236 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:05/03/19 22:57:17
メンヘルでヒキも三年目。十七の時の話です。
定時制高校への入学も決まり、人生を立て直しかけていたそんな頃。
その日は中学時代の友達と数年ぶりに会った帰りで、
夜の九時頃にコンビニで立ち読みをし、何も買わずに店を出ました。
すると物凄い剣幕で私を追い掛けてくるオッサンが…
うわ基地害!と驚いていると、突然その人にバックを鷲掴みにされ、
訳も分からない内にコンビニ店内の従業員用の部屋へ連れていかれました。
どうも店長らしきその人は、バックを掴んだまま警察に電話し、
悪質な奴を捕まえたから早く引き取りに来てくれと怒鳴っていました。
何が起こったのかポカーンと戸惑う内に荷物をあさられ、いつも持ち歩いている
カルリーメイトと、シャンプーの試供品(友達がくれた物も含め4つ)をつきつけられ
『あなた、これ最初じゃありませんよね?』と。
ここでやっと事態を把握し、違いますと必死に否定しましたが、聞く耳持たず。
錯乱し、怖くなって泣き出すと、すぐに警察が二人登場。
警官にも違うと訴えたのですが、夜の仕入れの品が来る前に出て行かないと迷惑だ、
事態をこれ以上悪くしたくなければ早くしろ!と言われ、今度は警察に両脇を抱えられて警察署へ…
少年課に案内され、そこでニコニコした優しそうなオバサンに引き渡され、少し安堵。
藁をも掴む思いでとにかく誤解だ、何かの間違いだと説明しました。
でも生返事ばかりで、それじゃお母さんの電話番号は?と言うばかり。
周りは4つもの試供品を見て、随分やってるなぁと笑っていました。
それから一時間かそれ以上でしょうか、諦めと早く帰りたい一心で遂に母親に電話しました。
迎えを待つ間に色々な質問をされましたが、
ただ泣いてごめんなさいとしか言えませんでした。
完璧に犯人にされている。駄目だ。と、絶望でいっぱいでした。
- 関連記事
-
スポンサーサイト