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「鳥になった少年」…セツナイ後味の悪さ。



593 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/05 03:52

「鳥になった少年」(白セン社)ひ○わ○ょうこの漫画だったかな?
この話も後味わるい…セツナイ後味の悪さ。

心の優しい少年が、自分を虐める両親から逃げる為に
ある日、誰かと待ち合わせをして遠くへ行こうとするんだけど…
その待ち合わせの当日に、少年に出て行って欲しくない両親が、
泣いて今までの仕打ちを詫びるんだよね。
で、少年は親が心を入れ替えてくれたって思って家に残る事を決意、約束の場所へは行かなかった。

だけど…その後も両親の仕打ちは全く変わらなかった。
(それどころか「こいつは家を出て行こうとした!」とか言って、前以上に虐めが酷くなってたかも?!)
…で、嘆き悲しんだ少年は丘から飛び降りて鳥になった…っていう話。

記憶が間違っていて内容が微妙に違っていたらごめん。






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「ぼくはお城の王様だ」っていう児童書



591 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/05 03:39
さっき読み終えた「ぼくはお城の王様だ」っていう児童書、
後味悪くて眠れないんだけどガイシュツ?

古くて薄暗い屋敷に父と息子が暮らしてて、
そこに母と主人公の少年が住み込みでやってくる(母親が家政婦)。
屋敷の息子は主人公を巧妙に精神的にいたぶるんだけど、大人は屋敷の
息子のことを信用するし、主人公の母親も明後日の方向の愛情でしか少年を見られない。
主人公は思い余って家出するが、屋敷の息子もついてきて散々降りまわされた挙句、
森で迷って、怪我をした息子の面倒を見たりしていたのに、
救助された時には全て主人公が悪いということに。
母親は屋敷の主人と結婚することになるし、息子と同じ寄宿学校に入れられることになるしで、
主人公は自由を求めて再び森に入り込み、自殺。
最後は屋敷の息子が主人公を発見した時に
「やった、やった!ぼくのせいなんだ!」と勝利観を味わうという締め

後味悪いけど、子供の頃のやりきれなさとか大人はわかってくれない感とか思い起こさせて、
名作だと思う。




596 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/05 13:39
>591
>最後は屋敷の息子が主人公を発見した時に
>「やった、やった!ぼくのせいなんだ!」と勝利観を味わうという締め


何か…すごくわかるよ。この感覚。
そんな自分にすごく欝。










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星新一のショートショート




581 名前:あなたの後ろに名無しさんが… 投稿日:02/07/05 00:22

星新一だったかのショートショートで
天涯孤独の金持ちに、今はどこにいるかわからない昔の愛人に生ませた女の子に
全財産を相続させたいので捜してくれと言われた使用人。
金持ちはその女の子の特徴を話す。

昔愛した人は絶世の美女でその子どもも大変整った顔立ちをしていた。
成長して今では親を超える美女だろう。しかし、残念なことに小指が1本無かった。

そして可哀相な事に尻に一面おお焼けどを追って醜い跡が残っている。

使用人はきちんと捜してきた。
「本当に美しく成長されていました。そして見て下さい小指もありません。
 確かに大変可哀相なやけどの跡も…」
そして、スカートをめくろうとする使用人に金持ちは二人を見て笑いながら言う。

「本気にしたのかね?君のひまつぶしにありえない条件の女性を捜させたんだよ」






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そこには何も無いわ。水も、食料も。でも気の毒だから、これをあげる



577 名前:1/3 投稿日:02/07/04 23:35
昔、TVで見た映画。

偶然、お宝の隠し場所の地図を発見した数名の男たち。井戸の底にあると言う
財宝を探しに出かけた。ところが落盤事故が発生し、男たちは狭い空間に閉じ込められる。
時間が経つにつれ、男たちを飢えが襲う。だが、残っている選択肢はひとつだけ。

「誰かに犠牲になって貰うしかない。公平にくじ引きで決めよう」

くじを引き、当たった男は泣き叫ぶが、仲間に腕を切り落とされ、
それは全員の食料となった。

だが、皮肉なことにその直後、救助隊が現れる。衰弱はしているが無傷の男たちと、
片腕を無くし、「たった今」起こった悲惨な出来事を訴える一人の男。

「そいつは落盤で片腕を失い、そのショックでずっとそんなたわ言を言っているんだ」

友人の腕を食らった男たちは、自らの罪深い行為が発覚するのを恐れ、救助隊にそう言った。
腕を失った男は、「事故による精神錯乱」と判断され、精神科の病院に入院させられる。





そこには何も無いわ。水も、食料も。でも気の毒だから、これをあげるの続きを読む
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石川県に伝わる桃太郎のお話―新・桃太郎の誕生


