【後味の悪い話】データの消去



235 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/06/02(金) 17:51:09
じゃ以前読んだ、ショートSFから。
ある男が逮捕された。罪状は殺人。それも大量殺人だ。
だが男は必死に訴え、否定する。男のした事はこうだ。
男は、コンピューターのプログラマーで監視者だった。
だがある時、ほんのケアレスミスで、データの消去ボタンをクリックしてしまったのだ…
コンピューターの中にあったのは、何万人という人間たちの「意識」。
これは、死後にその人の記憶を取り出して、お望みの世界の情報をプログラムした世界を入力し、
契約年数分の幸福な余生を送ることが出来ますよ、というサービスだったのだ。
気の遠くなるような刑罰を言い渡され、泣き叫ぶ男。
俺の消したのはただのデータだ、人殺しなんかしていない、と……。



[ 2015/10/25 18:53 ] SF | TB(0) | CM(0)

【後味の悪い話】岡崎二郎「楽園の問題」



387 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/21(日) 15:07:38
岡崎二郎「楽園の問題」

あるとき、テレポーターが発明される。
それは、発信元の物質を素粒子レベルで解析し、分解する。
そしてそのデータを発信先に送信し、再現すると言うもの。

テレポーターはあっという間に普及するが、主人公の社長はそれが気に入らない。
単に分解されるのが怖いというのもあるが、テレポートした周りの友人がどことなく
「変わった」からだ。

しかし、その社長も、どうしても間に合わなければいけない会議のために、
強制的にそれを使わされる。結果、無事に着いた…はずなんだが…

確かに再構成されるときに、記憶やら何からまでは再現されるが、
「魂」は送られていなかった。
つまりテレポートされた途端に、当の本人は死んでしまうと言うこと。
その結果、地獄天国並びに中宇(そこに行くまでの控えの場所)すらも一杯に。

「テレポーターのお陰で、下界はますます物質的に繁栄する事でしょう。
だがそこは自我の無い世界、意味の無い世界なのだ…」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さらに後味悪いことに、これをパクッた某落ち目の漫画家が居て、
2chのスレで一瞬にしてそれを指摘されたことがあった。



[ 2015/10/17 22:06 ] SF | TB(0) | CM(0)

【後味の悪い話】「地球はプレインヨーグルト」



231 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/05/19(金) 18:46:41
このタイトルになってる短編「地球はプレインヨーグルト」も後味悪い。

とある星の宇宙人が地球に漂着。2人いたが、1人しか蘇生できなかった。
彼らの言語は「音声」ではなく「味覚」で伝えられることがわかり、
こちらの意見を伝える料理を作るための料理人と、彼らの意見を聞く
ために世の中の味を知り尽くした食通の老人が招かれた。
具体的には、地球の写真を見せて、宇宙人が分泌した液体の味を老人がなめ、
「彼らにとって地球はプレインヨーグルト味」だと教える、という具合。
(つまり、宇宙人との会話に「地球」という単語を使いたい時には、
料理人たちが「プレインヨーグルト」を宇宙人に食べさせる)。
気の遠くなるような翻訳作業の結果わかったことは、宇宙人は母星に
帰ることもできないし、母星の方からも助けにくることはできない。
つまり、地球にとっては害も益もない相手だということ。
宇宙人の望みは、できれば地球でひっそりと暮らすことだけだという。
そして、もうひとりいたはずだ、私の伴侶はまだ蘇生しないのか? と尋ねた宇宙人に
「すまない、そちらは死んでしまった。手違いだ」と答えようとしたら、
はずみで、その料理に「性的求愛」の意味を示す液体がふりそそいでしまう。
宇宙人にとっては「あなたの愛する伴侶は死んだが、セックスしよう」
とか言われたことになり、宇宙人は怒り狂う。
その怒り狂った宇宙人の感情を味わった食通は「これぞ究極の味だ!」
と恍惚となる……という話。

何が後味悪いって、この食通ジジイ、この後この宇宙人を自宅に
閉じ込めて「究極の味」を堪能し続けるんだ。
宇宙人は何も悪くないのに、地獄のような毎日だろうと思うと……。



