【後味の悪い話】ナイフが街に降ってくる  西澤保彦

920 名前:本当にあった怖い名無し :2008/12/21(日) 02:13:23
ナイフが街に降ってくる  西澤保彦
超能力の出てくるミステリー?ものです
主人公は何かに疑問を持つと時間を止めてしまう超能力者。疑問が消えれば時間は動き出すが、
時間が止まった状態で新しい疑問Bをもった場合、
最初の疑問Aが解決されても2つめの謎Bが解けない限り元には戻れない。

街中で うっかり初対面のヒロインを巻き込んで時間を止めてしまった主人公
時間の止まった街の中で動き回れるのは二人だけ
街中をうろつきまわるうちに、二人は「時間が止まる瞬間にナイフで刺された」としか思えない人々を発見する。
(傷口から血が全く出ていない、痛がるそぶりも見せていないといった点から通常の状態で刺されたとは思えない)
被害者はナンパ少年、補導員、ヒロインの片思いの相手、ファーストフード店員、老婆等、全く関連のない人選
しかも加害者はどこにも見当たらない。一体誰がやったことなのか?また、どうやってやったのか?
主人公が疑問に思ってしまった以上、この謎を解かない限り、時間は動き出さないため
主人公とヒロインは調査に乗り出す
やがてヒロインが結論を導き出し、それに主人公が納得した瞬間 時間は動き出した。

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[ 2017/07/29 19:24 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

【後味の悪い話】いっぺんさん

904 名前:本当にあった怖い名無し :2008/12/20(土) 22:56:12
いっぺんさん
小学生の主人公と友人は「いっぺんさん」という神様にお祈りするため、
近所の老人に教えられた通りの場所に向かっていた。
いっぺんさんとは、名前の通りどんな願いごとも
「いっぺんだけ」なら、「一度だけ」なら叶えてくれるのだという。
主人公は正直なところ、眉つばものだと思っていたが、
無邪気にそれを信じている友人のために付き合った。

友人は前歯が一本途中でポッキリと折れている。しかも永久歯だ。
見ていて痛々しいが、友人の家は貧乏で治療するお金もないらしい。
前歯を折ったのは友人の父だった。父はニートで酒を飲んでは暴れるので、殴られて折れたのだった。
出先でもすぐに周囲の人間にいちゃもんをつけて騒ぎ立てるDQNなので、町では有名だった。
でも友人は、多少頭が弱いところはあるが明るい子なので、親を理由にいじめられたりはしていなかった。
友人は、一人で家族を支えている母親のことを心配しており、昔は優しかったという父親のことも嫌ってはいなかった。
将来は白バイクに乗った警察官になって、家族を支えたいという夢を持っていた。
その夢こそが、いっぺんさんに叶えてほしい願いだった。
努力していればそのうちなれるかもしれなかったが、友人は頭が悪いことを気にしていた。
また、父親が前科を持っているために、そのことも不利になるのではと悩んでいた。
そんなわけで神頼みをするため、いっぺんさんがいるという場所にやっとたどり着いた二人。

小さな祠のそばを掘り返し、特別に白い石を見つけ、
その石に願いをこめながら肌身離さず持ち歩いていれば願いが叶えられるという。
石を自分以外の者に見られてもいけないというため、背を向けて穴をほりまくる二人。
やがて、友人は石を見つけた。背を向けたまま具体的にどういう願いをすればいいのかを相談する。
「白バイの警察官になりたい」「早く大人になって家族を支えたい」
というのが友人の願いだが、叶えられるのは一つなのだった。
「早く大人になって白バイの警察官になりたいって願えばいいじゃん これなら一つの願いになる」
言われるままにそう願う友人。一方、主人公がいくら掘ってもそれらしき石は見つからなかった。
強い願いを持っていないと石は見つからないのだという。

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[ 2017/07/27 22:09 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

【後味の悪い話】よもつひらさか

894 名前:1/2 :2008/12/20(土) 19:47:22
今邑彩のよもつひらさかという話。
老人は坂の前に立っていた。この坂を登れば駆け落ちして出て行った娘と会える。
数年ぶりの再会、初孫を拝むのだ。
暑さのせいか急に立ち眩みがした 。
「大丈夫ですか?これをどうぞ」
突然後ろから青年が水筒を差し出してきた。有り難く受け取り飲み干す。
「この坂は一人だと危ない一緒に登りましょう」
青年が言うに、この坂は一人だとお化けが出るのだと。
老人は快く受け入れる。
青年はお化けについて話し始めた。
この坂は黄泉比良坂といい、あの世とこの世の間なのだと。
一人で黄泉に行くのは寂しいから、死人はここで道連れを探す。
黄泉の食べ物を食べればこの世には戻れない。
だから坂が終わる前に死人は言葉巧みに食べさそうとするのだと。

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[ 2017/07/27 21:09 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

【後味の悪い話】未熟の獣

675 名前:本当にあった怖い名無し :2008/12/16(火) 17:45:22
未熟の獣っていうミステリ小説
ものすごくうろ覚えだが面白かった
主人公の女性作家は、編集者と結婚している。
仕事は順調で、編集者は作家にゾッコンLOVEで尽くしまくりで、
あらゆる家事をすべてこなしてくれ、
「作家をやめたっていいよ僕が養うよ」とか言っちゃうほど。

作家の暮らす街で連続殺人事件が起こる。
被害者は全員美幼女。性的暴行の痕はなく、
誘拐された翌日から数日後ぐらいに、無造作に捨てられた死体が発見される。
作家は好奇心からその事件の謎ときに乗り出す。

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[ 2017/07/26 20:09 ] 小説 | TB(0) | CM(0)

【後味の悪い話】森鴎外『舞姫』

298 名前:本当にあった怖い名無し :2008/12/10(水) 19:28:32
森鴎外『舞姫』
幼い頃に父親を亡くして母の手一つで育てられた主人公。
逆境をバネに、19才という若さで大学法学部を卒業して某省に勤める。
三年後、ドイツ留学を命じられて、出世の念に燃えて快諾し、ベルリンで法律を学ぶ。
留学して三年程たったある日、古寺の前ですすり泣く少女を見つけ、声をかける。
聞くところによると、父親が亡くなったのだが、金が無いため葬式をあげられないという。
同情した主人公は葬式代を肩代わりする。
これをきっかけにその少女、エリスと付き合い始めるが、留学生仲間に嫉妬されて上官に告げ口され、
今日本に帰るならその旅費を出してやるが、このまま留まるつもりならもう公的な援助は仰げないと言われる。
悩む主人公だが、結局残ってエリスと同棲する。
大学での勉強を諦めて、語学力に長ける主人公は通信員として小金を稼ぐ日々を送る。
エリスの妊娠が判明し、途方に暮れている時、大学時代からの親友、相沢から手紙が届く。
自分が仕える大臣が君に会いたいとおっしゃるから、早く来い。
きみの名誉を回復するチャンスだ。という内容だった。
早速出かけようとする主人公に
「例えあなたが偉くて高貴な身分になっても、私を捨てないでください」と言うエリスに
主人公は笑いながら「私はもう政治には興味ありません。ただ、親友に会いに行くだけですよ」と答える。

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[ 2017/07/20 18:33 ] 小説 | TB(0) | CM(0)


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