石川県に伝わる桃太郎のお話

川上から流れてくる桃をお婆さんが持ち帰り
桃を切ったら桃太郎が出てくるところまでは普通なんだけど、
その後、爺様と婆様は成長していく桃太郎に次々と問題を出したり、頭を使わせていいように扱う。
何でも言うとおり器用にこなす桃太郎に爺さんは
「鬼ヶ島へ鬼の牙を取りに行け」
と命令する。
旅の途中、柿太郎とからすけ太郎という仲間を見つけ
鬼ヶ島へ行き、言いつけ通り鬼の牙を手に入れる桃太郎。

しかし、帰り道に出会った山姥にまんまと騙され
鬼の牙を奪われてしまい、牙は行方不明になった。
「このままどこを探しても見つからなかったら、海に入って自殺しよう」
と、3人は相談して決めましたとさ。

オシマイ。

これ、結構後味悪いと思った。












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ロアルド・ダールの「訪問者」



541 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/01 11:17

砂漠の姉妹の話ってガイシュツなのかな?

中東の砂漠で、ジープが故障して困ってるとこを現地の人に助けられて、
その家で一晩厄介になった時にそこの、二人姉妹のどちらかとヤッテしまうって話
それで、やっとこさ町に戻ってきてBARで一杯やってる時に、同じような経験をした男と知り合って
その男の話だと、二人姉妹の妹の方はすごい美人だったけど
姉のほうは、何かの伝染病にやられたのか見るに耐えない姿だったって話で
その男も、当初は姉と妹どちらを抱いたのか自分でも判らなかったらしく
後になって、自分の身体に現れた変化に気づいて初めて後悔したって話

コンビニとかにある文庫本で読んだ記憶だけなので
あいまいな話で申し訳ない







566 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/04 09:05
>>541
ロアルド・ダールの「訪問者」だと思います。

ちょっと潔癖症っぽいお金持ちのおじさんが、
アフリカ旅行中に同じようにリッチそうな男性に出会う。
その富豪の御殿に泊めてもらうことになったおじさんは、
そこで美貌の妻とかわいい娘を紹介され、やる気まんまんに。
プレイボーイなので、どちらかが夜部屋にこっそり来るはず・・・とウハウハして待つけど誰も来ない。
ショボーンとして寝てると、女が忍び込んできて楽しい一夜を過ごすことができる。
でもその技と体は妻のようでも娘のようでもあってどちらだかわからない。
翌朝、車で送ってくれた主人の話から、重度の感染症(忘れました。ライ病?)にかかった長女が
城の上の塔に暮らしていることを知るおじさん。
「大丈夫、濃厚な接触がなければうつりませんから。」
とか言って去っていく富豪。おじさんボーゼン・・・

みたいな話でした。












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身の回りで警察盲信してる人多くてビクーリする





534 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/30 20:27

身の回りで警察盲信してる人多くてビクーリするよ。
あいつらは死なない限り動いてくれないと思ってるから。
(ストーカー法が出来てましになったとは思うけど)
事件を未然にふせいだなんて、出世に何の関係もないらしいし。





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白い手の怪(レ・ファニュ)


520 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/29 12:38
怖話本で昔読んだものです(小学生の頃だのでうろ覚えッス&外国モノ)

ある夫婦がが大きな古いお屋敷を購入した。
でもそこのお屋敷は曰く付きだったそう。
妻は屋敷の壁を這い上がる白い手を目撃したり、
彼らの子供(まだ赤ん坊)が原因不明の高熱にかかり、
医者に見せてもいっこうに治る気配がない。
ある晩いつものように妻は子供を寝かし付け、自分も床に付く。
深夜、子供が夜泣きをはじめましたがいつもと様子が違う。
母親は起きて子供の様子を伺うと、
彼女が以前目撃した白くてブヨブヨの手が子供の方に這ってきていた。

と、本に書かれていたのはココまで。
本によると元ネタはこの話に出てくる夫婦の知人か何かが友達に宛てた手紙だそう。
手紙に書かれていたのはそこまでで後は紛失してしまったらしいです。
彼らがその後どうなったのかとかは不明ナリ。
文力なくてスマソ!





545 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/07/01 16:25
>>520
レ・ファニュの「白い手の怪」だあね









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パンツ1枚で寝ぼけ眼でドアを開けた瞬間 ザックリ包丁で顔を切られ



135 名前:おさかなくわえた名無しさん[sage] 投稿日:2013/06/20(木) 20:48:38.86 ID:rqomgWCA [1/3]
25歳のとき、会社の都合で提携先へ長期出向の身分となり
初めて花の大都会wwwへ引っ越し
会社借り上げのマンションで初めての日曜日の早朝6:00前
バンバンとドアを叩きながらピンポン鳴らしまくるので
パンツ1枚で寝ぼけ眼でドアを開けた瞬間
ザックリ包丁で顔を切られ(刺された)
声も出せずに自分の血に驚いてると
次は腹をブッスリ
包丁腹に刺さったまんま、もんどりうって逃げようとする俺を後ろから別の刃物(後でしったけど鉈だった)
バッサリ切りつけられて、俺の背中に乗りながら、「死ね死ね死ね!!!この汚物が~~」と
キチガイみたいに十数カ所を切られ刺されて、死にものぐるいで逃げ出す俺
マンションの階段を転がり降りて、道路に飛び出したら
目の前にパトカーが。
慌てて二人の警察官が車から降りてきたとこで、記憶が途切れた。






