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【後味の悪い話】蕁麻の家(萩原葉子)



552 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/13(金) 18:02:38
鴎外で思い出したけど、萩原朔太郎の娘の小説も後味悪い。
祖母と叔母が下品で嫌な人間で朔太郎の娘を散々いじめてて、
朔太郎は超ヘタレで全てにしらんぷり。すごい苦労の連続のキツイ小説。
朔太郎の妹への美しいエロい詩に感動してた身としては、
夢が壊れてしょぼんだった。

556 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/13(金) 19:31:12
>>552
『いらくさの家』(漢字出ない)ね。
朔太郎の娘は祖母と叔母にいじめられまくる。
何かのきっかけで出会った男と肉体関係を持ち
妊娠してしまう。(多分優しかったんでしょう)
ところがその男が物凄いDQNで、萩原家から金をせびろうとする。
祖母は娘が産む子供は里子にすると決意。
(この判断は鬼に見えるが正しいと思う)
しかし子供は死産。
「里子に出す先の家に悪いと思わないのか」
とますます娘をいじめる祖母。
ついには、長女である娘を廃嫡し(男子はいないので娘が跡取り)、
知的障害者と思われるその妹に萩原家を継がせろ!と朔太郎に迫るが、
朔太郎はついにYesと言わなかった。

558 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/13(金) 20:03:07
>>556
あれ?
娘を廃嫡したあとに萩原家を継がせようとしていたのは、
朔太郎の弟の子(男の子)じゃなかった?
病床の朔太郎に祖母と弟が廃嫡を認めるよう、迫っていたような記憶があるが…。



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【後味の悪い話】白夜行



538 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/13(金) 10:27:14
昨日始まったドラマも後味悪かったな
主人公が刺されて?死ぬシーンから始まって少年時代からの回想的な演出なんだけど
主人公は質屋の息子、母親が店で雇った男と不倫しててそれを知ってる、
更にそれに気付いてない冴えない父親
ある日ヒロインの少女と出会って仲良くなっていく
ヒロインの家は母子家庭で借金がかなりある家なんだけど母親に無理やり売春させられて返却してる
で、とある夜に街でヒロインを見かけた主人公が追いかけていくとその現場を見てしまう
しかもその相手が主人公の父親、写真とかまで撮影してる始末
「此れはお互い合意のもとだ、どうせ金で何でも・・・」と言い訳したとこで
主人公が父親を手にした鋏で刺し殺してしまう
その罪をヒロインがすべて被るといい、実際少女の母親に更に被せて心中を図る
結果少女だけが生き残り母親は殺人犯が自殺、と言う形で処理され少女は街を出ることになる
お互い知らない人であるようにと少年に告げて・・・
数年後高校生になった少年の前にその殺人の捜査をしていた刑事が再び現れる

といったとこで1話終了、ヒロインに不幸フラグが立ちまくってるから話が進むたびに後味悪くなりそうだw

539 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/13(金) 11:08:44
白夜行は原作のラストをドラマの第一話でやっちゃったのか。
ラストに向かってどんどん事件の全貌が見えてきて
読後のなんともいえない後味の悪さが良かったのに。
最初にやっちゃったらもうこれ以上後味悪くならないよ。



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【後味の悪い話】阿部一族・舞姫(森鴎外)



534 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/13(金) 02:49:25
森鴎外の舞姫はガイシュツですか?

537 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/13(金) 10:13:09
明治期にドイツ留学していた青年がドイツ人少女と恋仲になったけど、
帰国時に少女を見捨てるようなかたちになり少女は精神病になってしまう話。
しかもこれは歐外のほぼ実話で、少女は日本まで来てしまうけど歐外は会わずに逃げてしまうのがもっと後味悪い。

540 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/13(金) 13:18:55
>537
さらに補足すると。鴎外は後年、若い嫁さんをもらうが、お嬢様育ちの嫁と
厳格な鴎外母がおきまりの嫁姑戦争に突入し、間に挟まれた鴎外はすごろくで
機嫌とったり、その場しのぎの二世帯住宅にしたりとヘタレこの上なかったとさ。

541 名前:537 投稿日:2006/01/13(金) 13:56:41
>>540
補足サンクス
なんかヘタレ役の名優いっけいに鴎外役させたドラマ観てみたい。



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【後味の悪い話】滝(奥泉光)



506 名前:奥泉光の小説 「滝」 1/6 投稿日:2006/01/12(木) 11:15:25
※長い上にうろ覚えで間違ってるとこもあるかも。

物語は、主人公の少年達が山岳修行に出かけた朝から始まる。
清浄行、と呼ばれるその登山は、彼らが属する宗教団体(密教系?)が
行っている少年達の通過儀礼。
山伏のような装束で山を越え七つの宮をめぐる修行は、宗教的な色合いよりもむしろ
精神と肉体の鍛錬が主な目的である。厳しい登山を仲間と協力してやり遂げるという体験を通して
組織の結束を固めるという、重要なイベントであった。
(大人になってからも、その時のグループの結束は固い。戦友とか、体育会系仲間みたいな感じ)
彼らは5人一組で十あまりのグループに分かれ、時間差で宿舎を出発する。
山に点在する七つの宮を全部めぐればゴールなのだが、この修行のルールで
それぞれの宮に着くたびに組のリーダーが用意された御籤を引く。
白ならばその組の気は清浄で満ちているとされ次の宮へ進ことができる。
黒ならば気が汚れているとされ、その宮と対になる滝に打たれて潔斎しなければならない。
飽くまで修行であり競争ではないのだが、どの組よりも先に最後の宮にたどり着きたいと
願うのはどの少年達も同じだった。上手く行けば2日ほどでゴールできる。

507 名前:奥泉光の小説 「滝」 2/6 投稿日:2006/01/12(木) 11:16:21
主人公の裕矢は17歳、彼らの組は栄えある先発隊に選ばれ意気揚々である。
組のリーダーを努める勲は18歳。教祖の孫でいずれ教団の将来を担うとも噂される青年である。
武術も学業も並ぶ者のない美青年。しかも温厚で人望も厚い。裕矢の憧れの存在だ。
裕矢には兄が居るが、兄の達也は頭は切れるが狡猾で嫌な男であり、人望も無かった。
弟から見てもとても尊敬の対象にはならなかった。
その他のメンバーは頼りない都会っ子や、トロくて幼い中学生、ケンカ早い田舎者と
当初は気が合わずバラバラであったのだが、いつの間にか勲に惹きつけられ結束を固めていく。
だから、最初の宮で出た御籤が黒だったことも裕矢たちにはそれほど苦ではなかった。
自分たちならば、少しくらい次の宮へ行くのが遅れたとしても最後まで力を合わせてやっていける。
しかし、次の宮でも御籤は黒。それぞれの宮と対になる滝へ行って滝に打たれ、
また次の宮へ戻る。その度に途方もない遠回りを強いられる。裕矢はふと不安になる
こんなに素晴らしい組なのに何故神託は自分たちの清浄さを認めてくれないのか。



