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【後味の悪い話】おとうさんのすることはいつもよし



721 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/16(水) 01:44:10
昨日の朝、たまたまテレビをつけたら子供向け番組をやっていた。
白い猫キャラ(たしかキティのボーイフレンド)と別なのが会話している。
その内容は、ある男が牛を連れていたが、
それを鶏と取り替え、最後には腐ったリンゴと取り替えてしまった。

白猫「牛が腐ったリンゴになったんじゃ、その人の奥さんさぞかし怒ったろう」
別なの「いや、それが怒らなかったんだ」
白猫「どうして?」
別なの「奥さんは、ウチの旦那さんの考えることはすべていいこと、っていったんだよ」
(ウロだけどだいたいこんな感じ)

そこでおしまい。なにこれ?
つまらない若手芸人のようなやりとりも言うに及ばず、なんの落ちもなく後味悪い。
どことなくスパゲッティナポリタン話のテイスト。
無理矢理考えると、阿呆の旦那にでも夫唱婦随しろみたいな後味の悪い教訓話。
ひとつぶで二度後味悪い。



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【後味の悪い話】緋色のマドモアゼル(曽祢まさこ)



714 名前:1/2 投稿日:2005/11/16(水) 00:41:59
20年以上前の「なかよし」(か「ちゃお」)の漫画。

金持ちの一人娘でわがままいっぱいに育てられた主人公。
育ちは貧しいが、学業優秀で誠実な青年と恋に落ち、婚約。
その直後から妙な手紙が届き始める。
「自分のしたことを忘れるな。」「お前に幸せになる資格はない。」etc
彼女は自分の半生を振り返る。
気の弱い男を手ひどく振って自殺に追いやったこと。
自動車の運転を練習中、少女を轢いてしまったこと。いずれも父親が金でもみけした。
もっと幼いときには、たまたま街で見かけた犬を飼い主の少年から無理矢理(札束で)
取り上げたことも。結局その犬は彼女に懐かず(手荒く扱ったため)噛み付いて
しまったため、殺されることになった。

脅迫めいた手紙は続き、ついに「今夜○時、○○で会おう。」という手紙が届く。
彼女はバッグに札束と小型の拳銃を忍ばせて指定の場所に向かう。



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【後味の悪い話】さらば、山のカモメよ(丸山健二)



677 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/15(火) 15:21:31
丸山健二の「さらば、山のカモメよ」が後味悪い。

主人公は都会育ちのヨウさん。

ヨウさんはひょんなことから田舎娘に一目惚れ。
周囲は反対するがヨウさんの決意は固く、婿養子という条件にもめげず婿入り。
ところが都会育ちのヨウさんには長野の田舎暮らしはなじめず、
ワーゲンに乗れば外車に乗った穀潰しだと言われ、
ウエットスーツで池にもぐったら飛び込み自殺したと言われ、周囲と軋轢が絶えない。
周囲はヨウさんを嫌うが、作家という特殊な仕事を生業にしている丸山健二だけはヨウさんと友達になる。
そんなある日、ヨウさんはメンズシヨップを経営する。
田舎にはない都会風のメンズシヨップで、これが意外と大当たり。
田舎の若者は田舎にはない都会の空気を強く感じる。
ヨウさんはそんな若者のニーズを敏感に察知して、店の前でスケボーをしたり、
ルアーで釣りをしたりと田舎の若者たちのあこがれとなる。
それからヨウさんの暮らしぶりがだんだんと派手になっていく。

ところが店の開店資金や派手な生活レベルが問題になる。
自分の親の財産を開店資金にして母親を老人ホームに入れたヨウさん。
そのことが発覚し、丸山健二を含め周囲はヨウさんから離れていく。
ヨウさんは周囲が口を聞かなくなったのを察知して生活レベルを落とすのだが、田舎は噂が広まるのは早い。
ヨウさんは苦慮するのだが、もともと人口の少ない田舎では
変わり者扱いされるとなかなかまともに相手してもらえない(らしい)。
そんな中ヨウさんはある日、突然死する。
過労らしいが、原因は不明。
丸山健二は田舎暮らしの唯一の友人を失ったことに激しく後悔する。

田舎では少しでも変わったことをやったら激しく嫌われるようです。
俺は多少、物が安くとも田舎には住みたくないな。

678 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/15(火) 15:31:02
>>677
田舎ではよくある話。
成功者を全力で引きずりおろすのがデフォです。

683 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/15(火) 15:58:55
大町のほうらしいです。
ちなみにこの本の刊行は20年くらい前です。



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【後味の悪い話】ドナドナ



624 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/14(月) 20:19:04
「ドナドナ」かあ。
曲がキレイだから、昔「家族そろって歌合戦」なんかでも良く歌われてたな。
会社の人たちとカラオケに言ったとき、声のきれいなオンナノコがいて、
「ドナドナ」歌ってた。内容はともかく、皆ききほれて大拍手…
となるはずが、カラオケ初めてという経理のオバサンが、
「まあまあ、悲しい歌ねえ~」と大声言って悲壮な表情して、雰囲気沈没。
その後もこの調子で(経理の年輩のえらい人には、あんまり気軽に注意とかできない)、
1曲1曲に対するオバサンの批評を拝聴する会となり、
流れがもたついて後味悪かった。 