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光市母子殺害事件


522 名前:一応 投稿日:02/06/29 13:22
知らない人はいないと思うけど、山口母子殺人事件の概要は以下の通り

少年は、平成11年4月14日、強姦目的で、排水検査を装って、
山口県光市のアパートに上がり込み、Aさん(主婦、当時23歳)に抵抗されると、
手でその首を絞めて殺害した後、遺体を陵辱した。
また、Bちゃん(長女、当時11カ月)が遺体近くで泣き続けたため、床にたたきつけ、
首にひもを巻きつけて絞殺した。その後、事件発覚を恐れ2人の遺体を押し入れに


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中国でネズミ生で食った



495 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/28 10:14
ちょっと長いですが聞いてください。たぶんガイシュツではないと思う。

中国料理って一口に言っても、北京、四川、香港、福建、客家と色々あるわけだけれど、
いわゆる「ゲテモノ」を食わすのはやっぱ広東なわけよ。
で、ある日本人が広東地方に出張を命ぜられて。
中国で、出された飯を食わないというのは大変な無礼に当たるので
「とにかく何でも食え」と上司に念を押されて日本を飛び立ったんだって。


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あれが芸術なのですね・・・鬱



494 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/28 09:29
以前古書店で見つけた劇画。
戦中の話らしく、母子二人暮しの所にある日軍人がやってくる。
その軍人は母親を強姦し、脇で見ていた子供を壁に投げつけ頭を潰す。
それを見た母親が発狂する所で確か話は終わり。

今思い出しても鬱になる内容です。
作者は有名な方のようで、その後アート関連の本で一度見かけました。
女の子の性器からナメクジが何匹も出て来る絵でした。

あれが芸術なのですね・・・鬱





498 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/28 10:18
>494
丸尾末広だね。あんましマジに受け取らない方がいいよ。






499 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/28 10:24
>>494
丸尾末広のマンガで似たようなのがありますた。
第二次世界大戦で日本が勝って、
帝国軍人さんが敗国アメリカの一般家庭にあがりこみ
パパさんを殴り倒し、ママさんを輪姦して、
米ガキが「ワーン」とか泣くと、「うるさい!」とかいって
足もって壁にたたきつけるの。すると(ここが違うんだけれども)
子供の顔の表面がはじけ飛んで、ママさんのところにとんできちゃうのが
確かクライマックスシーンだったかな。
ひょっとしたら細かいところが違ってるかも。






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「もじゃもじゃペーター」って本が図書室にあった



489 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/26 23:59
小学校の時「もじゃもじゃペーター」って本が図書室にあったんだが、
後味悪い話多かったと思う。
空を見ながら歩く癖がある子供は前見て歩かないもんだから川に落ちて死んだとか、
スープの嫌いな子供がスープを毎日拒否って食べなかったら
最後にはマッチ棒みたいにやせ細って死んだとか…。
とにかく子供が死ぬ話ばっかだったと思うんだけど、誰か知ってる人いない?







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二人して「かゆい、かゆい」って無心に掻き続けてる。



427 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/21 13:00
小学生くらいの頃にに読んだ漫画なんだけど、確か女の子向けの怖い漫画。

なんか、ある姉妹が居て、滝の目の前にある部屋にいる。
すると、唐突に(確か)妹のほうが腕を掻き始める。ぶつぶつみたいのができてて、
蚊でもいるのかなって話になってたと思うんだけど、しばらくすると姉の方も腕を掻き始める。
んで、二人して「かゆい、かゆい」って無心に掻き続けてる。
で、二人が描きつづけてると腕だけじゃなく体中にぶつぶつができて、体中を無心に掻くのよ。
で、確か、
姉「掻いちゃだめ!」
妹「でもかゆいよ!!」
とか言ってずっと掻いてんのね。何かこれ以上掻いたらヤバイって雰囲気で。
ボリボリボリボリ掻き続けて、とうとう二人の体はずるりと剥けて頭蓋骨とか見えてる。
でも掻き続けてるのね、二人。
で、ここからが一番謎なんだけど。
もう顔の半分白骨が見えてるのに二人は掻き続けて、体もボロボロになってる。
そして体がぼろりと崩れた、その中から奇妙な生き物(丸っこいぶつぶつの球体に細い手足)が
それぞれの体から飛び出してきて
で、血と白骨のみになって崩れた二人の死体の上をまたいで、
その2対の生き物は手を繋ぎ、滝のなかに飛び降りていった。

終わり

っていう話なんだけどさぁ、消防のころに読んだってのを微かに覚えてるってだけで、
この話の正体がつかめなくてすごく後味悪いのよ。話に何の脈絡がないからなぁ・・・
誰かこの漫画読んだことある人いない??
しかしオレ文章力皆無だな・・・ゴメン(;´Д`)