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【後味の悪い話】偽原始人(井上ひさし)



436 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/09(月) 00:57:01
109本当にあった怖い名無しsage2005/12/29(木) 04:01:30
ID:7R2EEzipO

小説だが井上ひさしの「偽原始人」がトラウマ。
中学受験?をひかえた男子3人が主人公。
それぞれの母親がかなりの教育ママで、塾通いを強制させられる。
うまいことサボってたりしてたのだがある日ばれて今度は厳しい家庭教師が・・・。
という話で、途中までは主人公たちの機転とかがあって面白く、
このまま大人をやりこめてハッピーエンドかな、と思いきや全く逆で、
反抗むなしく主人公たちは全寮制の合宿所に入れられることになってしまった。
それだけは嫌なので気が狂ったふりをする作戦に。
親は嘘だと見抜いているが一応精神病院に連れていく。

110続きsage2005/12/29(木) 04:16:38 ID:7R2EEzipOそこには主人公たちの担任だったが、
指導力不足だと母親たちにいびられ自殺未遂をした女性がいた。
(主人公たちはこの先生が大好きだった)
結局医者には仮病だとばれてしまう。しかし、もう一度あの先生の姿を見つけ、
勇気が湧いてくる。
「ここに根を生やせ、ここに根を生やせ」心の中で唱え続ける。
そして、3人とも本当に気が狂ってしまう。

で、終わり。
あまりにも救いのない終わりかたが欝だった。
当時自分も受験生だったこともありトラウマ。
だって裏表紙には「塾も家庭教師もクソ喰らえ。スリリングな長編冒険小説」
ってあるのに・・・。
なにこのバッドエンド。



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【後味の悪い話】スケルトン・キー



420 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/08(日) 15:45:51
結構前に既出だけど「スケルトン・キー」は良い感じに後味悪くて面白かった。
一応おおまかなあらすじ。

主人公の女性キャロラインは介護師で、とある住み込みの仕事で大きい屋敷にいく。
そこに住んでいるのはタバコ好きのおばあさん(ヴァイオレット)、
寝たきりで口も聞けないおじいさん(ベン)、
そしてこの2人の弁護士(ルーク)がたまに出入りしている。
面接でヴァイオレットは主人公に難色を示すが、ルークのおかげで無事働けることになる。
住み込むにあたって、主人公は屋敷の全ての扉を開けられるというスケルトン・キーをもらう。
ある日、ヴァイオレットに頼まれて屋根裏に物を取りにいくとスケルトン・キーでも開けられない怪しい扉が。
ヴァイオレットも引っ越してからずっと閉まっているので、開けたことが無いという。
どうしても気になり、ヴァイオレットに隠れて再度開けようとすると
鍵穴に何かが詰まっていただけのようで開けることが出来る。
部屋の中には気味の悪い人形や、ホルマリン漬けっぽい内臓、レコードなどを見つける。
その夜ベンが突然部屋から失踪し、なんと1階の屋根に這いつくばっていた。
必死に屋根の上を動こうとし、落下してしまう。
幸い大きい怪我は無かったものの、主人公はベンの部屋で”Help me”と書かれたシーツを発見。
この屋敷に奇妙なものを感じ取った主人公は、ルークや友人の協力を得て
「フードゥー」という黒人独特の呪術を知る。
フードゥーは信じる者には効果を発するが、存在を信じない者には意味の無い呪術だという。
思い切って屋敷の事をヴァイオレットに訊ねると、屋敷の恐ろしい歴史を知ることになる。

421 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/08(日) 15:47:01
屋敷にはかつて、金持ちの家族と黒人の使用人2人が住んでいた。
とあるパーティーの日、大人たちは子供の姿が見当たらない事に気づき屋敷の中をみんなで探すと屋根裏で発見。
なんとそこには黒人の使用人2人が子供たちの呪術により、放心しかけていた。
大人たちは子供に危険な呪術を教えた使用人に激怒し、その場で焼き殺した。
その歴史を知りキャロラインは、口では「迷信だ」と言いつつもますますフードゥーの存在を認識していく。
そのうちにベンが話せないのもフードゥーのせいでは無いかと思い、
その呪いを解こうとするが、あと一歩のところでヴァイオレットに見つかり失敗に終わる。
ヴァイオレットの反応やベンの様子でフードゥーの存在を確信し、
ベンを助けるには屋敷から連れ出すしか無いと思う主人公。
決行の日、ベンを車に乗せるところまではいくが、門に鍵がかかっていて車でも突破できない。
ヴァイオレットに追われる主人公。
車がつかえないのでベンを納屋に隠し、ルークに助けを求めにいくとなんとルークはヴァイオレットの仲間。
気絶させられ屋敷につれていかれてしまう。屋敷の中で必死に逃げ回るが、遂に屋根裏の部屋で追い詰められてしまう。
魔方陣?の中で気絶するキャロライン。暫くして目をさますと、おもむろにヴァイオレットのタバコを吸いはじめる。
そして喋れないヴァイオレットを見ながら「体をありがとう、キャロライン」
ヴァイオレットとベンは病院に運ばれていった。
その時かけつけたキャロラインの友人に、ルークがいう。
「キャロラインは2人にとってとても大切な存在だったようだ。この屋敷は彼女のものだ。」

前に書いてた人の方が文才あった希ガスorz
つまり2人の黒人の使用人が、人の体をフードゥーで乗っ取り続けている、という話です。
ベンの中身はルークで、ヴァイオレットの中身はキャロラインになってしまった・・・という結末。
後味悪いけど面白かった映画です。



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【後味の悪い話】青木悠君リンチ殺人事件


397 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/07(土) 19:00:47
だいぶ前の事だけど、いじめで殺された学生の親が作ったHPがオカ板に貼ってあった。
その親は、その学校の事件があった場所にミニ祭壇のようなものを作り、
そこにいつまでもいつまでも花を供えている。
「この事件を忘れさせてはいけない。そのためにもこの場所は必要」と
いうようなことを主張していたように思う。
校長にそろそろ撤去して欲しいと言われた事に対し、怒りの反論を書いていた。

