【後味の悪い話】目玉の模様の貝殻

440 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/07/16(水) 10:25:15
その短編集では、目玉の模様の貝殻拾うのが怖かった。うろおぼえだけど。
貨物船だか何かの大型船が、帰港中に無人の小型船が漂っているのを見つける。
それを牽引して行くことになったが、誰か一人管理者としてその小型船に乗る事になり、
船という閉鎖空間での人間関係の軋轢にうんざりしていた主人公は、
その役を自分から引き受けた。
小型船に乗り移り、見つけた航海日誌を主人公は読み始めた。
この船の持ち主である男は、バカンスに妻と娘を乗せて航海に出ていたのだ。
微笑ましい家族の日常を綴ったそれが、娘が小さな瓶を拾い上げたのを期に、
だんだんと歪んでいく。瓶の中には目玉のような模様のついた貝殻が入っていた。
父親はそれを忌まわしく感じ、捨てるように言うが、娘は嫌がって持ち込んでしまう。
それから家族間で不和が耐えなくなり、父親は妻と娘を殺さなければという
強迫観念に取り付かれてしまう。しかし自分でもその異常性を解っており、
これはきっとあの目玉が原因だと考え、捨てようとするが……
そこまで読んで、主人公はうとうとと寝てしまう。

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[ 2017/03/24 15:37 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

【後味の悪い話】鈴木光司「夢の島クルーズ」

416 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/07/15(火) 23:05:34
タイトル、作者忘れたが短編小説から
やり手の営業マン「山田(仮名)」は、高校時代の部活の先輩「田中夫妻(仮名)」から、
休日にヨットの旅をしないかと誘われて、暇だったのでOKした。
小さなヨットで近海をクルッと走って戻るというチャチな旅だが、まあ相手は先輩だし。

ところが、それはマルチ商法の勧誘だった。
田中夫妻はマルチ商法でかなり儲けていて、ヨットもそのお金で買ったらしいが、
まだまだ上を目指していたのでやり手営業マンである山田を仲間に誘い込もうとしたのだ。
狭いヨットの中、しかも海の上なんでどこにも逃げ場が無い。
これが、実は田中の得意の勧誘方法だと知った時にはもう遅かった。
二人はこの手で何人も勧誘に成功していたのだ。
夫と妻と、ステレオで勧誘攻撃を受け続け、何度もキレそうになりながらも夕方まで持ちこたえた。
とりあえず今日のところは諦める気になったらしく、港に帰ろうとする田中夫妻。
しかし山田はもうこの二人には2度と会うまいと心に決めていた。

ところが、海岸がはっきり見えてきたところでガクンと衝撃が走り、急にヨットが動かなくなる。
このまま海岸沿いに港まで行けばゴールなのに。
近くにに船の姿は無く、海岸にも人気は無い。

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[ 2017/03/23 22:37 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

【後味の悪い話】西岸良平「ミステリアン」

343 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/07/14(月) 23:42:01
西岸良平「ミステリアン」
主人公は地球の人類を調査に来た超能力を持つ不老の女性宇宙人(作中ではミステリアンと呼ばれる。)
彼女はヒロミと名乗り、ある時はウエイトレス、ある時はAV女優をやりながら、人類を調べていた。

調査のために、保育士になったヒロミ。
彼女の受け持つ組には、ちょっとアホだけどままが大好きな男の子と、その子をいじめる子がいた。
いじめられっ子の母親は美人で優しい人で、
いじめっ子も呼んで子供の誕生パーティーを自宅のマンションで開いた。
が、そのパーティー会場で男の子は転落死してしまう。
警察は事故と判断したが、ミステリアンのヒロミは超能力で事件を捜査し、
いじめられっ子の母親がいじめっ子を殺したことがわかった。

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[ 2017/03/23 15:37 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

【後味の悪い話】小松左京「ツーペア」

291 名前:1/2 投稿日:2008/07/13(日) 21:24:22
小松左京の短編思い出した。タイトルはツーペアだったかな?
主人公は怪異現象に悩まされていた。
眠れば悪寒を感じ、深夜に女の幽霊が現れ、気づくと痛みもなく出血する、
食事をとれば長い髪の毛が出てくる…
そんな生活で半狂乱になった主人公は友人に頼んで部屋に泊まってもらう。
しかし友人の目の前で女の幽霊は現れ、二人は部屋を逃げ出した。

翌日、調べ物があると友人が出かけた後、気を紛らわせようと街へ出かける。
目についた店に入り暇つぶしにハサミを見せてもらっていた。
その時、入り口で悲鳴が聞こえる。振り向くと女が立っていた。
主人公の夢に現れ、幽霊として現れるあの女だ。
あの女が生きて主人公を見ていた。

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[ 2017/03/22 22:29 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

大石圭の『処刑列車』

121 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2008/07/11(金) 22:01:17
大石圭の『処刑列車』
ある晩、突然2階立ての急行列車が6名の男女にジャックされる。
犯人たちは自分たちを「彼ら」と呼び、外部に何かを要求するわけでもなく、
心理ゲームのような行為を繰り返しながらただひたすらに乗客を処刑していく。
赤ん坊を人質に取られた母親は飲料水を運ぶため列車と警察たちの間を6往復させられた末に解放される。
同じように恋人を人質に取られた青年は恋人のためには列車に戻らず、恋人は処刑される。
恋人は自分を撃ち殺した犯人よりも、自分を見捨てた青年のことを怨みながら死んでいった。
そして生き残った青年も「青年が戻らなかったので恋人を射殺した。青年が戻るまで乗客を一人ずつ処刑する」
とメディアに流されたため、ある意味、死ぬよりも辛い十字架を背負わされる。
当然この青年はマスコミや野次馬に攻撃されまくり、実家には電話が殺到し、実母にまで「死んでほしい」と願われる。

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[ 2017/03/21 21:29 ] 小説 | TB(0) | CM(0)


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