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何か隠し事があると感づき始めた老紳士、とうとう真実を探り当てる。



396 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/19 23:10
数年前に深夜番組でたまたまみた映画。イギリスっぽかった。
下宿を経営してる二人の老婦人がいるんだけど、ひょんなことから下宿してた男を殺しちゃうの。
死体の始末に困った二人は死体をばらばらにして一旦冷蔵庫に保存。
少しずつ(いや、けっこうな量であった)ミンチにして庭で買っている十数羽の鶏の餌に。
後はひたすらその鶏の産む卵を食べつづける。毎日毎日卵ばっかり。
二人と仲の良い、多分二人で取り合っている老紳士にもガンガン食わせる。
そのうちこの二人には何か隠し事があると感づき始めた老紳士、とうとう真実を探り当てる。
海の見えるがけの上で泣きながら語り合う三人。
結局老紳士も二人を告発することなく、三人で仲良く暮らすことに決定。
ラストシーンは卵&鳥料理満載のホームパーティーで近所中が招かれておりました。






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八仙飯店之人肉饅頭



354 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/16 11:38
前にビデオで見たんだけど
「人肉饅頭」って話なんだけど
主人公のオヤジは肉まん屋をやっていて
ある日麻雀をしていて負けがまくって腹いせに面子を全員殺してしまう
死体の処理に困ったオヤジは商品の肉まんのあんに人肉を使って
死体を処分する。その肉まんは評判がよくあっという間に売れてしまう
やがて従業員も異変に気づくけどオヤジに殺されてしまう
警察の調査が入って犯行がばれちゃうんだけど
その肉を買って食べた人たちはさぞ後味が悪かったでしょうな





355 名前:にょろすけ 投稿日:02/06/16 11:44
>>354
パッケージだけ見たことあるけど、ノンフィクション?




356 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/16 11:46
台湾の実話だと聞いた気がする。






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意地悪で違う道を教えたばかりに・・・



350 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/16 09:23
私にはすごく好きな人がいます。同じ会社で働いているMさんという人です。
ルックスも性格も人柄も良く、自分とはつりあわないとわかっていましたが、
すごく好きでした。。

ある日の会社での飲み会の日、Mさんも参加すると聞いて私も参加することにしました。
とても盛り上がっていましたが、やはりMさんは他の女性にもてていて、
その場にいるのが嫌になり、帰ることにしました。
帰り道、イライラした気持ちで街を歩いていると、女性に声をかけられました。
とてもかわいらしい女性でした。「○○ホテルはどこですか?」と聞きました。
私はすごくイライラしていて、どうせ男の人のところに行くのだろう、
ちょっと悪戯してやろうと思い、そのホテルとはまったく逆方向の道を教えました。
後で気づいて無事に到着することもできるだろう。そんな軽い気持ちでした。

また道を歩きはじめると今度は男の人に呼び止められ、振り返るとMさんがいたのです。
「君が先に帰ってしまったから、友人に協力してもらって、
 携帯で呼び出されたフリをして抜けてきたんだ。どこかでもう一杯しないか」
私はさっきのイライラなどどこかへ行ってしまいました。
ものすごくうれしかったです。店にいこうとした瞬間、後ろで突然、

キキ―――――――!!!!!

という鋭いブレーキを切る音と、どすっ、という鈍い音がしました。
人だかりもできています。もしかして、と思い見に行ってみると、
先ほどの女性が頭から血をたくさん流して倒れていました。鳥肌が立ちました。
私が間違った道を教えたから・・・・。その後、Mさんとお店に行きましたが、
罪悪感で飲めるような状態ではありませんでした。
「誘って悪かったね」Mさんは気を遣い、言ってくれました。

翌朝、朝刊には大きな見出しに「道路に飛び出し、女性死亡」と書いてありました。
内容を読むと、彼女は彼女の母がホテルで心臓発作を起し、ホテルに向かっていたが、
方向がまったく逆方向だったので不審だった。彼女の母は大丈夫だったが、
ひどくショックを受けた、ということでした。私はひどくショックを受けました。
あの時、あんなくだらないことをしなければ・・・・






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ドラマから「ピュア・ソウル~君が僕を忘れても~」



333 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/11 17:14
童話が出てるけど、ドラマから「ピュア・ソウル~君が僕を忘れても~」
アルツハイマーにかかった30代の女性と家族の話。
全体では良かったんだけど最後が切なかった・・・。

実家が大工をしているデザイナーのカオルは
ふとしたことがきっかけである男性と出会う(役名忘れた。ゴメン)
第一印象は最悪でもう会う事はないと思った二人だが、
実はその男性はカオルの実家に大工見習いにやってきて働くことになった男性だった。
当然の事ながら気が合わず反発しあう二人だったが、お互いのいろいろな面を知りひかれあっていく。