オカ板住人のほとんどがその母親が怖い、不気味、少し常識が足りない、
という感想を持っていた。




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【後味の悪い話】故人の生前の人徳が…


378 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/07(土) 14:33:39
ウチの近所で若者がバイクの単独事故で死亡。
それから事故現場のすぐ近くのお家(亡くなった子とは無関係)の前にずっと祭壇が置かれてる。
お供えやら花やらが常に沢山置かれてて、普通なら故人の生前の人徳が…って
思うとこなんだろうけど、そこにお参りに来てる子達があからさまにDQN。珍走系。
夜中にやかましい車やバイクで寄って来ては騒いで帰ったり、そのお家も近所の人も大迷惑。
何度か通報された事もあるみたいだけど、注意されるだけの様でしばらくすると又溜まり場に。
お前ら「仲間がバイクで死んだのさ」って言いたいだけちゃうんかと。
去年の年末には祭壇の前の電柱にクリスマスの飾りつけがしてあって、もうポカーン。
死んだ人間を悼む気持ちなんて全くないと確信。
あと弟は祭壇の前でパラパラを踊る女子2人組を見たらしい。
母がそのお家の人(近所なので一応知り合い)に
「亡くなった子の親御さんから辞める様に言ってもらったら?」
と言ったところ、「一応言ったんだけどね、あちらさん尼○の廃品業者してる人で…ゴニョゴニョ」
それ以上は語らないけど察してくれ、って感じだったらしい。
DQNは生きてても迷惑、死んでも迷惑。通りがかる度にムカムカする。
集まってるバカを見かけても面と向かって何も言えない自分にもムカムカする。
後味ってか現在継続中の胸クソ悪い話



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【後味の悪い話】自分か苦労かけられたから強制する



336 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/06(金) 18:36:41
人間の子どもの里親探しにも、後味悪い話よく聞くよ。
親戚のオネエサンが、福祉施設に勤めてて、子どもが欲しいという人に
孤児にあっせんをやってたんだけど、ある時30代くらいの夫婦が、
オトコの赤ちゃんを欲しがってたそうだ。オネエサンは何人かの赤ちゃんを見せたが、
夫婦はピンとくる子がいなかった様子。
さんざんワガママ言って引き回され(これはオネエサン視点)て、最後には
「やっぱり他人の子を育てる自信がなくなったので、やめる」と言われた。
当時連日の過労の上に、夫婦の態度にキレてしまったオネエサンは、
勝手ばかり言わないで引き取れ、愛情は後からわく、お宅のために
どれだけ時間取ったと思ってるんだという意味のコトを主張し、ひとり引き取らせた。
だが結局愛情は生まれなかったらしく、何度か奥さんから
「戻したい」と連絡が来たが、オネエサンは叱って受け付けなかった。
その内奥さんノイローゼになり、子どもは気づくと栄養失調で手遅れ。
奥さんは病院入りで、旦那さんも会社でも立場など悪くなってしまった。
オネエサン、遅蒔きながら「私のせいだ」とびびり、こっちも心身を病んで、
仕事やめて外国に行ってしまい、連絡とれないという。
やっぱり、他者同士のきずなを、さらに他者が世話するのって難しいと思った。

340 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/06(金) 19:01:30
何その女。
「私のせいだ」って本当にその通りじゃん。
子供を引き取るっていう子供にとっても親にとっても人生を左右することを
「自分か苦労かけられたから」強制するなんて、最悪のDQN。
しかも本当に責任感じるなら自分がその子を引き取って立派に育てろよ。
愛情は後からでもわくんだろ?外国になんか逃げやがって。カス。



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【後味の悪い話】事故に魅入られた先輩



258 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/04(水) 23:38:41
他スレで見つけた後味悪い話

357 名前: 本当にあった怖い名無し [sage] 投稿日: 2006/01/04(水) 22:27:16 ID:oprsGOIN0
誰もいないので保険屋の彼氏の先輩の話。

保険屋は事故現場に行って作業する事があるんだ。
だから移動手段は車だし、運転は超気を付けているんだよね。
自分が事故っちゃ洒落にならないからってね。
そんな彼氏の先輩が事故に合ったんだ。連続三回くらい。
霊的なものは信じていない彼氏もヤバイと思ったのか
「一度お払いに行った方がいいですよ~」って話をしたらしい。
で、先輩は美人な奥さんとの間に子供が出来たばっかりで
「そんな縁起でも無い事は言うなよ」って感じで流されたんだって。

それからしばらくして彼氏が先輩に呼び出されて飲みに行ったんだ。
飲み始めは仕事の話なんかをしていたんだけど、急に先輩が泣きながら
奥さんにガンが発見されて、もって後1~2年だって言われたらしい。
家にいて奥さんの顔を見ると辛くなってしまう事などを話されたって。
慰めの言葉も見つからなかったって泣きながら彼は話てくれた。



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【後味の悪い話】スウィートホーム



236 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/04(水) 03:13:46
スウィートホームっていうファミコンソフトがあるんだけど、これが胸糞だったな
あと基本的にレイプものとかは見る気にならない
金八のとか最高にヤダ

242 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/04(水) 12:56:39
>>236
ファミコンのスウィートホームは名作じゃん!
誰もいない不気味な洋館に何人かで閉じ込められて、
アイテムを拾ってそれを使って屋敷の仕掛けを解いて脱出するRPG。
町やダンジョンのない洋館1件の中だけでうろうろするゲームなのに、
謎解きや仕掛けが多彩でボリュームもあり、ドット絵ながら絵も雰囲気よくて面白かった。
今も人気のバイオハザードの前身。

ストーリーは映画のスウィートホームと同じ。
有名な洋画家の住んでいた今は無人の洋館に、プロデューサーの父とその娘、
父といい感じで娘とも仲の良いお姉さん、カメラマン、レポーターのお姉さんの5人で取材に行く。
洋館に閉じ込められて過去にこの屋敷で何があったのか探るうちに、
洋画家の奥さんが我が子を焼却炉で誤って焼き殺してしまい、
おかしくなって近所の子供を誘拐して殺していた事がわかる。
奥さんの霊に乗り移られたレポーターとカメラマンと助けに来てくれたお爺さんが死んで、
娘も霊に連れ去られそうになるが、娘の事を自分の子供のように愛してたお姉さんが
身を呈して助けようとした事で、母親の愛に触れた奥さんの霊が満足して成仏して助かる。
娘役を当時人気だったレベッカってバンドのボーカルのNOKKOがやってるんだけど、
声量の豊かな人だっただけに絶叫がすごくて良かった。
赤ん坊の死体が出てくるとこ以外は別に後味悪くない。