705 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/15(火) 23:13:26
ドナドナの話が出てきたから思い出した。
これって本来は「売られていく牛」の曲じゃなくて
収容所へ行くユダヤ人の曲だと知ったときの
後味の悪さったらもう・・・。



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【後味の悪い話】バックシート・ドライバー(式貴士)

05 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/14(月) 11:37:05
式貴士の短編「バックシートドライバー」が後味悪い。
そんなのありかよという結末。
主人公は大学生。だがすでに3人の人間を殺している。
一人目は自分の弟を幼少時代に事故と見せかけて殺している。
二人目は自分の昔の彼女を高校時代に殺している。
3人目は自分の大学の教授を女関係のもつれから殺している。
次に主人公が殺すのは新しい彼女。
主人公本人にはあまり殺す気はないが、以前自分が殺した人物が悪霊となり殺人の手引きをする。
バックシートドライバー(助手席に乗って運転手に指示を出すもうひとりのドライバー)のように殺人の指示をする。
まんま殺人は成功するのだが、実は自分に取り憑いた悪霊たちの罠で、すでに警察の手が伸びている。
主人公のいる殺人現場の外ではパトカーの鳴り響く音が、
だが主人公少しもあわてず、以前自分が殺した教授の霊に手をふれると・・
みるみる教授に生気が戻り、霊が実体の人間として生き返ってしまう。
そのかわり自分の体がみるみる透明になり、霊となって普通の人間の目からは見えなくなってしまう。
実は主人公は宇宙人であり、赤ん坊の頃、主人公に取りついてそのまま同化する。
霊体になるのも実体になるのも自由になれる。
だから殺人に対しても最初からエネルギーの変動だけで罪悪感は全くないと言う。
そのまま人間として生き返った教授はタイーホ。

632 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/14(月) 22:33:31
>>605
式貴士って後味の悪いエログロ多くて良いよな。



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【後味の悪い話】お寺の七不思議



588 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/13(日) 17:55:16
そうだ、子供のころ住んでた場所のお寺には、七不思議があるんだ。
七つとも後味悪い。幾つか紹介しよう。

馬首の井戸
時は戦国。合戦で破れ傷ついた武将が、その寺まで落ち延びた。
騎乗していた馬もやはり、傷つきくたびれ果て、もはや生命の限界である。
このままでは愛馬は苦しむばかり。
武将は悲哀と憤怒と怨念とを込めて、愛馬の首を両断し、その首を古井戸に投げ入れた。
以来、その井戸を覗き込むと、主を求める馬の悲しげな嘶きが聞こえるようになったという。

根無し藤
その昔、とある僧侶が稚児に真実懸想した。
稚児を愛すあまり僧侶は狂い、殺して己がものにせずにはいられなくなった。
稚児を殺してその肉を食べた僧侶は、さながら物の怪と化した。
幾星霜の後、旅の僧がこの寺に立ち寄ると、物の怪と化した僧侶と邂逅した。
物の怪は、己が罪と卑しき姿に恐れ戦き、旅の僧に助けを求めた。
旅の僧は物の怪に、千日の座業を課した。物の怪は千日の座業を果たして即身成仏となった。
旅の僧が、稚児と僧侶との供養のために、己が杖を深々と地面に刺すと、
杖は大きな藤の木になり、薄紫の美しい花を咲かせた。

596 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/13(日) 23:34:03
>>588
7不思議がどれも後味悪いってのは珍しいのでは?
面白い。他の話も良かったら聞かせて。



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【後味の悪い話】雨月物語(上田秋成)

75 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/13(日) 15:06:16
年寄りのホモは、お稚児さん趣味になっちゃうのではないの?
何か小説にあったじゃない。山寺の徳の高い坊さんが、
美しい小坊主に夢中になっちゃって、猫かわいがり。
その小坊主が病気で死ぬと、悲観にくれて死体を愛撫し続けてるうちに、口づけしてしまい、
それから一口、二口と禁断の肉食地獄に。
それから坊さんは狂人となってしまった、と…。
その坊さんの死後も、寺には人食鬼が出るというので恐れられていたが、
何年かして、旅の高僧が霊を静めるんだと思った。
鎮霊まで話がいく前は、いたんだ小坊主の死体が食われるくだりが
気持ち悪いし、坊さんの堕落ぶりも痛いしで、
後味悪い思いをしながら読んだ。

576 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/13(日) 15:13:48
雨月物語

577 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/13(日) 15:19:26
>>576
ああそっか、サンクス。良くパッと出るなあ。
なかなかハッピーエンドにならない、後味悪い話が多かったような気がス。



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【後味の悪い話】帰って来いと言えばよかった



557 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/13(日) 04:27:52
年輩の叔母の子供のころの体験で、もう40~50年前になるはずなんだけど、
当時、東北の山国に育っていた叔母の近所に、親子三人の家族がいた。
年取った両親と娘ひとりで、たいへん貧しかった。
働きづめで、娘は子供の時から、自分の好きなことした事なんか一度もなかったそうだ。
それが長じた頃、叔母の両親のクチききで、隣り町のけっこう裕福な家との縁談がまとまった。
娘の両親は、これでやっとあの子も幸せになれると、喜んで嫁に出した。