そして、カオルの親の反対やなにかを乗り切り二人は結婚。
しかしその頃からカオルは待ち合わせの時間を忘れたりと言うことが重なる。
病院へ行くとアルツハイマー痴呆症であると診断される。
ショックを受けるカオル。そして離婚も考えるが、旦那は「それでもお前を愛してる。」という。
やがて二人の間には子供が出来るが、当然周囲からは生むのを反対される。
けれどカオルのたっての希望とそれを叶えたいという旦那の説得により子供を出産する。
しばらくは病状も悪化せず暮らすが、ある時その子供が熱を出してしまう。
急いで病院へ行こうとするカオルだったがその道を忘れてしまい病院へだどりつけない。
その場は警察の人か何かに助けられて無事に事なきを得るも、
自分一人の力で子供を助けられないと言う事実にショックを受けるカオル。
そして、「子供には自分は死んだと伝えて下さい。」と言う書き置きを残して
旦那にも何も告げずに自分一人の意志で療養所へ。
当然旦那は連れ戻しに行こうとするがその時にはもうカオルには誰だかわからなくなっていた・・・。
旦那は悲しむが、カオルが病院内でいつも絵を描いているスケッチブックを見つける。
そしてそこには何十枚にも渡って書かれている自分の顔が・・・。
「カオルは俺のことを忘れた訳じゃないんだ。俺達の心はいつまでもつながっている。」
そう思い、カオルの為に子供を大切にしていこうと決める旦那。

そしてこの後、ラストはカオルが海で遊んでいるシーンが出てくる。
そこへ旦那と子供が来て「あのお姉ちゃんと一緒に遊んでもらえ。」と子供にいう旦那。
そして、夕暮れの海で相手が自分の子供だと言うことも分からずにその子といるカオル。
・・・なんか上手く伝えられないけどミョ~に切ないって言うかそういう印象だった。
なんか書いてて違うかもしれないと思ってきたのでsage。






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服が擦り切れたら、きっと母さんへ会いに行けるよ



316 名前:石川けむみん ◆DaspoI6. 投稿日:02/06/08 09:19
昔一人の女の子がいて、母親に七年も会っていませんでした
女の子は鉄の服を着せられて、絶えずこう言い聞かされていました
服が擦り切れたら、きっと母さんへ会いに行けるよ
女の子は必死に服を壁へ擦り付けて、破こうとしました
とうとう服が破け、ミルクとパン、それにチーズとバターを少し貰って、
母親の元へ帰る事になった女の子は、森の中で狼に出会い、何を持っているのかと聞かれました
ミルクとパン、それにチーズとバターを少しと答えると、
狼は分けてくれないかと言い、母さんへのお土産が要るからと女の子は断りました
狼はピンの道と針の道の内どちらから行くのかと聞き、女の子がピンの道を行くと答えると、
自分は針の道を急ぎ、女の子の母親を食べてしまいました
やがて女の子は家に着きました
母さん、開けて
戸を押してご覧。鍵は掛かっていないよ。狼がそう応えました





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おおかみと七ひきのこやぎ(グリム童話)



284 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/06 23:45
猟師が寝ている狼の腹裂いて赤頭巾救出→
ばあさん腹に石を詰めて縫い合わせる→
狼目がさめて悶絶死
(最後に溺死したのは気分が悪くて水を飲もうとしたら、誤って落ち、
 石の重みで沈んじゃったんじゃないっけ?)

が、赤頭巾かな…

七匹のこやぎは腹は裂くけど、そこからどうしたか忘れちゃったなあ。
猟師は助けてくれなかったはず。

私が読んだ時は狼は細くて高いお母さんやぎの声を真似る為
急いで雑貨屋で買ってきたチョークを食べた。
手を見せて、と言われたときに狼の手を隠したのが水車小屋の小麦で、それをつけてお母さんを真似た。
戸を開けてしまって、逃げ回って柱時計の陰に隠れて助かったのが一番小さい子。
本物のお母さんが帰ってきて小さい子と協力して助ける。
ハサミで狼の腹を切ったのもおかあさんだったはず
(裁縫道具をかごに入れて戻ってきたはず)。

だったと思うのだけど…自信ない。




286 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/07 00:10
「七匹の子やぎ」のラスト・・・
オオカミに兄弟6匹を食べられてしまったあと・・・帰宅してきたヤギ母に
大きな時計の中に隠れていた七番目の子ヤギが
「お兄ちゃん達が食べられちゃったよ~」と泣きつくと
お腹がいっぱいになって外の木陰で昼寝をしているオオカミの
元へヤギ母が出向き、お腹を裂いて6匹を救出(しかし、よく生きてたな・・・)

かわりに石を詰めてオオカミのお腹を縫合。
目が覚めて、のどの渇きを感じたオオカミが
川の水を飲もうとして水の中に
どぼーんしてあぼーん。







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恐怖!!ブタの町(日野日出志)



265 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/06/06 15:18
とりあえず、過去ログ1と2には載ってなかったので、いってみます。
昔よくあった、黒い背表紙の恐怖漫画だったんだけど、なんか不条理な話だった。