249 名前:名無し募集中。。。  投稿日:2006/01/04(水) 14:42:39
スウィートホームと言えば古舘伊知郎が斧で上半身下半身まっぷたつが怖かったよ・・・

>>242さんの言う通りノッコの悲鳴は素晴らしく恐怖をかきたててくれた
「女性の悲鳴」はホラーの大事な要素って本当なんだなーと実感



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【後味の悪い話】チェンジリング



219 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/03(火) 20:04:46
直接は関係ないけど、ちょっと昔読んだ少女マンガ思い出したので投下。
細部はホントにウロなので、修正あったらよろしく。

舞台は現代のヨーロッパ。主人公は、愛するダーリンとゴールインした若妻。
回りにも祝福され、きれいな新居で、何一つ不自由ない生活。
やがて、おめでたに。楽しみに準備を進める夫婦。
ある日、ベビー用品を物色していた主人公は、アンティックの毛布を見つける。
図柄はすりきれてハッキリはしないが、生まれたばかりの赤ちゃんを祝福する天使の図だという。
女たちが両手を上げて天使に感謝の踊りをささげ、
天使は布に赤ちゃんをくるんで空を飛んでいる。縁起物らしい。
気に入った主人公は毛布を購入。身体にかけて暖を取り、出産を待つ。
だが生まれたのは、世にも奇怪な、赤ん坊だった。
手足は枯れ枝のよう、目は異様に大きく、髪はなく、乳房に噛みついて来たりする。
ショックをうけつつ、必死に愛そうとする主人公。だが疲れが出てくる。
一人で外出した日、主人公は気分を変えようと美術展に入る。
美しい絵の数々に癒される主人公。ふと、毛布と同じ構図の絵画が目に入る。
確か、天使の祝福の絵だと…。近づく彼女。
原画らしいそれは、すり切れもなく、すべての図柄がクリアに見えた。
初めて絵の意味を理解し、立ちすくむ主人公。
それは、醜い妖精が、生まれたばかりの赤ん坊を布にくるんで連れ去ろうとしている絵だった。
地上には、苦痛の表情で手を差し伸べ、赤ん坊を取り戻そうしている女たち。
これは悪い妖精が、人間の子どもと、醜い妖精の子どもを取り替えるという
「とりかえっ子」の伝説を描いたものだったのだ。
知らずにその図柄の毛布を使った主人公は、
妖精に子どもを取り替える承諾をしてしまっていたのだった。

この話、続きがあるのかな…。達者できれいな絵でした。

226 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/03(火) 21:25:15
>219
その話の続きは知らないけど
チェンジリング(取替えっ子)て、取り替えられた子供(妖精が化けている)を苛め抜くと、
自分の子供がもどってくると言われてる。
その言い伝えを信じた親たちによって、欧州じゃたくさんの赤ん坊が殺されたらしいよ。

232 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/01/03(火) 22:49:21
取り替えっ子って、
昔水木しげるの本にあったかも。
絵も気持ち悪くて、
すごく嫌な気持ちになったことだけ思い出した。



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【後味の悪い話】五右ェ門の復讐(モンキー・パンチ)


123 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/31(土) 20:26:32
モンキー・パンチが昔描いてた「ルパン三世」の原作に、
五右衛門の復讐話があった。
一応、五右衛門というのはルパンの仲間で、いつも和服の居合い抜きの達人なんだけど、
この人の恩師だか親友だかが、某悪党に殺される。
怒りに燃える五右衛門。この人ににらまれたら、まず生き延びられない。
自分の死を予測した悪党は、刑務所に入って、
常に見張られている事によって、復讐を逃れようとする。
つまりワザと罪を認めて裁判で終身刑になり、
あとは刑務所の中でハバをきかせて、のんびり生き延びようというわけ。
そこまでは五右衛門も手が出せないハズ、と。
何としても直接、その悪党をたたっ切りたい五右衛門のために、
ルパンとその仲間たちがひと肌脱ぐ。
ルパンたちは難攻不落の検察側・弁護士側の資料庫に入り、
警察側が完璧に集めた有罪の証拠を、片っ端から無害なものにすり替えてしまう。
さて、裁判の日。提出される証拠は、どれも
悪党の罪を否定するものばかり。
最初は余裕かましてた悪党も、次々消えていく殺人の証拠にあ然。
「オレは有罪だ!!刑務所に入れてくれ!!」と泣き叫ぶもどうにもならず、
ついに、皆が首をかしげるなか、無罪放免に。
刑務所のトビラを叩き、「開けてくれ! オレを助けてくれ!!」
と叫び続ける悪党。その背後に、刀を携えた五右衛門が、
静かに近づいていく所で完。

あり。後味悪くなかった感じ。
アニメにはなってるのかな?



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【後味の悪い話】一種の自殺



72 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/30(金) 05:51:25
日本で放映されてるかどうかはわからないUSの刑事ドラマ。
かなりシリアスで放映期間も長い人気ドラマ。

ある女性刑事は、刑務所に送った男が実は無罪だったという誤認逮捕の経験がある。
男は冤罪を認められて釈放。
けれど仕事は失う、離婚する羽目になる、
元犯罪者というレッテルで人生はボロボロ。

女性刑事を誰かがつけ狙うという事件が起き始め
その男が疑われる。
彼は弁護士を連れて刑事の元へ。
“誤認逮捕は悪かった、後悔している”という件の刑事を擁護するように
“あなたも釈放されたんだからもういいじゃないか”と
付け加える別の女性刑事。いきり立つ男。
“何もしてないのにあんなところに閉じ込められて、
オレは中で散々強姦されたんだぞ!”
黙る刑事たち。
弁護士は、これ以上彼と接触するのはやめろ、
さもないと告訴も辞さないと刑事たちに警告、退室。

その後も物騒なストーカーまがいが続き、
ついに男を追い詰める女性刑事。
人質に銃を突きつける男、なだめようと必死になる刑事。
男は説得にも関らず、人質を撃とうとする。
仕方なく男を射殺する刑事。
男の銃には、実は弾はこめられていなかった。
それを知って、呆然自失の女性刑事。終。