ところが、娘は嫁ぎ先でひどく苦労したらしい。
下女同然にこきつかわれ、「帰りたい」という手紙がよく来た。
親たちは、一度嫁いだからにはガマンするよう言い聞かせたようだが、
ある夜、ついに耐えられなくなった娘が、山を越えて(隣町と言っても遠い)実家に戻ろうとした。
山には鉄道が走っており、踏切なんてない。
感情が高ぶっていたからなのか、我を忘れて走っていたせいか、
娘は線路を渡るとき、鉄道に巻き込まれて亡くなった。
ばらばらの肉片になって、正体もわからない状態だったそうだ。
嫁ぎ先では、役たたずのうえ恩知らず、勝手に出ていった嫁になど、葬式も出してくれない。
後には、半狂乱になった実の両親だけが残った。こんな事なら帰って来いと言えばよかったと悔やんだ。
以来、母親は伏せがちに。また父親は、回収して骨にした娘の破片が足りないと、
時間ができるとザルを持って線路に行き、足りない娘の骨をさがしていたという。
小さかった叔母は、道でよく、ザルを持って線路に向かうその父親と会ったらしい。
叔母本人には責任はないが、自分の家の口利きで成った結婚だったので、
ずいぶん後味悪い思いが残ったということだ。

558 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/13(日) 07:57:25
当事者にはキツいだろうなあ・・・



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【後味の悪い話】チヤホヤされてる女は全て敵



487 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/11(金) 09:51:00
夏までやってたバイト先のパート女が非常に嫌だった。
20でデキ婚したという、現在25歳の彼女はとにかくチヤホヤされてる人が大嫌い。
アテネオリンピックのときは福原愛を
「すごいブスだよねーwww」「シャーって何?うざい」
「ああいうのって相手選手に失礼だよね。スポーツ選手として最低」
(卓球知らないくせに)
「えーでも相手選手も「だー!」とか言ってるから、卓球はああゆうもんじゃないの?」
と誰かが聞き返すと、
「でもあんなチビブス猿が言ってると相手もむかつくと思うわぁ。
 美人なら許せると思うけどねぇ」

他にも山口もえとかTAWARAちゃんとか浜崎あゆみとか、
彼女の中で「可愛くないのにチヤホヤされてる女」は全て敵、
たとえ可愛くても子供(10代)でチヤホヤされててもやはり敵。
スケートの…名前が出てこないが姫とか呼ばれてる子もボロクソ。
女子バレー選手たちもボロクソ。「あれってどこが美人?」が口癖。

しかしややDQN入った男子高校生バイトが、
「あんたよりは美人だと思うよ」と答えたことで激怒し、暴れ周り、
「バイトにセクハラされたから、やめます!」と店長に訴え、
「いいよ。」と2秒で受理されて退職。
その後「不当解雇だ!」とまた騒いだが、結局辞めていった。
前から怪しいとは思っていたが、彼女がやめてから、
行き先不明品(万引き品)が極端に減った。
見た目もブスだが、性格もブス、手癖まで悪い、
そんな女でも結婚して子供までいるというのが怖ス

488 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/11(金) 10:19:08
店長GJw



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【後味の悪い話】在日本大韓民国民団



463 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/10(木) 22:08:13
今も時々モヤモヤしていること。
アテネオリンピックが閉会するかしないかの頃、
常磐線に乗っていたら、北千住か南千住辺りのビルに
「北島選手、おめでとう by民団」みたいな垂れ幕が出てた。
それを見て、「あー、北島選手って帰化人なんだ」と思った。
だからって、どうってことないが。
でも、その後元在日だとかいった話も聞かないし、
あれは何だったのだろうかとも思う。
「本当は韓国人なんだ!」というアピールだったのか。
それとも、単にご近所だから祝っただけなのか。
どちらにしろ、常磐線利用者に
見せつけるような垂れ幕が後味悪い。

465 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/10(木) 22:35:38
>>463
韓国ではモーツァルトも韓国人ってことになってますよw
ほんと面白い国だ



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【後味の悪い話】電話魔



453 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/10(木) 13:59:51
昔、何かの青年誌の短編で、
家の電話の中に何か住みつく話を読んだことあるなあ。
家には若い夫婦が平和に暮らしてたんだけど、
電話がかかってきては妙な母子の会話が聞こえる。
「おなかがすいたよ」「がまんしなさい」みたいな感じの会話。
奥さんはイタズラ電話だと思ってたんだけど、だんだん気味悪くなってくる。
奥さんが電話に出ては切っているのを見て、旦那は
(ムカシは、電話がかかってくると、とりあえず女房がかいがいしく出たものだ)
浮気相手でもいるのでは、と勘ぐる。奥さんは腹をたて、険悪なムードに。
そこへ、また電話。見合った後、今度は旦那が出る。すると、
「さあもういいわよ」「いただきまあす」みたいな声。と、旦那の姿は叫び声とともに消失。
ワケ解らない奥さん。受話器を拾うと、また母子の声。
「まだある。食べてもいい?」「だめよ、今度にしなさい」そしてツーツーという音に。
「あなたッ、あなたーッ」受話器に呼び続ける奥さん。しかし夫は、二度と帰って来なかった。
最後のコマは真っ暗で、隅っこから「ムシャムシャ」と、何かが何かを食べる音……。