少年が親と喧嘩して、家出し裏山に隠れていた。
すると、少年の町に黒マントを被った変な奴等がやって来て、町の住人を豚に変えてしまう。
養豚場みたいなところで飼育されながら、解体されて出荷されていく住人たち。
ただ一人豚になるのを免れた少年は、両親を助けようと、奴等に立ち向かう。
ところが、黒マントの下から出てきた顔は皆、少年の顔だった……

という話でした。
子供心にオチの意味もよく判らないなりに、気色悪かった。
一番記憶鮮明なのは、豚の餌になぜか、イカの足が混じってたことで、
しばらくイカが嫌いになりました。







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深海に潜っていきなり海面近くにあがると水圧の急変により血管に泡が発生する・・・。



225 名前:ーら 投稿日:02/06/02 20:18
深海に潜っていきなり海面近くにあがると水圧の急変により血管に泡が発生する・・・。

っつうケガ?

の治療にはスゴイ圧力がかかった狭いトイレくらいの部屋に
病人を入れる方法がとられるらしいんだけど、

ある日そのなかで火事がおきたのね。
(治療の関係で酸素が室内に多くなりスゴイ物が燃えやすい)
患者は

「だしてくれーー!!!」って叫びまくってたけど
その部屋はスゴイ圧力がかかってるから空ければ大爆発・・・

なので病院は仕方なくガラス越しに
患者の燃えゆく姿を燃え尽きるまでみまもぅていました。

う゛ォエっ。







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運営再開します


2週間近く休んでいましたが、更新を再開します。

無断での更新休止申し訳ありませんでした。











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デッドリー・フレンド



167 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/27 14:32
米映画でショート・プログラムってタイトル(だったと思う)。

コンピューターオタクの苛められっ子が主人公(名前を忘れたのでのび太とする)で、
お決まりの通り、何かと彼を擁護してくれる素敵な幼馴染みの女の子(以後しずかちゃん)がいる。
ある日、このしずかちゃんが事故で死んでしまうんだけど、
のび太は彼女が忘れられず、墓を暴き、
彼女の遺体の脳に自分が制作していたペットロボット
(神転生のジャックフロストの頭だけverという感じ)
の回路を生め込み、蘇生させようとする。

もちろん死人が生き返る道理は無いのだが、
それでもしずかちゃんは知能程度の低い自律肉人形として一応蘇生する。
のび太がソレに生前のしずかちゃんの面影を求め、少しずつ彼女を教育して行くと、
努力の甲斐あって再生しずかちゃんは次第に自我を持ち始め、のび太の心の拠り所になって行く。
(言わば悪趣味なちょびっツ展開ですね)
そんなある日、例によってジャイアンやスネ夫に苛められたのび太は、
それをしずかちゃんに愚痴り、
「あんな奴等、死んじゃえば良いんだ」と漏らしてしまう。
予想通り、しずかちゃんはのび太の望みを叶える為に
ジャイアンとスネ夫を惨殺し、それはのび太の知る所となる。
のび太は自分が死者を冒涜し、あまつさえ怪物を作ってしまった事にやっと気がつき、
泣きながらしずかちゃんを破壊、焼却炉で燃やしてしまう。




168 名前:続き 投稿日:02/05/27 14:34

ここまででも十分「ぅあ…」な話なんだけど、まだちょっと続く。
後味が悪いなりにしんみりとした雰囲気の中、
のび太が焼却炉の前で立ち尽くしていると突如その蓋が開き、
半壊しずかちゃんがのび太を焼却炉の中に引きずり込んで”The End”。
その時のしずかちゃんの顔は半分皮膚が剥がれ落ち、
その下からは骸骨ではなくベースとなったロボットの顔が覗いて
ガチガチと歯を鳴らしているといった演出でした。



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実際にあった話「寄生虫に食べられた人間」



89 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/17 00:16
これは実際にあった話です。

昭和61年9月、関東地方の農村地帯に住む会社員N氏(48)は、
ある日右腰と太ももに痛みを感じ、針灸(しんきゅう)治療などを受けたが、
病状は悪化するばかりで、ついには腰が腫れ上がって動けなくなった。

昭和62年5月、N氏は日本でも10本の指に入る一流病院、○○○病院に入院した。
病院のエックス線検査で肺に影が見つかり、同年9月、呼吸困難でN氏は死亡した。
同病院は当初炎症かガンの疑いを持っていたが、病状の急激な悪化に疑問を持ち、病理解剖を行ったところ、
体内のあらゆる筋肉組織に体長1~3ミリの白っぽい半透明の線虫が、びっしりと付着していた。

標本を分析し、この寄生虫は「芽殖孤虫(がしょくこちゅう)」とわかった。
腰などの「しこり」は、この寄生虫の固まり(コロニー)だったのである。

芽殖孤虫は、通常は蛇やミジンコなどに寄生していると見られているが、
詳しい宿主やライフサイクルは一切不明。人間の体内に入ると、
植物が次々と芽を出すように急速に増殖し、あらゆる内臓や筋肉、細胞を喰い荒らす、恐ろしい寄生虫である。
特効薬はなく、外科的摘出も数が膨大で不可能。
一度寄生されると、自分の体が虫に喰われていくのをじっと待つしかない。
つまり、致死率は100パーセント。