元々勧善懲悪という雰囲気の非常に薄いドラマなんだが
誰が悪いのかわからずに、暗い気分になった。

74 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/30(金) 07:54:21
>>72
弾をこめないというのが男の復讐だろう
後味を悪くして女刑事を一生苦しめるためだね

75 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/30(金) 08:31:26
一種の自殺だったんだろうな。人生ボロボロだったし…



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【後味の悪い話】チリンの鈴(原作やなせたかし



53 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/29(木) 19:46:32
たしか随分前のスレで既出だったと思うけど、
チリンの鈴(原作やなせたかし)は本当に後味が悪かった。

大筋は狼に母親を殺された子羊(チリン)が、強くなるためにその狼と一緒に生活し
鍛えられ、狼より強くなったとき復讐するというストーリーなんだけど、
始めは「いつかこいつを倒してやる」と思っていたチリンは、何年かして強くなった時
自分をここまで鍛えてくれた狼を父のように思うようになる。
そして二人で他の動物達を襲い、回りから恐れられながら生きていくようになったある日、
狼がチリンが昔いた牧場を襲うようにチリンに言う。
「お前にできるか」という問いに「できる」と答え、牧場を襲いに行くチリンだが
いざ羊達を襲おうとしたとき、子羊をかばう母羊の姿を見て昔の自分と母親を思い出し、
どうしても殺すことができない。
チリンに「自分がやる」と言う狼。
その狼に「自分は羊だ」と叫び、羊達を守るためにチリンは戦い、狼を殺してしまう。
しかし、羊達はチリンを恐れ、決して受け入れようとはしなかった。
一人、狼と暮らしていた寝床へ帰るチリン。
仲間には拒絶され、共に生きてきた狼も自分が殺してしまい、もういない。
これからどうやって生きていけばいいのか分からないチリンは、ただ狼の名前を呼び続ける。
そんなチリンを、降り始めた雪が覆い隠していく…

チリンの鈴の紹介ページに
>感動のメルヘン・アニメーション。
とか書いてあるけど、全然メルヘンじゃない。見終わってしばらくブルーだった。

63 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/30(金) 01:53:15
>>53
いや~ん!!チリンの鈴が出てる!
二週間くらい前なんだけど、ここのネタを考えてた時、
「そうだ、今度チリンの鈴を紹介してみよう」って思った。

チリンの原作を読んだのは、もうずっと昔、20年以上前のこと。
愛らしいチリンが、化け物チリンになってしまってショックだった。
そして狼のウォーとの対決と死別…確かに愛情は通っていたのに…
それで最後の、親羊が、むずがる子羊をなだめる言葉が、
「いい子にしていないと、チリンが来るよ」
この言葉が、羊達の間で一般的になってしまっているあたりがどうも…



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【後味の悪い話】かまくら



877 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/26(月) 20:24:18
不可解~よりコピペ
123 :本当にあった怖い名無し :2005/12/24(土) 00:48:44 ID:E9BUbG2C0
ちなんだ話し。
正月休みに実家に帰ってる途中 スリップして事故った友達の話。
山の中で深夜、車も通らないし当時携帯も無いから最悪。
トボトボと山道を歩いていると一台の車が道路のわきに止まっているのを発見、
助かったと思い駆け寄ると車の後ろでは老夫婦がかまくらの中で餅を焼きながらお酒を飲んでいた。
こんな所でこんな時間に何で??と思ったが取りあえず声をかけて事故った事を話したら
優しい二人は大きなかまくらに入れてくれて暖を取らせてくれた。

二人に何でこんな事しているのか聞いても上手くはぐらかされてしまい聞けなかったが
おじさんが車を貸してくれると言ってくれた、でもここからだと
一番近いスタンドへ行って帰って来るだけでも何時間かかるか分からないし
こんな山の中に置いて行けないと言うと、
「実はすぐ近くに家があるから私達は大丈夫よ、わざわざ車を出したのは
 このしちりんやスコップを運ぶためだから。
 それにそんなに長い時間のドライブにつき合ったら腰が痛くなるわ」
「わしの車のダッシュボードの中に免許書があるからそこの住所に車を帰してくれればいいよ」
と言われ二人ともそこに残ると言った。
申し訳ないと思ったがありがたい話しなので俺は身元が分る大学の学生書を渡して車を借りた。

878 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/26(月) 20:25:16
124 :本当にあった怖い名無し :2005/12/24(土) 00:51:37 ID:E9BUbG2C0
ごめん説明下手だから友達の話そのまま書くから人称「俺」形式で書きます。

車を走らせて一時間もしない内に俺はまた事故りそうになってしまった…
鹿が飛び出して来た、急ブレーキを踏んだから後ろで物がバタバタと落ちる音がした。
車を降りて傷とか無いか確認し、ついでに落とした物を拾っていると
おじさんのジャケットが出て来たのでそれも借り、俺はまた車を走らせた。
おじさんのジャケットなのに無意識に自分のタバコを探していると茶色い封筒が出て着て
俺はまた事故りそうになる。遺書と書いてあったんだよ。
車を止めて中を確認した、もしかしたら何かの間違いかもしれないと思ったんだが
中には保険金で息子夫婦を助けたいと書いてあり最後には老夫婦の名前らしきサインがあった。
俺はダッシュボードの中のおじさんの免許書で名前を確認したが、どうやら本物の遺書のようだ、
それに家が近い何て言っていたが全くの嘘で県外の人だったのだ。

慌てて引き返した、色んな事を考えたけど何も良い案も言葉も見つからなかったが
とにかくまた事故るんじゃないかと思う程急いだ。
現場に戻るとかまくらは只の丸い雪の固まりになっていて靴が揃えて置いてあった、
内側から雪で入り口を閉じたんだろうが、とにかくかまくらを掘り崩した。
眠っていた夫婦を叩き起こし、ポカーンとしている夫婦の前で「えっと…あの…、…」と
どもっている俺を見て状況を察したのか、おじさんは「道…分らなかったんだね」とだけ言い
夫婦は俺をスタンドまで送ってくれた、その間誰も何もしゃべらなかった。

スタンドに着いて車を下り、「わざわざ有り難うございます、いろいろすみませんでした」
と謝ってしまった俺に「いや、こちらこそすまなかったね…また…今度にするよ」と言って
去っていった。やっぱり何も言葉が出てこなかった