「電話魔」みたいなタイトルじゃなかったかなあ。
もう少し普通の話だと思ってたので、後味悪かった。
シンプルな絵柄だったけど、奥さんも可愛くて、続きが心配で……。



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【後味の悪い話】骨髄バンク


423 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/08(火) 23:21:52
骨髄バンクに登録してて、4月にドナーとしての検査の照会があった。
6月に移植を希望している患者さんがいるとのこと。
で、漏れとしては検査を受けて移植に応じるつもりだった。

で、電話でコーディネータ(ドナーと病院側とかとの調整してくれる人)さんと
連絡をとっていたんだけど、移植の何週間か前から患者さん側は移植しやすくするために
わざと免疫レベルを落とす?とかいう理由で移植前数週間は、
移植を実行するかあぼーんのどっちかになってしまう期間になるのとのこと。

漏れの仕事は7月から土日無くなる位、忙しくなるので、
6月に移植するなら丁度都合がいい訳だけど(移植にはこちらも一週間程度の入院が必要)、
患者さんの病状次第では前述のヤヴァい期間が当然前後する可能性もある訳で、
7月に都合の悪い漏れとの移植はお流れとなりました。

今回の.さんのニュース聞いて、
仕事に無理言わせてでも移植に応じてればよかったのかなぁ~と・・・(´・ω・`)

きっと漏れの他にも免疫のアレが一致したドナーさん候補もいたとは思うけね。

424 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/08(火) 23:47:55
骨髄バンクに登録してるんだ、偉いな。
それだけで、勇気があると思う。
知り合いで、親友が白血病で若くして亡くなったため、
「骨髄バンクに入って少しでも病気の人たちの役に立つ!!」と
泣きながら決心した奴がいたんだけど、
骨髄液採取したりする時に、もしかすると本人もダメージ受けたり死んだりする危険があり、
その同意書にサインしなくちゃならない、ということが解って、
びびってソッコーで断念してた。
決心した時は、結構大勢の仲間にふれ回ってたので、こっちまで後味悪かった。



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【後味の悪い話】電車の空席



414 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/08(火) 21:05:02
携帯厨なんで、たった今電車での数十分間の暇をつぶそうとiモナでこのスレを見ていた。
無事座れて、やれやれと思いながらレスを読んでたら、
斜め前にあるシートが両サイド以外誰も座ってない。
よく見てみるとどうやら真ん中に新聞が広げてあって、二人分くらいの場所をとってある。
明らかに不自然な新聞に、座ろうと車両に入ってきた人も見掛けた途端に回れ右していた。
しばらくして5人くらいの駅員さん到着。新聞をどけ、シートとその前の床を拭きはじめた。
何で汚れていたかは見えなかったが、予想はつく。たぶんゲロかそそうかどちらかだろう。
拭くっていっても、さっきまで被せてあった新聞で拭き取ってるだけだし、
ちょwwwおまwwwwって感じで乗客の何人かはその様子を見ていた。
そのうち拭き終えた駅員さんの一人がシートに座って
手でぽんぼんっと叩いて汚れて(若しくはぬれて)ない事を確認し、頷きあって去って行った。
おいおい!誰か座っちゃうじゃん!と思っていたら案の定、シートはすぐにうまってしまった。

すぐに混む急行で偶然席が空いてたら、そりゃラッキーってなもんで座るだろうな。
自分も知らず知らずに汚れた席に座ってるんだろう。



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【後味の悪い話】HIMAO(いつもここから)



380 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/08(火) 01:44:01
いつもここからの「悲しい時」って本に
オマケ漫画としてそんな話が載っていたな。

主人公はヒマオ。
彼は痛みを感じない人間。
そのせいで、学校ではいじめにあっている。殴っても平気だから。
先生がそのいじめを目撃しても、「なんだ、いじめられてるのはヒマオか」
と気にも留めない。
ある日、理科の実験室で、生徒達がヒマオを燃やしてみようと言い、
火をつけたところ、漏れていたガスに引火してヒマオ以外全滅。
生き残ったヒマオは学校にもいかず、家を飛び出す。
その後、ヒマオは痛みを感じない体質をTVのプロデューサーに買われて、
「ヒマオはどこまで耐えられるか」的なコンセプトの番組に数々出演。
最後の出演は、ビルの屋上から落とすという実験。
まっさかさまに落ち、地面に叩きつけられたヒマオは初めて痛みを感じる。

たしかこんな話だったとおもう。



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【後味の悪い話】ぼくらの気持(栗本薫)



306 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/07(月) 02:20:42
むかし読んだ栗本薫のミステリー(題名ワスレタ)で、
30代の少女漫画家が殺される話があったんだよね。
盗作だの年増の恋のもつれだのが絡んだような記憶があるんだけど、
その途中で担当の編集者がにたにた笑いながら、
「そういえば検死したら、○○先生は処女だったそうですよ。けけけけ」
みたいに探偵役に報告するとこがあって、
そこで気分悪くなって読むのをやめた事を思い出した。
いくら創作で作者が女だからと言っても、そのシーン自体が後味悪くて。
男が読んでも、決して気分のいい事じゃない。
最後まで読まなかったので、ストーリーそのものが後味悪かったかどうかは知らない。
ごめんなさい。