この寄生虫で死亡した人は史上12例、日本ではこのN氏を含めて6例。







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ドラマ「素顔のままで」



110 名前:85 投稿日:02/05/17 18:48
>109
「素顔のままで」

まったくの他人同士だったナルミとアキナが夜の公園で知り合う。
ナルミは絵本作家になるのが夢、アキナはダンサーになるのが夢。
2人は意気投合して仲良しになる。アキナには好きな男がいた、
しかしナルミもその男が好きになってしまった。
ナルミの為に、アキナはその男を諦め身を引いた。
しかしナルミとその男との結婚は長く続かずに、離婚。
その時、ナルミはお腹にその男の子供を身篭っていた。

そしてナルミは子供を産んで、そのままあぼーん。(元々、何かの病気だった)
アキナは親友ナルミと(自分が本当はとても愛していた)男の間に出来た子供を
引き取って1人で育てていくのだった・・・。終り。

ちょっと違うかも知れないけれど、大体はこんな感じ。
アキナの人生をナルミが散々引っ掻き回して、お荷物残して逝っちゃうのが後味悪。
可哀想すぎる、アキナ!



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童話「親不孝な息子」



72 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/14 11:19

童話「親不孝な息子」

昔、ひとりの男が妻と戸口の前にすわり、
鶏の丸焼きを前において、ふたりで食べようとしていました。
すると年老いた父親がやってくるのが見えました。
男は、父親にあげたくなかったので、あわてて鶏を隠しました。

年老いた父親はやってきて、水を一杯飲むと、帰っていきました。
さて息子が鶏の丸焼きをテーブルに戻そうと手をのばすと、
それは大きなひきがえるになっていました。
そして男の顔に飛びつくと、そこにひっついたまま、離れなくなりました。
そして誰かがそれを取ろうとすると、そいつの顔へ跳びかかりでもするように
憎々しげな目でにらみつけました。そこで誰もさわろうとはしませんでした。

そして親不孝な息子はこのひきがえるに毎日餌をやらなくてはなりませんでした。
そうしないとひきがえるは男の顔を食べてしまいました。
そんなわけで男は世の中をふらふらと歩きました。






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無理矢理10万握らされ、そのまま玄関から裸足のまま追い出された。



142 名前:1/2[sage] 投稿日:2013/06/05(水) 02:41:04.82 0
高2の夏休み、母親と大喧嘩して「この家から出て行け」と言われ、
金庫から取り出した10万を「手切れ金」だと叩きつけられた。
そして、無理矢理10万握らされ、そのまま玄関から裸足のまま追い出された。

その当時、家の建て替えの為の仮住まいをしていて、、
最寄りの駅まで車で30分ぐらいかかるド田舎に住んでいた。
近所に友人もいないので、頼れる人はいないし、
時間は22時ぐらいで、もうバスも走っていないし、
街灯もない田舎道は真っ暗で怖くてどこにも行く所がなかった。
しばらく泣いて謝っていたら、玄関が開き「うるさい!早く失せろ!」とサンダルを投げつけられた。

仕方ないのでサンダルを履いて、歩いて駅まで行く事にした。
電車で地元に戻って、友人を頼ろうと思った。

土地勘があまりないので、国道を歩いた。
そこは海辺の町で、真夏の深夜はヤンキー車でいっぱいだった。
当然、何台もの車に声をかけられて、最終的には車に無理矢理引きずり込まれた。
車内には若い男が3人いた。
「送ってあげる」と言われたが、駅とは反対方向の海の方に連れて行かれた。

後部座席の真ん中に座らされ、左右から抑え込まれ体中を触られた。
泣いて暴れたら、何発か顔を殴られた。
母に追い出されたせいで、自分は犯されて殺されるんだと、母への憎しみでいっぱいだった。






144 名前:2/2[sage] 投稿日:2013/06/05(水) 02:48:53.94 0
ボスっぽい男の指示で、後部座席の1人が車から降りようとした時、
自分に覆いかぶさっていたボス男を思いっきり蹴り飛ばし、その隙に逃げだした。
すぐ追いかけられて、揉み合いになったんだけど、
浜辺で花火をしていた男女のグループが気付いてくれて、
遠くから「何してんだ?警察呼ぶぞ」と叫んでくれたら、ナンパ男達は逃げて行った。

その後は、警察に保護された。
病院にも連れて行ってくれた。
家にも連絡が行って、両親が迎えに来た。
母は泣いて謝ってくれたけど、許す気になれなかった。

夏休みが終わり、新築の家も出来上がり、地元に戻った。
ファミレスのバイトをはじめて、お小遣いは自分で稼ぐようになった。
朝はコンビニのおにぎり、お昼は学食、夜はファミレスのまかない、全部自分でお金を出した。
掃除も洗濯も全部自分の事は自分でした。
母親の作る料理は一切口にしなかったし、口も聞かなかった。