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【後味の悪い話】地獄少女



960 名前:地獄少女1/2 投稿日:2005/12/27(火) 23:19:02
昨日のアニメ「地獄少女」が後味悪い。
このアニメの基本パターンは、地獄少女のサイトというのがあって
恨みがあって地獄送りにしたい相手の名を書き込んで送信すると、その人を地獄に流せる。
そのかわり依頼したほうも死後に地獄送りになる、というもの。
それでもつらい目にあった少年少女が、恨みを晴らすためにアクセスしてしまう。
自分が悪いわけじゃないのに、いまの地獄から逃れるために、死後は地獄に…
というだけでも後味が悪いんだけど、以下昨日の話。



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【後味の悪い話】戦場のピアニスト



15 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/28(水) 15:39:07
個人的にだけど「戦場のピアニスト」(だっけ?)が後味悪かったな。

主人公がピアニストのユダヤ人でナチスから命からがら逃げてたら
ドイツの軍人に見つかるんだけどその軍人は音楽が好きだから?とか何とか言って
見逃した挙句食べ物とか防寒具とか差し入れしてた。
んで戦争が終わって主人公が普通に歩いてる横で捕虜?になったドイツ軍人達がうずくまっている。
その中にはあの助けてくれた軍人も居た。
主人公の姿を見つけて助けを求めるその軍人に気付かず?歩いて行く主人公。
そのあと字幕でその軍人が処刑された事が判る。

かなりうろ覚えだから間違ってる所もあるかも試練。許せ。
観た当時工房だった自分は
「自分が一番困ってる時に助けて貰った人に恩返ししないなんてだからユダヤ人は迫害されるんだ」
と痛々しい憤慨をしていましたとさ。



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【後味の悪い話】レディバード・レディバード


13 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/28(水) 13:34:33
映画レディバード・レディバード

マギーは父親の違う4人の子供を持つ。
夜子供たちを家に残しカラオケパブに行き、出会った男と仲良くなっているときに
家が火事になり、子供たちは大やけどを負う。
この件で児童福祉局から母親不適格とされ、子供の養育権を取り上げられ、
子供は養子に出される。激しく抵抗するマギー。
子供を失った事を嘆きながらもパブで知り合った男との間に新しい子供を作る。
しかし生まれた子供も再児童福祉局に取り上げられる。
泣き叫ぶマギー。
男と喧嘩したり慰めあったりしているうちにまた新しい子を孕むマギー。
今度は生まれたとたんに取り上げられる。
ここが映画のクライマックス。マギーの悲痛な叫び。
これで映画は終わり。暗転した画面に
マギーがそののちまた子供を作って
今度は自分で育てたというキャプションが出る。

イギリスでの実話が元になっているらしい。
主人公の悲劇がかなりの部分自業自得なので全然感情移入できないし、
なにより子供がかわいそうな感じなのだが、子供の視点は完全欠如。
懲りずに子供を作り続ける主人公の心情はまじ理解シガタス。



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【後味の悪い話】あらしのよるに(きむらゆういち)


6 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/28(水) 12:33:30
先日立ち寄った書店で、小説版の「あらしのよるに」が置いてあったので
何気なく立ち読み。

結構ありがちな結末だったと思うけど、それでも読んだ後で絵本だけで
止めておけば良かったと思ったよ……
映画は見てないんだけど、映画の結末も同じなのかな。

12 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/28(水) 13:28:26
映画版と一緒だったらスマン。小説版「あらしのよるに」のエピローグ

丘の上でガブとメイは寄り添って月を眺めます。
しかし、ここにたどり着くまでの過酷な旅にメイの命は使い果たされ、そのまま消えていきます。
寄り添ったメイの命が消えてゆくのを感じながら、ガブは月を眺めながら
以前メイも好きだといった月の歌を歌います。歌っているうちにそのガブの歌声にメイの歌声が重なっているように
ガブには感じられました。歌い終わった時、ガブの命も燃え尽き、
2匹はずっと寄り添ったまま一緒でした。

文章ヘタでスマン。ベタと言えばベタな結末なんだけど、絵本とは違ったある意味
現実的なラストに妙な後味の悪さを感じたんだよ……

61 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/29(木) 23:24:40
あらしのよるには雪山に一人残されたヤギもあの後のたれ死ぬんだろうなと思うと後味が悪いね



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【後味の悪い話】緋色の迷宮(トマス・H・クック)


818 名前:814 投稿日:2005/12/25(日) 23:25:54
上手く後味悪さが伝わるかどうか分からないけど。
読みたてほやほやで後味悪いトマス・クックの”Red Leaves”です。

主人公エリックは小さな写真屋を営んでいた。17歳の息子と
美人で仕事のできる奥さんとにめぐまれ、ささやかに幸せに暮らしていた。
エリックは子供時代に妹を脳腫瘍で亡くし、父親が事業で失敗して破産し、
母親は自殺するという不幸な家族の出身だったので、なおさら今の家族を
大切にしていた。エリックにはウォレンという兄もいたが、
兄の方はペンキ工で、妻にもめぐまれず世間的に見て負け犬人生を送っていた。

ある夜、エリックの息子キースは近所のジョルダーノ家にベビーシッターを
頼まれ、一人娘エイミーを夫妻の留守の間面倒をみることになる。
キースは夫妻が戻ってきた後ジョルダーノ家を後にしたが、
次の朝、エイミーが行方不明になっていた。

ジョルダーノ夫妻、近所の人々、警察はみなキースを疑う。
キースは友達もおらず、ひとり家にこもってゲームをしているような
少年だったので、父親であるエリックさえもキースを疑ってしまう。



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【後味の悪い話】暗い森の少女(ジョン・ソール)


738 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/25(日) 04:41:00
「サスペンスホラー」という煽りに釣られて古本屋で買った
「暗い森の少女」という作品(作者はイギリス人、翻訳もの)

舞台は1960年代の海辺の小さな田舎町、ポートアーベル。
コンジャー家は昔からこの町の支配層で(コンジャー岬、コンジャー通りなど
家の名前が岬や通りや港についていたりする)町一番の金持ち。
当然町の人たちから一目置かれている。

そのコンジャー家が所有する森で百年前、当時のコンジャー家の当主が
幼い娘を惨殺しその後自殺したといういわくがあった。

長いこと町に君臨していたコンジャー家だが、今は勢いも衰え町の人が思うほど金持ちでもない。
当主のジャックは先祖代々やっている事業を継いでいるがあまり上手くいっておらず金儲けに成功していない。
対して妻のローズは不動産会社(経営者はコンジャー家とは関係ない)に勤めているが、才覚が有り出世している。