307 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/07(月) 02:34:31
それは、その編集者が下卑た人物であるっていう描写と、
肉体関係の有無が事件の謎解きにも多少かかわってくるからだろ。



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【後味の悪い話】スプーン三杯の嫉妬(バンティ・アヴィーソン)



288 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/06(日) 21:14:54
「スプーン三杯の嫉妬」って小説思い出しました。
ネクラで、獣医の女が親友の婚約者に恋をして、どんどんエスカレートしていく話です。

親友と恋人が同棲する部屋が観察できるようまん
前に立ってるアパートのまん前の部屋を借り、望遠鏡で観察。
観察中、二人がエッチでも始める雰囲気になりそうなものなら、あわてて邪魔の電話をかける。
家に忍び込んで盗聴器取り付け、あげくの果てに、砂糖ツボに馬用のステロイドを混ぜる。
親友の子は、一日に何杯も飲むほどコーヒー好きで、必ず砂糖を三杯入れるのを知ってるから。
で、その子はどんどん体調や精神に異常が出てきて、最終的には壊れてしまう。

最後、ネクラ女は捕まり、親友の子と婚約者は事件を乗り越え、結婚、めでたしめでたしなんだけど。
実は、ネクラ女は毎日毎日収監されてる刑務所内にある公衆電話の順番待ちをして、どこかに
電話をかけている。
盗聴器を外からも聞けるように設定してあるので、親友の子と婚約者は、その機械がぶっ壊れるか、
しかけられてるのに気づくか、引越しでもしない限り、
ずーっと、遠く離れた刑務所からネクラ女に生活や会話を聞かれ続けているというイヤなラストだった。
とにかく、ネクラ女の描写が本当に気持ち悪かった。
婚約者を思い出し、飼い猫にオ○○ーの手伝いをさせたり、
婚約者男が目の前にいるつもりで、一人脳内ディナーデートしたり。



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【後味の悪い話】お気に入りの万年筆



249 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/05(土) 22:59:39
my後味の悪い話。
就職が決まったとき、父がペリカンの万年筆をくれた。
こんな高いものをと感動して、会社でも使っていた。
職場の先輩が「経費以外で買ったものは、名前書いておいたほうがいいよ」
と教えてくれて(名前がないと社内の備品=誰でも使っていいということになる)
名前シールを貼っておいてた。
なのになくなってしまった。机の上でしか使わないのになくすとかありえないし、
ほかに万年筆使ってる人もいないから、間違えて持ってくこともない。

他の人に相談しようかと思ったけど「なくしたんじゃない?」ですまされそうだし、
実際本当になくしたのかもしれないし、と悶々悩んでいたら、
出入の業者の営業さんが胸ポケットに挿してましたよ。
口に装飾の入ったペリカンー!絶対私のだー!ていうかシール貼ってあるー!
盗んだならシール剥がせよー!とか怒りつつ「それって!」と言ったら
ニコニコ笑顔で「あ。やっと気づいてくれたー。」
なんか彼は私に声をかけたかったらしいんだけどきっかけがなく、
「そうだ、いつもアノ人だけ使ってる万年筆。きっと私物だろうから、
 これを僕が持ってけば、アノ人は万年筆を探すだろう。
 そうすればこれをもってる僕に声をかけてくるだろう」

何この電波理論。
アゼーンとしてる私との会話をうちの部長がガッツリ聞いていて、
部長から彼の上司に注意が行き、万年筆はかえってきました。
しかしほかに代わりがない大事な業者さんなので、
相変わらずその営業は私のいる部署に出入し、うちの営業と飲むときも
「ペン一個であんなに怒るなんて、女ってしみったれてますね」
とか言ってるらしい。
たいしたことじゃないのかもしれないが、非常に腹が立ちます。

251 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/05(土) 23:10:52
イケメンだったら後味さわやかだったのにな。

256 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/05(土) 23:56:17
でも確かに、例えば割り込みを注意されておいて
「細かい」とか責めに回るDQNはいるね。

細かいことならそいつが譲れば(というか普通にすれば)いいだろうけど、
もちろんそんな理屈は通じるはずもなく

262 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/06(日) 10:22:08
どういう脳内妄想だったんだろう…
「それって!」「あ。やっと気づいてくれたー。」
「えっ?」「これを持っていれば僕に声を掛けてくれるんじゃないかと思って!」
「な~んだそうだったんですかぁ~^^んもー勝手に持って行かないでくださいよぉ~キャピキャピ」
「ごめんね~今度食事どう?」「勿論おごりですよね!」「まいったな~ははは」

263 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/06(日) 10:37:05
↑なんかそれっぽいね

せめて「さっき拾って、きみに届けようとしてたとこなんだ」って嘘つくとかできなかったのか…



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【後味の悪い話】スチュワーデスになりたい



237 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/05(土) 17:18:15
知り合いの娘が軽い知的障害者なんだが、
将来スチュワーデスになりたいと言っているらしい。
なんとしてでもかなえてやりたいとキラキラした目で告げられた。
市が「養護学校へ」というのを訴訟起こしてまで普通学校に入れ、現在中学生。
漢字書けません、読めません。上履きに履き替えることは常に忘れ、
いきなりどこででもパンツ下ろして排泄する。
そんな娘を、高校も公立の名門(地元は学区制で公立に厳密なランクがある。学区内一番校希望)へ入れたい、
受験に際しては、うちの娘のような子供は配点を考慮すべきとか言ってる人なので、
もしかしたら数年後、スッチーになれないのは差別だと騒いで
マスコミネタになるかもしれない。
そのときはこのレスちらっと思い出してください。