[ 2015/10/15 22:56 ] SF | TB(0) | CM(0)

【後味の悪い話】『冷たい方程式』



202 名前:1/4 投稿日:2006/05/19(金) 11:29:41
タイトルなんだっけな、短編SF。

救援物資を運ぶ緊急宇宙船。
できる限りの物資を運んで最大速度で辿り着くために、常にギリギリの状態で飛んでいる。
乗員は一名、燃料は片道ギリギリ、行きだけ保てばよい船だ。

ある惑星に向かって緊急宇宙船が発進する。
安心した飛行士の元に、警報が響く。船内に誰かいるのだ。
飛行士は舌打ちしそうな気持ちを堪える。
たまにある事だ。密航目的や逃亡目的で紛れ込む犯罪者まがいの者がいる。

203 名前:2/4 投稿日:2006/05/19(金) 11:30:26
アラームが知らせる船倉へ行き、男は考え違いに動揺する。
そこにいたのは若い女性だった。
流行の装いに身を包んだ、20才にも満たなそうな女だ。

彼女は動揺した風もなく言う。
「ごめんなさい。私は罪を犯したわ。で、罰金を払えばいいの?お幾ら?」
そう言う問題ではない。この船は一人しか乗れないのだ。
黙り込んだ飛行士を見て、女の顔が不安になる。
「怒られるとは思っていたけど、大した事じゃないでしょう。
罰金はちゃんと払うわ。私は料理も出来るし掃除も得意よ。何でも手伝うから」
彼女は何も理解していない。



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[ 2015/10/15 21:56 ] SF | TB(0) | CM(0)

【後味の悪い話】弟子の体を食材に



155 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2006/03/24(金) 07:57:05
SF短編で見た話

地球とどっかの☆が友好を深めるために料理会を開く事となる。
互いに自国の食材を使った物で、自国民が調理する。
地球の代表で料理を食べるのは合衆国大統領ジョージ氏と料理人とその弟子。
まずは、どっかの☆の人がつくった料理から食べる。
その☆の人はタコ型で、なんと彼らは自分の足をもいで調理しだした。
それだけでどん引きだが、食べるのを拒否したら戦争になりかねない。
ちょいと茹でた程度で、相変わらずうねうね動く足を料理人と弟子は涙ながらに食べる。
(ちなみに足はちゃんと再生するらしい。味はかなり不味い)
その頃、二人とは違うメニューを注文したジョージ氏。
ジョージ氏のもとにはめちゃくちゃ美味しそうな品々が運ばれていた。
だが、食べ方が地球式ではない。腸に挿入して味わうという品だった。
「オーウ!? マミー」と泣き叫ぶ大統領を見てまだ自分たちはマシだったと二人は思う。

今度は地球組が調理する番となった。
だが、冷蔵庫を見るとあらかじめ運んでおいたはずの食材がない。
忘れてきたのかもしれない。食材は自国のものではないといけない…
料理人は仕方なく、弟子の体を食材にしようと決意した。
弟子はもちろん嫌がりまくるが、サイボーグの技術が発達してるから大丈夫となだめる。
早速調理しようとしたところ「そっちの方が渋みがありそう」と言われて
料理人の方が調理される事になった。
まずは足を調理され、次はモツがいいとペニスを切られる。
☆の方々はその味を褒め称え、家族のためあと5人分を注文した。
脳みそさえあればサイボーグ化はできるし、もう勝手にしろと開き直る料理人。
弟子もすっかり慣れ、調味料かなにかを取りに冷蔵庫を開く。
すると、冷蔵庫の奥の方にちゃんと地球の食材があった。
誰か親切な人がよく冷えるようにと奥にいれてくれていたらしい。
今からその食材を使うという手もあるが、言い出すのが恐くて弟子が冷蔵庫を閉めて終わり。

なにこのヒドイ話…と当時小学生だった自分にはひどいトラウマになった。今読むとコメディ調なのが唯一の救い



[ 2015/08/27 18:09 ] SF | TB(0) | CM(0)


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