この夫妻には二人の娘がいて名前はエリザベスとセーラ。
ある日、ジャックがセーラを例の森へ散歩に連れて行くが、それからセーラは精神に異常をきたし
まるで自閉症のようになってしまう。
苦悩しつつも娘を助けようとする夫妻。
だが、治療の効果はなく、それから一年後町の子供たちが次々と行方不明になる。
そう、森に棲む悪霊がセーラにとりつき子供たちをさらっては
森の中に掘った深い穴の中へと突き落としていたのだ。

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【後味の悪い話】誤った日本びいき

14 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/24(土) 15:41:55
ヨーロッパに遊びに行ったとき、日本が大好きというイタリア人の青年にあって、
こいつが良いヤツで、いろいろ案内したり説明したりしてくれた。
今夜はウチで夕食を、というので有り難くお受けしたら、家族全員日本びいき。
で、トクトクと草加学会員である事を語られた。
日本の神髄をわかってる我が家、って感じで、本もあり仏壇(て言うの?)もありで詳しいのなんの。
それに、草加だと言うと、日本人が感心したり、安心したりして、
一生の友達になれると思ってるらしかった。
楽しかった数日を悲しく思い出して、オレは退散。
その後、日本のオレんちを訪ねていいか聞いてきたが、断った。
後味悪い。

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【後味の悪い話】幸福の花束(ステファヌ ブランケ)



637 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/23(金) 03:01:12
書店で見た「○○の花束」という絵本。○○のところは忘れた。
表紙が黒い切り絵で、骨だけになった魚が花束になっているもの。
中身もすべて黒い切り絵で、短編集らしい。
パラ見して、どうやら奇妙な味系の話なんだと思い、最後の話へ。
理想の女を作るため針金でできたような部品を集めている男の話。
足とか腕とかアソコとか。
一番最後のページをめくると、そこには作り物じゃなくて
ほんものの女の体のバラバラになったのが部屋中に散らばっている中に
男がorzの格好ではいつくばっていて、ドアを警官が開けているところで終わり。

641 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/23(金) 05:03:29
ステファヌ ブランケ「幸福の花束」

644 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/23(金) 05:18:50
幸福の花束でサーチしてみたらパロル舎ってところが出版してるみたいだね。
気持ち悪い本ばっかり出してる。”死んでしまったぼくの見た夢”って本が読んでみたい。

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【後味の悪い話】女と女と井戸の中


633 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/22(木) 23:26:56
もう書かれたかもしれんが、今まで見た中で一番後味が悪かった映画。
〔女と女と井戸の中〕

二人の女が出会う。一人は地味で不細工なおばさん。もう一人は若くて美人な女の子。
おばさんは女の子の自由奔放な姿に羨ましさを感じるとともに、惹かれていく。
おばさんは大金(住んでいた家を売った?)を持って女の子と二人暮しをはじめる。
女の子は好き勝手をしまくる。でもおばさんは女の子の為にドレスを作ってあげたり、世話をやく。
ある日、女の子が男の人をひき殺す。おばさんはその死体を家の前の井戸の中に隠す。
直後、隠していた大金が無い事が発覚。
ひき殺した男→家に入った泥棒か?→男の荷物の中に大金が?→荷物は死体とともに井戸の中。
さてどうするか、といったところで、女の子とおばさんの中は次第に険悪になっていく。
女の子は奇怪な行動を繰り返すようになる(狂った?)。
いろいろあって二人の関係は最悪に。女の子は荷物をもって出て行く。
おばさんは止められない。

最後のシーン。
女の子が道の途中で荷物整理を始める。鞄の中には、無くなったはずの大金が・・・。
一人残されたおばさんの何とも言えない表情が写って、終了。

後味すごく悪かったけど、面白かった。

 

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【後味の悪い話】創価のお姉さん


619 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/22(木) 16:53:56
宗教絡みのレスが続いてるようなので、便乗して吐き出させて。

小学2年生の頃仲良くしてた友達Sちゃんの親が創価信者で、
自分のこども(わたしの友達=Sちゃん)を創価主催の合唱団に入れたり、
創価の子供会みたいのに参加させていた。
当時のわたしはもちろん宗教についてなんて何も知らないから、
Sちゃん親子に誘われるままに合唱団の発表会を聴きに言ったり、
そこの子ども会が主催するクリスマス会(という名目の説教会)に参加していた。
で、Sちゃんの親に「いつもSと仲良くしてくれる合唱団のお姉さんよ」とかいって、
高校生くらいの先輩たちに引き合わされた。誘われて何度か公園で遊んだりもした。
繰り返すけど、当時自分は小学二年生、
Sちゃんと遊ぶ延長でSちゃんと一緒に、その仲良しのお姉さんと遊んでる、としか思ってない。
なのに公園で何度か遊んだ後、突然そのお姉さんが、
お姉さんの友達(やっぱり高校生くらい)数人で連れ立ってウチを訪ねて来ては
「一緒に遊びに行こう」とか「おもしろいお話聞かせてあげる」とか言って、
わたしをしつこく誘うようになった。
基本的に引っ込み思案だったわたしは「Sちゃんがいないなら行かない」と断り続けたのだが
「わたしもあなたもSちゃんのお友達なんだから、わたしとあなたも友達じゃない」みたいなことを言って
お姉さんたちはかなり強引にわたしを連れ出そうとする。
いちばん頻繁な時には週3回くらいのペースでそんな訪問を受けていた。

結局、昼間に父が家にいた時、お姉さんたちに「うちの子はあなたたちと遊びたくないと言っているので」と
きっぱり断ってもらい、以後お姉さんたちの訪問はなくなったのだが、
その後しばらく、Sちゃんの家に遊びにいくたびに、S親から「お姉さんたちの誘いを断ったんだって?」と
やけにねちねち攻められて気分悪かった…。
以来、自分の創価学会への印象は最悪。宗教にハマった人と近しくすると、思いがけず後味悪い思いをさせられる。



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【後味の悪い話】ホネの髄まで染みついた



597 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/22(木) 05:25:24
親が宗教やってると子供にも影響あるかも……で思い出した。
高校の同級生の父親が天○教のその地区の幹部か何かで、
そいつは父親に反抗して家出までした(一応高校卒業が決まってから)。
周囲はみんなそいつの父親の狂信ぶりを聞かされていたから
ある意味真っ当な選択だと内心応援していた。
しかし半年後、そいつに会ったら、なんと