238 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/05(土) 17:26:41
>>237
いきなりどこでもパンツ下ろして排泄が、「軽い」知的障害なの?
それとも「軽い」っていうのは、その親だけが言ってることなんだろうか。

242 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/05(土) 20:01:09
>>237
なんとしてもかなえてやりたいつっても、
スチュワーデスって語学力や対応力の他にも、
身長とか体重とか、本人の努力じゃどうにもならない条件があるんじゃないの?
それに関してはどーするつもりなんだろう。

243 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/05(土) 20:23:54
乗客が気を遣えばいいじゃん!とか言いそうだ。
しかし同級生の放尿シーン見る思春期真っ盛り達…。



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【後味の悪い話】新釈 遠野物語(井上ひさし)



217 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/04(金) 05:01:00
後味悪い話してやるから仲直りしろよ。
井上ひさしの「遠野物語」から。一応、現代の物語だよ(ちょい古めだが)。
元の遠野物語に原作あるのかも知れないが俺は読んでないし。

遠野の山に住む老人が語る、つらい過去のあやまち話。
まだ足腰も丈夫で、山奥と町を往復し、物売りで生計をたてていた頃。
老人には、恋女房がいた。美人で智恵があり、働き者。相思相愛、最愛の人だった。
何日も留守にする時は、悪い虫がつかないかと心配で急いで帰った。
ある時の道中、彼は旅の僧に、「百ぺん聞いて人を疑え」という言葉を与えられる。
決して忘れるな、と言われ、心にとめておくものの、よく解らない。
さて夜に我が家に近づくと、なんと障子に影がふたつ映っている。
ひとりは妻。もうひとりはどうやら男のようだ。
僧の言葉を思い出した老人は、いやいや、知人か親戚かも、と考える。
だが何か不自然で、さもしいと思いながらも草むらに座り込んで監視する格好になった。
妻は親しげに酌などしている様子。それでも自分を押さえる老人。
だがやがて、妻は男にしなだれかかり始めた。
ついにキレた老人は、「この売女!」と一喝すると部屋に飛び込み、
妻を一刀両断に切り伏せた。妻は即死。
返す刀で間男を切ろうとして、老人は気づいた。
そこにすわっていたのは、老人の着物を着せた、ワラの束だった。
夫の留守中、不審者などが押し入らぬよう、機転のきく妻は、
夫が在宅のように見せかけ、わざと影を映して会話などをしていたのだ。
「百ぺん聞いて人を疑え、百ぺん聞いて人を疑え………」
僧の言葉が、ぐるぐると頭にうずまく。
後悔に打ちひしがれる老人。だがもう遅かった。
それで、老人はそれ以来ずっと一人でいる。今も、一人でいるそうだ。



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【後味の悪い話】時鳥の兄弟・BROTHER



206 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/03(木) 17:32:06
小学校の時読んだ、兄弟の話を思い出した。
兄は漁師、弟は木こり。
ふたりで稼いでるたいそう仲の良い兄弟だったんだけど、兄は短気な性格だった。
ある時、弟は大きな山芋を見つけ、兄と食べようと煮付けにして待っていた。
楽しみに待つも、兄はなかなか帰らず、弟は先に食事をすることに。
大切な兄に少しでも良いところを食べさせようと、弟は芋のしっぽだけを食べた。
遅くなって帰った兄は、その日獲物がなく、ひどく機嫌が悪かった。
がつがつと煮物を飯を食っていた兄だが、ふと弟をいやな目で見ると、
「こんなに美味い太い芋なら、お前は俺のいない内に、もっと良い部分を食ったに違いない。
俺にだけ苦労をさせて、全くいやしい奴だ」とののしった。
ショックを受けた弟は、では俺の腹を割いて調べるが良い、と返した。
売り言葉に買い言葉でエキサイトした兄は、鎌を手にすると、
弟の喉から胃にかけて、縦一文字にかっさばいた。
だが胃の中からは、確かに芋のしっぽの部分だけ。飯さえも、全て兄に与えていたことが解る。
後悔する兄。「俺は弟の喉を突き刺してしまった」と繰り返しなげく内、
その姿はホトトギスに変わった。
兄は今でも、「おとのどつっきっちょ、おとのどつっきっちょ」と、血を吐くまで鳴き続けているという。

人間て、鳥の鳴き声にハナシつけるためにこんな設定考えるんだなあ、と思って後味悪かった。



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【後味の悪い話】まんが日本昔ばなし/キジも鳴かずば



189 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/02(水) 22:57:48
今日は雉も鳴かずばをやってたのかぁ…
子供の頃に見たけど、酷く嫌な話だった。
いくつかパターンがあるのは知らなかったな。
じゃ、私が昔見たのを書いてみる。

