティーンだったからもっと厳しくて逮捕されてた。
善意で拾ったのに誤解されて前科付き。



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【後味の悪い話】調子のよすぎる黒パーマン



112 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/23(木) 13:40:10
30年ぐらい前、たのしい幼稚園か小学一年生か子供向け雑誌に載っていた、パーマンの漫画
読んだのが幼稚園ぐらいだったので、ちょっとうろ覚えな部分もあるのですが。

パーマンが公園に綺麗な花の咲く種を蒔く。
早く芽が出ろ花が咲けと、水をあげたりして花壇の世話をするんだけど、
ある日いたずらっ子か何かのせいで、花壇が滅茶苦茶にされ全部ダメになってしまう。
でもって、花を咲く日を楽しみにうきうきしながら公園に来たパーマンが
滅茶苦茶にされた花壇を発見し、ショックを受ける。
そのショックの受け方はギャグ漫画的に描かれているんだけど、
そのショックを受けているパーマンの姿を見て、一緒にいる子供達が
「芽が出て(花壇をダメにされた驚きで目が飛び出ている)」
「葉が出て(怒りか驚きで歯をむき出しにしている)」
「花が出た(ショックで泣いて鼻水だらだら)」
と、言いながら笑ってると。

ギャグマンガと言われればそれまでなんだけど、30年すぎて未だに
覚えているぐらい自分にとっては後味悪い漫画だった




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【後味の悪い話】世界の終わりに君を想う



104 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/23(木) 12:21:37
実際に読んだわけではないが、どっかであらすじだけだけ読んで鬱になった。
名前と生徒の人数で元ネタはわかると思う
海野つなみの「世界の終わりに君を思う」

高校生36人が集団心中した。場所は彼らの母校である地元の中学校。
時間は遡り、中学校の卒業式後になる。
とても仲のいいクラスメート36人は担任の浅野を慕っていた。
しかし彼は教師を辞めてしまうらしい。生徒に甘い担任を嫌った
やたら厳しい学年主任の吉良がしょっちゅういびっていたせいではないかと生徒たちは憤る。
生徒が悪さをするたび追いかけてこらしめてくる吉良。
生徒たちは神社の息子に、もう二度と追いかけてこないよう呪いをかけろと言う。
生徒たちの間ではチキ様という呪いの遊びが流行っていた。
呪いなんてかけられっかよと思いつつ、ノリでまじないを唱える神社の息子。
そこに浅野がやってきた。咄嗟に生徒たちは受験合格祈願だと嘘をついた。
それを信じた浅野はいっしょに祈ると帰っていった。

卒業してからしばらく、吉良が事故にあい足を怪我した。
偶然とは思えず、呪いが本当に効いてしまったのかと皆驚く。
卒業の時にクラスで植えた記念樹が落雷で真っ二つになった。
呪いの代償として祟りがあったのではと思い、神社の息子にお払いをしてもらう。
そこに、田舎に帰っていた浅野が死亡したとの報せが入った。
理由を知らなくてもいっしょに祈ったから、
祟りにあったのではと葬式の後に生徒たちは口々に言う。
お払いは効かなかった。次に死ぬのは誰だろう?
疑心暗鬼になった生徒たちは、高校生活にも支障をきたし出した。
一人ずつ死んで、自分の死がくる番を恐れるぐらいならと出された結論は
元クラスメート全員での心中。
一人は「俺は死なないお前らで勝手にやれ」と拒絶した。



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