あの夏の日の喧嘩の原因が、掃除をしないとか、甘えているとか、そんな理由からだったから。
母の望み通り、頼る事、甘える事をすべて止めた。

進学希望だったけれど、就職にした。
寮がある会社を選んで、卒業後は家を出た。
最後に「手切れ金です」と書いて、10万を添えた。

それ以来、母親には会っていない。
父親とはたまに連絡を取るけれど、母との仲を取りなそうとするので、ほぼメールのみ。

わたしと母親の修羅場は、あの夏の日で、未だに修羅場は続いている気がする。










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親不孝なむすこ(グリム童話)


後味の悪い話 その4

72 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/14 11:19
童話「親不孝な息子」

昔、ひとりの男が妻と戸口の前にすわり、
鶏の丸焼きを前において、ふたりで食べようとしていました。
すると年老いた父親がやってくるのが見えました。
男は、父親にあげたくなかったので、あわてて鶏を隠しました。

年老いた父親はやってきて、水を一杯飲むと、帰っていきました。
さて息子が鶏の丸焼きをテーブルに戻そうと手をのばすと、
それは大きなひきがえるになっていました。
そして男の顔に飛びつくと、そこにひっついたまま、離れなくなりました。
そして誰かがそれを取ろうとすると、そいつの顔へ跳びかかりでもするように
憎々しげな目でにらみつけました。そこで誰もさわろうとはしませんでした。

そして親不孝な息子はこのひきがえるに毎日餌をやらなくてはなりませんでした。
そうしないとひきがえるは男の顔を食べてしまいました。
そんなわけで男は世の中をふらふらと歩きました。













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子どもたちが屠殺ごっこをした話(グリム童話)


後味の悪い話 その4

69 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/14 11:12
童話「屠殺ごっこ」その1

西部フリースランド(オランダ)にあるフラネッケルという名前の小都市で、
5歳か6歳ぐらいの女の子と男の子、まあそういったような
歳のいかない子どもたちが遊んでいました。

やがて、子どもたちは役割を決めて、
1人の男の子に、おまえは牛や豚をつぶす人だよと言い、
もう1人の男の子には料理番だよと言い、
またもう1人の男の子には、おまえは豚だよ、と言いました。
それから女の子にも役をこしらえて、
1人は女のお料理番になり、もう1人はお料理番の下働きの女になることにしました。
この下働きの女は腸詰めをこしらえる用意として、豚の血を小さい容器に受ける役目なのです。

役割がすっかり決まると、豚をつぶす人は、
豚になるはずの男の子につかみかかってねじ倒し、小刀でその子の喉を切り開き、
それからお料理番の下働きの女は、自分のちいさな容器でその血をうけました。

そこへ、市の議員がはからず通りかかって、このむごたらしい様子が目に入ったので、
すぐさまその豚をつぶす人をひったてて、市長さんの家へ連れて行きました。
市長さんはさっそく議員を残らず集めました。

議員さんがたは、この事件を一生懸命相談しましたが、
さて、男の子をどう処置していいのか見当がつきません。
これが、ほんの子どもごころでやったことであるのは、分かり切っていたからです。

ところが、議員さんのなかに賢い老人が1人あって
それなら、裁判長が、片手に見事な赤いりんごを
片手にライン地方で通用する1グルテン銀貨をつかんで、
子どもを呼び寄せて、両手を子どもの方へ一度に突き出して見せるが良い。
もし子どもがりんごを取れば、無罪にしてやるし、
銀貨の方を取ったら、死刑にするがよいと、うまい知恵を出しました。

そのとおりにすることになりました。
すると、子どもは笑いながらりんごをつかみました。
子どもは何にも罰を受けないですみました





71 名前:あなたのうしろに名無しさんが・・・ 投稿日:02/05/14 11:15
童話「屠殺ごっこ」その2

ある時、お父さんが豚をつぶすところを、子どもたちが見ました。
やがて、お昼過ぎになって、子どもたちが遊戯をしたくなると、
ひとりが、もうひとりの小さい子どもに、
「おまえ、豚におなり。ほくは、豚をつぶす人になる」と言って、
抜き身の小刀を手にとるなり、弟の喉を、ぐさりと突きました。

お母さんは、上のお部屋で、赤ちゃんをたらいに入れて、お湯をつかわせていましたが、
この子どものけたたましい声を聞きつけて、すぐ駆け下りてきました。
そして、この出来事を見ると、こどもの喉から小刀を抜き取るが早いが、
腹立ちまぎれにそれを、豚のつぶしてであったもう1人の子の心臓へ突き立てたものです。

これが原因で、妻は心配が嵩じて、やぶれかぶれになり、召使いの者たちが
いろいろなぐさめてくれるのも耳に入らず、首をくくってしまいました。

夫が畑から帰ってきました。そして、この有様を残らず見ると、
すっかり陰気になって、それから間もなく
この人も死んでしまいました。














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