190 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/02(水) 22:58:48
その年、村は酷い日照り続きで米は一向に稔らず、
このままでは自分達も餓えてしまうばかりか年貢も納められない。
年貢を納めらでなければ、お上からそれはそれは厳しいお咎めがある。
これはなんとしても避けなければ…

村人達は相談し、人柱を建てて雨を請うしかない…と決まった。
しかし誰を人柱にするのか。罪の無い者を犠牲にすわけにはいかない。
誰か罪人はいないものか…

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【後味の悪い話】DQN候補生


166 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/02(水) 09:08:06
大学のころの話です。
同じサークルの仲間が、やはり同サークルの子に告白しました。
しかし彼女の返事は「学校以外で一緒にいたいとは絶対思わない!」という厳しいもので、
彼は「何がいけないんだろう。俺何かしたかな」と自殺しそうなくらい落ち込んでいました。
ちょと気の毒になり、彼女に「そんな断り方はないんじゃない?」と言ってみました。
彼女の言い分はこうでした。

「朝、同じ電車に乗るが、彼は座席に浅く座り、足を大きく広げ、
 電車が混んできてその足に人がぶつかるとにらみつけて舌打ちする。
 帰りが一緒になったときは、平気で横はいりしていた。
 それで「何してんの?早く早く」って一緒に割り込ませようとしたり。
 サークルの飲み会のときも、店員さんに怒鳴る。
 狭い道を歩いていても、前から来る人に絶対道を譲らない。
 そんなところばかりいつも見ているので、私には絶対あわない。
 一緒にいても腹が立つばかりで、付き合うなんて考えられない」

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【後味の悪い話】豊かで不思議なもの(R・A・ラファティ)



162 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/02(水) 01:25:33
R・A・ラファティの小説にこんなのあった

「完璧な宇宙人」からのメッセージが来る。
地球人に覚醒を促すそのメッセージに従って整形ブーム。
傍から見たら出っ歯のお化けのようだが、真の美しさとはそういうものなのだ。
何せ完璧宇宙人が認めるのだから。
「彼らと関わるのは止めろ、あれほど恐ろしい奴らは居ない」という他の宇宙人の忠告も
美と友愛を求める人間たちには届かない。
そしてついに、その宇宙人来訪。しかし降り立った彼らは超イケメンだった。
出迎えた地球代表出っ歯達を前に、ひとしきり腹のよじれるほど笑い転げ宇宙に去っていった。



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【後味の悪い話】柔道君と怖い話



148 名前:1/5 投稿日:2005/11/02(水) 00:13:48
怖い話なんてめったにするもんじゃない・・・
本気でそう思う出来事がありましたので、報告します。

夏のある日、男4人である人の山荘に行きました。貸切です。
険しい山道をしばらく登ったところにある、いわゆる人里離れた別荘地。
すぐ側に何件か似たようなデザインのものがある、そんな感じの所でした。

夕方になり、酒も入り、すっかりいい気分になった頃、
突然の雷鳴とともに降り出した激しい雨。
すかさず一人がドアを開けて外を眺めると、
近所の別荘の明かり?が霞んで見えるほどの酷さでした。
そいつは外の情景をたっぷりと満喫すると
「雰囲気、・・・出てきたな」そうポツリと言って振り返り
ニタリと笑いました。・・・怪談のスタートです。



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【後味の悪い話】朝日新聞社専用図書券



125 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/01(火) 13:22:46
昔朝日新聞社からでてた本で読んだお話。
投稿の謝礼の「朝日新聞社の本しか買えない図書券」で買った覚えがあるので
出版社ははっきりしてるが、フィクションかノンフィクションかはっきり覚えてない。

頃は第二次世界大戦あと、人種差別&男尊女卑のはなはだしい時代。
とある日本人女性が黒人米兵と結婚してステイツに渡った。
めでたく妊娠。男の子を熱望する夫。
しかし生まれたのは母親に似て色が白く、髪のくせもおだやかな女の子だった。
妻は夫の叱責を覚悟したが、夫は娘を溺愛。妻へのいたわりも実に深かった。
この優しい夫のために次こそは男の子をと切望する妻。
念願叶い、程なく男の子が生まれる。父親そっくりの黒い肌と縮れた毛。
これぞ夫の跡継ぎにふさわしいと妻は誇りに胸をふくらませる。
しかし夫は息子に興味を示さない。息子を産んだ妻をいたわることもしない。
ただただ肌の白い娘をかわいがるだけ…。

それは息子が物心ついても変わることはなかった。
ある日母と息子が一緒に風呂にはいると、息子は白い母の肌を不思議そうに見つめ、
自分の肌を必死にこすり始めた。
肌の色を洗い流せば父に愛されると思っているのだ、と母は悟った。
でもどんなにこすっても、肌の色が白くなる事なんて無い…
母と子が共に入浴したのは、その日が最後だった。

126 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/01(火) 13:59:31
>「朝日新聞社の本しか買えない図書券」
イラネw

127 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/01(火) 14:03:54
>126
そこが一番後味悪いなw



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【後味の悪い話】障害者の目印



117 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/01(火) 09:08:26
後味の悪い話。
高校時代、クラスに障害のある子がいた。
その子は転倒したときのために、ラグビー選手がつけてるような頭部保護ベルト
をいつもつけていた。
ラグビー選手のような姿と、少し歪んだ顔、真っ白な肌は嫌でも目だった。
でも知能は正常だし常識もある、しゃべり方もどもるけど聞き取れる。
ただ少しワガママというか卑屈かなと思うことはよくあった。