創○学会にハマってますた……orz

……今思うと、別に○価じゃなくてもよかったんじゃないかと思う。
そいつにとってはきっと子供の頃から何かをよりどころにする生活パターンが
ホネの髄まで染みついていたんじゃないかと。
最近別の友人から聞いた話では、カノジョから「創○はやめて」と言われて
カノジョとともに幸○の化学にどっぷりだったらしい。その後はシラネ。
とにかく今思い出しても後味悪い。

601 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/22(木) 10:45:16
うちの親はエホバに嵌ってたんだけど、やっぱ子供の頃から親が宗教に嵌ってると、
どうしても自分の中の「神は存在する」って思い込みが消えないのよ。
私は全力で抵抗して、中3くらいの時期にはなんとか集会には行かない権利を勝ち取って、
そこからは宗教は持たないつもりでやってきてるけど、
普通の無宗教の人なら「神なんかいるわけない」って否定するだろうところも、
私のは「神がいようといまいと、私は否定する」って中途半端な形でしか否定できない。
私は宗教は大嫌いだけど、結局今知ってる神を拒否してるだけで、
自分が納得できる(納得させられちゃう)神を持ってこられたら
ころっとそっちに転がっちゃいそうな不安があるよ。

特にエホバは「神の教えを守らないとハルマゲドンで殺される」って脅迫して育てるから、
「私を焼き殺さない他の神様が欲しい!」って気持ちが私の中に確かにある。
狂信的な宗教から逃げても別の似たような宗教に走る人は、
多分最初の神様の粛清から自分を守ってほしいんだと思うよ。
前の神から逃れるために、より厳格な峻厳な神に頼りたくなる気持ちは分かるよ。



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【後味の悪い話】創価学会



594 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/22(木) 03:50:49
宗教関連で
うちのおばあちゃんが亡くなった時のこと。
最期の棺のふたをしめる時のお別れの時に近所に住むおばさんで
葬儀の手伝いもしてくれた人がささっと何かを棺に入れた。
あっと思った時には蓋はしまっていてそのまま火葬にされたんだけど
後から近くにいた叔母に聞いて見ると入れたのは層化の教本だったらしい。
うちは代々神道でもちろん葬儀もその様式でやった。
なんでその状況でそんな事ができるのか子供ながらに憤りを覚えた。
またそのおばさんは父の幼馴染みで子供は私の同級生。
まさに家族ぐるみの付き合いをしていたのに・・・

今でも別にそのおばさんの事が嫌いとまでは思ってない。
ただ宗教はほんとに人を狂わすんだなあとしみじみ思った。
ちなみにそのおばさんは3年ぐらい前に亡くなった。
まだ60前で子供(私の同級生)の結婚式の5日前だったそうだ。



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【後味の悪い話】宗教熱心なばあちゃん



590 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/22(木) 02:03:21
うちのばあちゃんは仏教に傾倒してて、
毎日仏様の話をしてくれたり、お経の話をしてくれる。
とても熱心だしいろんなことを知ってるし、確固たる宗教観があるらしい。
小さいころから世話になってるから大好きなばあちゃんなんだが、
なにせ妙に排他的。キリスト教も新興宗教もひっくるめて馬鹿にしてる。
(もうこの時点で相当いやなんだけど…)

ある日、ある大学の学園祭に俺が遊びに行くと、
面白そうな政治関連のディスカッション?をやるっていうんで、
見に行ってみた。そしたら、それは幸○の科学。
えんえん大川のビデオを見せられてイライラした挙句、
ロハで何冊も本を押し付けてきた。
んで、家に帰ってから捨てるわけにも行かず、
新興宗教の類を馬鹿にしてるばあちゃんなら
一笑に付して捨てるだろうと思って、軽い気持ちで本をあげた。

そしたら、ばあちゃんが見事にはまった。
その本を読みふけっていちいちご尤もだって言うし、
毎日のように「大川先生はね…」とか説教してくる。
母ちゃんに言わせると、「弟子にでもなったつもりなんじゃない?」。
大川がいかに偉大で正しくて選ばれた存在かを語る。
遠まわしに興味ないといってもだめ、
直接的に「大川は俺が信用してないから嫌だ」といってもだめ、
ばあちゃん最近変だよっていっても聞いてくれない。
むしろこっちを罰当たり呼ばわりしてくる。
それ以来、ばあちゃんはちょっとずつ電波っぽくなってる。
じいちゃんがいかに愚鈍かっていう文句ばかり言うし、
自分が正しいと信じて疑わないのがひどくなった。

…ごめんねばあちゃん。
宗教怖い話スレが落ちてたし、自分は凄く後味悪いからここに落としてく。

592 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/22(木) 02:55:07
>>590
年取るとガンコになるって言うからなあ…
でも元々仏教に傾倒してたくらい、そういうのに興味あるお年寄りに
大川の本を見せてしまうとは…
後味ワルー(;´Д`)



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【後味の悪い話】問題外科(筒井康隆)



577 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/12/21(水) 22:39:17
中学生の頃読んだ短編小説です。

二人の医師が盲腸の手術をしようと予定時間に手術室に入るが、
シンと静かでナースがいない。
手術台には一人の真っ裸の女性が眠っている。
「なんだ何故誰もいないんだ。もう時間なのに」
「この女が患者か。麻酔は効いているようだ」
「二人でも手術できるだろう、やってしまえやってしまえ」
ということで女にサクッとメスを入れると、女は絶叫して飛び起きた。
「痛い痛い!どうして私のお腹を切るの?!私は患者じゃない!」
事情を聞くと、女は病院のナース。新米医師とできており、空いている時間に
こっそりと待ち合わせしてここでセクースしていたとのこと。
終わった後彼氏の方は仕事に戻り、女は裸のままウトウトと眠ってしまったらしい。

そこで手術の日取りを間違えていたことに気づいた医師二人は
「早くお腹を縫って!」と叫ぶ女をそのままに相談する。
「大変なことになったな。間違えて他人を切ってしまった」
「大問題になるぞ。おい、どうか内緒にしてくれないか」
女に頼むが、お腹が開きっぱなしの女は半狂乱になって拒否。
じゃあどうせなら、と二人の医師は女の体をこのまま切り刻むことにする。



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