ある日、彼がベルトをはずして登校してきた。
歩き方はシャキシャキしてるし、一度も転んだとこをと見たことがなかったので、
「ああ、あれいらなくなったんだな。そのほうが目立たなくていいじゃん」
と思った。
が、別に転んだわけでもないのに、次の日またベルトをつけてきた。
「やっぱり怖かったんだな」と気にもしていなかったが、
何故かその日から彼のワガママが酷くなり、周りが引くようになった。
「俺は障害があってできないから、みんなもっと親切にしろよ」みたいな。
自分も引いた。そんな子じゃなかったのに。

そのまま彼は周りから距離をとられたまま卒業し、その後のことは知らない。
でも先日新聞で見た記事に、
「障害者にとって、自分を障害者だと回りに知らせるアイテムは
 周りに「特別扱い」を要求できるものでもある。
 だから障害が軽くなってそのアイテムがいらなくなったとき、
 それをはずすと、逆に周りから「もう障害者じゃないから助けなくていいね」
 と見捨てられるような感覚に陥る。
 だから好奇の目で見られることになっても、それを捨てるのは大変勇気がいる」
というのが載っていて、そういうことだったのかなぁと。

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【後味の悪い話】春風のあげく(星新一)


111 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/01(火) 03:23:22
星氏の作品で時代物

幼馴染の武士の男と女。相思相愛。でも女が殿様のめかけに選ばれる。
妾になったらもう会えない。最後の晩に隠れてセクース。
女は奥に入ったほどなくして男児を生み死ぬ。
さて。この男児実は自分の子では?と男は思い始める。
殿様と連れ立っているところを見るにやはり自分に似ている。
男はならばお家乗っ取り(殿様いい人なんでちょっと及び腰)と考える。
その後男は献身に働く。なぜなら藩を裕福にすればするだけ実の子の将来の実入りが増えるのだ。
男は次第に殿様に信頼され家老になる。
それで殿様寿命で死亡。男の野望には最後まで気づかず。
跡を継いだ子は自分の子と男はついなればれしく接してしまう。癖も似ている。親子だもん。
でも若様ソレを知らないから男が自分の真似をしている。いくら父上(殿様)の覚えめでたくとも
なれなれしすぎると男を罷免する。




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【後味の悪い話】マイナス(山崎さやか)



104 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/10/31(月) 22:13:53
マイナスの主人公は理想の教師を演じて学校の人気者。
人に嫌われたくない気持ちを最優先にしている。
その性格が災いの元で鬱エンド。

144 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/01(火) 23:26:58
このスレの趣向から遠くない話だからマイナスのあらすじ書くよ。

主人公の女教師は過去に虐待とイジメにあったことで
「人に嫌われないこと」を最優先に生きるようになった。
その理念のためには手段を問わない。
生徒にセックスさせてあげたり、教頭や校長とセックスしたり。
自分にとって都合の悪い人を陥れたり、生徒を殺したり。
とにかくなんでもあり。

最後は全部ばれて人生を再スタート。

145 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/11/01(火) 23:29:36
ハッピーエンドか

それだけやっといて…



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【後味の悪い話】定年食(筒井康隆)



100 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/10/31(月) 21:30:23
食糧不足や経済事情によって定年=死を強制される
って短編のテーマではよくあるけど、

筒井康隆→解体して家族に食われる(グロ描写あり)
藤子F→抽選で食料や医療の配給が打ち切られる

って具合に、作家によって料理方法がずいぶん違うよね。

106 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/10/31(月) 23:53:23
>>100
筒井康隆の読んだよ。
定年の日を迎えた家長の、淡々とした一日だった。
もうすっかり覚悟を決めてしまっていて…。
定年のお祝いの席でほろ酔い気分の中、一思いに家族の刺されて殺されるんだよね。
で、その後の人肉解体作業と人肉調理法が、これまた淡々と描かれる。
家長は刺された瞬間脱糞していたらしく、妻が、
「浣腸をさせておいた方が良かったわね」と、事も無げにつぶやく…

人口増加と食料危機で肉が全く手に入らなくなり、
定年を迎えた人は、その日に解体されることが国民投票かなんかで決まって…



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【後味の悪い話】悲しい事故ですから



52 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/10/29(土) 23:49:23
駅の階段を下りているとき
追いかけっこしていた制服姿の小学生男子に突き落とされて
下半身不随になった女の人の娘さんがテレビの番組で
顔隠して泣いてる番組見たことあるよ。
まったくのアフターケアないんだってね。
もちろん賠償金なども一切もらえない。国や自治体からのフォローもゼロ。
一方加害者の小学生は手厚く守られてて「もう忘れなさい」と指導されるんだって。

60 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2005/10/30(日) 07:06:22
>>52
国や自治体は障害者手帳を渡す事以外の手当ては出来ないんじゃないかな。
事故で半身不随なら障害者手当てが貰えるでしょう。
逆にそれ以上何をどうして欲しいのか・・・。
問題があるのはその子供の親なり学校であって、国や自治体ではないかと。



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